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話し上手は生涯得する!?話し上手になって人脈を広げよう

セゾンのくらし大研究 編集部

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同世代の人達だけでなく、年長者や年少者と会話がきっかけで深い関係が築けたら、素敵だと思いませんか?知らない人と気軽な会話を避けがちな日本人は、外国の人達のように、見ず知らずの方と突然冗談をいって笑いあったりすることは、珍しいでしょう。 

会話が下手なまま、人生を進めていくのは非常にもったいないことです。会話が弾めば、信頼関係が築かれ、人脈が広がっていきます。今まで培った人脈は、ビジネス、プライベート、自身の心の中など、あらゆる部分を充実させてくれます。話し上手は、「生涯得する」といっても過言ではありません。このコラムでは、話し上手になって人脈を広げるコツを紹介します。 

1.会話力の重要性や話し上手になるメリットとは 

思っているだけでは、なかなか思いは伝わりません。互いの考えや、思いを分かち合うためには、伝達する手段が必要になり、その時に重要になるのが「会話」です。ここからは、会話の重要性や話し上手のメリットなどについて紹介します。 

1-1.会話はなぜ必要? 

会話は、コミュニケーションの肝となる部分です。会話が上手く行けば、相手を楽しませることができ、有意義な時間を共有できます。また、会話により意思疎通がうまく取れれば、仕事をスムーズに進めることもできます。会話は人間関係の潤滑油的な存在といえるでしょう。話し上手ならば、人間関係によるストレスも少なくなり、健全な関係を保ちやすくなります。 

1-2.話し上手になるメリットは 

話し上手になれば、初対面の方ともすぐに親しくなることができます。会話が弾めば楽しい時間を過ごすことができますし、お互いに相手のことを理解することができます。色々な方と対話を積み重ねることで、話題が豊富になり、コミュニケーションにも慣れ、会話に対する苦手意識を減らすことができるでしょう。 

高齢者のうち、「週に何回ぐらい、近所の人たちと話をするか」についてみると、「ほとんどない」の割合は、27.4%しかないというデータもあります。話し上手になれば、友達も作りやすくなり、人脈を築きやすくもなります。さまざまなタイプの人と交流を持つことができれば、心の満足度もアップし、人生の深い味わいなども得られるようになるでしょう。 

出典:平成17年度 第6回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査結果

1-3.話し上手な方の特徴 

たくさん喋る人が、話し上手だと考える人もいるかもしれません。ただ、相手の反応を無視し、マシンガントークで相手を疲れさせるような方は、本当に話し上手といえるでしょうか? 

そもそも話すという行為は、何らかの目的を達成させるために行うものです。例えば、「人間関係を作りたい」「楽しい時間を過ごしたい」「意思疎通を図って協力し合い、物事をスムーズに進めたい」「分かりやすく説明し、相手を説得・納得させる」など、会話は目的を達成させる手段として用いられます。会話を使い、これらの目的を一つひとつ達成できる方が、本当の話し上手といえるでしょう。 

1-4.話し下手な方の特徴 

話し下手な人は、心のベクトルが自身の方を向きすぎているという特徴があります。「恥をかきたくない」「自分だけが楽しい思いをしたい、ストレスを発散させたいと、怒涛のようにお喋りする」などが挙げられます。会話は相手がいなければ成り立ちませんし、相手の話を聞くことも含めて会話です。関心のベクトルを「自分」から「相手」へ向ける。そうすることで、自然と周りを楽しませようとする気持ちが湧いてきますし、相手の話を真剣に、集中して聞くことができます。 

2.話し上手になるコツ・テクニック  

「話すことが苦手」といって、話の場から避けていては、いつまで経っても話し上手にはなれません。会話上手は後天的に身に付くものなので、実践して経験を積むことも重要です。話し上手は一日にしてならず。ここからは、話し上手になるコツ・テクニックについて紹介します。 

