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室内のドアを交換したい!DIY方法からプロに頼む方法までをご紹介

室内のドアを交換したい!DIY方法からプロに頼む方法までをご紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

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セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

「最近ドアが開けづらくなってきた」「部屋の雰囲気を変えたい」長年同じ家に住んでいる方にありがちなお悩みではないでしょうか。そのようなときは室内ドアの交換がおすすめです。このコラムでは、室内ドアを交換するメリットや交換時の費用相場などをご紹介します。リフォームの流れやおすすめの専門会社も併せてご紹介するので、ドアを交換したいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

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室内ドアを交換するメリット

1.室内ドアを交換するメリット

まずは室内ドアを交換するメリットについてご紹介します。

自分好みの空間が作れる

ドアは部屋に入る際に、最初に目に入るものです。ドアの印象が部屋そのものの印象を左右するといっても過言ではありません。ドアの色を壁になじむ色にして広さを感じられるようにしたり、アクセントカラーでおしゃれな空間を演出したりと、色だけでも印象は大きく変わります。

また、すりガラスのあるドアにすれば光が透けて、開放的かつ温かい雰囲気の部屋になるでしょう。「長年住んでいる家のデザインに飽きてきたけれど、リフォームするほどでもない」というようなときは、ドアを新調してみるのがおすすめです。好きなデザインのドアに交換することで、自分好みの空間を作ることができます。

勝手が良くなる

最近のドアには、生活する方に寄り添った機能が備わったものが多数販売されています。例えば、開閉音が静かなものや、ゆっくり閉まるものなど。犬や猫を飼われている方には、ペット用のくぐり戸付きのドアが人気です。

また、引き戸にはドアが床と接触しない上吊り引き戸もあります。床のレールが必要ないため、フラットになり段差へのつまずきや引っかかりを防げるのがメリットです。介護などで車椅子が必要になったときにも、上吊り引き戸ならストレスなく移動ができます。レールがないことでホコリが貯まりにくく、掃除が楽になるのも魅力です。

交換する室内ドアの選び方

2.交換する室内ドアの選び方

ドアを交換したい部屋やイメージ、目的によってドアの選び方は異なります。具体的にご紹介しましょう。

バリアフリーに適した引き戸や折れ戸を選ぶ

現在の家に長く住み続ける予定があるなら、バリアフリーを意識した引き戸や折れ戸を選びましょう。おすすめは先ほどもご紹介した上吊り引き戸です。車いすでの移動は数ミリ単位の段差も、乗る方に負担をかけてしまいます。

上吊り引き戸であればレールが不要なので、バリアフリーを考える際におすすめのドアです。しかし、引き戸はドアを引き込むスペースも必要になります。スペースの関係で設置できない場合は、開き戸より少ないスペースで開閉ができる折れ戸も検討しましょう。

リビングにガラス入りのドアを選ぶ

毎日出入りするリビングにおすすめなのはガラス入りのドアです。光や視線が抜けることで、リビングや廊下が明るく、開放感のある空間になります。

床から天井までガラスが入っているドアを選べば、ドアを閉めているときでも圧迫感がありません。ドアの向こう側が見えることで、家族にぶつかることもなく安全に開閉できます。玄関や廊下からリビングが見えるのが気になる方は、曇りガラスやカラーガラスを採用したり、ガラスの位置を調節したりすると良いでしょう。

洋室・和室の部屋イメージに合わせて選ぶ

2-3.洋室・和室の部屋イメージに合わせて選ぶ

好きなデザイン、高い機能性のドアを用意しても部屋のイメージに合わなければ違和感が出てしまいます。洋風・和風など部屋のイメージやコンセプトに合わせてドアを選ぶことが大切です。ドアには素材や色などさまざまなデザインのものが販売されています。

壁や床の色、家具の素材に合わせてドアを選べば、統一感のある部屋になります。ドア選びの際は、設置する場所のイメージを確認しながら選ぶと失敗が少なくなるでしょう。

室内ドアを販売している場所は?おすすめメーカーをチェック

室内ドアはさまざまなインテリアメーカーや建具メーカーが販売しています。実際にどこで購入できるのかご紹介しましょう。

室内ドアはどこで購入できる?

