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ドライブ保険(1日保険)でちょい乗りを快適・安全に!おすすめの保険はどれ?

セゾンのくらし大研究 編集部

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豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

ご自身が実家に帰省したときにご家族の車を運転したり、お子さんが大学生になって免許を取ってお友達とドライブをしたりという状況は往々にして発生するでしょう。しかし、そのような状況で事故を起こしても、ご自身の自動車保険に他車運転特約が付帯されていない限りは補償が受けられません。そこでリスクに備えるために検討したいのがドライブ保険なので、詳しく解説します。

(本記事は2023年12月14日時点の情報です)

ドライブ保険はちょい乗りに便利!

普段は車を運転しない方でも、ご友人や離れて住んでいるご家族・ご親族と旅行するときに運転を代わることもあるかもしれません。

しかし、車を運転する以上いつ事故に遭うかはわからないため、備えはしておきたいところです。「こんなとき、1日だけ加入できる自動車保険があればいいのに…」と思いませんか?そんなニーズに応えてくれるのが、ドライブ保険です。

ドライブ保険とは

ドライブ保険とは、自動車保険の一種です。記名被保険者が自動車を借用して運転している間に起こった事故について補償します。加入することが考えられるシチュエーションをいくつか紹介します。

  • ご友人から自動車を短時間借りて運転する
  • 実家に帰省した時だけご家族の車を借りる
  • 数名のグループで旅行する際にどなたかの車を交代しながら運転する

1日保険やワンデイ保険と呼ばれることもある

ドライブ保険の正式名称は時間単位型自動車保険です。しかし、ドライブ保険という愛称(ペットネーム)が広く使われています。保険会社によっては時間単位型自動車保険に「1日保険」「ワンデイ保険」という愛称をつけていることもありますが、基本的には同じと考えて構いません。

ドライブ保険のメリット

ドライブ保険に入ることの具体的なメリットとして、次の4点を解説します。

  • 万が一に備えられる
  • 保険料が安い
  • スマホやコンビニで手軽に手続きができる
  • 加入時間が選べる

万が一に備えられる

ドライブ保険は自動車保険の一種であるため、対人・対物事故やご自身のけがなど万が一のトラブルに備えることができます。また、保険会社や加入プランによっては車両保険をつけることも可能です。

これにより借用自動車の車両復旧費用補償特約が付加されます。つまり、借りた車を運転しているときに電柱やガードレールにぶつけてしまったりするなど損害が生じても、修理費用を復旧費用保険金として受け取ることが可能です。

保険料が安い

保険料が安いことも、ドライブ保険の特筆すべき点です。対人・対物補償やご自身のけがの補償、ロードアシスタンスなど最低限の補償が受けられるものであれば、24時間補償で1,000円を切るケースもあります。

具体的な保険料は保険商品や補償内容によって異なるので、都度確認しましょう。また、保険料の支払いはクレジットカードで行うのが一般的です。保険会社・商品によってはPayPayなどQRコード決済が使えることもあります。

スマホやコンビニで手軽に手続きができる

ドライブ保険は、コンビニやスマホから加入手続きができる手軽さも魅力です。コンビニから加入する場合、WEB経由で事前申し込みをし、その後コンビニで保険料を支払えば手続きが完了します。スマホの場合も事前申し込みをしたあと、内容を確認して保険料の決済手続きをすれば問題ありません。この場合、保険料はクレジットカードか携帯電話料金との合算により支払うことになります。

細かい部分は保険会社によっても異なるため、事前に一度確認していただくのをおすすめいたします。

加入時間が選べる

12時間コース、24時間コースなど、時間が選べるケースもあるので予定に合わせて加入しやすいです。

一部のドライブ保険では、補償期間を12時間か24時間のいずれかから選べることがあります。借りた車を運転する時間が短い場合、12時間にしておけば保険料も節約できます。

