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コインランドリーの使い方を解説!必要な物や所要時間・費用をご紹介

コインランドリーの使い方を解説!必要な物や所要時間・費用をご紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

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雨続きで洗濯物が大量に溜まってしまった…そのようなときに利用したいのがコインランドリーではないでしょうか。そこで、このコラムではコインランドリーの使い方について詳しくご紹介します。

コインランドリーに設置されているものや、洗えるものについて、洗濯機や乾燥機などの利用方法まで解説しました。

さらに、コインランドリーのメリットやデメリット、注意点などにも触れています。初めてコインランドリーを利用する方はぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

コインランドリーには洗濯機や乾燥機だけでなく、洗濯から乾燥までノンストップで利用できる洗濯乾燥機などが設置されています。一般的な衣類だけでなく、布団など大型なものも洗濯できることが特徴です。機械の基本的な利用方法は、洗濯物を入れ、表示された金額を支払い、スタートボタンを押すだけです。

洗濯から乾燥までの時間は2.5kgの衣類量で約60分。利用料金の目安は洗濯のみなら5~10kgで500~800円程度、乾燥は8~10分/100円、洗濯乾燥機は10kgまでなら800~1,200円です。

コインランドリーにはメリットやデメリットがあるので、プロにお任せできる宅配クリーニングサービスも活用しながら、ご自宅の衣類の管理を快適に行いましょう。

コインランドリーには何がある?

コインランドリーには何がある?

はじめに、コインランドリーに設置されているものをご紹介します。

洗濯機

コインランドリーに必ずある洗濯機ですが、今はドラム式が主流です。多くのコインランドリーでは大・中・小と容量別に設置されているので、洗濯物の量に応じた機械を選びましょう。

どの洗濯機も洗い、すすぎ、脱水といった基本的な機能は変わりませんが、細かい性能やオプションはメーカーにより異なるので、利用する際にご自身で確認してみましょう。

乾燥機

洗った衣類を乾かす乾燥機も、現在はドラム式が一般的です。家庭用の乾燥機より大型のものが多いので、シワがつきにくく、一度にたくさんの衣類を乾燥させることができます。

服の素材に合わせて温度調整できる高性能タイプもあるので、デリケートな衣類の乾燥にも便利です。

洗濯乾燥機

洗濯から乾燥まで、ノンストップで完結できるのが洗濯乾燥機です。最新式の機械ではスマホで洗濯の進捗状況を確認できたり、終了をお知らせする電話機能が搭載されていたりと、性能の高さに驚く方も多いでしょう。

洗濯後に乾燥機へ衣類を移す作業がないので、短い時間で乾燥まで終わらせたい方におすすめです。

スニーカーランドリー

靴も洗濯したいという方向けに、靴専用洗濯機が設置されていることもあります。内蔵されたブラシでスニーカーを自動洗浄するので、面倒な靴洗いがボタンひとつで可能です。大人の靴であれば一度に2足、子どもの靴であれば4足程度洗えます。

精算機

クレジットカードや電子マネーが利用できるケースもありますが、コインランドリーにある精算機は硬貨のみに対応しているものが多いです。お得かつ便利なプリペイドカードで支払えるコインランドリーもあるので、ご自身に合った支払方法を選びましょう。

両替機

両替機

手持ちの硬貨が足りないときに備え、多くのコインランドリーでは両替機が設置されています。ただし10,000円札や5,000円札には対応していないことが多いので、あらかじめ1,000円札を準備しておくと安心です。

コインランドリーでは何が洗える?

コインランドリーでは一般的な衣類だけでなく、大型のものやスニーカーなどが洗濯できます。具体的にどのようなものが洗濯できるのかチェックしていきましょう。

衣類

コインランドリーでは、下記のような一般的な衣類が洗濯できます。

  • 下着
  • Tシャツ
  • ズボン
  • 靴下
  • 作業着
  • タオルなど

素材によってはソフト洗いや洗濯不可のものがあるので、必ず洗濯表示を確認しましょう。

毛布や布団

容量が大きい洗濯機があるコインランドリーでは、毛布や布団、カーテンといった大型のものも洗濯できます。以下のようなものの洗濯に便利です。

  • 毛布
  • 羽毛布団
  • シーツ
  • こたつ布団
  • カーテン
  • カーペット
  • タオルケットなど

布団やカーペットなどはクリーニング店に出すと、戻ってくるまでに数日かかりますが、コインランドリーであれば1日で洗濯ができます。

スニーカー

スニーカーランドリーがある場合は、スニーカーなどのシューズ類も洗濯が可能です。ただし、繊細な加工があるものや、革靴、スリッパ、長靴などは利用できないので注意しましょう。

コインランドリーに必要なものとは?

