更新日
公開日

汚部屋の片付け方とは?コツや順番、ポイントなどを詳しく解説

汚部屋の片付け方とは?コツや順番、ポイントなどを詳しく解説
セゾンのくらし大研究 編集部

執筆者
セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

「片付けが苦手」「物を捨てられない」という方は多いのではないでしょうか?物が増えたにもかかわらず片付けができないと、「汚部屋」と呼ばれる状態になってしまいます。汚部屋が進行すると、物とゴミの区別もつかなくなってしまうでしょう。

本記事では、汚部屋を何とかしたいと思っている方のために、汚部屋の片付け方について説明します。片付ける順番やポイントなどをお伝えしますので、参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • 汚部屋は汚さに応じて5つのレベルに分かれる
  • 汚部屋を片付けるには、片付けの方針を決めて、事前の準備をしてから取り掛かる
  • 片付けをスムーズに進めるためには、期限を決めておき、感情移入せずに淡々と不要な物を捨てていくことが必要
  • 片付いた後は、物を増やさないことを徹底する
遺品整理・生前整理

汚部屋とは

汚部屋とは

「汚部屋」とは文字通り汚い部屋を意味します。汚部屋という言葉は造語ですが、あるときからメディアなどで使われることが多くなりました。物が散らかったりゴミが放置されていたりすると、汚部屋と認定されてしまいます。

汚部屋はどれくらい汚いかで、次の1~5のレベルに分けられます。

レベル1:床に物が散乱しているが1日で片付く状態

物がしまわれておらず、床に散らかっている状態です。脱ぎっぱなしの服も洗濯した服も、床に積み重なっています。床に積み重なった服の山から着る服を探さなければなりません。とはいえ、このレベルであれば、その気になったら1日で片付けられます。

レベル2:探し物がなかなか見つからないほど散らかっている状態

物が散らかっていて、何がどこにあるのかわからなくなっている状態です。必要な物は、その都度探し回らなければ見つかりません。探し物を繰り返している場合、汚部屋としてのレベルが少し進んでいるでしょう。

レベル3:足の踏み場がない状態

物が散らかり過ぎて、足の踏み場がなくなっている状態です。部屋を移動する際には、物を踏まずに歩くのが難しいでしょう。このレベルになると、片付けも簡単ではなくなります。

レベル4:物が増えて開けられないクローゼットや引き出しがある状態

物がたくさんあり過ぎて、収納スペースまでいっぱいになっている状態です。クローゼットや引き出しは、物を詰め込みすぎて開きません。必要な物を探すことも困難になっています。このレベルになると、日常生活に支障をきたしてしまうでしょう。

レベル5:自力での片付けが困難なほどゴミや物で埋め尽くされた状態

ゴミ箱をひっくり返したように物とゴミが床に散乱していて、区別がつかなくなっている状態です。このレベルになると、「汚部屋」を通り越して、もはや「ゴミ屋敷」になっています。自力での解決は困難ですから、誰かのサポートを受けましょう。

汚部屋を片付ける方法とは?7つの手順を紹介

汚部屋を片付ける方法とは?7つの手順を紹介

汚部屋を放っておくと、進行して手がつけられなくなってしまいます。できるだけ早く片付けるようにしましょう。ここからは、汚い部屋や散らかった部屋をどこから片付けるべきか、片付ける手順について説明します。

エリアや種類ごとなど片付けの方針を決める

まず、作業方針を決めます。大きく分けて、エリアごとに片付ける方法と、種類ごとに片付ける方法があります。

エリアごととは、キッチン、リビング、洗面所などの場所ごとに、順番に片付けていく方法です。一部のエリアだけでもきれいになれば、達成感があるでしょう。ただし、この方法ではゴミの分別で戸惑うことも多く、途中で挫折してしまいがちです。

種類ごととは、洋服、本、CD・DVDなど、品目ごとに片付けていく方法です。特定の種類の物だけを拾っていけばいいので、作業がしやすいでしょう。この方法では、部屋がいっぺんに片付かないため、成果を実感しにくいかもしれません。しかし、ゴミの分別はしやすいので、初心者にはおすすめの方法です。