ただし、少しでも12時間を超えてしまいそうな可能性があるならは、24時間にしておくと補償も途切れず安心でしょう。

ドライブ保険のデメリット

便利なドライブ保険ですが、デメリットもあります。ここではデメリットとして、次の3点を解説します。

  • 選べるプランが限られている
  • 自分や配偶者が所有する車には使えない
  • レンタカーや社用車は適用できない

  注)配偶者には内縁の相手方および同性のパートナーを含みます。以下、同様とします。

選べるプランが限られている

ドライブ保険では、通常の自動車保険とは異なり、細かく補償内容を選ぶことはできません。また、付加できる特約も限られています。

一般的には一種類の保険商品に3種類ほどプランが設定されていて、保険料が高いプランであれば借用自動車の車両復旧費用も補償してくれるというパターンが多くなっています。細かい部分は個々の保険商品によって異なるため、ご自身が望む補償を受けられるかどうかは確認したうえで契約をしましょう。

自分や配偶者が所有する車には使えない

ご自身や配偶者など同居するご家族・ご親族が所有する車には、ドライブ保険は使えません。これは、ドライブ保険が「臨時で借りた他人の車を運転すること」を前提に設計されている商品であるためです。

そもそも、ご自身の車(自己所有者)であれば、借りるという定義には当てはまりません。また、同居するご家族・ご親族の車も補償対象外となっています。

レンタカーや社用車は適用できない

レンタカーや社用車など、法人が所有する車を借りた場合も、ドライブ保険は適用できません。ただし、個人間のカーシェアリングを使って車を借りた場合は、ドライブ保険の対象になります。

おすすめのドライブ保険は?

ドライブ保険はさまざまな保険会社から販売されています。今回は、株式会社クレディセゾンが選定した2社を紹介します。

損害保険ジャパン株式会社「乗るピタ!」

補償内容概要  ライトプラン  基本プラン安心プラン
保険料12時間650円
24時間800円
12時間2,150円
24時間2,700円
12時間2,800円
24時間3,500円
対人賠償責任保険無制限無制限無制限
対物賠償責任保険無制限無制限無制限
対物全損時修理差額費用特約
人身傷害保険××1名につき
3,000万円
人身傷害入通院定額給付金  ××1名につき
10万円
人身傷害死亡・後遺障害給付金特約××1名につき
1,000万円
搭乗者傷害特約(一時金払)1名につき
1,000万円
1名につき
1,000万円
×
自損事故傷害特約1名につき
1,500万円
1名につき
1,500万円
×
借用自動車の車両復旧費用特約×300万円
(自己負担15万円)
300万円
(自己負担10万円)
借用自動車のロードアシスタンス特約
借用自動車の事故時代車費用特約××5,000円×利用日数
(30日限度)
臨時被保険者に関する特約オプション
(追加保険料)
12時間
+350円
24時間
+400円
オプション
(追加保険料)
12時間
+1,100円
24時間
+1,350円
オプション
(追加保険料)
12時間
+1,200円
24時間
+1,750円

「乗るピタ!」はドライバー保険に時間単位型ドライバー保険特約を付帯した保険契約のペットネームです。引受保険会社は損害保険ジャパンです。

プランは3種類ありますが、どのプランであっても補償期間を12時間・24時間のいずれかから選択可能です。どのプランでもロードサービスは受けられるので、ガソリン切れなどのトラブルにも備えられます。

借りた車を複数人で運転したい場合、追加で保険料を払えば補償を受けられるため、各人がドライブ保険に加入する必要はありません(臨時被保険者に関する特約)。

ライトプランであればマイページを登録してからすぐにお申し込みができるので「明日、車を借りてドライブに行こう!」という場合でもご利用いただけます。「ドライブに行くのは良いけど保険がなくて」という場合はぜひご検討ください。

「乗るピタ!」の詳細はこちら

乗るピタ

SJ24-00354

※株式会社クレディセゾンは、損害保険ジャパンの代理店として保険契約締結の媒介を行っております。締結代理権および告知受領権は有しておりません。

東京海上日動火災保険株式会社「ちょいのり保険」

項目/プラン   シンプルプラン   レギュラープランプレミアムプラン
保険料800円1,800円2,600円
対人賠償保険ありありあり
対物賠償保険ありありあり
搭乗者傷害ありありあり
車両補償なしあり (自己負担額15万円)
(対象事故限定条件付)
あり (自己負担額15万円)
自損傷害保険ありありあり
ロードアシストありありあり
事故現場アシストありありあり
弁護士費用補償特約なしなしあり
臨時被保険者に関する特約
※1名あたりの追加保険料
+400円 +900円      +1,300円  