コインランドリーを使う際に必要なものを、忘れ物防止のチェックリストとしてまとめました。

【必ず必要なもの】

  • 洗濯物(容量に合った量)
  • 小銭(100円硬貨を多めに)
  • 洗濯かご・袋(通気性のあるタイプ)

【あると便利なもの】

  • 洗濯ネット(デリケート衣類用)
  • マイ洗剤・柔軟剤(自動投入がない場合)
  • スマホやタイマー(取り忘れ防止用)

洗濯物

当然ですが、洗う予定の洗濯物が必要です。コインランドリーでは、洗濯物の量に合った大きさの洗濯機を選ぶ必要があるため、不安な方は自宅で洗濯物の重さを測っておくと便利です。重さがわからないときは、洗濯槽の3分の2くらいまでの量が洗える目安になるので、参考にしてください。

洗濯かごや袋

洗濯物を持ち運ぶときに使う洗濯かごや大きめの袋も持参しましょう。乾燥機を利用しない場合は、濡れても大丈夫な袋を選ぶと安心です。ただし、密封するとカビを発生させる原因になるので、通気性を確保できる袋やかごを選びましょう。

洗濯ネットと洗剤

洗濯ネットと洗剤

最近のコインランドリー用洗濯機は、自動で洗剤や柔軟剤が投入されるため、洗剤などを持参する必要はほぼありません。しかし、中には洗剤を自分で投入するタイプの洗濯機が設置されている場合もあります。洗剤にこだわりがある方は持参したうえで、自己投入可能な洗濯機を選びましょう。

また、コインランドリーには洗濯ネットが設置されていません。型崩れを防ぎたい、デリケートな衣類を洗うときは、洗濯ネットを持参しましょう。何枚持っていけば良いか悩む場合は、自宅で事前に洗濯ネットへ入れておくと安心です。

小銭

コインランドリーは10分/100円など小銭で支払いをするケースがほとんどです。両替機が設置されていることも多いですが、硬貨切れで利用できないこともあるので、できれば多めに小銭を持っていきましょう。

【機械別】コインランドリーの使い方

持ち物がわかったところで、コインランドリーの使い方を機械別にご紹介します。

洗濯機と乾燥機の使い方

コインランドリーの洗濯機と乾燥機は、次の手順で利用します。

  1. 洗濯機に洗濯物を入れる(洗剤自動投入タイプはそのままでOK)
  2. 表示金額分の小銭を入れる(おつりは出ないので注意)
  3. 「スタート」ボタンを押す
  4. 洗濯終了後、乾燥機に移す(衣類を軽くほぐして入れると乾きやすい)
  5. 乾燥機に小銭を入れ、スタートボタンを押す
  6. 乾燥が終わったらすぐ取り出す(高温のためやけどに注意)

乾燥が不十分なときは、乾燥機を追加で短時間回すなどで調整しましょう。

洗濯乾燥機の使い方

洗濯乾燥機は、洗濯から乾燥まで1台で完結できる便利な機械です。次の手順で利用しましょう。

  1. 洗濯物を洗濯乾燥機に入れる(容量に合った量を入れ、必要なら洗剤を追加)
  2. 表示金額分の小銭を入れる(料金を確認してから投入)
  3. 「スタート」ボタンを押す(洗濯から乾燥まで自動で実施)
  4. 乾燥が完了したら取り出す(衣類が熱い場合があるため注意)

ボタンひとつで洗濯から乾燥まで完了するので、利用時間を買い物などで有効活用することができます。

スニーカーランドリーの使い方

スニーカーランドリーは、靴専用の洗濯・乾燥機です。以下の手順で利用します。

  1. 硬貨を入れる(表示金額を確認)
  2. スニーカーを入れる(靴ひもを結び、内側を外に向けて入れる)
  3. 洗濯が終了したら乾燥機に移す(上段が乾燥機のことが多い)
  4. 小銭を入れてスタートボタンを押す(20〜40分が乾燥目安)
  5. 乾燥が終わったら取り出す(しっかり乾いたことを確認)

乾燥に時間がかかる靴も、スニーカーランドリーであれば短時間で乾かすことができるので便利です。

コインランドリーの料金と時間はどれくらいかかる?

