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布団掃除機ってどんなもの?メリットや使い方・おすすめの商品を知ろう

布団掃除機ってどんなもの?メリットや使い方・おすすめの商品を知ろう
セゾンのくらし大研究 編集部

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布団を清潔に保つために使われる布団掃除機。普通の掃除機とどのように違うのか、知らない方も多いのではないでしょうか。このコラムでは、布団掃除機と普通の掃除機の違いをはじめ、布団掃除機を使用するメリットやデメリットについてご紹介していきます。さらに、布団掃除機の選び方についてもお伝えしていきますのでぜひ最後までご覧ください。

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布団掃除機と普通の掃除機との違いは?

ここでは、布団掃除機と普通の掃除機の違いについて解説していきます。

布団掃除機とは?

布団掃除機とは、布団やマットレスの掃除に特化したハンディタイプの掃除機です。近年では花粉・PM2.5などの影響で布団を室内で干すという家庭も増えてきています。しかし室内干しでは、ダニや湿気対策に限界があることから、これらを解決する布団掃除機の需要が高まっています。

布団掃除機は、布団の掃除がしやすいように機能や使い勝手が考慮されているため、掃除がしにくい厚みのある布団の上でも簡単に操作できます。布団の上の髪の毛やほこりだけでなく、ダニの死骸やフンといったハウスダストも吸引してくれることから、天日干しの後に使うのも良いでしょう

普通の掃除機との違いは?

布団掃除機と普通の掃除機は、「吸引力」や「ヘッド構造」に違いがあります。普通の掃除機を布団にかけると、布ごと吸い上げ、スムーズに掃除ができません。一方、布団掃除機であれば、布団の掃除に合った吸引力と、吸引力を助けるヘッド構造になっているので、布ごと吸い取らずに布団上をコロコロとヘッドを転がしてほこりを吸い取れます

また普通の掃除機は、リビングやキッチンなど布団以外の掃除にも使用するため、ヘッド部分に雑菌が付着しています。そのヘッド部分を使用して布団の掃除をすると、かえって布団を汚すことになってしまうのです。布団掃除機を使用した方が、より衛生的に布団の掃除ができるといえるでしょう。

布団掃除機を使うメリットとは?

布団掃除機を使うメリットとは?

布団掃除機を使用するメリットについてお伝えしていきます。

ダニやほこり・花粉などを取ってくれる

布団掃除機は、布団の中に付着するダニやほこり、花粉といった目に見えないハウスダストを吸い取ります。ハウスダストは、皮膚炎や鼻炎などのアレルギー症状を引き起こす要因にもなるため、アレルギーやアトピー体質の方、アレルギーを予防したい方は、布団掃除機の導入がおすすめです。

さらに、布団掃除機を使用することで、髪の毛をはじめ、ペットの毛や糸くずといった繊維ゴミもキャッチできるため、布団を清潔に保てます。

除菌ができるタイプがある

布団掃除機の中には、布団を除菌できるものがあります。医療現場などで除菌灯として使われている「UV(紫外線)」ランプが搭載された布団掃除機は、UV(紫外線)照射することにより、布団に付いたウイルスや臭いを抑える効果も期待できます。臭いは汗がついた布団を放置すると雑菌が繁殖し発生するため、布団掃除機で除菌することで、臭いを抑える効果が見込めます。

天気に左右されずきれいにできる

布団掃除機は、悪天候の日や梅雨の時期、花粉の気になる季節など布団の外干しが難しいシーンでも気にせず布団をきれいにすることができます。布団を外に干すときは、日中の日差しが強い時間帯を選んだり、前日が雨の日は控えたりと干すのに適した条件を気にしなければなりません。その点、布団掃除機を使用するのであれば、時間帯や天気に左右されず好きなタイミングで行えるのです。忙しくて布団を干すタイミングが無い方でも、布団掃除機で手軽に布団を掃除できます

布団を外まで運ぶ必要がない

布団を天日干しする場合、布団を外へと運ばなければいけませんが、布団掃除機があればその必要はありません。布団を干すために持ち上げる動作は意外と重労働です。家族の人数が多ければその分負担が増えるため、こまめに干したくてもなかなかできない方も多いのではないでしょうか。

また、ベランダに洗濯物を干すのを禁じているマンションにお住まいの方や、大通りに面したベランダで排気ガスが気になり外に布団を干すことに抵抗がある方もいるでしょう。そんなときに、室内で使える布団掃除機があれば便利です。

さらに、天日干しが大変なシニアの方や、ベランダが狭くて布団が干しにくい方でも、布団掃除機を使って気軽に布団のお手入れができます。また、外に干すことのできないベッドをお使いの方も、布団掃除機を使ってマットをきれいにすることができます。

布団掃除機を使うデメリットは? 

