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エアコンの室外機に日除けは必要?効果的な日除けカバーの選び方や設置のポイントをご紹介

エアコンの室外機に日除けは必要?効果的な日除けカバーの選び方や設置のポイントをご紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

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エアコンの室外機に日除けを設置することで、エアコンの効率アップと電気代の節約が期待できます。しかし、日除けが必要なケースとそうでないケースがあるのをご存知でしょうか。また、日除けにもさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。自宅の環境に合わせて、最適な日除けを選ぶことが大切です。さらに、設置する際のポイントを押さえることで、日除けの効果を最大限に発揮させることができます。

この記事では、エアコンの室外機に日除けが必要な理由や、効果的な日除けカバーの選び方、設置のポイントについて詳しく解説します。

(本記事は2024年7月30日時点の情報です)

この記事を読んでわかること
  • エアコンの室外機に日除けを設置することで、エアコンの効率アップと電気代の節約が期待できるが、日除けが必要なケースとそうでないケースがある
  • 日除けにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があるため、自宅の環境に合わせて最適な日除けを選ぶことが大切
  • 日除けを設置する際のポイントを押さえることで、日除けの効果を最大限に発揮させることができる
  • プロのエアコンクリーニングを活用することで、快適な夏を過ごしながら省エネ・節電を実現できる
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エアコンの室外機に日除けは必要か

エアコンの室外機に日除けは必要か

エアコンの室外機は直射日光に当たることで高温になりやすく、エアコンの効率を下げる原因になります。

日除けをすることでどのような効果があるのか、また日除けが必要ない場合もあるのかなど、詳しく解説します

室外機に日除けが必要とされる理由

エアコンの室外機に直射日光が当たると、室外機本体の温度が上昇します。室外機は室内の熱を外に逃がす役割がありますが、室外機自体の温度が高くなると、熱を外に逃がしにくくなります。その結果、エアコンの効きが悪くなり、電力消費量が増加してしまうのです。

一般社団法人 省エネ推進協議会の発表によると、遮光ネット(遮光率85%)で室外機を囲み遮光したことで、約10%の省エネ効果があったとのことです。1 日除けを設置することで消費電力を抑え、光熱費の節約につなげることができます。

室外機に日除けが必要ないケース

ただし、エアコンの室外機に日除けが必要ない場合もあります。設置場所や季節によっては日除けが不要だったり、逆効果になることもあるので注意が必要です。

室外機を日陰に設置している場合

エアコンの室外機は、もともと直射日光が当たらない日陰に設置することが理想とされています。室外機への直射日光を避けることで、室外機が高温になるのを防ぐことができます。

室外機が日陰に設置されている場合は、日除けを設置する必要はないでしょう。日除けを設置しても、それほど省エネ効果は見込めません。

冬にエアコンを使用する場合

エアコンを暖房として使用する冬場は、室外機に日光を当てて周辺を温めたほうがエアコンの効率が良くなります。室外機周辺の気温が低いと、熱交換がスムーズに行われず消費電力が増える可能性があるからです。そのため、冬は室外機の日除けカバーを外しておくのがおすすめです。

ただし、北海道や東北などの積雪地域では、室外機に雪が入り込まないよう「防雪フード」を設置したり、「高置き架台」で室外機を雪の高さよりも高い位置に設置したりする工夫が必要です。

以上のように、エアコン室外機への日除けは夏場の節電対策として有効ですが、設置場所や季節に合わせて、必要性を判断することが大切だといえるでしょう。

エアコン室外機の日除けの種類と特徴

エアコン室外機の日除けの種類と特徴

エアコンの室外機に日除けをすることで、直射日光による室外機の温度上昇を防ぎ、エアコンの冷房効率をアップさせることができます。

日除けの方法にはいくつかの種類があり、それぞれメリット・デメリットがあるので、設置場所の環境や目的に合わせて選ぶことが大切です。

ここでは、次の4つの日除けについて説明します。

  • 屋根タイプ
  • 箱タイプ
  • すだれ・シェードタイプ
  • グリーンカーテン

屋根タイプ

屋根タイプは、室外機の天板部分に取り付けるタイプの日除けです。アルミやプラスチック製のものが多く、100円均一やホームセンターで手軽に購入できます。

メリットは、装着が簡単で価格が手頃なことです。「とりあえず費用を抑えたい」「簡単に省エネしたい」という方におすすめです。

デメリットは、見栄えがよくないことや、日光の当たる角度によっては室外機に直射日光が当たる可能性があることです。設置場所の日当たりを考慮し、定期的に微調整が必要になります。

