【解説】SNS発信におけるファン作りのポイント

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【解説】SNS発信におけるファン作りのポイント


SNS発信といえば時代によって移り変わりが激しいといわれますが、そんななかでもいわゆる「バズる*」方とそうでない方には大きな差があります。

*バズるとは、短期間で爆発的に話題が広がり、多くの方の耳目や注目を集め、巷を席巻すること、といった意味で用いられる表現です。主にインターネット上におけるSNSをはじめとするソーシャルメディアなどを通じた拡散について用いられています。
そんな私もSNSを始めた当初は何を発信すべきなのかが分からず、アカウントを持て余している状況でした。ところがある事をきっかけにSNSのなかでも「LIVE配信」というものに出会い、人生が大きく変わりました。このコラムではSNSで人気になるための「ファン作りのポイント」についてご紹介します。

1.貯蓄を取り崩す危機的状況から見えた決断の時

きっかけは2017年。エステサロン経営5年目の頃です。離婚をきっかけにサロン経営は転がるように転落の一途を辿り、毎月の売上は赤字となっていました。毎月25万円ずつ貯蓄を取り崩した生活でした。お客様が急激に増えたり、売上が急に上がることもなく、日々貯蓄が0円に近づくのを、なす術もなく眺める毎日でした。

「何かを変えなければ店は潰れる」と感じていました。

こんなはずではありませんでした。夢や希望を持って作った店です。これまでこのサロンを経営するために必死でやってきたつもりです。ここで、店を手放すわけにはいきませんでした。危機的な状況のなか、運命の選択をする時がやってきました。
家を残すか?店を残すか?

私は迷わず「店」を取りました。平成の時代にキッチンなし、風呂なし、給湯器なしの極貧生活が始まりました。

その生活は1円を稼ぐよりも1円を節約することを重要視した、まるでホームレスのような生活でした。家を手放したおかげで毎月の赤字額は軽減するも、収支で黒字にするためには、いわずもがな売上を上げる必要がありました。

2.SNSマーケティングからの転機

雨風だけはしのげる部屋で、まるでホームレスのような生活から、売上を上げる方法を考えていました。そんな時に出会ったのが、「SNS集客」の文字でした。SNS集客の最大の魅力は経費がかからないことです。手元のスマートフォンを使うだけで、集客ができる?と半ば疑心暗鬼でしたが、その時の私はどんなことでもやってみるしかない!そんな焦りや期待をはらんだ気持ちで始めました。


SNS集客の方法とは、「スマートフォンからライブ配信を開始する」ことでした。驚くべきことに私は、たった3ヵ月で300万円という売上を達成してしまいました。この成功体験から、新しい事業へとシフトする決断をしました。

なぜ無名のLIVE配信がバズったのか?気になる方も多いでしょう。

それにはある1つのポイントがあります。結論からいうと「自己開示」というものです。

自己開示とは、「自身に起こった出来事や経験談を伝えること」と思ってもらうと良いでしょう。そしてこの自己開示は誰にでも、簡単にできるということです。

当時実際に配信した内容は「エステサロン経営」の事ではありませんでした。LIVE配信を始める前に、私はSNSマーケティングを学びました。

SNSマーケティングを簡単にお伝えすると、次のような内容です。エステサロンは1対1でお客様と相対しますが、1日3人として365日、当時34歳の私が80歳までエステサロンを現役で続けた場合に、一体何人の方の人生に関われるのでしょうか?

答えは、50,370人です。

なかなか想像しづらい数字かもしれませんが、私はこのように考えました。当時私と同じ年齢のアーティスト宇多田ヒカルと比較してみよう。

彼女がLIVEを開催した場合、1日で5万人の観客を集めることができます。だとしたら、私の46年間は彼女にとってはたった1日の出来事に過ぎないのではないかと。

私は45年と364日を一体何をしているのでしょうか?

やり方が違う!そう気付いた瞬間でした。

LIVE配信をする目的は1対多数で相対できる「先生業」への集客でした。

3.「たくさん失敗したこと」 が武器になる

ポイント

こんな赤字を叩きだした人間から何を教わりたいか?と思われるかも知れませんが、それは私がSNSマーケティングを学ぶ前の話です。

私と同じようにSNSマーケティングを知らずに、苦しい思いをしている経営者の方の役に立てればと思い、お伝えしています。

LIVE配信の目標は1日3回、3ヵ月間に約300本の配信としました。

300本のLIVEで、何を伝えるのでしょうか?ここが今回のポイントです。

講師経験はほぼゼロで、エステ店の経営者としても普通か、それ以下でした。しかし、私には誰にも負けない武器がありました。


それは「たくさん失敗をしたこと」です要は、うまくやる方法はわからないかも知れないですが、コレをすると失敗するということは伝えることができました。いわゆる「しくじり先生」をイメージしてください。

