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遺品整理を安い費用でやってもらうには?費用を下げるコツや遺品整理会社の選び方

セゾンのくらし大研究 編集部

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遺品整理は、故人が生きてきた証である遺品を整理する作業であり、残された家族が区切りをつけるためにも大切な作業です。

最近では遺品整理会社を利用する方も増えていますが、費用がいくらかかるのか、あるいはどの会社に依頼すれば良いかわからず迷っている方もいるのではないでしょうか。

このコラムでは、遺品整理にかかる費用を安く抑える方法、安心して任せられる遺品整理会社の選び方を紹介します。遺品整理をプロに依頼しようか迷っている方はぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

  • 遺品整理にかかる費用は、遺品の量や種類、部屋の間取り、作業環境などで変動する
  • 3LDK〜4️LDKの一軒家で相場は20万円程度〜
  • 費用を安く抑えるには、ご自身で行える作業はなるべくご自身で行う、買取サービスを利用する、複数社に相見積もりを取り比較して選ぶなどの方法が有効
  • 遺品整理会社選びに迷ったら、くらしのセゾン「遺品整理・生前整理」がおすすめ
遺品整理・生前整理

遺品整理とは

遺品整理とは

遺品整理は、故人が残した家財道具などを整理し、片付けることをいいます。

思い出の品として残しておくのか、処分するのか。処分するのであれば、買い取ってもらうのか、ゴミに出すのか。ご自身で整理するのか、遺品整理会社などに依頼するのか。費用は誰が負担するのかなど、遺品整理では決めることが多く、骨の折れる作業です。

遺品整理を行うタイミング

遺品整理は、いつまでにやらなければいけないという決まりはありません。一般的には、四十九日や初盆(新盆)、一周忌など区切りとなる法要の時期や、親族の集まるタイミングで行う方が多いようです。

なお、故人が賃貸住宅に住んでいた場合は、退去するまで家賃が発生してしまうため、遺品整理も早めに行うほうが良いでしょう。

また、遺品の中に相続財産となるものが含まれていると、遺産分割や相続税の申告・納税などの手続きが必要になる場合があります。相続税の申告・納税期限は、被相続人(故人)が死亡したことを知った日の翌日から10ヵ月以内です。相続財産に該当するものがないか、遺品の内容の確認は、相続税の申告期限までに、なるべく余裕をもって行いましょう。

遺品整理をプロに依頼するメリット

遺品整理は、遺族が行うのが一般的です。しかし、最近では遺品整理会社などのプロに依頼する方も増えています。遺品整理をプロに依頼するメリットは、次のとおりです。

  • 手間をかけず短時間で遺品整理ができる
  • 実家に何度も出向く必要がない
  • 買い取りや供養などを依頼できる会社もある
  • 思い入れのある品など、ご自身で処分するには抵抗があるものを代わりに処分してもらえる

遠方に住んでいる方、仕事や育児などで忙しい方など、ご自身で遺品整理を行うのが難しい方はプロに依頼するのがおすすめです。買い取りや供養なども行う会社に依頼すれば、片付けから処分までスムーズに進められます。

遺品整理をプロに依頼するデメリット

遺品整理をプロに依頼するデメリットは、費用がかかる点です。依頼する会社や内容、遺品の量・種類などによって料金は異なりますが、一般的に数万円から数十万円程度の費用がかかります。

また、残しておきたかったものを処分されてしまうリスクもあります。遺族にとっては思い出の詰まった大切なものでも、他人から見れば不用品との区別は難しいものです。残したいものは事前に確保しておく、処分前に必ず相談してもらうなどの対策を取っておきましょう。

遺品整理にかかる費用は?

遺品整理にかかる費用は?

遺品整理を依頼するといくらかかるのか。費用はやはり気になるところでしょう。

遺品整理にかかる費用は、遺品の量や種類、部屋の間取り(広さ)、作業環境(立地・階数など)などで変わります。サービス内容や費用は依頼する会社によっても違うため、複数の会社から見積もりを取り、納得して申し込むことが大切です。

遺品整理会社に依頼する場合の費用相場

遺品整理会社に依頼する場合の費用相場は、下表のとおりです。

遺品整理の費用相場

間取り料金相場作業時間作業人数
1R・1K30,000~80,000円1~3時間1~2人
1DK~1LDK50,000~200,000円2~6時間2~4人
2DK~2LDK90,000~300,000円2~8時間2~6人
3DK~3LDK150,000~500,000円4~12時間3~8人
4LDK~220,000~600,000円6~15時間4~10人

