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水道・光熱費を節約したい!簡単な方法から本格的なやり方まで11選ご紹介

水道・光熱費を節約したい!簡単な方法から本格的なやり方まで11選ご紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

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セゾンのくらし大研究 編集部

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昨今、物価や金利の上昇により値上げラッシュが止まりません。「物価の高騰が家計に響いている」と実感し始めた方も多いでしょう。そこで家計を助ける手段として、水道・光熱費を節約してみませんか。

このコラムでは、水道・光熱費が安くなる節約術を詳しくご紹介します。すぐ実践できる簡単な方法はもちろん、将来的にプラスとなるような本格的な提案まで、11パターンをまとめました。ぜひ、できるものからトライしてみましょう。

一般家庭の水道・光熱費の平均

1.一般家庭の水道・光熱費の平均

節約術を知る前に、まずは一般家庭における水道・光熱費の平均を把握しておきましょう。

ここでは、総務省が行った2021年度の家計調査に基づき、1世帯当たりの平均月額と内訳を紹介します。実際にご家庭でかかっている水道・光熱費と比較してみましょう。ただし、水道代や電気代は住んでいる地域で金額が違うため、あくまで目安とお考えください。

単身世帯

単身世帯の場合、1世帯当たりの水道・光熱費の平均は、月額合計11,382円となっています。内訳を見てみましょう。

項目金額
電気代5,482円
ガス代3,001円
その他の光熱651円
上下水道代2,248円

ガス代・水道代に比べ、電気代が突出して高くなっています。

参照元:政府統計の総合窓口

2人世帯

2人世帯の水道・光熱費の平均月額は、19,168円となっています。内訳は以下のとおりです。

項目金額
電気代9,183円
ガス代4,330円
その他の光熱1,311円
上下水道代4,344円

単身世帯と同様に、電気代の支出が多く、トータルの平均月額は、単身世帯よりプラス8,000円程度となっています。

参照元:政府統計の総合窓口

総世帯

1-3.総世帯

すべての世帯の水道・光熱費を平均すると、1世帯当たり月額17,939円になります。内訳の詳細も併せてご確認ください。

項目金額
電気代8,606円
ガス代4,066円
その他の光熱976円
上下水道代4,291円

やはり、どの世帯も電気代が高くなる傾向があるようです。

参照元:政府統計の総合窓口

何に電気代がかかっているのか把握しておこう

家計調査から、世帯人数に関係なく水道・光熱費の中で電気代にお金がかかっていることがわかりました。その金額は、ガス代や水道代のおよそ2倍に迫ります。ガス代・水道代の節約も大切ですが、電気使用量の低減が水道・光熱費削減のカギを握りそうです。

では、一般家庭では何に電気代が多くかかっているのでしょうか。資源エネルギー庁が発表している「令和3年度エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書2022)のデータを基に紹介します。1世帯当たりの用途別エネルギー消費量(年間)の割合を表にまとめました。なお、データは2020年度の調査結果です。

項目割合
動力・照明 他(家電機器の使用 など)34.0%
給湯27.8%
暖房25.1%
ちゅう房10.7%
冷房2.4%

表で示したデータを見ると、家電機器の使用量が電気代の多くを占めていることがわかります。次いで給湯、暖房の順という結果でした。

参照元:資源エネルギー庁|令和3年度エネルギーに関する年次報告 (エネルギー白書2022)

水道・光熱費の節約術【11パターン】

3-1.電気代の節約

ここからは、水道・光熱費を抑える方法を【電気代】【ガス代】【水道代】のカテゴリー別に、合計11パターン紹介します。

電気代の節約

家電にかかる電気代の節約術を中心に3つお伝えしますので、ご家庭での使用方法と照らし合わせてみてください。

省エネ型の家電や機器に買い替える

初期投資はかかりますが、家電を省エネ型に買い替えるのがおすすめです。いつもどおりの使い方を大きく変えなくても、電気代の節約が見込めるでしょう。一般社団法人家電製品協会が発行している「スマートライフおすすめBOOK」では、家電の省エネ率や年間電気代の差額が示されています。およそ10年前と近年を比較した数値をまとめました。

