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実家じまいにかかる費用は?費用相場や節約のポイントも解説

実家じまいにかかる費用は?費用相場や節約のポイントも解説
セゾンのくらし大研究 編集部

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ご両親が亡くなったり、施設に入ったりなどして誰も住んでいない実家がある場合、扱いをどうするかが問題になります。誰かが住む予定が今後もなさそうなら、実家を処分するのが望ましいでしょう。その分、維持費や税金もかからなくなるためです。

今回の記事では、実家の処分=実家じまいを検討している方のために、実家じまいでやるべきことと、大まかな費用や注意点について詳しく解説します。

この記事を読んでわかること

・実家じまいとは、誰も住まなくなった実家を整理・処分することである

・実家じまいにより、実家を保有し続けることで発生する費用・手間が節約できる

・実家じまいではさまざまな費用が発生するが個々のケースで総額は異なるので見積もりを取ること

・実家じまいは早い段階から、他のご家族ともコミュニケーションを取りながら進めること

遺品整理・生前整理

1.なぜ、実家じまいを行うのか?

なぜ、実家じまいを行うのか?

実家じまいという言葉自体を知っていても、正確な意味や行う理由までは知らないという方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、実家じまいの正確な意味や行う理由について詳しく解説します。

1-1.「実家じまい」とは

実家じまいとは、ご両親が亡くなったり、病院や施設に入ったり、お子さんの住まいのそばに引っ越したりといった理由で、誰も住まなくなった実家を整理して引き払うことです。

空き家を取り壊して売却するなど、不動産の売却も含まれます。似たような言葉に「家じまい」がありますが、これはご自身の住んでいる家を処分することです。だいぶ意味が違うので注意してください。

1-2.実家じまいをする理由

実家じまいをする理由は大きく分けて以下の2つです。

  • お子さんたちのため
  • ご自身たちのため

仮に、ご両親が亡くなった後も実家じまいをしなかったとしましょう。実家をリフォームして住むなどの予定があれば問題ありませんが、ただ持ち続けているだけだと税金などの諸経費や管理の手間がかかります。費用や管理の手間を考えると、どこかで手放さないといけません。

しかし、ご自身が高齢になったり、万が一のことが起きたりしてしまうと、お子さんに動いてもらわないと進められず、負担をかけることになるので注意が必要です。そのため、比較的早い段階=ご自身がある程度体力的・精神的に余裕をもって動ける時期から家じまいをするのが望ましいでしょう。

2.実家じまいにかかるさまざまな費用

実家じまいにかかるさまざまな費用

実家じまいにはさまざまな費用がかかります。ここでは、どんな費用がかかるのか、どんなケースだと費用が高くなるのかについて詳しく解説します。

2-1.一軒家を処分する時、どんな費用が発生する?

一般的な一軒家(30坪程度)を処分する際に発生する費用は以下の通りです。

項目相場いつ支払うか
不用品の回収費用30万円程度回収作業完了時
不動産仲介手数料売却した物件価格の3%+6万円+消費税売買契約時
印紙税1,000円~60,000円売買契約書の作成時
抵当権抹消費用1,000円~移転登録時
司法書士への報酬司法書士により異なる移転登録時
譲渡所得税所得税額(短期)=売却益 × 30.63%
所得税額(長期)=売却益 × 15.315%
確定申告後
更地にする場合は家の解体費85~185万円程度解体工事終了時

※なお、不動産を売却すれば売却益が得られるが、売却条件によっては損失が出ることもある。この場合、譲渡所得税は発生しないが、一定の条件を満たせば損益通算および繰越控除ができる。

なお、実際の費用は家の広さや行う作業の内容・量によっても異なります。専門業者に依頼する場合は事前に見積もりを取りましょう。また、抵当権抹消登記はご自身でもできますが、司法書士に依頼するのが一般的です。こちらも、事前に見積もりを取ってから依頼するかどうかを決めましょう。

2-2.料金が高くなるケースは?

