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【初心者の方へ】スマートフォンのつまずくポイントと解決法をご紹介

【初心者の方へ】スマートフォンのつまずくポイントと解決法をご紹介
赤木 円香 デジタルコンシェルジュ

執筆者
赤木 円香 デジタルコンシェルジュ

株式会社AgeWellJapan代表 シニア向け暮らしの相棒サービス「もっとメイト」を提供。孫世代の若いスタッフがシニアに寄り添う「相棒」として定期的にシニアの自宅に訪問し、デジタル支援や買い物代行、お話し相手など多岐にわたる暮らしのサポートを実施している。シニアが“明日を楽しみに思える”サービスを届けることを心掛けている。

シニアの方が初めてスマートフォンに向き合う際、今まで使っていた携帯電話とは異なることが多く戸惑ってしまう方や自身にはできないと諦めてしまう方が多いです。

実際に、新しくスマートフォンを買ったものの、文字の入力もできないし、そもそもどこを触ったら良いのか分からなくて怖いから半年間そのままにしていた、なんて方もいらっしゃいます。

しかし、つまずきやすいポイントを押さえてしまえば、人生をもっと豊かにするアイテムとして大活躍すること間違いなしです。まずはスマートフォン初心者の方のために、楽しく始めるためのポイントを2つご紹介します。

画面タップのポイント

1.画面タップのポイント

今までの携帯電話は端末に押しこみ式のボタンがあり、そのボタンを押して文字を入力したり、操作をしてきました。そのイメージを持ったままスマートフォンを操作するとうまくいかないことが多く、そこでまず諦めてしまう方が多いです。

また、「スマートフォンでタップをしていてもうまく操作ができない。」「反応してくれない。」なんてことはありませんか?特に冬場や水仕事後で指先が乾燥していると思うようにタップができないことがあります。さらに、年齢を重ねると指先が乾燥しやすく、皮膚も硬くなってくるため余計に‟タップ”という操作が難しくなります。始めのここがうまくいかないと、もうだめだ…と諦めてしまう方がいらっしゃいますが、ポイントを押さえて画面の‟タップ”ができるようになれば少しずつ楽しくなってくるはずです。

指の腹でタップ

スマートフォンの画面は指から出る微量の静電気を感知して動いています。原理をいうと少し難しく聞こえるかもしれませんが、シニアの方でも切符の券売機や銀行のATMなど意外と身近に同じようなタッチパネルを使用していることが多いことを考えると想像がつきやすいのではないでしょうか?スマートフォンの画面は前述したとおり静電気を感じて動いているので、爪先や指の先っぽの方で触ってもうまく反応してくれません。そのため、指の腹でタップ!を意識すると静電気が反応しやすく、画面の操作がうまくできるはずです。

「ぐい」ではなく「ぽん」

物理的なボタン、例えばテレビのリモコンなどを押す際は「ぐい」とボタンを押し込むように操作しますが、その感覚でスマートフォンを操作してしまうと選択したいところが違う表示になってしまったり、思ってもみない画面になってしまったりして戸惑ってしまう原因になります。その理由はスマートフォンの画面を押す長さや強さによってできる動作が異なるためです。初めてスマートフォンを触った方にはなかなか伝わりづらいと思いますが「押す」というよりも軽く「触る」(タッチする)というイメージで「ぐい」ではなく「ぽん」と思いながら操作するとうまく行くはずです。

選択したい場所の少し上を意識

指の腹を意識してタップができるようになると思っていたところよりも下の方が認識されてしまい、選択したいところが選択できない…ということがあります。それぞれタップするボタンの大きさや形は異なりますが、タップして選択したい部分の少し上の方をタップするようにすると思い通りのところを選択できるはずです。また、タップをする人差し指に意識が行きすぎて、手のひらや他の指などが画面に当たってしまっている場合もあります。少し肘を持ち上げて、他の部分が触らないように操作する、もしくはタッチペンの活用もおすすめです。