2-1.相手の話をいったん全部聞く 

相手の話を聞くことで、相手の気持ちや考え、どのような方なのかが理解できます。話を途中で遮り会話をするというのは、クイズ番組で問題を最後まで聞かずに、推測で答えるようなものです。最後まで聞けば確実に分かる問題でも、途中までしか聞かなければ、うっかりミス・勘違い・思い違いも増え、相手と話題がかみ合わなくなってしまいます。話し上手を目指したり、質の高いコミュニケーションを取ったりしたいならば、どのような相手の話も、まずは最後まで聞いてあげることが大切です。 

2-2.会話も新鮮なネタが重要 

会話は、新鮮な話題であればあるほど、相手の興味をそそります。「最近ニュースでこんなことがあった」「ここに来る前に、こんな出来事があった」「近所に新しくお店ができた」「雨が降ってきました」などです。昔のことよりも、直前の出来事の方が相手と共有できる可能性が高く、話が盛り上がりやすいです。話し下手な人は、「今日は何を話そう」「間を埋めれば良いだろう」と、色々考えてしまいます。 

話し上手の人は、最近の記憶を使って話を進めていくことができるので、何を話そうかと悩むことが少ないのです。生放送の実況中継のように、最近のこと、いまこの瞬間に起きていることを言葉で表現できるようになると、どんな人とも会話が弾みやすくなります。 

2-3.適度に整理すべし(テキドニセイリスベシ)でネタをストックしておこう 

会話のネタに使える合言葉、それが「テキドニセイリスベシ」です。これは、会話のネタを語呂合わせにしたもので、「テレビ・気候・道楽・ニュース・生活・田舎・旅行・スター・勉強・仕事」の頭文字からできています。 

営業の方や、銀座のホステスさんなどは、初対面の人と会話を弾ませるために、このテキドニセイリスベシを活用している方も多いです。自身と全く異なるタイプの人とコミュニケーションを取るならば、自身の興味がない分野のこともある程度頭に入れておく必要があります。テキドニセイリスベシを意識し、雑談ネタを仕入れたり、話題のきっかけに使ったりすると、沈黙が訪れた時や、知らない方と話す時など、いざという時に役に立ちます。

3.会いたいと思ってもらうポイント  

また会いたい、連絡を定期的にとりたい、そのように思ってもらえて初めて、良い関係が築けたといえるでしょう。一度会ったきり連絡をもらえない、それは相手に良い印象を与えられなかったことが原因かもしれません。 

ここからは、会いたいと思ってもらうポイントを紹介します。 

3-1.笑顔を意識する 

不平不満をいう人や、不機嫌な人の近くにいて、イライラしたことがあるという経験はありませんか?感情は、相手に伝染します。話す前からガチガチに緊張していると、相手に不安な気持ちが伝染し、お互いが無言になって気まずい空気が流れてしまうでしょう。相手の方から笑顔で話しかけられると、何だかホッとしますよね。最初から最後まで、笑顔でポジティブな言葉を意識して使うことで、楽しく居心地の良い時間を共有できます。 

3-2.挨拶は自身から  

挨拶をするということは、相手の存在を承認し、「これからあなたと友好な関係を築きたい」という意思表示になります。 

また、挨拶は心の窓を開くカギにもなり、きちんと挨拶すれば、「私は信用できる相手ですよ」と、安心を感じてもらうことができるでしょう。 

ここで挨拶の4ヵ条というものを提唱します。 

  • 「あ」明るく爽やかに 
  • 「い」いつでも誰にでも 
  • 「さ」先に、自分から 
  • 「つ」続けて一言 

この4つを意識すれば、誰とでもすぐに打ち解けることができます。また、「ありがとうございました」「また会いましょう」「今日は楽しかったです」と別れ際に一言添えることが、「もう一度会いたい」と思わせるポイントです。 

おわりに

上手に話すことができれば、目的や願いを達成しやすくなります。また人との触れ合いが自然と増え、心が満たされ、豊かな人生を送ることにもつながっていくでしょう。高齢になるほど、体力や気力は衰え、疾病にかかるリスクも高くなっていきます。話し上手になり人脈を広げておけば、そのような時に助けてもらったり、アドバイスをしてもらったりなど、色々なメリットもあります。夫婦や家族と良い関係を築く時も、会話は必要です。話すことに苦手意識を持っているならば、今からでも話し上手を目指してみましょう。

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