家電の種類年間(期間)消費電力量省エネ率年間電気代の差額
冷蔵庫(定格内容積401~450L)2011年:440~500kWh2021年:269kWh約40~47%約5,300~7,160円
40V型液晶テレビ2010年:144kWh2020年:83kWh約42%約1,890円
エアコン2011年:905kWh2021年:813kWh約10%約2,850円

家電だけでなく、照明の電球を蛍光灯からLEDへ交換することも検討してみましょう。蛍光灯シーリングライトの年間消費電力量が136kWhに対し、LEDシーリングライトは67kWh。省エネ率は約50%で、年間電気代は約2,110円お得になります。古くなってきた家電や機器を買い替えると、電気代の節約だけでなく機能性の向上が目指せるのもうれしいポイントです。

参照元:一般社団法人家電製品協会|スマートライフおすすめBOOK

家電の使用方法を見直す

家電の買い替えは費用がかかるため、なかなか実行できないかもしれません。そのようなときは家電の使用方法を見直してみましょう。照明やテレビをこまめに消したり、長期間使っていない家電のコンセントを抜いたりと、意識すれば今日から実践可能です。

では、家電別に電気代を抑える方法を紹介します。

【冷蔵庫】

  • 食品を詰め込み過ぎない
  • ドアの開閉回数・時間を減らす
  • 壁や天井から離して設置する
  • 設定温度を「中」にする

冷蔵庫に食品を詰め込み過ぎると冷却効率が悪くなり、電力消費量が多くなります。常温保存可能なものは冷蔵庫から出したり、古くなった食品は処分したりと、冷蔵庫内を整理しましょう。また、冷蔵庫が壁や天井に接していると、うまく熱を逃がせません。節約効果を得たいのであれば、壁から0.5~2cm、天井から5〜30cm程度距離を開けるのがおすすめです。

【洗濯機】

  • 衣類をまとめて洗う
  • 洗濯物を詰め込み過ぎない

衣類をまとめ、洗濯機を回す回数を減らした方が省エネです。電気代だけではなく、水道代も節約できるでしょう。しかし、使用頻度を少なくしたいからといって洗濯物を溢れんばかりに入れてしまうと、きちんと汚れが落ちません。まとめて洗う意識は持ちつつも、詰め込み過ぎにはご注意ください。

【テレビ】

  • 画面を掃除する
  • 画面の明るさを調整する
  • 省エネモードを使う
  • 主電源をオフにする

テレビの画面が明る過ぎると、消費電力が大きくなります。画面をきれいにして、明るさを調整しましょう。明るさの自動調整・一定時間無操作で自動オフなどが実行される省エネモードの活用も有効です。そして、見落としがちなのが主電源のオフです。リモコンで電源を切っただけでは、待機電力が発生しています。すぐ再視聴しないのであれば、主電源のオフを心がけましょう

【エアコン】

  • 設定温度に気をつける
  • サーキュレーターと併用する
  • カーテンを閉めて稼働させる
  • 室外機の周囲には何も置かない
  • こまめにフィルターを掃除する

エアコン使用時は、外気温と室温に大きな差が出ないように意識してください。環境省で推奨しているのは、室温が夏季28℃・冬季20℃となるような温度設定です。サーキュレーターの併用・カーテンを閉めての稼働・室外機の周囲に何も置かないといった対策を講じると、冷暖房効率が向上します。

つい忘れがちなのが、フィルター掃除です。フィルターの目詰まりが起こると、消費電力が大きくなるため、月1~2回を目安にきれいにしましょう。

ただ、エアコン内部の掃除は、面倒で怠りがちです。年数が経っている場合は、一度専門会社にエアコン掃除を依頼し、リセットしてみるのはいかがでしょうか。

くらしのセゾンが提供する「エアコンクリーニング」は、20年の実績があるエアコンの分解洗浄サービスです。自分では難しいエアコン部品の解体を行い、ニオイ・アレルギーのもとになるカビを徹底除去します。内部まできれいになれば冷暖房効率が改善し、節電が見込めるでしょう。また、複数台の同時注文で、2台目以降を割引価格でご提供します。リビング、寝室、子ども部屋など気になるエアコンはまとめてクリーニングがおすすめです。

