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ハウスクリーニングの料金相場は?専門会社に依頼するポイントと節約方法についても解説

ハウスクリーニングの料金相場は?専門会社に依頼するポイントと節約方法についても解説
セゾンのくらし大研究 編集部

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セゾンのくらし大研究 編集部

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コロナ禍でリモートワークが定着して以降、ハウスクリーニングの需要が大きく伸びています。転居時の清掃だけでなく、「快適なお家ライフを求めてハウスクリーニングを依頼する方」「定期的にエアコンや換気扇の掃除をプロに依頼する方」など、ニーズや利用方法も多様性を帯びてきました。

このコラムでは、気になる料金相場やサービス内容、失敗しない専門会社選びのポイントなど、賢くハウスクリーニングを活用するための豆知識をご紹介します。

ハウスクリーニングとは?依頼できるのはどんな専門会社?

まずは、ハウスクリーニングの概要や対応範囲などの基本情報について解説します。

ハウスクリーニングの概要

「ハウスクリーニング」と「お掃除代行サービス」の違いを知っていますか?お掃除代行は日々の掃除や片づけなどの家事を手伝ってくれるサービスなのに対し、ハウスクリーニングは業務用の洗剤や道具を駆使して徹底して室内の汚れを落とすプロの清掃サービスです。

ハウスクリーニングと聞けば、数年前までは賃貸物件のオーナーや入居者が部屋の退去時に依頼したり、家を売却するときに売主が依頼したりと、大きな節目だけに行う非日常的なサービスだと考える方がほとんどでした。

しかし、新型コロナの感染が拡大して以降、一般の家庭が気軽に依頼できる日常的なサービスへとハウスクリーニングに対する意識が変わりつつあります。

ハウスクリーニングの需要は2016年から5年で、約4倍にまで拡大しています。リモートワークなどの家庭内での活動が増えて在宅時間が大幅にアップし、「自宅をきれいで快適な空間にしたい」という意識が高まった結果、断捨離やリフォームと並んで、ハウスクリーニングにも注目が集まっているようです。

ハウスクリーニングの範囲

ハウスクリーニング会社は、全国規模のグループ企業から、家族や夫婦で活動する小さな会社まで全国で8,000社以上あります(NTTタウンページデータ調べ)WEBサイトで少し検索するだけで、さまざまな会社が見つかるでしょう。

専門会社によってサービス内容は異なりますが、家を丸ごと清掃する大掛かりなものから、エアコン掃除や風呂掃除などの一部分だけのものまで、サービス内容はバラエティ豊かです。下記にハウスクリーニングで依頼できる主な清掃部分を挙げてみます。

【ハウスクリーニングができる部分】

・床(室内)

フローリングのワックスはがしやワックスがけ、カーペットのクリーニングなどを行います。

・壁紙

壁紙の汚れやシミを落としたり、傷などの部分的な修理をしたりします。

・ベランダ

マンションのベランダなどを清掃します。一般的なハウスクリーニングは室内がメインのため、ベランダの清掃はオプションとなっていることが多いようです。

・キッチン

シンクや排水口などの水回り、コンロやグリルなどの油汚れをきれいに落とします。キッチン内のレンジフード(換気扇)の掃除は別料金になっている場合がありますので、サービスの依頼時に確認しましょう。

・風呂

天井や壁、床、浴槽はもちろん、換気扇や蛇口など、バスルームを丸ごと掃除します。カビ取り、排水口掃除などにも対応します。エプロン部分の洗浄や鏡のウロコ除去、浴室乾燥機の分解洗浄は別料金となることが多いです。

・トイレ

日々のお掃除では難しい、便器の尿石取りや手洗い器、タンク周辺をきれいにクリーニングします。便座はもちろん、床や壁なども対応します。

・エアコン

エアコンの掃除は依頼が最も多い分野です。特にコロナ禍以降は換気や空気浄化の意識が高まり、エアコン掃除が大人気に。エアコン内部を洗浄して有害なカビや汚れを一掃すると、気になる匂いも解消します。

