ハウスダストの発生原因とアレルギー症状|ハウスダストの発生を防ぐ方法もご紹介

ハウスダストの発生原因とアレルギー症状|ハウスダストの発生を防ぐ方法もご紹介

ハウスダストはただのゴミではなく、人によっては体へ悪影響を及ぼします。引き起こす疾患はアレルギー性鼻炎や気管支喘息などさまざまで、これらを改善するにはハウスダストを排除するしかありません。この記事ではハウスダストが引き起こす疾患とハウスダストの対策方法について解説します。診断は受けてなくても、家にいる時だけ鼻水が出たり、息苦しくなったりする方はハウスダストが原因の可能性が高いので、まずは対策方法を試して様子を見てみましょう。

1.ハウスダストとは

ハウスダストとは

ハウスダストとは、家の中にあるホコリなど1mm以下の目に見えにくいものを指します。ハウスダストには以下のような物質が含まれています。

【ハウスダストに含まれる物質】

  • ダニの死骸
  • ダニのフン
  • カビ
  • 細菌
  • 花粉
  • 繊維のクズ
  • 人間の皮膚片
  • フケ
  • ペットの毛
  • 排気ガスの粒子
  • 昆虫の死骸

どれも小さいのはもちろんのこと、人が歩くことで簡単に舞い上がるので、吸い込んでしまいやすいです。ましてや子供くらいの身長だと吸い込む可能性は大人よりも高くなるでしょう。そのため、子供の頃にハウスダストが原因でアレルギーを発症する子は少なくありません。

1-1.ハウスダストの特徴

ハウスダストは家の中で発生するものばかりではありません。花粉や砂埃、排気ガスの粒子のように約3割は家の外から持ち込まれます。これらは、人の体に付着して家に持ち込まれることもあれば、風に乗って家に入り込んでくることもあります。人が気づかないうちに家に蓄積されていくのがハウスダストの特徴で、こまめに掃除などの対策をしないとハウスダストを減らすのは難しいでしょう。 

1-2.ハウスダスト潜在チェック

ハウスダストは目で確認しづらいので、実際にどのくらい蓄積しているのかほとんどわかりません。ですが、以下の【ハウスダスト潜在チェック】をすれば、どのくらいハウスダストが潜んでいるか予測することができます。

【ハウスダスト潜在チェック】

  • 室内の掃除を1週間以上さぼることがある
  • ふとんに掃除機をかける習慣がない
  • ハタキなどでホコリを払わずに掃除をする
  • エアコンのフィルター掃除をしていない
  • 室内の湿度が高い
  • じゅうたんを敷いている
  • 室内でペットを飼っている
  • 寝室に本など物が多くある
  • 浴室にカビが生えている

上記の項目が当てはまるほど、ハウスダストが多く潜んでいる可能性が高いので、チェック数が多かった人は早急に対策を講じる必要があるでしょう。

2.ハウスダストが引き起こす疾患

ハウスダストが引き起こす疾患

アレルギー反応とは、体を守る仕組みである免疫が特定の異物(ハウスダスト、食物など)に対して過剰に反応して、体に症状を引き起こすことを指します。アレルギーによって引き起こされる症状は様々で、以下のような疾患があります。

【ハウスダストが引き起こす疾患】

  • アレルギー性鼻炎
  • アレルギー性結膜炎
  • アトピー性皮膚炎
  • 気管支喘息

これらの疾患に対する特徴を知り、自身が当てはまるかを確認して、もし当てはまる場合はハウスダストの対策を取ってください。

2-1.アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は透明のさらっとした鼻水、鼻づまり、くしゃみの症状が特徴の疾患です。アレルギー性鼻炎は体質との関連が強くて完治は難しく、治療や日常生活上の注意で症状を軽減させるしかありません。ですので、定期的に耳鼻科に通ったり、家の掃除をこまめにしたりするなどして長期的に付き合っていかないといけない疾患です。

