更新日
公開日

不用品回収業者を選ぶポイントとは?メリットやデメリットも解説

不用品回収業者を選ぶポイントとは?メリットやデメリットも解説
セゾンのくらし大研究 編集部

執筆者

セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

家の片付けで不用品が出た場合、どのように処分していますか?少量であれば、自宅近くで行われる自治体のゴミ収集を利用できますが、まとまった量になると一度に処分できないことも。そこで本コラムでは、ゴミ処分でお困りの方に向けて、不用品回収業者とはどういうものか、依頼するメリットやデメリット、注意点などについて紹介します。

この記事を読んでわかること

  • 不用品回収業者は依頼者が処分したいものを回収してくれる
  • 自治体が回収できないものも回収してくれる半面、回収できないものもある
  • 悪質業者も含まれるため、口コミを確認するなど不用品回収業者選びには注意が必要である
  • 遺品整理や生前整理で不用品回収業者を探しているのであれば、遺品整理士が対応してくれる「くらしのセゾン」がおすすめ
遺品整理・生前整理

不用品回収業者について

不用品回収業者について

まずは不用品回収業者がどういったもので、名前が似ている廃品回収業者と何が違うのかを見ていきましょう。

「粗大ゴミを処分したい」と思ったときにイメージするのは、自治体のゴミ収集や不用品回収業者、廃品回収業者。しかし自治体のゴミ収集では処分できないものや家からの運び出しが大変な場合もあります。

そういった場合に便利なのが、不用品回収業者や廃品回収業者です。それぞれの目的やサービスについて紹介します。

廃品回収業者との違いとは

不用品回収業者と廃品回収業者は、似ているようで目的が違います。利用する前に違いを理解しておきましょう。

不用品回収業者は依頼者が処分したいものを回収するのが目的

不用品回収業者は、リサイクル可能なものも含めて依頼人が処分したいものをすべて引き取ることを目的としている会社のこと。そのため、廃品回収業者と比較すると、引き取ってもらえる回収品目が多い点が特徴です。

引っ越しの際に出る不用品以外にも、ゴミ屋敷の片付けや遺品整理などのサービスを行う場合もあります。不用品回収業者であれば、「自治体のゴミ収集日まで待てない」というときも「自分での運び出しが難しい」場合も依頼できるため安心です。

廃品回収業者はリサイクルできるものを中心に回収するのが目的

廃品回収業者は、リサイクル可能な商品を回収することを目的にしている会社のこと。そのため、回収できる商品が限られており、「無料で回収」としつつも家電の年式や状態によっては回収費用を支払わなければならない場合もあります。

また、リサイクルできないものは断られたり、廃品回収業者によって回収できるものが違ったりすることも。どういったものが回収対象なのかを事前に確認してから依頼すると良いでしょう。

不用品回収業者に依頼するメリットとデメリット

不用品回収業者に依頼するメリットとデメリット

ここからは、不用品回収業者に粗大ゴミや家電の処分などを依頼するメリットとデメリットについて紹介します。「不用品回収業者に依頼しようか」と迷っている方は、ぜひ確認してみてください。

不用品回収業者のメリット

不用品回収業者を利用するメリットについて見ていきましょう。

自治体のゴミ回収が難しいものでも引き取ってもらえる

不用品回収業者であれば、自治体のゴミ回収で収集できないものでも引き取ってもらえる可能性があります。例えば、家電リサイクル法やPCリサイクル法対象の機器、自動車のバッテリーやピアノなどの適正な処理が難しいものも引き取ってもらえる可能性が高いです。

家電リサイクル法の対象として自治体の粗大ゴミに含まれないものは、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、テレビです。PCリサイクル法は、パソコンや液晶ディスプレイなどに含まれる資源を有効に利用するために回収や分別を推進するものです。

ゴミ回収の場所まで持って行く手間が省ける

大型の家電や家具を自治体の粗大ゴミとして処分すると、手間や時間がかかるでしょう。不用品回収業者を利用すれば、自宅まで回収に来てくれて家から運び出すこともサービスに含まれているため手間が省けます。

一般的に、自治体のゴミ回収を利用しようとすると、ゴミの集積場まで持って行ったり分解したりしなければなりません。分解作業や持ち込み作業は重労働です。不用品回収業者であれば、こういった面倒なこともすべて任せられるでしょう。