エアコンクリーニングを自宅で行う方法と掃除の注意点も読まれています

・その他

玄関や階段、廊下、窓など、家の間取りに応じて掃除をします。専門会社によってはソファーなど、一部の家具をクリーニングしてくれるサービスを提供しているところもあります。

依頼する専門会社により取り扱いの清掃内容が異なります。依頼する前に確認しましょう。

【物件別】ハウスクリーニングの相場

【物件別】ハウスクリーニングの相場

家を丸ごとハウスクリーニングした場合、どれぐらいの費用が必要になるのでしょうか? 一軒家の場合とマンションの場合で、相場の価格をまとめました。

一軒家のハウスクリーニング

(税込)

間取り2LDK(約70㎡)3LDK(約90㎡)4LDK(約110㎡)
在宅60,000~150,000円80,000~200,000円95,000~220,000円
空室55,000~110,000円65,000~130,000円80,000~160,000円

マンション/アパートのハウスクリーニング

間取り1LDK(約30㎡)2LDK(約60㎡)3LDK(約80㎡)
在宅35,000~55,000円55,000~100,000円70,000~130,000円
空室25,000~45,000円45,000~85,000円55,000~110,000円

上記のように、マンションの方が一軒家よりも少し割安になっています。これはマンションやアパートは構造がわかりやすく掃除がしやすいのに対し、一軒家はそれぞれの家で構造が異なり、掃除面積も広くなる傾向があるためです。

トイレやキッチンが2ヵ所ある場合は、追加料金が必要になることも多いでしょう。

また、荷物や家具がある在室の家をクリーニングする場合は、家具などを汚さないようビニールで養生したり、動かしたりする必要があるため、空室の場合に比べて2~3割ほど価格が高くなります。

【室内の部分別】ハウスクリーニングの相場

家を丸ごと清掃した場合の相場は前述の通りですが、部屋の一部だけハウスクリーニングを依頼することもできます。それぞれの料金相場は下記の通りです。

キッチン浴室洗面所トイレベランダエアコンレンジフード
12,000~20,000円12,000~20,000円7,500~13,000円8,000~12,000円10,000~12,000円10,000~15,000円17,000~20,000円

エアコン掃除は毎年1回定期的に行う家庭も多く、5月頃から夏頃までがクリーニングのピークとなります。

また、通常のエアコンは10,000~15,000円ほどですが、掃除機能付きのエアコンは19,000~25,000円と若干価格が高めに。これはエアコンの構造がやや複雑で、掃除が難しくなるためです。

キッチン・お風呂・レンジフードの掃除が数ヵ所まとめて依頼できるセット商品も各専門会社で用意されています。

個々で掃除を依頼するよりもお得な価格になっているので、気になる場所が複数ある場合は、ご自身に合ったお掃除セットを探してみましょう。

ハウスクリーニング会社を選ぶ際の6つのポイント

ハウスクリーニング会社を選ぶ際の6つのポイント

ハウスクリーニングをお願いするなら、やはり腕利きの信頼できる会社に依頼したいですよね。ご自身に合った専門会社を選ぶにはどういった点を考慮すれば良いのでしょうか。専門会社選びの際にチェックしたいポイントを6つ挙げてみます。

対応できるエリアを確認する

どんなに素晴らしい会社でも、対応エリア外では依頼できません。まずは自宅が対象に入っているかどうかを確認してみましょう。対象外でも依頼を受けてもらえる場合がありますが、出張料金がかかることが多いようです。

実績を確認する

掃除のプロに依頼するといっても、経験や技術は会社によりさまざまです。「価格に惹かれて飛びついたら、素人同然の仕上がりだった」ということも。価格や条件だけでなく、その会社の実績に目を向けて、経験豊富な本当のプロを選びましょう。

料金とサービス内容を確認する

ハウスクリーニングの料金やサービスの範囲は業者によりさまざまです。同じキッチンの掃除でも、換気扇(レンジフード)の掃除が含まれている会社と、換気扇が別料金になる会社があります。