タッチペン
タッチペン

困った時のお助けボタン

2.困った時のお助けボタン

初めてスマートフォンに触る方、触ることに慣れていない方は「ここを押して良いのかな?」「押したら大変なことになるんじゃない?」と思われて、なかなかスマートフォンに触れずにいる方が多いかもしれません。お客さまでも「ここ押して良いの?」「本当に押しちゃうわよ?」と、高額で大きな買い物をするときのような覚悟で操作している方もいらっしゃいます。実際、テレビのニュースなどでスマートフォンを使った詐欺などの犯罪が話題になることもあるので不安になるかもしれません。知らない方からのメールや、クレジットカード情報などの個人情報を入力するページなどは気をつけなければいけませんが、お知り合いの方とメッセージのやりとりをしたり、検索をするために使われる分にはそこまで怯える必要はありません。ご自身でスマートフォンを操作していたら何が何だかわからなくなって見たこともない画面になってしまった…そんな時にぜひ知っていてほしいボタンを3つ紹介します。

ホーム(家)ボタン

機種によって形や操作の仕方は若干異なりますが、ホームボタンは必ずあります。これは電源を入れて最初に出てくる画面、つまりサービス一覧が並んでいるメニュー画面に行ってくれるボタンです。「ホーム」、訳すと「家」というだけあって始まりの画面、帰ってくる画面なので安心できる場所です。操作をしていて知らないページに行ってしまったり、何か困った時にはホームボタンを押して安心できる家、つまりメニュー画面に戻ってきましょう。iPhone SEとiPhone 8までの機種では下の真ん中にあるボタン、iPhone X以降の機種だとボタンは存在しませんが下から上にスライドさせることでホームに戻れます。Androidでは画面の中の一番下の真ん中にある●もしくは◉のボタン、もしくは画面の外、端末に家のマークのボタンがある機種もあります。

戻るボタン

戻るボタンは名前の通り、一つ前の画面に戻るボタンです。さまざまな操作をしていて知らないページに行ってしまったとしても、この戻るボタンを何度か押せば必ず来た道を辿って、一つ前に説明したホームに辿り着くことができます。間違った動作をしてしまった!と思ったら前のページに戻ってやり直すこともできます。戻るボタンはホームやサービスを選んで操作している際に現れる左向きのボタンです。見た目は矢印「⇦」や、くの字「<」のことが多いです。一部機種では「戻る」と書かれていることもあります。画面の上部か下部に出ているので探してみてください。

×ボタン

「ホームボタン」と「戻るボタン」が習得できればほとんどのことは事足りますが、広告などが出てきた場合に便利な「×ボタン」があります。これは戻るボタンが見当たらない時に、出現していることが多いマークです。多くの場合右上にあることが多い×マークですが、予想以上に小さく右下や左上などに出現している場合もあるので焦らずに四隅を探してみてください。それでも見つからない…そんな時はボタンやマークが隠れていることがあります。画面の真ん中を軽くタッチしてみてください。見えなかった×マークが姿を現すはずです。画面からすぐに消えたがるので見つけたら早めにタッチしてください。

おわりに

いかがでしたでしょうか。スマートフォン初心者が初めにつまずきやすい画面タップのポイント3つ、困った時のお助けボタン3つをご紹介しました。冒頭で紹介した方は半年間の充電期間を経て今ではメッセージのやりとりはもちろん、検索や動画視聴などでスマートフォンを楽しんでいらっしゃいます。知らないうちに変な画面に行ってしまって怖いからもう触らない、という方が一人でも減ってスマートフォンと楽しく付き合ってくれたら嬉しいです。

シニア向け暮らしのサポートサービス「もっとメイト」では、スマートフォンを使いこなしておうち時間を豊かにするお手伝いをさせていただきます。ご興味をお持ちの方は以下をご覧ください!

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