花粉症は普段の食べ物で予防・対策!おすすめ食品や避けたほうが良いものまで徹底解説

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花粉症は普段の食べ物で予防・対策!おすすめ食品や避けたほうが良いものまで徹底解説

「毎年悩まされている花粉について、何か予防や対策をしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。そこで今回のコラムでは、花粉症対策におすすめの食べ物や避けるべき食品について解説していきます。症状や対処法はもちろん、そもそも花粉症とはどのようなものかもまとめていますので、「花粉症について知りたい」という方もぜひ参考にしてください。

1.花粉症はなぜ起こる?主な症状もチェック 

まずは、花粉症が起こる原因や主な症状について見ていきましょう。

1-1.花粉症を引き起こす原因は? 

花粉症は、スギをはじめとした植物の花粉が鼻腔にくっついた際の免疫反応によって、鼻水などの症状が引き起こされるアレルギー性鼻炎の1つです。花粉は一般的に人に対して無害なものですが、身体の抵抗力が弱まっていることが花粉症を引き起こす原因とされています。

花粉症は、別名「季節性アレルギー性鼻炎」とも呼ばれるとおり、アレルギーの原因となる花粉が飛んでいる時期に発症するものです。花粉症を引き起こす花粉としては、春先に飛散するスギが最も一般的です。しかし日本ではヒノキやブタクサ、シラカンバなど計60種類の花粉が飛散し、花粉症を引き起こすという報告があります。

日本で初めて花粉症が報告されたのは、戦後1961年のことです。アメリカ進駐軍が日本に持ち込んだブタクサがその原因でした。その後、1964年にはスギ花粉を原因とした花粉症が報告されます。戦火によりたくさんの木々が焼け落ちた日本では、成長が比較的早いスギを日本各地で植林しました。同じタイミングで多くのスギが成長し、一度に大量の花粉を飛散させたことにより、スギ花粉症が引き起こされたと考えられています。

天気予報以外に、「花粉情報サイト」など花粉の飛散状況がチェックできるサイトもあります。

1-2.花粉症の主な症状は? 

さらさらとした鼻水やくしゃみ、鼻づまりが花粉症の代表的な症状です。鼻づまりを起因として口呼吸が増えることにより、口の渇きや咳がでる、食べ物の味が分かりづらいなどの症状がでることも少なくありません。ほかにも頭痛やかゆみ、食欲不振、倦怠感、寝つきづらくなるといった症状がでることもあります。

2.花粉症になった場合の対処法は?

次に、花粉症の症状を和らげてくれる対処法について解説します。

2-1.病院で治療する

花粉症の治療は病院で行うことができ、現在2つの治療法があります。1つ目は、アレルギーを引き起こす物質を少量ずつ体内に入れることで、過敏なアレルギーに対する反応を低下させる減感作療法です。花粉を根本から治療できる可能性があるとして、注目を集めています。2つ目の治療法が鼻の粘膜を鼻炎治療用のレーザーで照射し、アレルギー反応を鈍くするレーザー療法です。こちらは2年ほど効果が持続するとされています。

またアレルギー症状を引き起こす原因物質とされるヒスタミンの働きを抑える市販薬や、粘膜に起きた炎症を抑えてくれる市販薬をドラッグストアで購入することも可能です。あらかじめ数週間服用することで症状を抑える薬や、即効性のある薬、点鼻薬や目薬など種類はさまざまあります。自身の症状に合った薬を選びましょう。

2-2.正しくマスクを着用するのがカギ! 

花粉症対策用のマスクを正しく着用することにより、花粉の侵入を7〜8割防ぐことができるとされています。きちんと鼻とあごが隠れるように着用しましょう。またマスクと顔の間が空いてしまうと、効果が弱まってしまいます。そのため、顔に合うサイズのマスクを選ぶことも大切です。

マスクでよりしっかりと花粉症対策をしたい方におすすめしたいのが、濡れマスクです。マスクに水分を含むことで、花粉を吸着する効果が期待できます。濡れマスクは普通のマスクでも手軽に作れます。マスクを2枚用意して、マスクの間にウェットティッシュを挟むと完成です。効果を高めるためにも、ウェットティッシュが乾いたら交換するようにしましょう。

2-3.洗濯方法や衣類選びにも配慮

花粉は静電気によって吸着するので、静電気を防止するために柔軟剤を使用して洗濯すると良いでしょう。また、衣類選びも花粉対策の重要なポイントです。表面がツルツルとしている綿やポリエステルの上着を選ぶと、花粉が付着しにくくなります。逆にウールやニットなど、毛が長い素材の衣類は花粉が付着しやすいため、注意が必要です。

