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リタイア後の海外移住はどこがおすすめ?東南アジアのタイがおすすめの理由とは?

リタイア後の海外移住はどこがおすすめ?東南アジアのタイがおすすめの理由とは?
中田 祐樹 タイ実業家

執筆者
中田 祐樹 タイ実業家

タイ・バンコク在住。日本大手不動産会社での就職後、タイ・マレーシア等の東南アジアにおけるコンドミニアムの企画・開発・販売の責任者として従事。退職後、タイを拠点に不動産仲介業、飲食業をはじめ、タイへの進出支援、マーケティング支援なども展開。現地タイの生の情報を分かりやすくお届けします。

コロナの収束を迎えないものの各国とも入国規制の緩和がはじまり、また海外にも行きやすい環境が戻ってきました。今回は、リタイア後の海外移住へのすすめとして、タイへの移住を取り上げてみたいと思います。

平均寿命も80才を超えてきており、リタイア後の第二の人生も充実した時間として過ごすためにも、海外への移住を検討してみてはいかがでしょうか。

1.なぜ海外移住なのか?

なぜ海外移住なのか?

「海外移住」と聞くと、全く考えたことがなかった!という方がほとんどではないでしょうか。海外に移住すると聞くと、何をしなければいけないのか分からない方も多いかもしれません。事前準備は後述するとし、まずはなぜ海外移住をするのか?海外移住をするメリットについてお話していきたいと思います。

1-1.違う価値観に触れる

日本で生まれ育ち、日本で仕事をされてきた方は、「日本」の慣習が常識として身に付いています。決して悪いことではないのですが、海外に出ると「日本の普通」が、「海外では非常識」といったことも、多々あったりします。

異文化や異なる価値観に触れることで、日々の生活に、これまでになかった新しい視点や考え方が増え、リタイア後の人生に、新しい発見や刺激が生まれることでしょう。

1-2.生活コスト(物価)を抑えることもできる

生活コスト(物価)は国によって大きく異なります。日本の生活コストよりも安いところ、高いところは、世界に存在します。生活コストを抑えるという意味も海外移住のメリットのひとつです。

ここでは、タイの事例で紹介します。タイは発展途上の東南アジアに位置します。発展途上の国であることもあり、日本に比較すると物価が安いといわれています。

プール付きのコンドミニアムの賃料が約5万円、タイ料理であれば1食あたり約200~400円で食べることもでき、マッサージも1時間1000円程度といった価格になっています。

すべてのものが日本より安く手に入る!というわけではありませんが、食事や住居費など必ず必要な生活コストを選択できることは、海外移住する大きなメリットではないでしょうか。

1-3.日本以外の生活拠点を得る

日本は災害大国ともいわれます。地震や津波、台風と地理的特性からさまざまな災害に悩まされてきました。また自然災害だけでなく、2022年に入り大きく進んだ円安傾向も、大きな意味では日本に住むリスクなのかもしれません。

100%移住でなくとも、海外に生活できる拠点があるということは、そのような万が一の災害等が起こった際、避難できる先があるということになります。円安に対する対策であれば、海外の銀行への預金や海外不動産購入といった方法で財産を守ることもできます。

2.なぜタイがおすすめなのか?

なぜタイがおすすめなのか?

次は海外移住のすすめとして、なぜ「タイ」を取り上げたかについてお話しします。なぜ数ある国の中でタイが良いのでしょうか。タイが好きな方に聞くと限りなく出てきてしまいそうですが、こちらでは代表的な理由の3つをご紹介します。

2-1.親日国である微笑みの国タイ

ひとつ目の理由は「親日国」であることです。国によっては歴史的な理由などから、日本人に良い印象をもっていない国も存在します。タイは?というと、日本人のことが好き!という親日国なのです。

顔が似ているからかよく比べられる中国人、韓国人と比較すると、日本人が一番好き、旅行に行きたい国は?と聞くと日本!といった回答がよく聞こえてきます。

また、タイは「微笑みの国」と呼ばれることも多く、子どもの頃からの教育もあってか、穏やかでニコニコ過ごしている方々が多い国でもあります。現地の人が「日本人」を好き!という環境は住み心地に大きく影響します。コンビニの会計時にもニコニコ顔で「ありがとう」なんていってもらったら嬉しいですよね。

