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ペットの墓石の種類・デザイン・購入方法が知りたい!愛犬・愛猫との思い出を形に残そう

ペットの墓石の種類・デザイン・購入方法が知りたい!愛犬・愛猫との思い出を形に残そう
セゾンのくらし大研究 編集部

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セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

近年、ペットのお墓事情に大きな変化が表れています。以前なら、自宅の庭に埋葬して供養する家庭が多くありましたが、生活環境やペットに対する思いの変化により、人間と同じ形で供養する方法が増えてきました。ここでは、ペットのお墓の種類や値段に加え、メリット・デメリットについても紹介。ペットのお墓について詳しく知りたい方は必見です。

この記事を読んでわかること

  • ペットのお墓には、「個別墓」「納骨堂」「樹木葬」「合同供養墓・合葬墓」「自宅墓」がある
  • ペットのお墓の種類によって、費用面や管理面のメリット・デメリットが異なる
  • ペットのお墓は一般的な石材店以外にも、インターネットやペット専用仏具ショップで購入が可能
  • 自宅墓は家の庭だけでなく、マンションのベランダや部屋の中に建てることも可能
ペットメモリアル

ペットのお墓の種類とは?

ペットのお墓の種類とは?

ペットを飼う方の増加と時代や環境の変化によって、供養方法にも変化が見られるようになりました。ここでは、さまざまなニーズに応えたペットのお墓の種類について説明していきましょう。

個別墓

個別墓とは、霊園内にある一区画を借用し、ペット専用の墓石を建てて埋葬するお墓のこと。ペット専用の霊園や人間とペットを一緒に埋葬できる霊園など、いくつか種類があります。

また、個別墓は家族の好きなデザインの墓石を建てられたり、プレートに大切なペットの名前を掘ったりできるのも特長です。

納骨堂

納骨堂とは、屋内で遺骨を保管し供養する施設のこと。個別のロッカーや棚に遺骨が納められます。近年では、人間の供養方法として主流になってきている納骨堂ですが、ペット専用の納骨堂はまだまだ少ないのが現状です。

その中でも、ペット専用の火葬場が併設しているケースもあり、そこで火葬を行った場合は、期限付きで納骨堂を無料利用できる場所もあります。

樹木葬

樹木葬とは、墓石ではなく樹木を墓標とするお墓のこと。墓石を建てるよりもリーズナブルで、後継ぎの心配がないというメリットがあります。個別のスペースにペットの名前が入ったプレートを建てて、その傍に遺骨を埋葬しお参りできます。霊園によっては、人間とペットの共葬区画が設けられているところも。個別のスペースごとに1本の木を植えるタイプや、シンボルツリーの周辺に遺骨を埋葬するタイプなど種類はさまざまです。

合同供養墓・合葬墓

合同供養墓・合葬墓とは、大きな墓石などに他のペットの遺骨と一緒に納骨するお墓のこと。他の供養方法と比べると安価で、お墓の管理を管理者に一任できるメリットがあります。

しかし、複数のペットの遺骨とともに埋葬されるため、一度納骨したら取り出せません。そのことを踏まえながら慎重に検討しましょう。

自宅墓・室内墓

自宅墓とは、専門会社に依頼してお墓を作ってもらうのではなく、自分で作るお墓のこと。近年では、ペットの供養方法の選択肢が増えたため、自宅の庭に埋葬して供養するという方は減ってきました。

一方で自宅に庭がない方や、大切なペットを手元で供養したいという方にぴったりのペット専用の室内墓石も増えてきたのです。狭いスペースに置けるものや、インテリアに馴染むナチュラルな素材を使用した墓石など、さまざまな種類があります。

ペットのお墓のメリットとデメリット

ペットのお墓のメリットとデメリット

ペットのお墓のメリットとデメリットを種類別に解説していきます。

個別墓

個別墓は、お墓を自分の好きなデザインや形にカスタマイズでき、個別の場所を用意できるメリットがあります。その反面、費用が高く、お墓をキレイに保つための管理を行わなければならないというデメリットも。経済面や管理面で慎重に考える必要があるでしょう。

納骨堂

納骨堂は、天候に関係なくお墓参りができ、草むしりなどのメンテナンスが不要な点がメリットです。その一方、管理費が必要であり、受け入れできる施設が限定されているというデメリットもあります。利便性を優先したい方におすすめです。

樹木葬

樹木葬は、霊園や寺院が家族に代わってお手入れしてくれるため、維持管理の心配がありません。しかし、霊園や寺院によっては、管理費が必要な場合もあり、合同墓地の可能性もあります。契約前に管理費や埋葬方法について詳しく調べましょう。