2-4.お部屋にも一工夫

部屋の換気はしたいけれど、花粉を室内に入れたくないという場合には、10㎝程度窓を開けたうえでレースカーテンをすると、花粉の流入を4分の1程度に抑えられるといわれています。また花粉の飛散量が少ない朝10時頃までに換気をするのもおすすめです。花粉が付着しているカーテンや、家に入ってすぐの玄関マット、衣類を上げ下げするトイレのマットは、定期的に洗濯しましょう。

花粉は低い所に落ちるため、床に落ちる前に除去する空気清浄機を活用するのも対策の1つです。特に玄関や部屋の出入り口付近に置くと高い効果が期待できます。エアコンを使用している場合には、エアコンの対角線上に空気清浄機を設置することで空気の流れが良くなって、花粉の飛散を抑えることが可能です。

2-5.毎日メイクをすることもおすすめ

目をかいたり、鼻をかんだりする場面も多いため、花粉症の時期はメイクをしたくないという方も多いのではないでしょうか。しかし、スッピンで外出すると直接肌に花粉が付着するうえ、紫外線や乾燥のダメージを直に受けてしまいます。そのため、薄くてもかまわないのでメイクをするのがおすすめです。

肌が敏感になっているため、ベースメイクは普段よりも刺激の少ないものを選ぶと良いでしょう。乾燥が気にならないのであれば、パウダーなどでサラっとした状態に肌をキープすると花粉の付着を減らせます。乾燥でパウダーが使えない場合には、マットタイプのものを選んでみましょう。

2-6.花粉症に効果的な食べ物を食べる 

私たちの生活に欠かせない食べ物のなかには、花粉症の緩和に効果があるとされるものがあります。ただし、食べたらすぐに効果がでる、食べたら花粉症が治る、というわけではありません。あくまでも補助的な対処法ではありますが、継続して摂取することは花粉症対策の1つといえるでしょう。

花粉症には、腸内の環境を整えて免疫のシステムを正常にしてくれる働きのある乳酸菌、ビタミンD、食物繊維などを含んだ食品が効果的とされています。

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3.花粉症の予防と対策におすすめの食べ物 

ここからは、花粉症の予防と対策におすすめの食べ物について紹介します。一気にたくさん食べるのではなく、毎日少しずつ継続して食べることが大切です。

なお、紹介する食べ物を食べたことで効果を実感したという方はごく一部という調査もあります。日常生活に支障をきたすような症状が重い場合には、病院などで適切な治療を受けましょう。

3-1.ヨーグルトやキムチ 

ヨーグルトやキムチは乳酸菌を豊富に含む食べ物です。乳酸菌は腸内環境を整えて免疫機能をアップする効果が期待でき、花粉症の症状改善や予防につながるとされています。乳酸菌は35〜40℃で活発になるといわれています。

ヨーグルトの場合、乳酸菌がエサとする水溶性食物繊維を含む、きな粉や干しプルーンと一緒に食べるのがおすすめです。花粉症の症状がでる3ヵ月ほど前から毎日摂取すると良いでしょう。

3-2.青魚

アレルギーを引き起こす物質の1つであるヒスタミンの働きを抑えてくれるDHAやEPAを含む青魚も、花粉症対策として摂取しておきたい食べ物です。青魚の中でもサバやイワシ、サンマ、アジにDHAやEPAが多く含まれています。

いつもは肉を選びがちな方も、花粉症対策として青魚を手に取るようにしてみましょう。調理なしでも食べられる刺身や缶詰を活用すると、より手軽に青魚を摂取できます。キムチと組み合わせて食べるのもおすすめです。

3-3.レンコンやごぼう、きのこ類

レンコン、ごぼう、きのこ類には食物繊維が多く含まれています。腸内環境を整えて善玉菌を増やすことで、免疫機能を高めることも可能です。なかでもレンコンには花粉症を起こりにくくし、今でている症状を和らげる効果があるという報告もあり、積極的に摂取したい食材といえるでしょう。しめじ、にんじん、ごぼう、レンコンの順に重ねて蒸し煮し、しょうゆとみりんで味つけした「きのこと根菜の重ね煮きんぴら」は、根菜ときのこを一緒に食べられるおすすめレシピです。

3-4.梅干し 

食品のなかでは梅干しにしか含まれていないといわれるバニリンという成分に、花粉症のアレルギー抑制効果が期待できるとされています。梅干しの効能はテレビでも取り上げられており、梅干しとシソ、ごま油、ポン酢、みそを和えた「花粉症撃退ドレッシング」がおすすめレシピとして紹介されていました。梅干しは、塩分を多く含むものもありますので、1日1粒を目安に摂取するのが良いでしょう。