上記の例はあくまで一般的な広さの一戸建てを想定したものです。

以下のいずれかにあてはまる場合は、費用が高くなるので気を付けてください。

  • 部屋が広い
  • 部屋数が多い
  • 不用品が多い
  • 掃除が行き届かずゴミ屋敷になっていた

基本的に、作業量が多くなればなるほど費用もかさむと考えましょう。 詳しくは後述しますが、ご自身でできる作業をまずは済ませ、難しい部分は専門業者に引き継ぐのもひとつの方法です。

3.実家じまいする時にかかる費用の目安

実家じまいする時にかかる費用の目安

前述したとおり、実家じまいをする際には、さまざまな費用が掛かります。ここでは、項目ごとにかかる費用の目安について、さらに細かく掘り下げていきましょう。

3-1.不用品回収にかかる費用

実家に残されている不用品を回収してもらうため遺品整理会社に依頼した場合、かかる費用の目安は以下のとおりです。

間取り費用目安
1LDK60,000~200,000円
2LDK、3DK90,000~300,000円
3LDK150,000~500,000円
4LDK~200,000円~600,000円

ただし、これはあくまで目安であり、実際の費用は以下の要素によって大きく左右されます。

  • 不用品の量
  • 部屋の広さ
  • 立地条件

依頼にあたっては複数の遺品整理会社から見積もりを取り、内容を確認してからどこに頼むかを決めましょう。

3-2.転居や住み替えに伴う費用

ご自身もしくはご家族・ご親族が実家で暮らしている場合、実家住まいをすると住む場所がなくなります。転居・住み替えをする必要があるため、その分の費用も必要です。ご自身やご家族・ご親族の移行も踏まえ、転居・住み替えの詳細を決めましょう。

もちろん、ご両親が既に亡くなっていて、ご家族・ご親族も含め誰も実家で暮らしていない場合はこの限りではありません。

3-3.家の解体費用

家が古く、リフォームをしても売却するのが難しそうな場合は、解体のうえ土地にして売却することが考えられます。解体する場合は、解体工事費用を払わなくてはいけません。

解体工事費用の相場ですが、1坪あたり約2万5,000円~4万円です。30坪の家を解体する場合はだいたい75万円~120万円かかります。なお、実際の解体工事費用は家の立地などさまざまな要素に左右されるので、事前に見積もりを取りましょう。

4.実家じまいにかかる費用を安くする4つのポイント

実家じまいにかかる費用を安くする4つのポイント

実家じまいにかかる費用を安くするにはポイントがあります。以下の点を心得て行動してみましょう。

  • できるだけ自分で片づける
  • なるべく早めに実家じまいを始める
  • 買い取りサービスのある遺品整理会社に依頼する
  • 相見積もりをとる

4-1.できるだけ自分で片づける

費用を安くしたいなら、できるだけご自身で片づけましょう。ご自身で片づければ、その分費用は節約できます。特に、ご実家にある不用品の量が多い場合、ある程度減らした状態で遺品整理業者に依頼すれば大幅に費用が安くなるはずです。

ただし、思い出のある実家の片付けである以上、作業の合間に寂しくなって手を止めてしまい、なかなか進まないかもしれません。

また、実家が遠方にある場合、交通費がかかってしまいかえって高くつく可能性も考えられます。ご自身で進めるとかえって高くつきそうな場合は、思い切ってすべて遺品整理会社にお任せするのも選択肢のひとつです。

4-2.なるべく早めに実家じまいを始める

ご両親やご自身が元気なうちから実家じまいを始めるとよいでしょう。売れるものの整理を丁寧にできるため、費用を安くできる可能性があります。また、じっくり考える時間もあるので、本来は捨ててはいけないものをうっかり捨ててしまうトラブルも起きにくいです。

4-3.買い取りサービスのある遺品整理会社に依頼する

遺品整理会社を選ぶ際は、買い取りサービスの有無も基準にしましょう。買い取りサービスのある遺品整理会社に依頼すれば、回収した実家の不用品をお金に換えることができます。費用の一部に充てられるので、結果的に費用が安くなるかもしれません。