東京海上日動火災保険では「ちょいのり保険」という愛称でドライブ保険を販売しています。

補償期間は24時間のみです。最上位プランのプレミアムプランであれば、弁護士特約が付帯しているため、相手方との交渉が必要なトラブルに備えることもできます。

特筆すべき点は、「ちょいのり保険」を無事故で利用できていたなら、東京海上日動火災保険の自動車保険を契約する際に保険料の割引が受けられることです。以下のように、無事故で利用できた日数によって割引率が変動します。

ちょいのり保険のご利用日数(保険責任期間)無事故割引率
6等級(S)               7等級(S)      
5~9日 8%      2%  
10~19日         15%    4%  
20日以上          20%    5%  

「いずれは車を持ちたい」と考えているなら、将来の保険料を節約するために上手に活用しましょう。なお、申し込みはWEBやスマホ、ローソン・ミニストップ・ファミリーマートで行えます。

「ちょいのり保険」の詳細はこちら

24TC-000398

※株式会社クレディセゾンは、東京海上日動火災保険の代理店として保険契約締結の媒介を行っております。締結代理権および告知受領権は有しておりません。

本ページの表の比較は、特定の保険商品の比較であり内容全てが掲載されているものではありません。 参考情報としてご利用いただき、ご加入の際は商品の詳細について必ず各保険会社のウェブサイト等 をご参照ください。保険料には記載の項目以外のオプションが付帯されている場合があります。また、 プラン・契約条件・オプションの有無により保険金額や補償内容は異なります。

ドライブ保険を選ぶときのポイント

最後に、ドライブ保険を選ぶときのポイントについて解説します。使い勝手を左右する部分であるので、ゆっくり確かめましょう。

補償内容

実際のところ、ドライブ保険の基本的な補償内容は、どの保険会社であっても大幅に変わることはありません。

しかし、車両保険やロードサービスなどの付帯サービスに関しては「すべての料金プランで受けられる」パターンと「上位プランの場合だけ受けられる」パターンがあります。他にも、細かい部分では異なることが多々あるので、商品説明書をしっかり読みましょう。

加入手続きの手軽さ

ドライブ保険は、必要になった時に忘れずさっと手続きできるに越したことはありません。スマホで手続きが完結させられるものや、近くのコンビニで簡単な手続きをすれば加入できるものなど、手続きの手軽さも選ぶうえでのポイントにしましょう。

クレジットカードを使いたくない場合は、コンビニ払いや携帯電話料金との合算払いができるかも確認するのをおすすめいたします。

半日コースがあるかどうか

行程上、1日中の補償が不要で、半日ほどしか車を使わないという場合は、半日コースがあるドライブ保険を選びましょう。

例えば、本文中でも紹介した「乗るピタ!」では、12時間のプランが設けられています。車を使う予定が決まったら、何時間の補償があれば問題ないかを確認し、それに合わせてコースを選びましょう。

ただし、予定が読めない場合は途中で補償切れを起こすことがないよう、1日コースを選ぶのもひとつの方法です。

おわりに

普段から運転をしている方でも、他の方の車を借りて運転するのは何かと勝手が異なります。そのため、思いがけないトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。少しの時間でもどなたかの車を借りて運転する予定があるなら、ドライブ保険でしっかりと備えましょう。

最低限の補償があれば問題ないなら、当日でも加入できます。逆に、車両保険などしっかりとしたサポートを望むなら、余裕を持ち車を運転する予定の10日前までには手続きを済ませておくと良いでしょう。

関連記事:自動車保険の弁護士特約は本当に必要?事例やおすすめの保険もご紹介

  • この記事は概要を説明したものです。詳しい内容については「ご契約のしおり(約款)「重要事項説明書」などをご覧ください。 
  • 詳細は、取扱代理店または引受保険会社までお問合せください。 
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