アレルギー性鼻炎は風邪とよく間違えられやすいので、以下の表を参考に違いを把握しておきましょう。

アレルギー性鼻炎風邪
症状くしゃみが急に出て止まらない。透明でさらっとした鼻水が出て、鼻づまりが続く。咳やくしゃみが出る、鼻水は黄色っぽくて、のどが痛む。悪寒や発熱、だるさなどが出ることもある。
症状が出るタイミング家の中にいるとき。特に朝起きたときに症状が強い。1日中。
期間2週間以上。1年を通してしばしば起こる。数日間。

2-2.アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎はハウスダストなどが目に付着することによって、目のかゆみや充血、違和感、涙目、痛みなどが症状にあらわれる疾患です。適切に処置をすれば約10日で治るとされていますが、ウイルス性の結膜炎と違って症状が強く、ひどい場合は痛みも伴います。

治療方法は主に抗アレルギー点眼薬の使用で、症状がひどい場合はステロイド点眼薬や免疫抑制点眼薬などを使用します。これらは眼科に行かないと処方してもらえないので、アレルギー性結膜炎のような症状が出始めたらすぐに受診しましょう。

2-3.アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、もともとアレルギーを起こしやすい体質の人や、皮膚の機能が弱い人に多くみられる疾患です。ハウスダストによって皮膚が刺激されると症状が出てきます。主な症状は湿疹や痒みで、湿疹には湿っぽい特徴があり、かいてしまうとさらに悪化するので注意が必要です。

慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す病気で、長期的な治療が必要なため、少しでも症状を和らげるためにも家の中の原因物質は徹底して排除する意識が大切です。

2-4.気管支喘息

気管支喘息は、空気が通る気管支に炎症が起こる疾患です。発症の原因は様々でハウスダストも原因の1つです。気管支喘息はハウスダストなどの原因物質を吸い込むと発症し、気管支の内側が腫れたり、大量の痰がたまったりして呼吸困難を起こしてしまいます。

子供よりも大人の方が重症化しやすい傾向があるので、大人になるほどハウスダストが発生しないように気をつけなければいけません。

3.ハウスダストによるアレルギー発症を防ぐ方法

ハウスダストによるアレルギー発症を防ぐ方法

ハウスダストからのアレルギーを防ぐには、そもそも発症しないように病院で治療を受けるか、アレルギーの原因となるハウスダストの発生を防ぐ以外にありません。治療は病院に通う以外に無いですが、ハウスダストによるアレルギー発症を防ぐ方法を把握しておきましょう。

【ハウスダストによるアレルギー発症を防ぐ方法】

  • 掃除をする
  • 病院で治療する
  • 空気清浄機を使用する
  • 室温・湿度に気を配る
  • 防ダニ対策をする
  • ペットの飼育を控える
  • 布団を掃除する・干す

3-1.掃除をする

アレルギーの原因物質となるハウスダストは掃除で減らすことができます。家に存在するハウスダストを掃除で減らすことができれば、アレルギーの発症を最低限に抑えることができるでしょう。

ハウスダストを排除するための掃除は、普段やるような掃除よりも少し工夫してください。具体的には以下の通りです。

  • 朝起きてからなるべく早めに掃除する
  • 上から下にかけて掃除する

 ハウスダストは人が歩くほど舞い上がるので、夜寝ている間に床に落ちたハウスダストを掃除するのが一番効率的です。そして、寝ている間に落ちてくるハウスダストは全て床に落ちるわけではないので、照明カバーや本棚などに落ちたものをハンディモップなどで拾い上げてから床掃除をするようにしましょう。

また、エアコンを使用する時期はエアコンも掃除しましょう。エアコンは部屋中に空気を送るのでハウスダストをあちこちに広げてしまいます。もし、エアコンの掃除を専門会社に依頼を検討の際には、くらしのセゾンのエアコンクリーニングをお試しするのも選択肢の1つです。エアコン内部の隅々までキレイにすることをモットーにクリーニングを行っています。

セゾンのエアコンクリーニングの詳細についてはこちら 

3-2.病院で根本的な治療を受ける

アレルギーの原因物質を掃除で排除するのも大切ですが、つらい症状を効果的に改善するには病院で治療を受けるのが一番です。病院へ行けば原因を明確にすることができますし、適切な薬を処方してくれるので症状を緩和させられるでしょう。

