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中型犬の種類を紹介!中型犬を飼うメリットや注意点、飼育にかかる費用は?

中型犬の種類を紹介!中型犬を飼うメリットや注意点、飼育にかかる費用は?
セゾンのくらし大研究 編集部

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セゾンのくらし大研究 編集部

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中型犬に分類される犬には、実にさまざまな犬種がいます。そもそも中型犬の基準とは何なのか、どのような犬種なのか、気になりませんか?

そこで今回は「中型犬を飼ってみたい」と考えている方に向けて、さまざまな種類の中型犬をご紹介します。人気犬種のみならず、珍しい犬種についてもまとめました。中型犬を飼うメリットや注意点、飼育にかかる費用などもお伝えします。

この記事を読んでわかること
  • 大きさは明確に定められてはないが、一般的に体重約10~25kg未満、体高約40~60cmの犬種が中型犬とされる
  • 人気犬種はウェルシュコーギーペンブローク、ボーダーコリーなど、珍しい犬種は四国犬、スタンダードダックスフンドなど
  • かわいらしさと賢さを兼ね備え、性格も穏やか、ケガや病気も少なく寿命も長いところが中型犬のメリット
  • 中型犬を迎えるのにかかる初期費用は、約211,420円といわれている
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中型犬とは?

中型犬とは?

中型犬と呼ばれる犬には、実は明確に定められた大きさなどはありません。一般的には、体重が約10~25kg未満、体高が約40~60cmの犬種が「中型犬」とされています。

トリミングサロンやドッグラン、ペット同伴できるホテルなどでは、それぞれの施設が定めたサイズ定義により、料金や利用の可否が決まる可能性があります。施設を利用する場合には、事前にサイズ定義の規約や注意書きをチェックしておきましょう。

中型犬の種類を紹介

中型犬の種類を紹介

ここからは、中型犬の種類についてご紹介します。人気犬種と珍しい犬種に分けて見ていきましょう。

人気が高い犬種5選

はじめに、人気が高い中型犬を5種見ていきましょう。それぞれの犬種の特徴や性格、飼い方のポイントなどを解説します。

参考:一般社団法人ジャパンケネルクラブ|世界の犬 犬のきもち|犬図鑑 みんなの犬図鑑

ウェルシュコーギーペンブローク

体高約25~30cm
体重オス:約10~12kg、メス:約9~11kg

【特徴】

  • 大きな立ち耳、キツネに似た顔立ち
  • 長い胴体、短い四肢が特徴的
  • 大胆でたくましい体つき

【性格】

  • 明るく元気、遊び好き
  • 他の犬とも仲良く遊べる
  • 食欲旺盛

【飼い方のポイント】

牧羊犬であったことから、目の前で動くものがあると吠えたり追いかけたりしがちなのでトレーニングが必要です。「待て」などのしつけを行いましょう。神経質・攻撃的な面はないので安心して飼育できます。

ボーダーコリー

体高約53cm前後
体重約14~22kg

【特徴】

  • バランスのとれた優美なスタイル
  • 運動能力が高く、スタミナもある
  • 毛質は長毛・短毛がある、毛色も多様

【性格】

  • 聡明で責任感がある
  • 飼い主に従順
  • 敏感で注意深い

【飼い方のポイント】

運動欲求が強い犬種であるため、毎日の散歩や運動が欠かせません。走る子どもなどを追いかけてしまう傾向があるため、飼い主がしっかりとしつけすることが大切です。犬同士で遊ぶよりも、人間と作業する方を好む傾向にあります。

柴犬

体高オス:約38~41cm、メス:約35~38cm
体重約9~14kg

【特徴】

  • 日本古来の土着犬
  • バランスの良い体つきで骨格がしっかりしている
  • 動作は機敏、自由な美しさがある

【性格】

  • 忠実で警戒心が強い
  • オスは縄張り意識が強い
  • メスは人懐っこい

【飼い方のポイント】

遊んだり散歩をしたりするのが好きな犬種です。臆病な面もあり、まわりに過敏に反応する時があります。飼い主との信頼関係を築き、しつけをすることが大切です。

アメリカンコッカースパニエル

体高オス:約38cm前後、メス:約35cm前後
体重オス:約13kg、メス:約12kg

【特徴】

  • 丸い頭と短めのマズル
  • 長く厚い垂れ耳
  • スピードとスタミナがある

【性格】

  • 社交的で明るい性格
  • 遊び好きで人懐っこい
  • 穏やかな気質だが臆病ではない

【飼い方のポイント】

留守番が長時間になると、問題行動を起こしてしまう傾向が見られます。なるべく飼い主と一緒に過ごせた方が良いでしょう。耳・皮膚のトラブルが多いため、ケアと健康観察が必要になります。