3-5.チョコレート

チョコレートに含まれる成分であるカカオポリフェノールは、花粉症の予防や症状を和らげる効果が期待できるとされています。免疫機能に作用しアレルギー症状を抑えるだけでなく、美肌や血圧低下が目指せる抗酸化作用もあるなど、健康に過ごすために摂取しておきたい食べ物です。ただし、精製糖はアレルギーを悪化させるともいわれているため、チョコレートを選ぶ際は、ポリフェノールが多く含まれている高カカオチョコレートを選ぶようにしましょう。

4.花粉症にあまりおすすめしない食品 

食品のなかには、花粉症の方が摂取することで花粉症を悪化させるだけでなく、別のアレルギー症状を引き起こす可能性のある食品もあります。詳しくご紹介しましょう。

4-1. トランス脂肪酸を含む食品

スナック菓子や菓子パン、ファストフードなどトランス脂肪酸を多く含む食品は、食べ過ぎるとアレルギー疾患になりやすいといわれています。そのため、花粉症が気になる方は避けた方が良いでしょう。食品成分表示でファットスプレッドやショートニング、マーガリン、食用植物油、加工油脂と示されているものには、トランス脂肪酸が多く含まれます。食品を購入するときには、先に挙げた食品成分が表示されているか確認しながら選びましょう。

4-2. スギ花粉症の方はトマトに注意 

スギ花粉症の方がトマトを食べると、のどがイガイガする、口の中がピリピリする、唇が腫れるなどの症状がでる場合があります。これは口腔アレルギー症候群で、スギ花粉とトマトに含まれるたんぱく質が似ていることからアレルギー症状がでるといわれています。

たんぱく質は熱に弱いため、加熱すると症状があまりでなくなることもあります。しかし花粉症の症状がひどいようであれば、アレルギー症状を引き起こさないよう、避けておくのが無難です。

4-3. イネ科植物花粉症の方はスイカとメロンに注意 

カモガヤやハルガヤなどのイネ科植物による花粉症の方は、スイカやメロンで口腔アレルギー症候群を引き起こす可能性があります。そのほかにもオレンジやトマトで引き起こされるケースもあります。なお、スイカやメロンを口にしたときに口腔アレルギー症候群の症状がでる、初夏から秋に花粉症の症状が現れる、この両方に当てはまる場合には花粉症と口腔アレルギー症候群を併発しているかもしれません。原因の食品を特定するためにも、病院を受診すると良いでしょう。

4-4. そのほかの花粉症の方が注意すべき食品

口腔アレルギー症候群は、スギ、イネ科以外の花粉症でも出現することがあります。例えばハンノキ花粉症であればリンゴやキウイ、梨、桃、メロン、スイカなど、ヨモギやブタクサ花粉症であればセロリ、スイカ、メロンなど、シラカンバ花粉症であればリンゴ、桃、サクランボなどで症状が現れる可能性があります。「たいしたことないから」と食べ続けていると、重症化する危険性もあるため、違和感を覚えた食品はチェックしておきましょう。

5.そのほかの食事に関する注意点

最後に、食事に関して注意しておきたいポイントを解説します。

5-1. 偏った食事をしない!

いくら花粉症に良い食べ物だからといって、毎日ヨーグルトだけ、チョコレートだけなど、極端な食生活は健康を損なうことにもつながってしまいます。バランスの良い食事を心掛けることを大前提として、花粉症に効果があるとされる食べ物を取り入れ、避けるべき食品を摂取しないようにすることが大切です。

5-2.アルコールは控えめに 

アルコールを体内で分解するときに作りだされるアセトアルデヒドは、アレルギーの原因物質であるヒスタミンの放出を促してしまいます。また、花粉症の方が、血管を拡張させる作用があるアルコールを飲むと涙がでやすくなったり目が充血しやすくなったりと、症状が悪化する可能性もあるのです。花粉症をつらいと感じるのであれば、アルコールは控えめにするのが良いでしょう。

5-3.刺激物の食べ過ぎにも配慮

香辛料などの刺激物は、そのもの自体が花粉症を引き起こすわけではないものの、鼻の粘膜にある毛細血管を刺激して花粉症が悪化する恐れがあります。使う香辛料の量を減らす、スパイスが多く使われている料理は食べないなど、配慮するようにしましょう。

おわりに

普段から食べている食品を花粉症に効果が期待できるものに変えるだけで、花粉症を少しでも和らげる可能性があることがお分かりいただけましたでしょうか。つらい鼻水などの花粉症の症状はできるだけ避けたいものです。マスクの正しい着用や家の中での工夫、衣類の選び方などにも気を付けながら、日々の食生活を見直して、花粉症対策をしてみましょう。