箱タイプ

箱タイプは、室外機全体を覆うタイプの日除けカバーです。木製やアルミ製のものがあり、ホームセンターやネット通販で購入できます。

メリットは、デザイン性が高く、室外機を隠すことができることです。「玄関近くに室外機がある」「ガーデニングで景観を損ねたくない」という方に人気です。また、カバーの上に収納スペースを設けたり、植物を飾ることもできます。

デメリットは、室外機の風通しが悪くなることです。熱気がこもり室外機の温度が上がる可能性があるため、室外機に対して余裕のあるサイズのカバーを選ぶ必要があります。

すだれ・シェードタイプ

すだれやシェードを使って、室外機に日陰を作る方法です。100円均一や通販サイトで購入できます。

メリットは、簡単に設置でき、すだれなら和風の雰囲気を演出できることです。シェードタイプは、エクステリアにマッチするおしゃれなデザインのものもあります。

デメリットは、設置の手間がかかることです。杭を打ったり重石を乗せるなどの固定が必要で、台風などの強風で飛ばされないよう注意が必要です。

グリーンカーテン

室外機の前方30cm程度のところに背の高い植物を置いて、自然にグリーンのカーテンを作る方法です。ゴーヤやキュウリ、アサガオなどのつる性の植物がおすすめです。

メリットは、見栄えがよく風通しもよいことです。ゴーヤなどの収穫もできて一石二鳥です。日陰を作るだけでなく、植物の蒸散効果で周辺の温度も下げてくれます。

デメリットは、植物の世話が必要なことです。室外機からの熱風や冷風は植物に良くないので、排出口から強く当たらないよう距離を取る、鉢の向きを変えるなどの対策が必要です。

以上の4つの日除け方法についてご紹介しました。それぞれのメリット・デメリットを踏まえ、設置場所の環境や予算に合った方法を選ぶとよいでしょう。

エアコン室外機の日除けの選び方

エアコン室外機の日除けの選び方

室外機の日除けカバーを選ぶ際は、素材や色、サイズなど、いくつかのポイントに注目する必要があります。ここでは、素材の種類と耐久性、色による効果の違い、適切なサイズ選びについてご説明します。日除けカバー選びの参考にしてください。

素材を考慮する

市販の室外機用日除けカバーには、プラスチックやアルミシートなどの屋根タイプと、木製、アルミ製、スチール製などの箱タイプがあります。

プラスチックやアルミシートの屋根タイプは、軽量で取り付けが簡単です。耐久性や日除け効果に大きな差はないので、予算や好みに合わせて選びましょう。

箱タイプは素材によって特徴が異なります。木製は見た目が良く、DIYで補修もしやすいですが、耐久性はやや劣ります。アルミ製は耐久性が高く、錆びにくいのが特徴です。スチール製は頑丈で衝撃に強いですが、錆びやすいというデメリットがあります。設置場所の環境に合わせて選ぶことが大切です。

色で選ぶ

室外機カバーを選ぶ際は、熱を吸収しやすい黒っぽい色ではなく、日光を反射する白い色を選ぶのがおすすめです。白い色のカバーを使うことで、室外機周辺に熱がこもりにくくなり、エアコンの効率アップが期待できます。

また、室外機本体も白い製品が多いため、見た目の統一感も出せます。デザイン性と省エネ効果を兼ね備えた、白い色のカバーを選びましょう。

室外機より大きいサイズを選ぶ

箱タイプのカバーは、室外機全体を覆うことができるので見た目もすっきりしますが、ピッタリサイズのものを選ぶのは避けましょう。放出された熱気が箱の中にこもってしまい、エアコンの効率が悪くなる恐れがあります。

箱タイプを選ぶ際は、室外機に対して余裕のあるサイズのものを選ぶことが大切です。屋根タイプの場合も、室外機の天板よりも一回り大きいサイズを選ぶと、しっかりと日陰を作ることができます。

設置場所の日当たりをチェックし、室外機全体が日陰に隠れるよう、大きめのカバーサイズを選ぶのがおすすめです。

エアコン室外機の日除けを効果的に使用するためのポイント

エアコン室外機の日除けを効果的に使用するためのポイント

室外機の日除けカバーを設置する際は、ただ置けばいいというわけではありません。日差しの向きや角度を考慮し、吹き出し口を塞がないように注意する必要があります。

ここでは、日除けカバーを効果的に使用するための2つのポイントをご紹介します。

日が当たる角度や向きを考慮する

室外機に日除けカバーを設置する際は、真上からの日差しを避けるだけでなく、日差しの向きや角度を考慮することが大切です。特にマンションの上階や屋上など、室外機が高い位置に設置されている場合は注意が必要です。

