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墨汁の効果的な落とし方7選!必要なものや手順を詳しくご紹介

セゾンのくらし大研究 編集部

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衣類についた墨汁汚れは非常に頑固で、普通に洗濯しただけでは落ちません。あらゆる汚れの中でも難易度が高いとされる墨汁のシミは、いかに早く対処するかが鍵になります。そこでこのコラムでは、簡単にできる墨汁の落とし方を詳しくご紹介しました。

墨汁汚れがなぜ落ちにくいのか、墨汁が服についたときの応急処置方法にも触れています。墨汁でお気に入りの洋服が汚れてしまった、という方はこのコラムを参考に墨汁を落としてみてください。

この記事のまとめ

墨汁汚れは、水にも油にも溶けない不溶性タイプに分類されます。墨汁は、微細な粒子のカーボンブラックに、接着剤の役割をする合成樹脂を配合しているため、繊維の奥に入り込みやすく、さらに固着することで落ちにくい頑固な汚れになるのです。墨汁汚れは時間が経つほど落ちにくくなるため、ティッシュを利用した応急処置がおすすめ。自宅に帰ったらすぐに、熱湯や歯磨き粉、ご飯粒、住宅用洗剤などを活用して墨汁を除去していきましょう。手についた墨汁は固形石鹸や爪ブラシなどを使うと簡単に落とすことができます。その他、墨汁が落ちやすい素材の服を着る、墨汁専用の洗剤を利用するなどして、墨汁汚れと上手く付き合うようにしましょう。

1.汚れのタイプ

シミ汚れには、水溶性・油溶性・不溶性の3種類があります。水溶性は主に、ジュースや調味料、血液汚れなどが該当し、にじんだシミになることが特徴です。水に溶けやすいため、水洗いをすれば取り除くことができます。

油溶性汚れは、縦横に線が入るような滲み方が特徴です。カレーや揚げ物、化粧品や文房具類が原因の汚れで、油に溶けやすく、クレンジングオイルなどで取り除くことができます。

最後にご紹介するのが不溶性の汚れです。水にも油にも溶けない性質を持つため、簡単には落ちない頑固なシミになりやすいことが特徴。見た目はぼんやりとしたシミで、泥や炭、墨汁汚れがこのタイプに当てはまります。

2.墨汁汚れが落としにくい理由

墨汁は、前項で解説したように不溶性タイプの汚れです。一般的に売られている墨汁は、とても細かな粒子でできているカーボンブラックという不溶性の原料に、接着剤の役割を持つ合成樹脂が配合されています。

カーボンブラックは水と混ざらない性質のため、合成樹脂と混ぜることで、乾燥しても半紙上に残るようになるのです。したがって衣類の上に墨汁を落とすと、カーボンブラックは繊維の奥に入り込んだうえに合成樹脂で固定されるため、頑固なシミ汚れになってしまいます。

3.墨汁汚れを落とすには応急処置が大切

墨汁汚れは時間が経過するほど落ちにくくなるため、習字中に墨汁でシミをつけてしまったというときは、応急処置を施しましょう。

方法は、ティッシュをシミ部分に当てて押さえるだけ。決してこすらず、シミが広がらないようにすることがポイントです。応急処置後は放置せず、自宅に帰ったらすぐに墨汁を落とせる方法で洗濯を行いましょう。

4.服についた墨汁汚れの簡単な落とし方7選

では、衣類についた墨汁汚れのシミ抜き方法をご紹介します。簡単な手順のものが多いので、ぜひ参考にしてください。

4-1.熱湯を使用した落とし方

墨汁汚れは、ついてすぐなら熱湯だけでもある程度落とすことができます。服の素材によっては、熱で傷んでしまう可能性があるため、沸騰するほど熱くしないようにしましょう。別の落とし方と併用できる方法なので、まず下準備として熱湯をかけるとより効果的です。