2-2.タイは物価が比較的安い国である

海外移住のメリットでも触れましたが、物価が日本より安いというのもタイをおすすめする大きな理由です。大きく円安になった今では、「ハワイ旅行に出掛けたら、すごく高かった!」という声も聞こえてきます。

タイバーツ(タイの現地通貨)も円に対し強くなっている(円安になっている)傾向もありますが、それでも日本より物価が安いといえるのではないでしょうか。下記にいくつか例を挙げておきます。

  • 首都バンコクのプール・ジム付コンドミニアム:約5万円~
  • 屋台で食べるタイ料理:約200円~
  • タクシー移動(5㎞・20分程度を想定):約400円~
  • タイマッサージ(1時間):約800円~

※1バーツ=約4円(2022年9月27日現在では3.81円)

なお、注意していただきたいのがすべてのものがタイのほうが安いわけではないという点です。特に電気やガソリンなどエネルギー系や日本食といったものは日本と同等か、それ以上の場合のものもあります

単純に「タイの物価は日本の1/3」というわけではないため、移住の資金計画を考える際もその点を考慮しながら計画しましょう。

2-3.日本の物が手に入りやすい

タイは滞在する日本人が多い国のひとつでもあります。海外在留邦人数調査統計によると、約7.8万人という数字となっています。(2022年10月現在)

在留届という海外に居住する方が提出すべき届出に基づき、カウントされているため実際はそれよりも多いといわれており、タイに居住する日本人は7~10万人といった情報もあります。

日本人の住んでいる人数が多いということは、日本のものが手に入りやすいといったことにもつながります。バンコクの紀伊国屋では、日本の週刊誌が売っている、お寿司屋さんでは築地直送のネタを使った店もあります。

さすがに日本と同じ価格とはいきませんが、海外に住んでいると日本のものが食べたい!といった気持ちになることもありますので、日本のものが手に入りやすいというのもタイをおすすめする理由のひとつです

3.タイへ移住するにあたっての準備

タイへ移住するにあたっての準備

ここまで読んでいただいて、タイに移住したい!と感じていただけた方もいらっしゃるかもしれません。最後にそのような方向けに、移住前の準備についてお話しします。

3-1.絶対に必要になる居住ビザ

30日以内の旅行であれば、何も手続きなしで入国が可能なタイですが、30日超の滞在には滞在用のビザが必要になります。ビザという言葉を初めてお聞きになった方もいるかもしれません。

ビザとはタイに長期に滞在するための「許可」と考えていただければ良いと思います。タイに関わらず、ほぼすべての国で日本人が長期滞在するためにはビザが必要となっています。

リタイア後に取得する滞在許可・ビザの中で一番有力なものが、「リタイアメントビザ(ノンイミグラント-O)」となります

要件は別の記事で詳しくお伝えいたしますが、満50才以上の外国人が、タイ国内の銀行に一定の預金を預ける、または年金等収入が一定以上などの証明書を提出することで取得できるビザとなります。

リタイアメントビザ以外の選択肢ですと、エリートビザ(タイ外務省の許可要)や、就労ビザ(ノンイミグラント-B)といったものも候補に挙がります。それぞれの条件の比較やメリットについても別の記事でご紹介するようにします。

3-2.保険も要注意

海外移住を始める前に保険についても準備しておきましょう。まずひとつ目は海外旅行障害保険です。海外での突然の事故や病気に備えるための保険で、年単位で加入できるものも存在します。

持病や定期的に病院に通われている方の場合は、海外旅行保険の適用外となる可能性がありますので、注意が必要です。保険会社に問い合わせのうえ、加入する保険を検討すると良いでしょう。

また、タイに入国してから外国人向けの医療保険に加入するという方法もあります。ただし、商品概要やパンフレット、契約書類が英語やタイ語となっていることがほとんどです。

あまり知られていませんが、日本で加入している国民健康保険は、日本に住民票が登録されている場合は海外に移住しても被保険者として認められ保険は継続して有効です

自治体によっては海外療養費制度がありますので詳細をご確認ください。

おわりに

いかがでしたでしょうか。リタイア後の海外生活を考えるひとつのきっかけとなってくれたら嬉しいです。今後もタイの物価や生活、ビザの取得方法についても詳しく解説しますので、事前準備をしっかり行いタイでの生活を楽しんでいただけたらと思います。

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