家中の不用品を一気に回収してくれる

不用品回収業者は「引っ越しを機に不用品を一気に片付けたい」や「遺品整理のため一度に作業したい」と考えている方にぴったりです。家にある不用品を一気に回収してくれるため、忙しくなかなか時間を作れない方や不用品がたくさん溜まっている方におすすめ。

もちろん、不用品が炊飯器一個という場合は、自治体のゴミ回収を利用したほうが良いかもしれません。不用品の量や不用品の大きさ、ゴミ収集にかかる料金などを総合し、どちらのほうがメリットが大きいのかを判断すると良いでしょう。

回収だけでなく買取もしてくれる

不用品回収業者の場合、回収だけでなく買取もしてくれます。まだ使えるものの自分にとっては不用なものは、フリマアプリなどを活用するとお金を得られるのでとてもお得です。しかし、ご自身で出品して配送して…となると、手間に感じる方もいるでしょう。

こういったケースでは、不要品回収業者に買取対応を依頼することで手間や労力を省けます。買取で得たお金を不用品回収費用に充てられるため、よりお得に利用できることになるでしょう。

リサイクル活動にもなる

不用品回収業者に依頼するということは、不用品をリサイクルすることにつながります。「不用品=ゴミ」とすると、ゴミ処分によって環境を害するきっかけを増やすことにも。

また、不用品回収業者にも優良業者とそうではないケースがあります。優良業者ではない場合、不法投棄や不法輸出の可能性があるため注意が必要です。優良な不用品回収業者に依頼して、地球環境の未来を守るリサイクル活動につなげましょう。

不用品回収業者のデメリット

次に、不用品回収業者を利用するデメリットについて考えていきます。不用品回収業者の利用を検討する場合は、メリットとデメリットを天秤にかけて利用するか検討しましょう。

処分費用が高くなる

家にある不用品を一気に片付けようと思うと、不用品回収業者に依頼することが便利です。その半面、自治体のゴミ回収を利用するよりも処分費用が高くなる可能性があります。

自治体のゴミ回収であれば、自分でゴミを分解したり持ち込んだりするため、人手を必要としません。不用品回収業者を利用する場合は、不用品回収業者の方に現地まで来てもらって運び出して不用品の処分をしてもらいます。

その分、費用がかさんでしまうのです。労力や時間をかけない代わりに費用がかかることを良しとするかは人それぞれでしょう。

悪質業者とのトラブルに巻き込まれる可能性がある

先ほど少しふれましたが、不用品回収業者のなかには、悪質業者が含まれています。優良業者と悪質業者の見極めを誤ってしまうと、トラブルに巻き込まれることもあるため注意が必要です。

例えば、以下のようなトラブル事例があります。

  • 無料回収とチラシにあるのに費用を請求された
  • 費用が高かったためキャンセルしようとしたらキャンセル費用を請求された
  • 回収してもらった不用品を不法投棄された

この業界には、少なからず悪質業者がいるため、依頼する前にしっかりチェックしましょう。

不用品回収業者を選ぶポイント

不用品回収業者を選ぶポイント

では、不用品回収業者を選ぶ場合には、どういったポイントをチェックすると良いのでしょうか?信頼できる優良業者を選ぶために、必ず確認したいポイントを紹介します。

一般廃棄物収集運搬業許可を持っているか確認する

最初に確認するポイントは、一般廃棄物収集運搬業許可を持っているかどうか。自治体が発行する許可証なしで営業するのは違法です。

基本的に、不用品回収業者のホームページには、一般廃棄物収集運搬業許可の認可番号が記載されています。また、自治体のホームページでも掲載されているため、依頼しようと考えている不用品回収業者と自治体のホームページを見比べて、認可されているかを確認すると安心です。

料金設定がわかりやすく表示されているか確認する

料金設定がわかりやすいかどうかも確認したいポイント。あえてわかりにくく記載されていたり料金がきちんと表記されていなかったりするケースは、悪質業者の可能性があります。

優良な不用品回収業者の場合は、料金体系がわかりやすい点が特徴です。ホームページやチラシを見た際に「料金がわかりづらい」と感じた場合は避けたほうが良いでしょう。

複数の不用品回収業者の料金設定を見比べてみる

不用品回収業者を選ぶ際は、複数の業者を見比べてください。1社のみの確認で決めてしまうと、その不用品回収業者が相場より高い料金設定であるかもしれないためです。複数の不用品回収業者の料金を確認して、そのエリアの相場を把握しましょう。