また、水回りセットや退去後清掃セットなど、同じように見える清掃セットも各会社で内容が異なりますので、内容をきちんと確認しましょう。

損害賠償補償を確認する

ハウスクリーニングをする際は、どの会社も家や家具を傷つけないように細心の注意を払って作業を行いますが、それでもまさかの事態は起こり得ます。

依頼する会社が損害賠償保険に加入しているかどうかを確認しておきましょう。万が一クリーニングを原因とするケガや、自宅の物が壊れた場合に保証してもらうことができるので、安心でしょう。

【保険対処となる例】

・レンジフード油取りの際、誤って工具をぶつけレンジフード本体の塗装が剥がれてしまった。

・換気扇クリーニングの際、モーターを濡らしてしまい、壊れてしまった。

・洗面台の清掃の際に、水をあふれさせてしまい、階下が濡れてしまった。

・カーペット清掃の際、塩素系漂白剤を垂らしてしまい、カーペットが脱色してしまった。

・べランダ床を洗う際、避難ハッチの蓋に水が入ってしまい、階下の洗濯物が汚れてしまった。

など

参照元:公益財団法人 全国ハウスクリーニング協会

口コミや事例などを確認する

実際に専門会社のサービスを受けた方からの口コミは会社選びの参考になります。良い評価も悪い評価も併せて確認し、納得したうえで選定しましょう。また、今までの事例をホームページなどで公開している会社もあるので、ぜひ参考にしてください。

複数の会社に見積もりを依頼する

ハウスクリーニングの見積もりを取る場合は、ひとつの会社だけでなく、いくつかの会社に依頼しましょう。

見積もりが届いたら、総額だけでなく、何にどれぐらいの金額がかかるのかのチェックも忘れずに。「〇〇一式」として料金がまとめられている場合は、その一式に何が含まれているのかを確認することをおすすめします。

ただし金額が安いだけで選んでしまうと、後々トラブルになることもありますので、信頼できる実績があるかどうか確認することが大切です。

ハウスクリーニングの費用を抑える3つのポイント

条件も間取りも同じ部屋でも、依頼の時期や方法によってハウスクリーニングがお得に依頼できる場合があります。ハウスクリーニング費用を安く抑えるポイントは下記のとおりです。

複数箇所をまとめて依頼する

キッチンやお風呂、トイレなど、複数の箇所をまとめて依頼すると、個々で依頼するよりも断然お得な価格でお願いできることがあります。

水回り3点セットや、エアコン2台割引など、独自の割引メニューを提供していることが多いので、ぜひチェックしてみましょう。

荷物を搬出した後に依頼する

引っ越しに伴うハウスクリーニングの場合は、家具や荷物を部屋から運び出して空室にしてから、清掃を依頼する方がお得です。

居住中にハウスクリーニングを依頼する場合も家具や荷物の移動が少なく済むように、事前にできるだけ部屋を整理しておくと費用が少し抑えられることがあります。

閑散期に依頼する

ハウスクリーニングの繁忙期は、卒入学や転勤の多い3~4月、エアコンクリーニングの需要が高まる5~7月、年末の大掃除時期の12月です。

特に急いでいない場合は、これらの繁忙期を避けてハウスクリーニングを依頼しましょう。閑散期は予約も取りやすく、専門会社によっては割引キャンペーンを行っているところもありますので、お見逃しなく。

ハウスクリーニングなら、くらしのセゾン「ハウスクリーニング」がおすすめ

くらしのセゾン「ハウスクリーニング」は、経験豊富なプロによるハウスクリーニングサービスです。エアコン、レンジフード、キッチン、バスルームのほか、さまざまな箇所のハウスクリーニングに対応しています。

また、水まわり、キッチン、大掃除など、複数個所をまとめて依頼できるセット商品も充実しています。

セゾンのハウスクリーニングの詳細はこちら

おわりに

毎年、利用者が増えている注目のハウスクリーニングサービス。「自宅で過ごす時間が増えて、今まで気にならなかった家の汚れが気になってきた」という方は、一度、プロに清掃をお願いしてみてはいかがでしょうか。

 また、引っ越しなどで部屋の掃除が必要になった場合は、技術力の高い良心的な会社を選びたいもの。会社選びと価格を抑えるポイントを参考にして、賢くハウスクリーニングを利用しましょう。

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