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電力会社・料金プランを再検討する

電力会社・料金プランを再検討する

2016年4月から、東京電力をはじめとする地域の電力会社のみならず、新規参入した電力会社とも自由に契約できるようになりました。そこで、ご自身のライフスタイルやニーズにより合う電力会社があるか、調べてみましょう。

電力会社を変更せずとも、料金プランやアンペア数の見直しで節約できるケースもあります。例えば、夕方以降に多く家事をするなら夜間の電気代が安いプランへの変更がおすすめです。今までの生活でブレーカーが落ちていなければ、契約アンペア数を変更して減らす方法もあります。アンペア数を減らすと電気代の基本料金が安くなるため、確実な節約が叶うでしょう。

ガス代の節約

次に、ガス代の節約術を4つお伝えします。

調理の一部を家電で代用する

ガス調理の一部を家電で担うと、節約になることがあります。というのも、ガス代は電気代に比べて使用料金が高くなる傾向があるためです。やかんではなく電気ポットでお湯を沸かす、電子レンジで野菜を加熱するといった方法を取り入れると、ガス代削減に効果的です。

ガスコンロの掃除をする

ガスコンロの掃除をする

ガスコンロの周辺はきれいにしておきましょう。ガスの噴射口が詰まると火力が弱まり、調理時間が長くなって結果的にガス代が高くなってしまいます。油汚れを放置すると落としにくくなるので、こまめな掃除を心がけましょう。

ガスでお湯を沸かす回数を減らす

ガスでお湯を沸かす回数が多いほど、必然的にガス代が高くなります。極力お湯を沸かす回数を減らすために、家族全員が続けて入浴して追い焚きの頻度を減らす、水が冷たい時期は厚手のゴム手袋をはめて食器を洗うなど工夫すると良いでしょう。

また、やかんや鍋でお湯を沸かす際は、底の水滴を拭いてから火にかけてください。お湯を沸かす時間を短縮でき、ガス代の節約につながります。

ガス会社・料金プランを再検討する

電力会社と同様に、ガス会社も自由化されています。ガス会社によって料金プランやサービス内容が異なるため、再検討する価値がありそうです。

プロパンガスを契約している場合は、料金設定が安い都市ガスに変更するのもひとつの手です。例として、東京ガスとプロパンガス協会の月々の料金を比較してみましょう。

ガス会社適用区分基本料金従料金単価(/㎥)
東京ガス20㎥超~80㎥まで1,056円130.46円
プロパンガス協会20㎥1,500円280円

東京ガスの方がプロパンガスより基本料金・従料金単価が安く設定されていますので、変更すれば基本料金だけで500円近くの節約が可能です。

ただし、都市ガスを利用するにはガス導管が必要です。地下に埋まっているガス導管が、家の真下まで届いていなければなりません。また、プロパンガス用の器具をそのまま都市ガスで使用できないケースもあります。プロパンガスから都市ガスにチェンジする際は、ガス導管の有無や器具変更の必要性をご確認ください。

参照元:東京ガス株式会社|ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)

参照元:プロパンガス協会|プロパンガス適正価格料金表

水道代の節約

3-3.水道代の節約

続いて、水道代の節約方法を4つ見ていきましょう。

こまめに水を止める

水道代を安くするにはこまめに水を止めることが重要です。東京水道局では、水を流しっぱなしにした場合の水量を公表しています。

目的流しっぱなしにしている時間使用水量
歯磨き30秒間約6L
手洗い・顔を洗う1分間約12L
シャワー3分間約36L

改めて数値で見ると、想像以上に水を無駄にしてしまっていることに驚くのではないでしょうか。歯磨きやシャワーを浴びる際は、意識的に水を止めましょう。

参照元:東京水道局|水の上手な使い方 | くらしと水道

お風呂の残り湯を活用する

お風呂の残り湯は、洗濯・掃除・散水などに再利用可能です。家庭用の浴槽には、およそ180Lの水量があります。そのうち90Lを再利用すると、月で約650円の節約になります。「洗濯に残り湯を使うのは少し抵抗がある」という方は【洗い】を残り湯、【すすぎ】を水道水で洗濯してみてください。