4-4.相見積もりをとる

遺品整理会社に依頼する前に、サービス内容や料金の比較のために複数社に相見積もりをとっておきましょう。複数社から見積もりを取れば、だいたいの相場が見えてくるはずです。あまりに高すぎる(安すぎる)ところには頼まないようにしましょう。

5.実家じまいをする時の注意点

実家じまいをする時の注意点

実家住まいをする際、以下のポイントを心得るとトラブルが起きにくく、スムーズに作業を進められます。

  • 早めのタイミングから整理を始めるのがおすすめ
  • 遺品整理会社がどこまでやってくれるのか確認する

5-1. 早めのタイミングから整理を始めるのがおすすめ

実家じまいをするなら、早めのタイミングでとりかかりましょう。一口に実家じまいといっても、やらなくてはいけないことがかなりあるからです。ご自身以外のご家族との話し合いで進め方を決めたり、荷物の仕分け、ゴミの運び出しなど力仕事をしたりなど、体力が求められます。また、土地や家屋の権利書など、必要書類の保管場所の確認も必要です。

ご自身やご家族が高齢になってしまうと時間がかかったり、できなくなったりする作業もあるので、元気なうちから進めるのをおすすめします。

5-2. 遺品整理会社がどこまでやってくれるのか確認する

遺品整理会社に片づけを依頼する場合には、どこまでやってくれるのか作業の範囲を確認しておきましょう。

一般的には、不用品回収の有無、掃除・ハウスクリーニングなどの有無、買い取りサービスの有無を確認します。サービスに盛り込まれていなくても「こういうことをしてほしい」と希望を伝えれば、柔軟に対応してくれるかもしれません。また、希望する作業を全部やってもらった場合、どのぐらいの費用がかかるかも確認しましょう。

6.実家じまいのお悩みは、専門会社に相談しよう

実家じまいのお悩みは、専門会社に相談しよう

「実家じまいをすべきか」「実家じまいをしたいけどどう進めればよいのか」お悩みなら、専門の会社に相談するのをおすすめします。想定される相談先として、以下の3つを紹介します。

6-1.不動産会社

実家じまい後の家・土地の活用法についての相談は、不動産会社にしましょう。家・土地の活用法として、以下のものが考えられます。

  • 中古一戸建てとして家を売却する
  • 家を解体し更地にして売る
  • 賃貸一戸建てとして運用する
  • 取り壊して駐車場・トランクルームとして運用する

家・土地の立地や広さによっても望ましい活用法は異なるため、不動産会社とも相談しながら決めましょう。

6-2.不用品回収の専門会社

家の中にある荷物や不用品を片づけるなら、不用品回収の専門会社に連絡するのがおすすめです。前述した通り、買い取りサービスも行っているなら、不用品を売ったお金を家じまいの費用の一部にできます。「こういうやり方で進めたい」といった希望があれば、率直に伝えましょう。

6-3. 遺品整理会社

実家じまいは思い出の詰まった実家を手放す作業でもある以上、きめ細やかな対応ができる遺品整理会社で進めるとスムーズに行きます。

遺品整理・生前整理の専門家・遺品整理士が対応する会社に相談するのがおすすめです。

くらしのセゾンが提供する「遺品整理・生前整理」では、遺品整理士が一人ひとりのご希望を伺ったうえで、丁寧な作業で実家じまいのお手伝いをいたします。ご相談およびお見積もりは無料にて対応しているので、まずは一度ご連絡ください。

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おわりに

実家じまいは大切な実家を手放す作業であるうえに、やらなくてはいけないことも多いのでご自身だけで進めるのは意外と大変です。早めの段階から着手し、ご自身だけで手が回らない部分は専門業者の助けも借りながら進めましょう。

また、ご自身以外のご家族とのコミュニケーションも重要です。ご家族にとっても実家は大切な場所である以上、勝手に進めるのはトラブルの原因にもなります。小さな疑問であっても適宜共有し、お互いに納得のいく形で進めましょう。

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