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小型犬にはどんな種類がいる?飼いやすい小型犬を家族に迎えよう

小型犬にはどんな種類がいる?
セゾンのくらし大研究 編集部

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セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

子どもの独立やご自身の定年退職などで、なんとなく心細くなったとき、そばで支えてくれるペットの存在は大きいものです。日本では小型犬が人気となっていますが、それにはさまざまな理由があります。

今回は小型犬が人気の理由や、小型犬を選ぶときのポイントについてご紹介します。また、人気の小型犬10種の特徴や抜け毛の量などもまとめていますので、ペットを迎えたいと考えている方は参考にしてみてください。

この記事を読んでわかること
  • 賃貸物件でも飼えるケースが多く、飼い主の経済的、体力的負担が少ないなどの理由から小型犬が人気である
  • 人気の小型犬にはトイ・プードルやチワワ、ポメラニアンなどさまざまな犬種がいて、それぞれが個性的な特徴を兼ね備えている
  • ペットを飼う際は犬と過ごせる時間や運動量、病気になりにくい犬種かどうかなどを考慮すると良い
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小型犬が人気な理由とは

近年の日本では小型犬ブームが続いており、ペット保険のランキング上位は小型犬ばかりです。一体どのような理由で小型犬の人気が高いのでしょうか。

なぜ小型犬が人気なのか

ここでは小型犬が人気の理由を3つご紹介します。

・賃貸物件でも飼育できるケースがある

まず、自宅がマンションやアパートなどの賃貸物件だった場合、中型犬や大型犬が飼える物件は非常に稀です。ペット応相談と記載のあるマンションでも、いざ相談してみると「小型犬のみ可」というケースがほとんどでしょう。

・通院やトリミング時の移動がしやすい

犬を飼っていると予防接種での通院や、定期的なトリミングが必要です。このとき、中型犬や大型犬の場合、大きなキャリーケースに入れて車で移動しなければなりませんが、都会では車を持っていない人も多く、移動が難しいでしょう。

一方で、身体の軽い小型犬は、近所であれば飼い主が抱いて連れていくことができます。また、自宅から離れた場所でも、キャリーケースに入れれば電車や新幹線などに乗ることができるため、移動しやすいのが特徴です。

・飼い主の負担が比較的少ない

小型犬は、他の大きさの犬に比べると経済的にも体力的にも負担が少ないのがポイントです。大型犬の場合、食費や医療費にかかる費用は1ヵ月で数万円になることもあります。さらに、病気になってしまった際の治療費も数万円から数十万円かかる場合があり、経済的負担は大きいといえるでしょう。

また、犬の運動量は身体の大きさに比例して多くなるため、大型犬の散歩や定期的な運動には、飼い主の体力も必要です。力も強く、散歩中にしっかり制御する腕力が必要なため、高齢者や力の弱い女性には難しいかもしれません。一方で小型犬の場合、これらの負担がかなり軽減されるため、誰でも飼いやすいのが人気の理由といえるです。

小型犬の定義とは

実は小型犬、中型犬、大型犬に正式な基準や定義は設けられていません。例えば日本犬保存会では柴犬は「小型犬」に分類されていますが、一般的な大きさでは「中型犬」にあたります。このように曖昧に分類されることもありますが、一般的には成犬体重で判断されます。10kg未満が小型犬、25kg未満が中型犬、それ以上が大型犬と分類されているケースが多いでしょう。

人気のある小型犬の種類

人気のある小型犬の種類

ここからはペット保険会社でもランキング上位になった、人気の小型犬をご紹介します。それぞれの特徴や体重、価格相場もまとめているので小型犬をお探しの方は参考にしてみてください。

トイ・プードル

トイ・プードル

トイ・プードルは、賢くなつきやすいのが特徴で、訓練性が非常に高い犬種です。明るく意欲的な性格ですが、神経質な面もあります。寂しがりな傾向があり、長時間の留守番が苦手な子も多いでしょう。

また、元々活発なトイ・プードルは鴨を回収する狩猟犬だったこともあり、運動不足になるとストレスを感じてしまうため、適度な運動が必要です。

原産国フランス
体重約3kg
抜け毛少なめ
価格相場約250,000~500,000円

チワワ

チワワ

チワワは活発な性格で、小さな顔に大きな目がチャームポイントです。好奇心旺盛で、家族との絆を大切にするので信頼関係を築きあげましょう。

小さな身体とは裏腹に勇敢で、見知らぬ人には吠えてしまったり、噛みつき癖がついてしまったりすることも考えられます。そのため、子犬のうちから正しいしつけが必要です。また、ストレスが溜まらないよう1日1~2回ほど散歩させてあげましょう。