必要なもの

  • 熱湯
  • ゴム手袋

手順

  1. ゴム手袋をして、墨汁のシミ部分に熱湯をかける
  2. もみ洗いをする
  3. 通常どおり洗濯する

熱いお湯を使用するため、やけど予防にゴム手袋の使用をおすすめします。

4-2.歯磨き粉を使用した落とし方

歯磨き粉も墨汁汚れを落とすアイテムとして活用できます。歯磨き粉に含まれる研磨剤が墨汁を落とす役割をするので、必ず研磨剤入りの歯磨き粉を準備するようにしましょう。

必要なもの

  • 歯ブラシ
  • 研磨剤入りの歯磨き粉

手順

  1. 歯ブラシを塗らして、歯磨き粉をつける
  2. 墨汁のシミ部分を歯ブラシでこする
  3. 洗い流す

歯ブラシでこするときは、汚れをかき出すイメージで洗うことがポイントです。

4-3.飯粒を使用した落とし方

ご飯粒に含まれるデンプンが、墨汁の粒子を吸い取る役割をします。地道な方法ですが、着実に汚れを落とすことが可能です。

必要なもの

  • 炊いたご飯(2口分)
  • 洗濯用洗剤
  • ヘラまたはスプーンなど

手順

  1. ご飯と洗濯用洗剤を2:1の割合で混ぜる
  2. シミ部分を水で濡らし、1で作った洗剤入りご飯をスプーンなどでこすりつける
  3. ご飯が黒くなったら洗い流し、再び洗剤入りのご飯をこすりつける
  4. ご飯が黒くならなくなるまで繰り返す
  5. 通常どおり洗濯する

ご飯のまとまりが悪い場合は、粉末の洗濯洗剤をご飯粒に混ぜるのもおすすめです。

4-4.台所用洗剤を使用した落とし方

台所の油汚れなどに使用する台所用洗剤も、墨汁汚れ落としに効果的です。台所用洗剤を原液のまま衣類に吹きかけると生地が傷んでしまうため、必ず薄めて使用してください。

必要なもの

  • 台所用洗剤(マジックリンなど)
  • 固形石鹸
  • ゴム手袋

手順

  1. 台所用洗剤を2~3倍に水で薄める
  2. シミ部分に薄めた台所用洗剤をつける
  3. 固形石鹸で洗う
  4. 黒い泡が出たら水で洗い流し、汚れが落ちるまで固形石鹸と水洗いを繰り返す
  5. 通常どおり洗濯する

台所用洗剤は直接手に触れると手荒れが生じる可能性があるため、ゴム手袋を着用するようにしましょう。

4-5.固形石鹸を使用した落とし方

頑固な墨汁汚れは、固形石鹸でも落とすことができます。

必要なもの

  • 固形石鹸
  • 歯ブラシ
  • ぬるま湯
  • 容器

手順

  1. 容器にぬるま湯を入れ、固形石鹸を溶かす
  2. シミ部分をぬるま湯の中に浸ける
  3. 歯ブラシでこすり洗いをする

液体石鹸ではなく、固形石鹸を必ず準備しましょう。また、水ではなくぬるま湯を使用するところがポイントです。洗浄力を高めるためにも手順は必ず守るようにしてください。

4-6.酸素系漂白剤を使用した落とし方

あらゆるシーンで活躍する酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)も墨汁汚れに利用できます。生地の傷みを避けるためにも、浸け置き時間や洗剤量は各漂白剤の表記を守るようにしましょう。

必要なもの

  • 酸素系漂白剤
  • ぬるま湯
  • 歯ブラシ
  • 容器

手順

  1. 容器にぬるま湯を入れ、酸素系漂白剤を溶かす
  2. シミがついた衣類を丸ごとをぬるま湯に浸ける
  3. 歯ブラシでこすり洗いをする
  4. すすぐ

酸素系漂白剤は50度前後のお湯で溶かすと効果を発揮しやすいので、湯温にも注意してみてください。

4-7.塩素系漂白剤を使用した落とし方

墨汁汚れは、キッチンまわりや衣類の除菌・漂白で使用する塩素系漂白剤(ハイターなど)でも落とすことができます。ただし、色柄物は色落ちしてしまうため、白い服のみに利用できます。

必要なもの

  • 塩素系漂白剤

手順

  1. シミ部分に塩素系漂白剤を染み込ませる
  2. 30分ほど放置する
  3. お湯ですすぐ

ピンポイントに塩素系漂白剤をシミ部分に密着させたい場合は、泡で出るスプレータイプがおすすめです。

5.手についた墨汁汚れの簡単な落とし方3選

墨汁は衣類だけでなく、手についた場合も落ちにくい、と感じたことがある方は多いのではないでしょうか。ここからは、手についてしまった墨汁を落とす簡単な方法をチェックしていきましょう。

5-1.爪ブラシや歯ブラシを使用した落とし方

墨汁に含まれるカーボンブラックは粒子が非常に小さいため、指紋やシワ、爪のすき間に入り込んでしまいます。普段どおりの手洗いや、洗髪をしても汚れが落ちないときは、爪ブラシや歯ブラシを利用して汚れをかき出しましょう。