実際の作業人数や作業時間は、遺品の量や種類、搬出のしやすさなどに左右され、多くの人員や時間を要するケースでは費用も高くなります。特にゴミ屋敷のように物量の多いケース、孤独死などで特殊清掃が必要なケースでは、相場を大きく上回るケースがあり注意が必要です。

例:一軒家の遺品整理にかかる費用

一軒家の遺品整理費用の相場は、下表のとおりです。一軒家の平均的な間取りである3LDK〜4️LDKの場合、20万円以上の費用がかかると想定しておくべきでしょう。

一軒家の遺品整理費用相場

間取り費用相場
2LDK120,000円〜
3LDK170,000円〜
4LDK220,000円〜
5LDK以上270,000円〜

遺品整理にかかる費用を左右するもの

遺品整理にかかる費用を左右するもの

遺品整理にかかる費用は、整理・処分が必要な遺品の量や種類、部屋の広さ(間取り)、建物の立地、オプションサービスの有無などによって左右されます。

整理・処分する遺品の量や種類

整理・処分する遺品の量が多ければ、仕分けや運搬、処分に手間がかかり、費用も高くつきます。

また、買い取りできない家具や家電などが含まれる場合、ゴミとして処分するための費用がかさみ、費用が高くなりがちです。一方、買い取り可能なものが多い場合は、買取代金を遺品整理費用と相殺でき、実質的な負担を抑えられます。

遺品整理をする部屋の広さ(間取り)

遺品整理の費用は、一般的に作業する部屋の広さや部屋数に比例して高くなります。部屋が広いほど作業時間が増え、より多くの人員が必要になることが理由です。

同じ広さ・間取りであれば、整理・処分する遺品の量が多いほど費用は高く、整理・処分する遺品の量が少なければ費用は安くなります。

遺品整理する建物の立地・周辺状況

遺品整理を行う建物(部屋)の立地や周辺状況も費用を左右する要因のひとつです。

アパートやマンションの場合、階数やエレベーターの有無によって搬出の手間が変わり、費用を左右します。特にエレベーターがない建物の3階以上の部屋は、費用が高くつきがちです。

一戸建ての場合、家の前にトラックを駐車できる場所を確保できないと、費用がかさみやすくなります。

オプションサービス利用の有無

仕分けや搬出といった基本作業に加え、供養やハウスクリーニングなどのオプションサービスを利用する場合は、その料金が加算されます。遺品の処分や買い取りが基本サービスに含まれるかどうかは、会社によって異なりますので、サービス内容は事前に確認しておきましょう。

【遺品整理のオプションサービスと費用の目安(例)】

オプションサービス費用の目安
遺品供養(お焚き上げ)3,000円〜
(自宅供養)20,000円〜
ハウスクリーニング30,000円〜
消臭・消毒作業10,000円〜
害虫駆除10,000円〜

孤独死などで特殊清掃を行う場合には、数万円〜数十万円の費用が追加で必要になることもあります。

遺品整理の費用を安くする方法とは

遺品整理の費用を安くする方法とは

遺品整理にかかる費用は、依頼する会社や作業内容によって大きく変わり、工夫次第で費用を安く抑えられる可能性があります。ここでは、その方法をいくつかご紹介しましょう。

なるべく自分で整理・処分する

依頼する作業が多くなるほど費用は高くなりますので、多少手間がかかっても費用を安く抑えたいなら、ご自身でできる作業はなるべくご自身で行ないましょう。

【ご自身で行える作業の例】

  • 残したいものと処分したいものを整理・分別しておく
  • 袋詰め・梱包しておく
  • 搬出できるゴミは自治体の廃棄物処理施設に直接持ち込んで処分する
  • 搬出できない粗大ゴミは市町村指定の許可業者に依頼して回収・処分してもらう

残したいものだけでもご自身で回収しておけば、誤って処分されてしまう心配もなくなります。

買取サービスを利用する

処分したいもので売れそうなものがあれば、買取サービスの利用が有効です。買取代金を遺品整理の費用に充てれば、実質的な負担も軽減できるでしょう。利用する買取サービスは、売りたいものの種類にあわせて選びましょう。買取サービスを行う遺品整理会社もあります。

リサイクルショップ

まだ使える大型の家具や家電などは、出張買取サービスのあるリサイクルショップの利用がおすすめです。買取価格は低めですが、搬出や運搬の手間がかかりません。大量の本や衣類なども出張買取の利用が便利です。