ここでは、コインランドリーの料金相場や所要時間について詳しくご紹介していきます。洗濯のみ、乾燥のみ、洗濯から乾燥までいくらかかるのか把握しておきたい方は要チェックです。

洗濯機・乾燥機

洗濯機・乾燥機

洗濯や乾燥の所要時間は、使用する機械により異なりますが、一般的に2.5kgで30分程度必要といわれています。洗濯と乾燥両方する場合はトータルで60分ほどかかると認識しておきましょう。

1日に出る1人当たりの洗濯物量は約1~1.5㎏です。4人家族なら4~6kg程度の洗濯物が出る計算になります。洗濯物の量に対し洗濯機や乾燥機の容量が小さいと、1回の洗濯では汚れが落ちなかったり、追加の乾燥が必要になったりします。1度の洗濯と乾燥で終えられるよう、機械の許容量は守りましょう。

洗濯機1回の料金は500~1,200円程度が目安です。乾燥機は8~10分で100円が主流のため、30分利用するなら300円必要になります。洗濯物容量と目安の料金は以下の表にまとめたので、参考にしてください。

洗濯機(洗濯のみ)

5~10kg約300~500円
11~16kg約500~800円
17~24kg約1,000~1,200円
25~32kg約1,100~1,500円

乾燥機(乾燥のみ)

14kg程度100円/8~10分
25kg程度100円/6~9分

洗濯乾燥機

洗濯乾燥機は洗濯から乾燥をノンストップで行うため、所要時間は1時間程度が目安です。

コインランドリーは家庭用洗濯機と比べれば割高ですが、クリーニングの値段と比較するととても安く利用できます。自宅では洗濯が難しいカーペットや布団、毛布といった大物の洗濯にコインランドリーを活用していきましょう。さらに、洗濯乾燥機であれば手間も少なく、短い時間で洗濯から乾燥まで完了するので非常に便利です。

洗濯乾燥機を利用した場合の、容量別の目安料金を以下にまとめました。

洗濯乾燥機(洗濯と乾燥両方)

10kg約800~1,200円
16kg約1,000~1,400円
18kg約1,200~1,800円

スニーカーランドリー

スニーカーランドリーは洗濯に約20分、1〜2足のスニーカーを完全に乾かすには約20〜40分の所要時間が必要です。1〜2足を洗濯から乾燥までさせたい場合は、40〜60分前後かかると思っておきましょう。

スニーカーランドリーを使用するときの目安料金は以下のとおりです。

スニーカーランドリー

洗濯(大人サイズ1~2足)200円/20分
乾燥(大人サイズ1~2足)100円/20分

コインランドリーのメリット・デメリット

コインランドリーのメリット・デメリット

コインランドリーは便利な施設ですが、メリットもあればデメリットもあります。具体的にどのようなことがメリット、デメリットがあるのか確認していきましょう。

コインランドリーのメリット

高温で乾燥するためふわふわになる

コインランドリーの乾燥機は家庭用より大型なため、空気が繊維の中に入り込みやすく、とくにタオルは想像以上にふわふわに仕上がります。短時間で一気に乾かすので、生乾き臭のような嫌な臭いも発生しません。厚みが減ってしまったタオルも、購入時のようなふんわり感を取り戻すことが可能です。

ダニ退治に効果的

70℃を超える高温熱風で乾燥させるため、ダニ退治にも効果的。コインランドリーの乾燥機は家庭用よりも強い風のため、洗濯物の表面のホコリだけでなく、繊維の奥にあるホコリも吹き飛ばすことができます。布団のダニを駆除し取り除きたいときは、コインランドリーで洗濯と乾燥をするのがおすすめです。

天候を気にせず24時間使える

雨続きで洗濯物が乾かない…というときも、コインランドリーなら天候を気にすることなく24時間利用可能。洗濯物が2、3日分溜まっても、コインランドリーの大型洗濯機であれば1回で洗濯が終わるので、悪天候時の強い味方といえます。

家庭で洗えないものが洗える

家庭の洗濯機は大きくても容量が12kg程度のため、ダブルサイズの布団や大きな枕などの洗濯はできません。したがって、家庭で洗えない大型のものが洗えるところもメリットです。

コインランドリーのデメリット

待ち時間がある

コインランドリーは多くの方が利用する施設のため、使いたいときに機械が空いているとは限りません。利用中の場合は、前の方の分の洗濯や乾燥が終わるのを待つ必要があります。さらに、自宅から店舗まで足を運ぶ時間を考慮すると、洗濯を開始するまでの時間がかかるところもデメリットといえるでしょう。