5-2.固形石鹸を使用した落とし方

手についた墨汁は、液体石鹸ではなく、固形石鹸で洗うのが効果的です。墨汁が取れるまで、数回洗ってみましょう。

それでも取れない場合は、お風呂に入るまで我慢し、洗髪をしてみてください。髪の毛が爪の間に入りこんだ墨汁をかき出してくれるだけでなく、シャンプーの洗浄力で墨汁を落とすことができるでしょう。

5-3.台所用洗剤や歯磨き粉を使用した落とし方

これまでにご紹介した方法でも落ちないときは、石鹸の洗浄力が低い可能性があります。強力な台所用洗剤や、研磨剤入りの歯磨き粉で手を洗ってみてください。

このときに、歯ブラシや爪ブラシを使用するとより効果的です。この方法は洗浄力に優れていますが、肌に刺激を与えやすい方法のため、洗浄後は保湿剤などで手をケアすることをおすすめします。

6.墨汁汚れとの上手なつき合い方

最後に、墨汁を扱う際に取り入れたい、墨汁汚れを最小限に抑える方法をご紹介します。お気に入りの洋服が取り返しのつかない事態になる前に、ぜひ取り入れてみてください。

6-1.早めに対処する

時間が経った墨汁汚れは落ちにくいです。墨汁が衣類についてしまったと分かったら、早めに対処しましょう。まずは、これまでにご紹介したティッシュでの応急処置を試してみてください。シミの広がりを抑えることができるので、シミ抜きする範囲も少なくすることができます。

6-2.ポリエステルの服で作業する

習字をする日は、吸水性が低いポリエステル素材の服を着るという方法もあります。汚れが繊維の奥まで染み込みにくいため、綿100%素材のものよりも墨汁汚れが落ちやすいようです。習字の予定があるときはポリエステル素材の服を着る、もしくは初めから汚れても良い服を着るといった工夫をすると安心でしょう。

6-3.簡単に落ちる墨汁を使用する

最近では、通常の洗濯で落とせるタイプの墨汁も販売されています。子どもが習字のたびに服を汚して帰ってくるという方は、洗って落ちるタイプの墨汁の使用を検討してみると良いでしょう。しかし、簡単に落ちるタイプの墨汁は、通常の墨汁より色合いが薄いという特徴があります。

したがって、練習には洗濯で落ちやすい墨汁を、本番では通常の墨汁を使用するといった工夫をして、洗濯のストレスを軽減させると良いでしょう。

6-4.墨汁専用の洗剤を使用する

墨汁汚れに特化した、墨汁専用洗剤も販売されています。墨汁汚れ専用の商品ですが、さまざまなシミ抜きにも使える便利アイテムです。

使用方法は、墨汁によるシミ部分に専用洗剤を染み込ませ、もみ洗いしたら、あとはすすぐだけ。墨汁専用で作られているだけあって、除去効果は抜群です。ご家庭に1本常備しておいても良いかもしれません。

6-5.プロに依頼する

いろいろな方法を試したけど落ちないというときは、プロにお願いするのもひとつの方法です。衣類の汚れを専門とするクリーニングであれば、頑固な墨汁汚れもキレイに落としてくれる可能性があります。

プロに依頼するメリット

クリーニング店では、衣類の素材に合わせた方法でシミ抜きを行います。墨汁のような不溶性の汚れにも普段から対応しているため、的確なアプローチでシミを素早く除去できるでしょう。

衣類への負担も最小限に抑えることができます。デリケートな素材の服を墨汁で汚してしまったときは、自力で墨汁を落とそうと試みるよりも、最初からクリーニング店へ持っていくと良いでしょう。

ただし、墨汁でできたシミはプロでも難易度が高い汚れといわれてます。墨汁汚れを得意、不得意とするクリーニング店があるため、落とせる程度の汚れか店頭で事前に確認してもらいましょう。プロへ依頼する場合も、自宅で洗濯するケース同様、できるだけ早く持ち込むことが大切です。

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おわりに

墨汁汚れは、速やかに対処することが何よりも肝心です。時間が経過すればするほど落ちにくいという特徴を踏まえて、迅速に対処していきましょう。墨汁汚れは、習字をする日に対策をすることも大切です。

墨汁が落ちやすい素材の服や、汚れても良い服を決めておくことで、洗濯へのストレスはかなり軽減されるでしょう。お気に入りの服が汚れてしまったときはクリーニング店も活用しながら、墨汁汚れに対応してみてください。

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