原産国メキシコ
体重約1~3kg
抜け毛やや多め(ロングコートの場合)
価格相場約150,000~500,000円

ミニチュア・ダックスフンド

ミニチュア・ダックスフンド

ミニチュア・ダックスフンドは小柄ながら勇敢な性格で、地上や地下用の狩猟犬として活躍していました。狩猟時は群れで行動するため多頭飼いにも向いていて人間にも懐きやすいですが、留守番は苦手です。運動量は多い方が望ましく、毎日しっかり散歩をしてストレスを溜めないよう心がけてあげましょう。

原産国ドイツ
体重約5kg
抜け毛やや多め
価格相場約100,000~600,000円

ポメラニアン

ポメラニアン

ふわふわと愛らしい見た目が人気のポメラニアンですが、意外とパワフルで見知らぬ犬に対して攻撃的になってしまうこともあります。子犬のころから社交性を身に付けられるよう、さまざまな経験をさせてあげましょう。活発なため散歩に限らず、家でもおもちゃなどでたくさん遊ばせてあげてください。

また、ふわふわの毛は抜けやすく絡まりやすいため、小まめなブラッシングが欠かせません。豆しばカットやテディベアカットなど、さまざまなスタイルを楽しむことができるのは魅力といえます。

原産国ドイツ
体重約2~3kg
抜け毛多め
価格相場約150,000~500,000円

ミニチュア・シュナウザー

ドイツ語で「口ひげ」の意味がある「シュナウザー」。その名のとおり、口ひげのような口元が特徴的です。おっとりしていそうな見た目に反して攻撃性が高く、子犬の頃からしっかりしつけをする必要があります。

一方、懐きやすい面もあるためコミュニケーションもたっぷり取ってあげましょう。運動量も多く、散歩や家でも活発に遊んであげることが大切です。また、長毛で絡まりやすいため、毎日のブラッシングは欠かせません。

原産国ドイツ
体重約6~7kg
抜け毛やや少なめ
価格相場約100,000~400,000円

ヨークシャー・テリア

ヨークシャー・テリア

美しい毛並みが魅力的なヨークシャー・テリアは小型犬のなかでも身体が小さく、怖がりな犬種です。雷の音やトラックの音など、大きな騒音に怯えることもあります。

また、飼い主と離れるのが苦手で、お留守番には向いていません。身体は小さくとも、健康のために毎日の散歩は大切です。また、長い毛を美しく保つためのブラッシングや定期的なカットも欠かせません。

原産国イギリス
体重約2.5~3.5kg
抜け毛少なめ
価格相場約150,000~500,000円

マルチーズ

ヨークシャー・テリア

真っ白な毛並みに黒いつぶらな瞳が愛らしいマルチーズ。活発で攻撃性が高く、人に向かって吠えたり嚙みついたりしてしまうことがあります。

そのため、子犬のころからトレーニングを行い、しっかりしつけることが大切です。運動量も多いため、たくさん運動させてあげましょう。寂しがりな傾向があるため、留守番には向いていません。また、毛は絡まりやすく定期的なカットやブラッシングが必要です。

原産国マルタ
体重約2~3kg
抜け毛やや少なめ
価格相場約200,000~400,000円

シー・ズー

シー・ズー

落ち着いた性格のシー・ズーは愛犬とゆったり過ごしたい方、子どもや年配の方におすすめです。ただ、怖がりな面があるため安心して過ごせる環境を作ってあげるよう心がけましょう。

一方で攻撃性も持ち合わせているため、しっかりコミュニケーションを取って信頼関係を築く必要があります。抜け毛は少な目ですが、毛量が多く長毛で絡まりやすいため、こまめなブラッシングが欠かせません。

原産国中国
体重約5~7kg
抜け毛やや少なめ
価格相場約150,000~450,000円

パグ

攻撃性が低く吠えたり噛んだりすることが少ないパグは、子どもがいる家庭でも飼いやすい犬種です。明るく陽気で、人の感情を察する能力が優れています。

また、運動量も特別多いわけではなく、毎日1回の散歩で充分といえるでしょう。おとなしいためマンションなど賃貸物件で飼うのに適しています。換毛期以外は数日に1回程度のブラッシングでも問題ないので、あまり手がかからないのも特徴です。

原産国中国
体重約6~8kg
抜け毛やや少なめ
価格相場約100,000~400,000円

パピヨン

パピヨンは警戒心が強く、少しの物音や人の気配に吠えてしまうこともあります。きちんとしたしつけが難しいのであれば、マンションやアパートでの飼育は向いていません。一方で冷静な状況判断ができるため、安心できる生活環境を整えて、適度に運動させてあげれば、警戒心も軽減できるでしょう。