病院へ行く際はアレルギー科があればそこに行き、無い場合は症状に合わせて診療先を決めてください。症状別の受診先は以下の通りです。

  • 耳鼻咽喉科:くしゃみ、鼻水、鼻詰まり
  • 皮膚科:皮膚の痒み、湿疹
  • 眼科:目の痒み、目の痛み、充血、涙目
  • 呼吸器科:喘息症状、息苦しさ、呼吸時の痛み

3-3.空気清浄機の使用

ハウスダストは空気中に舞いやすいので、床掃除をしても完璧に排除しきれません。ですので、空気清浄機を設置して、日常的に空気中のハウスダストを取り除けるようにしましょう。最近の空気清浄機は『ハウスダスト・花粉対応』のものも増えてきています。もし、空気清浄機をネットで購入する場合は『HEPAフィルター』が付いているものがおすすめです。

3-4.室温・湿度に注意する

ハウスダストの一つとして知られているダニ(死骸)が嫌う環境を構築すれば、ダニの増殖を防げます。ダニは室温が24度を超えると爆発的に増え始めるので、それよりも低い『室温20〜24度』を維持しましょう。室温をそれくらいで維持できれば普段の生活も住みやすくなります。

次に、カビもハウスダストの一つなので、増殖させないようにしましょう。カビは湿度が重要で、湿度60%を超えてくると増殖し始めます。ですので、カビとダニを増殖させないためには、『室温20〜24度、湿度50%未満』を維持することが大切です。 

3-5.防ダニ対策

ダニを増殖させないためには『防ダニ』対策がおすすめです。ダニが増殖しにくい環境(室温・湿度)にするのも防ダニですが、それ以外にも有効な方法がいくつかあります。

【おすすめの防ダニ対策】

  • ホコリを無くす(掃除機、空気清浄機、お掃除ロボット)
  • 部屋を換気する
  • 布団・毛布の丸洗い
  • 防ダニ仕様の布団カバーなどを使う
  • 絨毯やカーペットをやめる
  • 布製の椅子などには防ダニのカバーをつける
  • ぬいぐるみを丸洗いする
  • 防ダニ用の殺虫剤を使う

布はダニが入り込みやすいので、布団やソファー、ぬいぐるみなどは定期的に洗ったり、洗えないものは防ダニ用殺虫剤をかけたりしましょう。

3-6.ペットの飼育を控える

ペット、特に犬は体にダニが繁殖しやすいのでアレルギーを持っている方にはおすすめできません。もし飼っている場合はブラッシングやシャンプーでペットを清潔に保ってダニの繁殖を防ぎましょう。また、ペットの体だけでなく寝床などにも繁殖しやすいので、ペットが動く範囲はしっかりと掃除するようにしましょう。

3-7.布団を掃除する・干す

布団はダニだけでなく、人の皮膚片やフケ、細菌などが蓄積しやすいです。しかも布団は寝る時に毎日使用するので、できる限り綺麗にしたいものです。寝る時にアレルギーが発症したら、睡眠の質が落ちて十分な休息が取れなくなってしまうでしょう。

布団は基本的に丸洗いして、しっかり日の光で干すのが理想的ですが、最近ではダニを排除できる布団乾燥機が販売されていたりもするので、干さなくても布団を綺麗にできます。もし、自分で掃除することに不安を感じる場合は業者にクリーニングを依頼するのもおすすめです。

布団クリーニングを依頼する先が決まっていない場合は、くらしのセゾンが提供する宅配クリーニングへ相談してみましょう。

宅配クリーニングの詳細についてはこちら 

おわりに

ハウスダストは家の中に積もるゴミですが、人によってはアレルギーを引き起こす原因物質にもなります。ハウスダストによるアレルギーには、アトピー性皮膚炎や気管支喘息など辛い症状が重なることもあります。ですので、原因物質であるハウスダストをなるべく生活環境から排除するためにも、掃除や防ダニ対策を施すことが重要になってきます。必要であれば業者に依頼してエアコンクリーニングや布団クリーニングをするのも、ハウスダスト対策には効果的です。