ビーグル

体高オス:約36~41cm、メス:約33~38cm
体重オス:約10~11kg、メス:約9~10kg

【特徴】

  • 大きな垂れ耳で筋肉質な体つき
  • 小さめだが、頑丈な体
  • 短毛で、毛色も多様

【性格】

  • 優れた活動能力を持ち、賢い
  • 決断力とスタミナがある
  • 用心深く、穏やか

【飼い方のポイント】

ビーグルは、明るく社交的で飼いやすいといわれています。元々は狩猟犬であったため、利口で判断力のある犬種です。垂れ耳の特徴により、中耳炎に注意が必要となります。

珍しい犬種5選

ここからは、少し珍しい犬種の中型犬を5種ご紹介します。ペットショップには、人気の高い犬種が多い傾向にあります。「珍しい犬種の中型犬を飼いたい」と思う方は、ブリーダーからの購入を検討するのがおすすめです。

四国犬

体高オス:約52cm前後、メス:約49cm前後
体重約15~23kg

【特徴】

  • 天然記念物に指定された犬種、別名「高知犬」
  • 柴犬に似た顔立ちをしている
  • 猟犬であったことから高い持久力をもつ

【性格】

  • 頑固な性格
  • 鋭敏・精悍、警戒心が強い
  • 飼い主に忠実

【飼い方のポイント】

他人や他の犬に対する警戒心が強い傾向にあります。しかし、飼い主に忠実な面があるため、子犬の時期からしつけを徹底すれば問題ないでしょう。

ミディアムプードル

体高約35~45cm
体重約8~15kg

【特徴】

  • プードルの9割以上がトイプードルのなか、ミディアムプードルは希少な犬種
  • 毛量は多めだが、抜け毛は気にならない程度
  • 体つきのバランスが良く、全体的に優雅な印象

【性格】

  • 穏やかで社交的
  • 忠誠心が強く、学習能力も高い
  • 用心深く、活動的

【飼い方のポイント】

ミディアムプードルは、他のプードルと同じく穏やかで社交的な性格です。物覚えが良く、しつけがしやすい犬といわれています。

スタンダードダックスフンド

体高オス:約37~47cm以下メス:約35~45cm以下
体重約7~14.5kg

【特徴】

  • ダックスフンドのなかでも、希少な犬種
  • 垂れ耳、短足胴長な体型
  • 筋肉質で引き締まった体つき

【性格】

  • 友好的で落ち着きがある
  • 情熱的で辛抱強い
  • 負けず嫌いな一面もあり、他の犬とは相性を選ぶ

【飼い方のポイント】

短足胴長体型から、椎間板ヘルニアなどの発症リスクが高いといわれています。フローリングなど滑りやすい床への対策が必要。足腰に負担がかからないよう肥満対策をしましょう。

ミニチュアブルテリア

体高約25~35cm
体重約11~15kg

【特徴】

  • 筋肉質でバランスの取れた体つき
  • ずっしりとした重めの体格
  • ダウンフェイスと呼ばれる卵形の頭部

【性格】

  • 情熱と勇気に満ちている
  • 性格が安定しており、しつけしやすい
  • 家族に対して、愛情深い

【飼い方のポイント】

頑固な一面もあるが、人間と良い関係を築ける犬種といわれています。膝の皿がずれてしまう「膝蓋骨脱臼」を発症するリスクがあるため、注意が必要。

コーイケルホンディエ

体高オス:約37~42cmメス:約35~40cm
体重約9~13.5kg

【特徴】

  • 日本での登録件数が少ないレア犬種
  • バランスの整ったスポーティングドッグ
  • 耳先には「イヤリング」と呼ばれる黒い毛がある

【性格】

  • 忍耐力とスタミナがある
  • 気立てが良く、おおらかで友好的
  • 注意深く活動的

【飼い方のポイント】

元々は鴨をおびき寄せる猟犬だったため、運動量が多い犬種です。運動不足になってしまう可能性があるため、散歩や思い切り体を動かせる環境があると良いでしょう。

中型犬を飼うときのメリットや注意点は?