他のLIVE配信者の方が「コレをやればうまくいく」という方法を伝える傍ら、私の配信は「失敗談」がメインとなっていました。

机上論ではなく、なぜこれを行ってはいけないのか?という明確な理由と経験値だけは、他の講師の方々よりも高かったと思います。

人間というのは皮肉なもので、人生をうまく生きている方から学ぶためには勇気が必要です。少し先の手が届きそうな先輩のほうが親近感がわき、共感を覚えやすいので、「私にもできるのでは?」という小さな希望を心に灯すことができます。

私の初開催の講座は満席となり、その日は高額商品も多く売れていきました。

たった3ヵ月で私は講師デビューを果たし、6ヵ月間での動画再生総数は27万回となり、同時に300万円を手にしました。

4.SNS発信の最低条件は「共通点」と「配信回数」

デビューから半年が経った頃になると、町を歩いていると道で見知らぬ方に声をかけられ「遠藤さんですよね?LIVE見ています」ということが増えました。

イベントやパーティーに行けば、私の周りには人だかりができ、列をなして名刺交換や写真撮影をお願いされることもありました。

私のなかで本気で「世界が変わった」と思えた瞬間でもありました。

そしてLIVE配信から受講生へとつながった生徒の方々からは、「遠藤さんのLIVEから勇気をもらった」「あなたに会いたかった」と言われるようになりました。

ありがたいことに、わざわざ遠方から会いに来てくださり、握手を交わすと涙を流される方までいらっしゃいました。

上記でご紹介したことが、私が実際に体験したSNSの魅力であり、威力ともいえるでしょう。

LIVE配信を志す方やSNS発信をしたいと考える方に、よくこのように質問されます。

「私これまで経験や実績がないですけど」「こんな私の発信はみてもらえますか?」

このような不安は誰にでもあると思います。実際にLIVE配信を始める前は、私も同じでした。しかし、覚えてもらいたいことがあります。

「成功している方」や「大きな功績がある方」ばかりが売れるわけではないということです。

そして商品は「本当に良いもの」だから売れるのではなく、「人気があって良さそう」だから売れるのです。

分かりやすくいえば、目の前に行列ができているラーメン屋さんと、店内に1人もお客さんがいないラーメン屋さんがあれば、あなたはどちらのラーメンを食べてみたいでしょうか?


皆さんおそらく、前者の行列ができている店の方ではないでしょうか?


実際に行列に並んでいる方々も「ラーメンが美味しかったから」という人々ばかりではなく、美味しそうだから並んでいるのではないか?と推測することができます。「人気があって良さそう」だから売れるという法則を感じていただけたでしょう。

ではこの「良さそう」は何から引き出されるのでしょうか?もちろん、大きな功績があれば良いですが、そのような方は圧倒的に少ないでしょう。

LIVE配信を始めた当初の私のように、功績もファンもいない場合はどうしたら良いのでしょうか?

実際のところ、「人は自分と共通点がある人の方が距離が近くなる」傾向があります。加えていうならば単純接触効果という心理も働きます。

最初は気にもとめなかったLIVEが、毎日3回も配信されることで、嫌でも目につきます。それが段々と興味に変わり、好意に変わります。

つまりファンが増えるSNS発信の最低条件は、「共通点」と「配信回数」といえるでしょう。

また配信回数についていえば、配信した数だけとは限りません。ファンとのやり取りも含まれるので、コメントの返信なども含む事となります。

たった3ヵ月で結果が出るということは、比較的早い方ではありますが、実際に私に起こったことでもあります。

おわりに

あなたがこれからLIVE配信やSNS発信をするのであれば、必然的にファンを獲得する必要があります。

極論をいうと、昨今ではSNSのフォロワー数によって、スポンサーがついたり、書籍化が決定したり、インフルエンサーとして商品が売れる時代になりました。SNSの世界では、フォロワー数があなたの信頼・信用度を表す数値として位置付けられるとも、いえるでしょう。なぜならあなたのフォロワー達が、あなたの配信に興味を持ち、商品を購入したり、イベントに駆けつけてくれるからです。


そして現在私の主催するコミュニティは、LIVE配信から認知が広まり、会員総数2,000人規模にまで成長しました。広告費0円でも達成出来た実績です。道具でも商品の中身でもなく「あなた自身」が商品になる時代です。

このコラムが、「あなたの生きた時間が価値になること」を気付くきっかけになれば幸いです。