真上からの日差しだけでなく、側面や前面からも日光が当たる可能性があります。室外機周辺の温度を下げるためには、さまざまな角度から入る日差しを遮断する必要があります。

日差しの向きを確認し、側面や前面にも日除けができるよう、カバーのサイズや形状を選びましょう。横からの日差しが強い場合は、奥行きのあるカバーを選ぶと効果的です。

室外機の吹き出し口を塞がないように設置する

日除けカバーやグリーンカーテン用のプランターを設置する際は、室外機の吹き出し口を塞がないよう注意しましょう。吹き出し口は、室外機が熱を放出するための重要な部分です。

吹き出し口が塞がれてしまうと、熱が逃げられず、室外機内部の温度が上昇してしまいます。エアコンの効きが悪くなったり、故障の原因になる可能性もあります。

カバーを設置する際は、吹き出し口から十分な距離を取り、熱の放出を妨げないようにしましょう。グリーンカーテンを作る場合も、プランターと室外機の間に30cm程度の隙間を空けることが大切です。

また、カバーが室外機にぴったりと密着していると、隙間から熱が逃げにくくなってしまいます。室外機全体を包み込むような箱タイプのカバーは、サイズに余裕を持たせるなどの工夫が必要です。

日差しの向きや角度に注意し、吹き出し口を塞がないよう設置することで、室外機の日除けカバーを効果的に使用することができます。正しい使い方で、エアコンの省エネ効果を高めましょう。

エアコンクリーニングをプロに依頼すればさらに節電に

エアコンクリーニングをプロに依頼すればさらに節電に

室外機に日除けカバーを設置するのと合わせて、エアコンクリーニングをプロに依頼することで、さらなる節電効果が期待できます。

エアコンを長期間使用していると、目に見えないエアコン内部にカビやホコリが溜まり、冷暖房の効率が落ちてしまいます。また、エアコンの吹き出し口や吸い込み口のフィルターが汚れて目詰まりを起こすと、空気の循環が悪くなり消費電力が増加します。

プロによるエアコンクリーニングでは、エアコンを分解し、高圧洗浄で内部に溜まった汚れを徹底的に洗い流します。カビやホコリを除去することで、エアコン本来の機能を回復させ、快適な冷暖房と省エネを両立させることができるのです。

エアコンクリーニングを依頼するなら、「くらしのセゾン」へ

エアコンクリーニングを依頼するなら、くらしのセゾンの「ハウスクリーニング」サービスがおすすめです。

くらしのセゾンは、セゾンカードでおなじみのクレディセゾングループの一員で、ビルメンテナンスのノウハウを活かし、ハウスクリーニングサービスを提供しています。エアコンクリーニングにおいても、20年以上の豊富な実績があり、お客様満足度98%の高品質な仕上がりが人気です。

くらしのセゾンのエアコンクリーニングの特長は以下の通りです。

  • 熟練のスタッフによる丁寧な作業
  • 専用の洗浄機と洗剤を使用した徹底洗浄
  • 壁掛けタイプ、自動お掃除機能付き、業務用エアコンにも対応
  • オプションメニューとして防カビコートあり
  • 作業完了時の仕上がり確認を必ず実施
  • 万一の破損・事故の際も保証あり

土日祝でも追加料金なしで依頼できるため、お客様のスケジュールに合わせて利用しやすいのも魅力です。

「エアコンから嫌なニオイがする」「フィルターについた黒い点が気になる」「エアコンの効きが悪くなった」といった際は、ぜひくらしのセゾンのエアコンクリーニングを利用してみてはいかがでしょうか。

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おわりに

エアコンの室外機に日除けを設置することで、エアコンの効率アップと電気代の節約が期待できます。日除けの種類や設置方法によって効果は異なるため、自宅の環境に合わせて最適な日除けを選ぶことが重要です。さらに、プロによるエアコンクリーニングを行えば、内部の汚れを徹底的に除去し、エアコンの性能を最大限に引き出すことができます。正しい日除けの選択と設置、そしてプロのクリーニングで、快適な夏を過ごしながら省エネ・節電を実現しましょう。

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