汚部屋の片付けに必要な道具を準備する

汚部屋を片付けるには、道具が必要です。あらかじめ次のような道具を準備しておきましょう。

  • ゴミ袋
    汚部屋を片付ける際にはかなりの枚数が必要になりますから、多めに用意しておきましょう。
  • 軍手
    汚れた物が出てくる可能性もあるので、軍手もあると良いでしょう。
  • マスク
    ホコリでのどをいためないよう、マスクを用意しておきます。
  • 紐、ガムテープ
    新聞、雑誌、段ボールなどをまとめるために必要です。
  • 殺虫剤
    虫が出てきたときに備え、殺虫スプレーがあると良いでしょう。
  • 掃除機、雑巾、バケツ、ボロ布、ブラシなど
    汚れた箇所をこすったりゴミを取り除いたりするときに必要です。

ゴミの日を確認する

作業日程を決めるにあたって、ゴミの日を確認します。ゴミが出た後、ゴミの収集日まで日数があれば、置く場所に困ってしまいます。すぐにゴミを出せるよう、収集日の前日くらいに作業しましょう。

汚部屋の原因を見つけて仕分ける

汚部屋を片付けるときには、汚部屋の原因となっている物から優先的に取り掛かるのが効率的です。部屋を見渡したとき、多くの場所を占めている物が汚部屋の原因です。汚部屋の原因が特定できたら、それをひたすら不要か必要かで仕分けしていきます。

必要か不要か判断できないものも、一時保留としてとりあえず段ボールに入れておきましょう。段ボールに入れたものは、期限を決めておき、期限までに必要と判断しなかった場合には処分します

エリアごとに細かい物を片付ける

汚部屋の原因を減らす作業が終わったら、細かい物を片付けていきます。細かい物は何から手を付けたら良いのか迷ってしまいがちです。エリアごとに片付けると良いでしょう。

片付いた部屋を掃除する

物が片付いた後の部屋は、ホコリがたくさん出て、汚れも目立っています。ホコリや汚れを丁寧に除去しましょう。

必要な物を収納する

掃除が終わった場所から、必要な物を収納していきます。収納場所に入りきらなければ、また散らかってしまいます。収納場所に入る以上の物は持たないことが重要です。

汚部屋の整理をスムーズに進めるための6つのポイント

汚部屋の整理をスムーズに進めるための6つのポイント

汚部屋を片付けようとしても、なかなか進まないことがあります。汚部屋をスムーズに片付けるポイントを知っておきましょう。

期限を決めて取り組む

途中で挫折しないよう、いつまでに片付けるかという期限を決めておきましょう。期限が決まっていなければ、ダラダラと片付けてしまい、結局続きません。

片付けにかかる時間は、物の量や部屋の大きさによって異なります。汚部屋のレベルが上がっている場合、1日では片付けできません。早くスッキリしたいからと焦っても挫折してしまいます。ある程度余裕をもって、無理のない期限を設定しましょう。

一度に全部やろうとしない

汚部屋を片付けると決めたら、早く終わらせてスッキリしたいでしょう。しかし、一度に全部やろうとしてできなければ、かえってストレスになってしまいます。無理なく汚部屋を片付けるには、毎日少しずつ進めたほうが良いでしょう。

「1日30分だけ作業する」「今日は本だけを片付ける」など、短めの時間や少しの品目だけでノルマを決めると取り組みやすくなります。

感情移入せず思い切って捨てる

物を捨てようかと考え始めると、つい感情移入して捨てられないということがよくあります。考え込まず、淡々と捨てていきましょう。

そもそも大切に保管されていないのは、不要な物だからです。長期間使用していない物は、たとえ愛着を感じても不要と判断しましょう。

思い出が残っている物は、写真に撮って保存しておくと、それを見て思い出すことができます。物自体にこだわらないことが大切です。

再利用可能な品物は売る・譲る

まだ使える不用品は、売ることや譲ることも考えましょう。自分にとって不要なものでも、大切に使ってくれる人がいるかもしれません。

まだ使える不用品は、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。フリマアプリやネットオークションで売る方法もあります。不用品を売ればお金になるので一石二鳥です。

片付いた部屋での生活をイメージする

汚部屋を片付けた後に楽しみがあれば、片付けのモチベーションが上がります。きれいになった部屋での生活を具体的にイメージしてみましょう。どんなインテリアを置くかを考え、片付いた部屋でくつろいでいるところを想像すると、楽しみが大きくなります。

汚部屋の片付けが自力でできないときはプロに依頼する

汚部屋のレベルが上がってしまうと、自分では手の施しようがなくなってしまいます。自力で片付けられないような汚部屋は、片付けのプロに依頼しましょう。

くらしのセゾンが提供する「遺品整理・生前整理」は、遺品や家財の整理を任せられるサービスです。物があふれて手が付けられなくなっている部屋でも、作業に慣れたプロがスピーディーに片付けてくれます。予算や状況に応じてプランを提案してもらえますので、ぜひ問い合わせてみてください。