ネットの買取サービス

本やCD、小型家電などご自身で箱詰めできるものは、ネットの買取サービスを利用してもよいでしょう。全国どこでも集荷を依頼すれば宅配会社が回収してくれ、査定に立ち会う必要もありません。値段がつかなかったものも、基本的にそのまま処分してもらえます。

専門の買取店

美術品や骨董品、楽器、専門書、レコード、コレクターグッズなどは専門の買取店の利用がおすすめです。専門の買取店であれば、プレミアなども含めた市場での価値が正しく反映された査定が行われやすく、リサイクルショップに比べて高く売れる可能性があります。

日程に余裕を持って依頼する

急ぎの依頼では多くの作業員が必要になり、費用は割高になる傾向があります。

住宅が賃貸で早めに退去しなければいけないなど、やむを得ない事情がなければ、日程に余裕を持って依頼したほうが良いでしょう。

見積もりは複数の遺品整理会社に依頼する

同じ条件でも、遺品整理会社によって費用やサービス内容が異なる場合がありますので、適正価格を把握するためにも、なるべく複数社から相見積もりを取り、比較して選びましょう。

相見積もりを依頼していることをほかの会社に伝えると、値引きを検討してもらえる場合もあります。

相見積もり時の対応から、親身に対応してくれる会社なのか、対応のスピード感なども確認しておきましょう。

安心して任せられる遺品整理会社を選ぶコツ

安心して任せられる遺品整理会社を選ぶコツ

遺品整理会社は、安さだけでなく安心して任せられるかどうかも重要なポイントです。

遺品整理会社として行う業務に必要な許可などを取得していること、費用や見積書がわかりやすく示されていることを、依頼前によく確認しましょう。

業務に必要な許可を取得している会社を選ぶ

遺品整理を事業として行う場合、業務内容によっては次のような許可が必要ですので、許可を得ている会社かどうか、会社のホームページなどで確認しましょう。

  • 一般廃棄物収集運搬許可……一般家庭から出る不用品(一般廃棄物)を収集・運搬するために必要な許可
  • 古物商許可……中古品の買い取り、販売などを行うために必要な許可

許可なく業務を行えば無許可営業であり違法です。そのような会社を利用しないようにしましょう。

遺品整理士の資格を持つスタッフが在籍していればより安心といえます。

遺品整理士は、遺品整理の取扱手順や法規制等の知識を正しく身に付けていることを証明する民間資格です。

費用がわかりやすく明示されている会社を選ぶ

料金体系の情報が明示されているかどうかを会社のホームページなどで確認します。基本サービスに含まれず追加料金が必要になるサービスや引き取り品目、キャンセル料の有無の確認も大切です。

【別料金になりやすい項目】

  • 不用品の回収料金
  • 家電リサイクル料金(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機)
  • 遺品供養料
  • ハウスクリーニング費用
  • 消臭・消毒費用
  • 特殊清掃費用 など

見積書を発行してもらったら、作業内容と費用の内訳が詳細に記載されているかを確認しましょう。

「作業一式」のようなおおまかな記載ではなく、作業内容が項目ごとに記載されている会社が安心です。費用の内訳がわかれば、後々追加料金がかかるなどのトラブルも防げます。

見積書の内容に不明な点があれば必ず解消し、納得してから契約するようにしてください。

遺品整理会社選びに迷ったら、くらしのセゾン「遺品整理・生前整理」へ

遺品整理会社に依頼したいけれど、どの会社を選べばいいか迷ってしまう。そんな方には、「くらしのセゾン 遺品整理・生前整理」がおすすめです。

「くらしのセゾン 遺品整理・生前整理」では、遺品整理士が思い出の品、貴重品、供養品を独自の基準で細かく整理し、心を込めてすべての家財を仕分けします。遺産整理士が現地に訪問し、依頼者の希望や予算、状況に応じて見積もりを提案してくれるため、納得して作業を任せられるでしょう。

終活や施設入居などに伴う生前整理にも対応しており、家族に迷惑をかけないよう、生前に対策しておきたい方にもおすすめです。家財の整理だけでなく、財産整理のアドバイスも受けられます。

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遺品整理・生前整理

おわりに 

遺品整理会社へ依頼する場合の費用を安く抑えるには、できる作業はご自身で行う、買取サービスを利用する、複数社で相見積もりを取り比較して選ぶといった方法が有効です。

遺品整理会社選びでは、安さだけでなく、安心して任せられる会社を選びましょう。

どの会社を選べばいいか迷ってしまう方は、専任の遺品整理士が対応してくれる、「くらしのセゾン 遺品整理・生前整理」をご検討ください。

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