パピヨンには毛が抜けにくいシングルコート、抜けやすいダブルコートの2種類がいます。子犬の時点で見極めるのは難しいため、抜け毛は多いものだと覚悟しておきましょう。

原産国フランス・ベルギー
体重約4~4.5kg
抜け毛やや多め
価格相場約150,000~450,000円

小型犬を選ぶときのポイント

犬を迎え入れる際に考慮すべき重要なポイントがいくつかあります。それは、犬と過ごす時間や犬種ごとの性格、病気に対する強さ、適切な運動量、育った環境などです。これらの要因を順番にみてみましょう。

犬と過ごす時間を考慮する

まず、犬と過ごす時間を考慮することが重要です。多忙な生活のなかで、犬の留守番が多くなることもあるかもしれません。その場合、留守番が苦手な犬種であれば、単独で過ごす時間がストレスになってしまいます。

そのため、家を留守にしがちな方は、我慢強く温厚な性格の犬種を選びましょう。留守番が苦痛でない犬種であれば、飼い主の心配も減るため、双方がストレスを感じずに過ごせます。

病気になりにくいかどうか

次に、病気に強いかどうかを考慮することも重要です。犬種によっては眼や心臓の疾患にかかりやすい傾向があるため、医療費も覚悟しておかなければなりません。

一方で病気に強い小型犬は、長生きする傾向があります。健康な状態を維持することで、長い間一緒に過ごすことができるでしょう。犬の健康を守るためにも、定期的な健康チェックや予防接種を行うことが大切です。

運動量に見合った活動ができるか

適切な運動量に見合った活動ができるかも考慮すべきポイントです。例えば、トイ・プードルやポメラニアンなどの犬種は、運動不足でストレスを感じやすい傾向があります。ストレスが溜まってしまうと、吠えたり噛んだりなどの問題行動を起こしてしまうことも。

そのため、散歩やおもちゃ遊びなど、適度な運動をさせてあげることが大切です。適度な運動は犬の健康を保ちながら、ストレスを軽減させることができます。

性格や育ってきた環境をチェックする

最後に、犬種の性格や育った環境を注意深くチェックすることが大切です。ペットショップやブリーダーの元で犬と触れ合う機会があれば、犬の性格を見極めることができます。その犬が家庭に適応しやすい性格であるかどうかを確認しておけば、いざ一緒に暮らし始めると合わなかったという悲しい事態を防げるでしょう。

ペットはどこで購入する?

犬を購入する際、ペットショップかブリーダー、どちらから買うか悩む方も多いでしょう。ここでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説します。

ペットショップ

ペットショップには、さまざまな犬種の犬が展示されており、犬の顔や毛並みを見比べることができます。実際に抱っこさせてもらえるショップもあり、犬との相性や人懐っこさを確認することも可能です。また、犬を飼育する際に必要なケージや餌なども取り扱っており、ペット用品をまとめて購入できるのはメリットといえるでしょう。

一方でデメリットとしてあげられるのが、生後間もなく親や兄弟の元から離され、ストレスを感じているケースがあることです。なかにはストレスから無駄吠えをしてしまう犬もいるかもしれません。また、本来なら兄弟とじゃれ合って力加減を覚えるはずが、ペットショップでは難しく、噛み癖がみられることもあるでしょう。

ブリーダー

ブリーダーのほとんどは特定の犬種だけを育成しており、良質な血統の犬を取り扱っていることも多いでしょう。ペットショップと異なり、生活している環境や、他の犬たちとの関わり方など犬の生活環境を見ることができるので安心です。さらに、ブリーダーから子犬の情報に限らず、親犬についての情報も得られるため、遺伝性疾患や成犬時の大きさなども知ることができます。

一方で、事前にブリーダーに連絡をして計画的に事を運ばなければならない手間があります。しかし、大切な家族を迎え入れるためですから、きちんと対応してくれるブリーダーかどうか見極めるためにも、事前のやり取りは欠かせません。

また、オンラインでブリーダーの元にいる犬が見つけられるサービスもあります。オンラインなので、わざわざ足を運ばずに子犬の様子をうかがったり、ブリーダーに話を聞いたりできるのが魅力です。「みんなのブリーダー」なら、探している犬種と希望の地域を指定するだけで、簡単に犬の情報が得られます。とりあえずいろいろな犬種を見てみたい、実際にブリーダーの元にいる犬の写真や情報を探しているという方におすすめです。

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おわりに

犬を選ぶ際には、さまざまな要因を考慮しながら慎重に判断することが重要です。犬との素晴らしい関係を築くためには、犬種の特性や個々の性格を理解し、適切なケアやコミュニケーションを取ることが欠かせません。家族の一員として一緒に生活を楽しむために、犬と過ごせる時間や病気のなりにくさ、運動量などを念頭に置いて犬を迎え入れてあげましょう。

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