布団掃除機を使うデメリットは? 

続いて、布団掃除機を使用するうえでのデメリットをお伝えしていきます。

他の用途で使えない

布団掃除機は、布団以外の掃除には適しません。床や車中といった布団以外の掃除で使用した場合、掃除機のヘッドが汚れてしまい、結果的に布団に菌やゴミを付着させてしまう恐れがあります。そのため、布団掃除機は基本的に布団のみ使用するようにしましょう。

そもそも布団掃除機は、布団が掃除しやすいように設計されているため、ヘッドの形や機能は布団のゴミが取りやすいものが搭載されています。吸引力も普通の掃除機に比べて弱いので、布団の掃除以外の用途には不向きといえるでしょう。もちろん布団掃除機のなかには、普通の掃除機として使えるモデルもありますが、使い分ける際のパーツ交換の手間がかかります。

収納に困る場合も

布団掃除機は、かさばって収納スペースに困る場合があります。自立式の布団掃除機や立てかけておけるスタンドがセットになっている商品もあるので、あらかじめ購入前に確認しておくと良いでしょう。また、商品によっては別売りで布団掃除機を立てかけられるスタンドが販売されているので、布団掃除機を手に入れてから収納方法に困った場合には購入を検討してみましょう。

布団掃除機の選び方は? 

ここでは、布団掃除機の選び方を紹介していきます。

布団専用?ノズル付け替えの兼用タイプ?

布団掃除機は、「布団専用タイプ」と「ノズル付け替えの兼用タイプ」の2種類に分けられます。布団専用タイプは、布団の掃除以外の用途の使用には適していません。そして、布団の掃除に特化している分、軽量性や使いやすさに優れています。

一方、ノズル付け替えの兼用タイプは、ソファやカーペット、車の座席といった布団以外の掃除にも対応できます。掃除機本体のノズルやパーツを付け替えることで、多くの場所の掃除に活用が可能です。しかしながら、兼用の場合はノズルが布団を吸い込んで作業性が低下するケースもあるので、購入の際にはその点も考慮に入れると良いでしょう。

紙パック式か紙パックレスタイプ?またはサイクロン式?

紙パック式の布団掃除機は、紙パックを本体に取り付けて使用します。紙パックごとゴミを捨てられるので、周囲にほこりを撒き散らさないで済みます。ただし、使用する際は専用の紙パックや機種対応の汎用紙パックが必要となり、ランニングコストがかかるため注意が必要です。

また、紙パックレス式の布団掃除機は、フィルターの備わったダストボックスにゴミが溜まるため使い捨ての紙パック方式に比べ経済的です。この他にサイクロン方式では、遠心力で空気とゴミを分離し、ダストボックスにゴミが溜まっていくので消耗品の費用や手入れの手間はあまりかかりません。さらに水洗いできるタイプであれば、布団掃除機を清潔に保つことができます。

コードあり?コードなし?

布団掃除機には、「コードありのタイプ」と「コードレスタイプ」の2種類があります。コードありのタイプは、電源コードの長さにより使用範囲が限定されますが、充電切れを気にせず使用できます。一方のコードレスタイプは、給電に充電式のバッテリーが使われています。充電切れに注意が必要ですが、取り回しも良く手軽に使用できます。

たたき回数など特別な性能で選ぶのも良いかも!

布団掃除機は、各メーカーが多彩な特徴や性能を搭載したモデルがリリースされています。布団掃除機を選ぶ時には、布団掃除機のそれぞれの性能に注目してみましょう。ひとえに布団をきれいにするといっても、布団のゴミをたたき出す「たたき回数」や、ゴミが可視化できる「センサー機能」、ダニの動きを抑制する「温風機能」などアプローチはさまざまです。

この他にも、ダニだけでなく菌やウイルスの除菌効果が期待できる「UV機能」などもあります。布団掃除機に求める性能や使用する場面などを明確にしたうえで選んでみると良いでしょう。

布団掃除機のかけ方や注意点とは? 

布団掃除機のかけ方や注意点とは? 

ここでは、布団掃除機のかけ方と注意点をお伝えしていきます。

布団を干し軽くたたく

布団をよりきれいに保つためには、まず天気の良い乾燥した日に布団を干すようにしましょう。干す時間帯は、湿度の低い時間帯(主に午前10時〜午後3時頃)が適しています。布団全面に日光が当たるよう、両面を干しましょう。この時、シーツやカバーで覆って干すと、布団の生地の傷みを防げます。

布団は強くたたきすぎると布団の詰め物や生地を傷めてしまう可能性があるので、表面のほこりを取り除く程度に軽くたたきましょう。また、布団を運べない場合なども、布団の中に潜むダニを表面に浮き上がらせるために軽く布団をたたくと良いでしょう。

布団掃除機を使う

布団を天日干ししたら、布団掃除機を使って布団をきれいにしていきます。まず、布団の両面に布団掃除機をかけましょう。布団の生地を傷めないよう、ゆっくりと何度も往復させながら布団につくほこりやダニの死骸、フンを取り除きます。

これだけであれば、普通の掃除機でも代用できそうですが、布団の中に潜むダニはなかなか取り除くことができません。布団掃除機を使うことで、干してたたいて浮き上がらせたダニなどをしっかりと取り除くことができるのです。布団をより清潔にしたいのであれば、布団掃除機を使いましょう。

おすすめの布団掃除機ブランドとは? 