室内ドアはホームセンターやWEBサイトでも購入することができます。ホームセンターなら販売員に説明を聞いたり、実際の色や素材を確認したりすることも可能です。WEBサイトであれば自宅のドアを見ながらサイズの確認ができ、商品も自宅に届くので便利です。送料が気になる方は、WEBサイトで購入して店舗で受け取るサービスがあるところを選ぶのも良いでしょう。

室内ドアを販売している人気メーカー5選

3-2.室内ドアを販売している人気メーカー5選

室内ドアを販売している人気メーカーを5つピックアップしてご紹介します。それぞれ特徴があるので、ご自身の好みや部屋にぴったりのメーカーを見つけてみてください。

YKKap

ファスナー製造で培った技術をサッシや窓に活かし、現在はインテリア・エクステリア商品の販売やリフォームを手がける「YKKap」です。デザイン性の高いインテリアドアも多数あります。創業から行うアルミ加工技術を使ったドアを販売。壁紙を貼ることに特化したクロスタイプのドアや、木の手触りまで再現した高級感のある木調タイプのドアなど、デザイン性にこだわった商品を多く取り揃えています。

LIXIL 

100年以上前から窓や水回りを中心に製品作りをしてきた「LIXIL」。車いす生活に特化したドアや、和風モダンから純和風まで対応できる和室をさらにグレードアップするようなドアまで、種類を豊富に揃えています。

和室側は和風デザイン、廊下側は洋風デザインなど細かい配慮がされた商品があるのが特徴です。ドア表面のカラーやハンドル、丁番まで幅広いバリエーションの中からご自身の好きなデザインを選ぶことができるため、イメージにぴったりのドアが見つかりやすいでしょう。

Panasonic

「Panasonic」は屋内外の設備を多数取り揃えるメーカーです。屋内は床や窓、キッチンやバスルームなど、屋外は太陽光発電やエントランスポールなど幅広い商品を展開しています。室内ドアの自由度の高さにもこだわり、そのバリエーションは827パターンもあります。公式サイトではドアの色や形、設置する部屋の床や壁の色も含めてシミュレーションができるため、ドア交換後の部屋がイメージしやすくなっています。

三協アルミ 

「三協アルミ」は、インテリア建材や窓、玄関ドアやカーポート、ビル建材などを揃えた総合建材メーカーです。人の手にフィットするハンドルはグッドデザイン賞の受賞歴があります。

防音ドアや自動で開閉するリニアモーター引き戸など、機能性の高い商品を多数取り揃えており、特にリニアモーター引き戸は、障害物が当たると自動で開くセーフティリターン機能や、時間が経つと閉まる補助センサー機能など、車いす生活にあると便利な機能が満載です。

WOODONE 

木にこだわって内装建材や住宅設備を製造販売する「WOODONE」。良質の無垢一枚板を使用し、木目を立体的に仕上げることで、木の良さが引き立つドアになっているのが特徴です。好みに応じて3つの仕上げ方とおしゃれなカラーラインナップから選択できます。

経年変化が楽しめる自然素材の塗料や木と相性の良いハンドルも充実。環境や人に優しい自然素材のドアを選びたい方にぴったりのメーカーです。

室内ドアの交換は自分でできる?

4.室内ドアの交換は自分でできる?

自分で室内ドアの交換は可能ですが、負担を伴います。ここでは、DIY方法と専門会社に依頼した場合についてご紹介します。

室内ドア交換のDIY方法について

まずは、交換したいドアを取り外しましょう。ドアを開けた状態で、丁番を取り外します。丁番のタイプはメーカーによって異なる可能性があるため、取り外し方法を確認してから行ってください。また、ドアを取り外す際は、ドアの重みなどによりケガの恐れもあります。2人以上で作業を行い、充分に注意しましょう。

続いてドア枠を取り壊します。バールを使用するとスムーズでしょう。解体作業になるため、充分に注意が必要です。

そして、ドア枠をドアの設置場所に取り付けます。丁番をドアの側面にビスで固定し、ドア枠の下に付いている丁番にドア本体の下側の丁番を差し込み、続けて下側と同様に上側の丁番も組み合わせましょう。

ドアを開閉し、がたつきや不具合がないかを確かめ、丁番や丁番を支えるねじを調節して、ドアを前後左右に微調整します。最後にドアハンドルと、ドアと壁のすき間を埋めるケーシングを取り付けて完成となります。

室内ドアの交換は専門会社に依頼すると安心!