中型犬を飼うときのメリットや注意点は?

中型犬を飼う前に、知っておきたい情報をまとめて紹介します。

中型犬を飼うメリット

中型犬は、小型犬のかわいらしさと大型犬の賢さを兼ね備えた犬種であるといえます。性格については、穏やかで飼い主に忠実である傾向に。子犬の時期からしつけをすれば、無駄吠えなどに悩むこともないでしょう。また、小型犬・大型犬に比べてケガや病気も少なく、寿命も長いこともメリットです。

中型犬を飼うときの注意点

中型犬を飼うときには、充分な飼育スペースを確保するようにしてください。小型犬と比べると運動量が多いため、毎日の散歩に加え、時にはドッグランで思い切り走らせる機会が必要となるケースもあるでしょう。

飼育する空間が狭過ぎたり、運動不足になったりすると、犬のストレス原因となってしまいます。

中型犬を飼うのにかかる費用

中型犬を飼うのにかかる費用

中型犬を購入・飼育する際にかかる費用についてご紹介します。犬種や飼育環境、個体の性質・性格により違いがあります。これから中型犬を飼う際の参考にしてください。

参照元:株式会社モデル百貨|犬の食費について飼い主1,409人に調査した結果を公開!月の平均は7,807円で、大型犬は1万円超え!

生体購入時の費用

犬種・希少性によって、生体購入時の費用は大きな差が出ます。また、購入ルートによっても購入金額に差があるといわれています。下記は、中型犬の平均購入費用をペットショップから購入とブリーダーから購入の比較です。参考にしてください。

ペットショップから購入ブリーダーから購入
生体購入時の費用平均200,845円平均181,000円

ペットショップに比べて、ブリーダーからの方が若干安く購入できる傾向にあります。

初期費用

中型犬を迎えるにあたってかかる初期費用は、約211,420円といわれています。

内訳としては、生体購入費以外にさまざまなワクチン接種、畜犬登録費用などがあります。その他にも、マイクロチップを装着したり、避妊・去勢手術をしたりする場合には、さらに費用がかかる可能性もあるでしょう。

飼育グッズの購入費用

飼育グッズの購入費用も念頭に置いておきましょう。サークル、ケージ、エサ用の食器など、飼育前に揃えておきたいアイテムがいくつかあります。犬を迎える初日から揃えておくのが望ましい飼育グッズと費用相場は下記のとおりです。

費用相場
ハウス(ケージなど)約4,000円~
ベッド約1,000円~
トイレ(シーツなど)約2,000円~
エサ・ドッグフード(1ヵ月分)約2,500円~
食器約500~3,000円
給水器約1,000~3,000円

その他にも、散歩用リード、おもちゃ、ペットシートやシャンプーなど、日用品購入のための追加費用がかかるでしょう。

月々かかる費用

中型犬の飼育には、毎月下記のような費用がかかると想定されます。1ヵ月の平均費用を紹介します。

中型犬を飼育するためにかかる1ヵ月の平均費用
食費主食:約4,533円
おやつ:約2,586円
(合計:約7,119円)
トイレまわり(シート、おむつなど)約2,941円
その他雑費(おもちゃ、シャンプーなど日用品)約2,508円

その他にも、医療費、ペットサロンでのトリミング費、夏冬の冷暖房費など、さまざまな費用がかかることが想定されます。

中型犬を迎えるならみんなのブリーダーがおすすめ

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おわりに

中型犬の種類についてご紹介しました。中型犬は、穏やかな性格、しつけがしやすい、飼育にかかる費用が比較的抑えられるなど、さまざまなメリットがあります。ぜひ、これから子犬を迎えたいと思っている方は、候補のひとつに中型犬を考えてみませんか。

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