ここでは、おすすめの布団掃除機ブランドをお伝えしていきます。

レイコップ

レイコップは、世界24ヵ国で販売される布団掃除機のブランドです。医師でもある社長主導のもと、テクノロジーと医学知識を融合し、ハウスダストアレルギーに着目した開発が行われています。レイコップの布団クリーナー「レイコップ PRO」は、布団と接する底面に抗菌加工を施して、安心して使える清潔さを実現。

そして、高ポテンシャルな波長253.7ナノメートルの紫外線照射により、布団の奥まで効果的に殺菌できます。この他には、上部へフロントグリルを設置することで、布団を吸引口に密着させながらも吸着しすぎない程度に空気を逃しながら最適な吸引を保っているのです。

また、「アクティブパンチブラシ」の機能では、ブラシの回転から生じる遠心力で、たたき部分が可動して布団へ微振動を与えられます。このたたき回数は毎分28,800回で、効率良くハウスダストを取り除くことができます。

ダイソン

ダイソンは、イギリス発の電気機器メーカーです。これまでメジャーであった紙パック式掃除機とは異なる、パック交換が不要のデュアルサイクロン方式の掃除機の始祖として知られています。ダイソンは、持ち運びのしやすい利便性のあるハンディタイプの布団掃除機を販売しています。

Dyson V6 Mattress+」は、布団掃除機としての機能を充分に果たす吸引力と、掃除や持ち運びがしやすいコンパクトさを両立したアイテムです。2層に配置する計15個のサイクロンを同時に回転させる技術で、毎分110,000回転する圧倒的な吸引パワーが生み出されます。そのうえ、ニッケルマンガンコバルトバッテリーによる安定したパワー供給で、20分間高い吸引力の維持が可能です。

アイリスオーヤマ

アイリスオーヤマは、仙台市に本社がある日本のメーカーです。リーズナブルな価格でありながら、高性能な商品提供を重視した企業姿勢が反映され、布団掃除機もコストパフォーマンスの高い商品が販売されています。アイリスオーヤマの布団掃除機「超吸引ふとんクリーナー IC-FAC4」は、約30cmのワイドヘッドで強力なたたき機能と優れた吸引力の相乗効果により、ハウスダストを徹底的に除去します。

横回転と縦回転の2種類を組み合わせたサイクロン機能による強力な気流で、高い吸引力が発揮できるのです。さらに、布団たたき用具をモチーフとした幅広のたたきパッドが、毎分約6,000回の振動により繊維の隙間に付着するダニやゴミを浮き上がらせます。

パナソニック

パナソニックは、日本の家庭用電気機器メーカーです。パナソニックの布団掃除機「MC-DF500G」は、業界初の紙パック式が採用されており、パッと捨てられほこりが舞い上がりにくいメリットがあります。面倒なフィルターやダストボックスの掃除の必要もなく、お手入れも簡単です。

また、「クリーンセンサー」により、フンやダニの死骸などのハウスダストを検知し、赤く点灯して知らせてくれます。そして、ハウスダストなどのゴミが無くなりキレイになれば青く点灯するので、掃除完了の目安となります。

シャープ

日本の総合電子機器メーカーであるシャープからも、布団掃除機の「Cornet(コロネ)」が発売されています。徹底したダニの研究により開発されたヒートサイクロンを取り入れ、布団に温風を吹き付け、繊維についたダニを引き剥がします。

さらに「たたきパワーブラシ」と遠心分離サイクロンでダニをはじめとするアレルギー物質を除去。加えてシャープ独自の「プラズマクラスターイオン」を温風と共に放出することで、加齢臭のニオイの元となる成分を消臭可能です。

おわりに

布団掃除機は、布団を外干ししなくても、布団を清潔に保つことのできる便利なアイテムです。天候に左右されず、わざわざ布団を外へ運ばなくて済むなどメリットも豊富なので、気になる方はぜひ検討してみてください。また、布団掃除機以外の方法を検討している方には、くらしのセゾン宅配クリーニングがおすすめです。プロのクリーニングで布団をフカフカにできますよ。ダニよけ加工付きなので布団を清潔にしたい方はチェックしてみてください

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