同じサイズの開き戸に変更する場合は、比較的施工が簡単なのですが、開き戸から引き戸など、タイプが違う場合は素人では難しい場合があります。

さらに同タイプのドアへの交換であったとしても、少しでもずれが発生すると、異音がしたりドアが閉まらなかったりする可能性があり、結局専門会社に依頼することになりかねません。DIYによほど自信がある場合を除いては、専門会社にドア交換を依頼することをおすすめします。

室内ドアの修理・交換の費用相場をチェック

5.室内ドアの修理・交換の費用相場をチェック

施工会社に依頼した場合の、室内ドアの修理・交換にかかる費用相場をご紹介します。

丁番の修理・交換

ドアとドア枠の継ぎ目に使われている金具が「丁番」です。この丁番は金属でできており、使っていくうちに金属疲労で不具合が生じることがあります。

丁番の修理や調整にかかる費用は約20,000~40,000円です。丁番を調節しても解決しない場合は丁番そのものの交換が必要になり、丁番の交換には約30,000~50,000円かかることもあります。費用によってはドアごと交換した方が安くなることもあるため、修理交換については専門会社に相談してみてください。

ドアノブの修理・交換

ドアノブの故障はドアノブ内部の部品の破損やねじの緩みによって引き起こされます。ねじを締めても解決しない場合は、専門会社に依頼する必要があるでしょう。ドアノブの交換費用には、ドアノブ本体の値段に加えて出張料や技術料が加算されます。

ドアノブ本体は約2,000~6,000円、出張料は約0~8,000円、技術料は約10,000~40,000円が費用相場です。

ドアの交換

ドアの交換は、ドアそのもののグレードと、どのようなドアに交換するかが費用に大きく関わります。

シンプルなデザインの標準的なドアなら約20,000~50,000円、デザイン性や機能性が高いハイグレードなドアなら約50,000~180,000円と高額になります。また、ドア本体の値段に加えて諸経費が上乗せされます。ドア枠もまとめて交換する場合、ドア枠周りの壁紙の張替えも必要になるため、ドアのみの交換の場合よりも費用相場が高く、100,000円以上になることもあるでしょう。

中でも一番費用がかかるのが、開閉方法が異なるドアに交換する場合です。ドア周辺の壁の工事も必要になるため、約200,000~350,000円と想像よりも高額になることもあります。

室内ドアの交換リフォームの流れをチェック

専門会社に依頼した場合の室内ドア交換リフォームの流れについて簡単に解説します。

複数の専門会社の見積もりを行う

専門会社に室内ドア交換を依頼する場合、はじめから1社に決めず、複数の会社に見積もり依頼を行いましょう。見積もり額が他社に比べて明らかに安い、あるいは高い会社は避けることをおすすめします。見積もりが丁寧かつ細かい会社を選ぶのがポイントです。

訪問・日程調整

総合的に判断して、見積もり内容やスタッフの態度に問題がない会社と契約を行いましょう。実際に訪問して交換するドアを確認してもらい、施工日程を決定します。

施工・支払い

1~2日ほどかけてドア交換を行います。ドア枠ごと交換する場合、まずドアとドア枠を外し、設置予定の壁を一部破壊して新しい壁紙を貼り、新しいドア枠とドアを設置して施工完了です。仕上がりを確認後、問題ないようであれば代金を支払います。

室内ドアの交換は『介護・バリアフリーリフォーム』へ 

7.室内ドアの交換は『介護・バリアフリーリフォーム』へ 

「室内ドアを交換したいけど、どこに依頼して良いかわからない」という方はくらしのセゾンの「介護・バリアフリーリフォーム」がおすすめです。特に、将来を見据えてドア交換をしたい方や、高齢になる家族がいる方など、ご事情がある場合は丁寧にヒアリングをし、満足度の高いリフォームを目指します。

介護・バリアフリーリフォームは、コミュニケーションを大切にした専門スタッフのヒアリングから、歩行器や4点杖などの福祉用具の利用を視野に入れたリフォームを行い、よりご自身に合った住みやすい家にアップデートすることができます。ドア交換の他に、手すりの取り付けやスロープの設置など多彩なバリアフリーリフォームを展開しています。まずはお見積もりからどうぞ。

介護・バリアフリーリフォームの詳細はこちら

04_介護・バリアフリーリフォームの詳細はこちら

おわりに 

このコラムでは室内ドアを交換するメリットや交換時の費用相場をご紹介しました。簡単なドア交換であればDIYも可能ですが、建て付けが悪いと結局専門会社に修理依頼を出すことになってしまいます。使用頻度の高いドアは専門会社に依頼するのが安心です。せっかく交換するなら、日々の暮らしが少し便利になるような機能が付いたドアを選んでみるのもおすすめ。プチリフォームで、快適な暮らしを手に入れてみませんか?

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