トイレの交換を検討する

トイレの交換を検討する

トイレが古くなっているなら、節水型へ交換すると水道代の削減に効果的です。1996年頃のトイレは、13Lの水で洗浄していました。しかし近年のトイレは6Lほどで洗浄できるようになり、節水化が進んでいます。古いトイレを節水型に交換するだけで、およそ60%の節約が叶うのです。

また、洗浄レバー(ボタン)の大・小では流れる水量が違うため、使い分ければさらなる節水が見込めます。トイレットペーパー使用時及び便を流す際は「大」、液体のみの場合は「小」を使用しましょう。

参照元:COOL CHOICE|基礎知識|省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」

節水グッズを取り入れる

節水コマ・節水型シャワーヘッドなどの節水グッズを取り入れれば、気軽に水の使用量を抑えられます。節水コマは水道から出る水の量を調整できるグッズです。一般用蛇口の上部を外し、すでに入っているコマを節水コマに交換して使用します。

他にも、食器洗いの前に不要な紙で汚れを拭き取る・泡切れの良い洗剤を使用するといった工夫も節水につながる方法です。

【要注意!】水道・光熱費の節約におすすめできない方法

良かれと思って実践している節約術、実はより多くの水道代や電気代などがかかっていることがあるかもしれません。最後に、水道・光熱費の節約におすすめできない方法をまとめました。

頻繁なエアコンのオン・オフ

4-1.頻繁なエアコンのオン・オフ

エアコンの頻繁なオン・オフは避けましょう。エアコンは、スイッチを入れて室内を設定温度にする工程に多くの電力を消費します。例えば、冷房で部屋が涼しくなったにもかかわらず、短時間の外出のために電源を切ってしまうと、外出から戻ってきて、エアコンが切れて暑くなった部屋で再度オンにしたときに、また電力を消費して室温を下げなければなりません。

一般財団法人電力中央研究所の調べによると、30分運転して5分停止するといった使用方法では、約30%も電力消費量が増えるとのこと。つまり、エアコンはこまめにオン・オフし過ぎない方が良いといえるでしょう。

ただし、外気温と室温にあまり差がなければ、設定温度になるまでにあまり電力を消費しません。夏季の早朝や夕方、冬期の昼間はエアコンをつけっぱなしにせず、オフにしても差し支えないでしょう。つけたままにするか、こまめに消すかは、時間帯と気温を考慮してください。

参照元:一般財団法人電力中央研究所|猛暑に備える家庭の節電対策

パソコンのこまめなシャットダウン

エアコン同様、パソコンの電源もこまめに切らない方が節電になります。パソコンは起動時と電源オフ時に消費電力が大きいため、作業を中断する程度ならスリープモードの方が消費電力を抑えられるのです。

Microsoftの検証によると、90分以内の中断ならシャットダウンよりスリープモードの方がお得とのこと。90分を目安に、シャットダウンとスリープモードを使い分けましょう。

参照元:Microsoft|ちょっと離席、休憩の時にも賢く節電するには?

浴槽にお湯をためずにシャワーで済ます

浴槽のお湯は、約180Lあると前述しました。シャワーは3分間で約36Lの水が流れています。つまり、15分間シャワーを浴びれば、浴槽1杯分の水を流すことになるのです。確かに、1人暮らしであれば、お湯をためるよりシャワーで済ます方が節水できるでしょう。一方、家族がいる場合は、お湯をためた方が水道代やお湯を沸かす光熱費の節約につながりやすいのです。

身体を洗った泡を浴槽のお湯で流したり、残り湯を再利用したりすれば、より節約効果が高まるでしょう。

冷蔵庫内のビニールカーテン

4-4.冷蔵庫内のビニールカーテン

冷蔵庫内の冷気を外に逃がさない目的で付けられているビニールカーテンですが、電気代の節約になっていない恐れがあります。というのも、ビニールカーテンがあると中が見えにくく、取り出す際に邪魔になって結果的に冷蔵庫を開けている時間が長くなるのです。そうなると、逆に電力の消費量が多くなりかねません。

おわりに

水道・光熱費を節約するには、ちょっとした心がけが大切です。費用をかけられるなら、家電やトイレの買い替えも視野に入れてみましょう。水道・光熱費の節約は家計の助けになるのはもちろん、環境を守ることにもつながります。今回紹介した節約術を参考に、お得でエコな暮らしを始めませんか。

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