また、不用品回収業者の料金プランは基本的に2種類です。

  • 基本料金+回収品目単品ごとの料金
  • トラック積み放題の定額制

「基本料金+回収品目単品ごとの料金」は、3,000円ほどの基本料金に、回収するものの回収料金によって料金が増えていく仕組みです。「トラック積み放題の定額制」は、トラックの大きさによって料金が決まっており、トラックに載せられるだけ不用品を回収してもらえるという仕組み。

どちらの料金プランの仕組みを選ぶとお得なのかは、不用品の大きさや量などによって異なります。事前に見積もりをとって検討しましょう。

不用品回収業者のホームページで事例を確認する

不用品回収業者のホームページにて、実際の作業事例やカスタム例を確認することもお忘れなく。優良な不用品回収業者では、こういった作業場所でどれくらいの時間がかかり、どんな品目を回収した、といった作業事例を掲載しています。

作業事例を確認すると、ご自身の場合はどれくらいの費用や時間になるのかがイメージしやすくなって安心です。

口コミを確認する

不用品回収業者のホームページ上に、口コミも掲載されているかを確認してください。ホームページ上に口コミ掲載がある業者は、顧客に対して真摯な対応を心がけている可能性があります。ただし、ホームページ掲載の口コミは、良いことだけをピックアップしているケースも。

ホームページ以外にも地域の口コミサイトや、不用品回収業者を比較する口コミサイトなどでスタッフの対応や作業の様子などを確認しましょう。

関連記事:親の家の片付けにかかる費用は?プロに頼んだほうが良いケースや費用を抑える方法も紹介

依頼するときの注意点

依頼するときの注意点

悪質業者への依頼は絶対に避けたいものです。ここでは、悪質業者への依頼を防ぐためにできる注意点や不用品処分で気をつけたいことを紹介します。不用品回収で優良業者を選ぶために、必ず確認しておきましょう。

無料の不用品回収を謳っている

チラシや地域の巡回トラックで「無料回収」を謳っていませんか?基本的に、不用品回収業者において無料となることはありません。無料回収を謳って、あとから交通費や運搬料を請求されるなどのケースがよくあるのです。

また、見積もりを提示しないままトラックに積み込んで高額請求を行うという事例も。くれぐれも無料を謳っている不用品回収業者には注意しましょう。

所在地や固定電話が記載されていない

優良業者は一般廃棄物収集運搬業許可を持っています。そのため、事業所の住所や連絡先が記載されていないのは怪しいと思って間違いありません。悪質業者の場合、さまざまなエリアを転々としながら営業していることも。

また、固定電話ではなく携帯電話が掲載されている不用品回収業者も注意しましょう。

不用品回収業者でも回収不可なものがある

不用品回収業者は、廃品回収業者と比べると、ある程度のものは回収してくれます。しかし、何でも回収できるというわけではありません。

例えば、汚物や生ゴミ、医療廃棄物、危険物などは回収不可です。依頼する前に、引き取ってもらいたい不用品が回収可能かどうか確認しておくと良いでしょう。

幅広い家財整理に対応可能な「くらしのセゾンの遺品整理・生前整理」

幅広い家財整理に対応可能な「くらしのセゾンの遺品整理・生前整理」

「将来的に、家族に遺品整理で迷惑をかけたくないから生前整理を検討している」「家族の遺品整理で不用品回収業者を探している」という方には、くらしのセゾンが運営する「遺品整理・生前整理」がおすすめです。大切な遺品や家財を丁寧に整理するサービスを行っています。

幅広い家財整理に対応しており、無料調査や無料見積もりを実施。遺品整理には遺品整理士が対応します。料金体系もわかりやすく、納得したうえで依頼することが可能です。

生前整理や遺品整理、家財整理でお悩みの方は、くらしのセゾンの「遺品整理・生前整理」に相談してみてはいかがでしょうか。

くらしのセゾン 遺品整理・生前整理の詳細はこちら

遺品整理・生前整理

おわりに 

不用品の処分を一気に解決したい方には、不用品回収業者がおすすめです。ただし、不用品回収業者のなかには悪質業者が潜んでいる場合も。悪質業者に依頼しないためには、不用品回収業者の見極めが大切です。

また、不用品回収業者ではなく、ご自身で自治体のゴミ回収に依頼したほうが費用を抑えられるケースもあります。メリットやデメリット、見積もりなどさまざまな角度から検討して選びましょう。

関連記事:遺品整理で出た家具はどうすれば良い?処分方法や費用の目安などを紹介

よく読まれている記事

みんなに記事をシェアする