くらしのセゾンの「遺品整理・生前整理」の詳細はこちら

遺品整理・生前整理

品物別で見る片付け方のコツ

品物別で見る片付け方のコツ

汚部屋をいざ片付けようとしても、片付け慣れてない方は何からどうして良いかわからないかもしれません。ここからは、片付け方のコツを品目別に紹介します。

衣類や靴を片付ける方法

お気に入りだった洋服や靴でも、擦り切れていたり汚れたりしていれば、処分しましょう。まだ着用できるものでも、実際に着用していないものは手放した方が賢明です。1年で季節は一巡しますから、1年以上着用していない物は今後着用することはないと考えましょう。

衣類や靴を捨てる場合には、自治体のゴミ収集を利用します。ただし、一度に大量のゴミを出すと収集してくれないことがあるので事前に確認しましょう。

まだ使える衣服は、フリマアプリで売却したり、寄付したりする方法があります。

バッグやアクセサリーなどの小物を片付ける方法

バッグやアクセサリーは次々買ってしまい、収納場所がなくなることがあります。使っていないものがある場合や、似たようなデザインのものが複数ある場合には、処分するようにしましょう。まだ使えるものは、人に譲ったり売ったりするのがおすすめです。

本を片付ける方法

一度読んでそのままにしている書籍や雑誌があることも多いでしょう。一度読んだものは読み返さないことがほとんどです。本や段ボールに整理して入れておくのではなく、思い切って手放した方がよいでしょう。

絶版になっている本や雑誌のバックナンバーは、フリマアプリで高く売れることも多くなっています。売れる本・雑誌がないかも確認しましょう。

きれいな部屋を維持するための方法

きれいな部屋を維持するための方法

汚部屋がきれいに片付いたら、スッキリして嬉しいはずです。しかし、油断しているとあっという間に散らかって、再び汚部屋になってしまいます。汚部屋問題は、一度片付けただけで解決するものではありません。きれいな部屋を維持するための方法についても知っておきましょう。

床が常に見える状態にしておく

床に物を置くのが当たり前になってしまうと、部屋がどんどん散らかって汚部屋化していきます。一つひとつの物をしまう場所を決め、使った後は決めた場所にしまうことを習慣にしましょう。

ゴミを放置しないことも大事です。ゴミはすぐにゴミ箱に入れることを徹底し、ゴミの日には必ずゴミを出しましょう。

常に床が見える状態を意識すれば、汚部屋と呼ばれるまで部屋が散らかることはありません。

収納スペースを片付ける

家に収納スペースが十分あるという方も多いでしょう。収納スペースがたくさんあるほど、物は増える傾向にあります。収納スペースそのものを片付けないと、収納できなくなってしまいます。

今入っている物以外には収納スペースは使わないと決め、物を今以上に増やさないようにしましょう。ラック等を買ってしまうとさらに物が増えてしまいます。収納用のアイテムは買わないようにしましょう。

物を増やさない

物を増やさないためには、衝動買いをやめることが必要です。今持っている物と機能やデザインが変わらない物は、安易に購入しないようにしましょう。

インターネットを利用すれば、気に入った物をボタンひとつで手軽に購入できてしまいます。購入する前に1日考えるなど自分でルールを決めて買い物しましょう。

定期的に部屋を片付ける時間を確保する

散らかった部屋を片付けるには時間がかかります。片付けが苦手な方は、あらかじめ部屋を片付ける時間を確保するのがおすすめです。「毎月〇日は片付けの日」と決めて、片付けを優先的に行うと良いでしょう。

おわりに 

物が多く、部屋が片付けられない場合、そのままでは汚部屋と呼ばれる状態になってしまうことがあります。汚部屋は一刻も早く片付けに着手するのがおすすめです。自分で片付けられない場合や、ゴミ屋敷状態になっていて自分で手を付けられない場合には、片付けのプロの力を借りると良いでしょう。

部屋が片付いたら、再び散らからないよう、意識を変えることも必要です。片付けられないほど物を増やさないことを常に考えておきましょう。

よく読まれている記事

みんなに記事をシェアする

ライフイベントから探す

お悩みから探す

執筆者・監修者一覧

執筆者・監修者一覧

セミナー情報

公式SNS

おすすめコンテンツの最新情報をいち早くお届けします。みなさんからのたくさんのフォローお待ちしています。