他人と洗濯機を共有する

コインランドリーの洗濯機は、誰がどのようなものを洗濯したのか把握することができません。したがって、衛生面を気にする方にとっては、他人と洗濯機を共有しなければならないことがデメリットになります。

ただし、最近のコインランドリーは定期的に清掃が行われ清潔に管理されており、除菌機能を搭載した機械を設置している店舗もあるので、衛生面は改善されつつあるといえるでしょう。

衣類を持ち運びする必要がある

洗濯物はかさ張るうえに重たいため、コインランドリーまで運ぶ作業は思いの外手間がかかります。徒歩や自転車で利用する場合では、運べる量に限界があるため、移動手段が車に限定されることもデメリットのひとつです。

コインランドリーの注意点と知っておきたいポイント

最後に、コインランドリーを利用する前に知っておきたい注意点やポイントをまとめました。

洗濯表示は必ず確認する

洗濯表示は必ず確認する

コインランドリーを利用する前に必ず確認しておきたいのが衣類の洗濯表示です。以下のような表記があるものはコインランドリーで洗濯ができないので注意しましょう。

【コインランドリーで洗濯ができない洗濯表示(代表例)】

  • 手洗いマーク(桶の中に手がある)
  • 桶や乾燥機のマークの上に×表示があるもの
  • 丸の中にP、F、Wなどのアルファベットがあるもの

洗濯物は適量にする

コインランドリーの機械でも、洗濯物の入れ過ぎには要注意。特に乾燥機は、乾燥が進むにつれて、中の衣類がふっくらとしてカサが増すため、容量オーバーになりやすいです。最悪の場合、エラー表示が出て途中で止まってしまうこともあるので、洗濯物の量は適量にしましょう。

終わったらすぐに取り出す

コインランドリーは多くの方と共有しながら利用するため、機械が空くのを待っている方がいる可能性があります。洗濯や乾燥が終わったらすぐに取り出すようにしましょう。洗濯が完了する時間は機械に表示されるため、店舗を離れるときは終了予定時間を把握しておくのが鉄則です。

コインランドリーではおつりは出ない!

コインランドリーの機械はおつりが出ないタイプが主流。誤って多く入れてもおつりは出ないため、表示された金額通りにお金を投入するようにしましょう。

ポケットの中身を確認する

洗濯前にポケットの中身を必ず確認しましょう。鍵や小銭、レシートなどを入れたまま洗うと、機械の故障や衣類の損傷につながることがあります。

乾燥機の高温に注意する

乾燥機は稼働中に高温になるため、途中で扉を開けると熱風でやけどをするおそれがあります。取り出すときは停止ボタンを押してから開けましょう。

セゾンの宅配クリーニングを活用するのもおすすめ

洗濯物の運搬やコインランドリーの手順が面倒な方、コインランドリーへ行く時間がないときは、24時間いつでも注文できる「セゾンの宅配クリーニング」がおすすめです。自宅に届いた集荷キットに衣類や布団などを入れ、宅配会社に渡すだけで簡単にクリーニングが利用できます。

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コインランドリーの使い方によくある質問

Q1. 支払い方法は何がある?現金以外も使える?

A. 店舗によっては電子マネーやプリペイドカードが使える場合もありますが、多くは現金(100円硬貨)です。

Q2. コインランドリーの使い方にルールはある?

A. 自動投入タイプが多いですが、こだわりの洗剤を使いたい場合は持参しましょう。

Q3. 待ち時間は何をしていればいい?

A. 近くのカフェや買い物で時間を使う人が多いです。スマホで終了通知が届く機器もあります。

Q4. 終わった後、すぐに取り出さないとどうなる?

A. 他の利用者が困るため、終了後はすぐに取り出すのがマナーです。

Q5. どんなものが洗濯できない?

A. 革製品やスーツ、水洗い不可表示の衣類は避けましょう。洗濯表示を確認してください。

おわりに

ここまでの手順とQ&Aを押さえておけば、初めての方でも安心してコインランドリーを利用できます。コインランドリーの使い方を詳しくご紹介しました。悪天候が続いても24時間洗濯と乾燥ができるコインランドリーはとても便利な施設です。今回ご紹介したメリットやデメリットも考慮しながら、有効に利用してみましょう。また、忙しくてコインランドリーに行くことが難しい方には宅配クリーニングの活用がおすすめです。ご自身に合った方法で衣類の管理ができるよう、ぜひ検討してみてください。

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