合同供養墓・合葬墓

合同供養墓・合葬墓は、個別墓よりも費用が安く、管理の必要がないというメリットがあります。しかし、個別の墓はなく他のペットの遺骨と一緒に供養するため、一度埋葬すると取り出せません。お墓のデザインにこだわりがなく、他のペットと仲良く眠ってほしいと考える方向けといえるでしょう。

自宅墓・室内墓

自宅墓は、費用が安く済むことに加え、常にペットと一緒に過ごせるメリットがあります。しかし、自宅の庭に埋葬する場合は、お墓を作る労力の他に、土葬にすると腐敗臭が発生して近所とトラブルになる可能性も。犬や猫などの比較的大きい動物は、火葬をしてから埋葬しましょう。また、火葬してからとはいえ屋外に埋葬すると、墓石が雨ざらしになってしまうデメリットがあります。最近は室内飼いのペットが主流のため、生前と変わらず室内でいつも一緒にいられるペット専用の室内墓・室内墓石を選択することは大きなメリットとなるでしょう。

ペットの墓石の購入場所は?

ペットの墓石の購入方法は主に、「石材店にオーダーする」「インターネットやホームセンターでペット専用の墓石を購入する」「ペット専用の仏具ショップで購入する」の3種類です。ここでは、ペットの墓石の購入場所について説明していきましょう。

石材店

ペット用の墓石は、一般的な石材店で作ることが可能です。お好きなデザインや石の種類、大きさなどが選べ、文字や写真を入れられる魅力があります。

また、石材店によっては、個別のペット用墓石だけでなく、飼い主とペットの墓石が一緒になったタイプを販売しているところも。こだわりのあるオリジナルのお墓を作って供養してあげたい方におすすめです。

インターネットやホームセンターなど

ペットの墓石はインターネットでも購入できます。ネットの場合、石材店にオーダーするよりも安い値段で購入でき、プレートタイプの小さな墓石や人間のお墓のようなデザインなど、バラエティ豊かです。また、ペットの墓石は身近なホームセンターでも取り扱いがあり、パーツを購入して手作りのお墓を作ることも可能です。豊富なデザインに加え、安さとスピーディーさを求める方におすすめといえるでしょう。

ペット専用の墓石・室内墓・仏具ショップ

どのような墓石を選ぶべきなのかわからないという方は、ペット専用の墓石・室内墓・仏具ショップなどにまずは相談してみましょう。予算やデザインなど自分が希望するお墓のスタイルを伝えることで、要望に沿った商品を紹介してもらえる可能性があります。

くらしのセゾンの「ペットメモリアル」では、一緒に暮らした自宅で供養をされたい方にモダンさやスタイリッシュさを兼ね備えたペット専用の室内墓や墓石をはじめ仏壇・仏具など、さまざまなメモリアルグッズをの販売しています。室内という限られたスペースに置けるので、どのようなお部屋のスタイルにも合うと好評です。ペットの墓石やメモリアルグッズでお悩みの方はぜひご相談ください。

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ペットの墓石の値段は?

気になるペット墓石の値段ですが、購入場所やタイプによって大きく異なります。ここからは、購入場所ごとの価格相場を説明していきましょう。

ペットの墓石の値段は?

石材店で購入する場合の相場

一般的なペット墓石を石材店で購入した場合、大きさやデザインなどによりますが、10万円~数10万円程度かかります。人間と同じ墓石を購入した場合はさらに値段があがり、100万円前後かかるともいわれているのです。

また、霊園によっては、飼い主とペットが一緒に入れる墓石を提供しているところがあります。そのようなお墓になると、墓地代を含めて250万円以上かかる可能性もあるでしょう。経済的な余裕がある場合に検討したいお墓のタイプといえます。

インターネットやホームセンターなどで購入する場合の相場

インターネットで購入する場合の価格相場は、1万円~3万円程度です。ただ、希望するデザインや大きさ、材質などによってさらに高くなるケースもあるでしょう。

また、お店によって異なりますが、ホームセンターでもリーズナブルな価格で購入できます。室内専用の小型墓石の場合は、10万円以下が相場です。石材店で購入する墓石の1/10程度で買えるので、経済的負担を減らしたいときにおすすめといえるでしょう。

ペット専用の墓石・室内墓・仏具ショップで購入する場合の相場

ペット専用の墓石や室内墓・仏具ショップでは、プレートタイプやオブジェタイプ、納骨タイプなどの種類があり、ものによって価格相場が大きく異なります。

プレートタイプであれば1.5万円〜4万円程度が相場ですが、納骨タイプになると7万円~50万円と価格幅が広くなるため、しっかりと予算を決めて検討しましょう。

自宅にペットの墓石を建てる方法

自宅にペットの墓石を建てる方法

「自分でペット墓石を建てたい」「常に一緒にいたい」という方へ向けて、自宅の庭やマンションのベランダにペット墓石を建てる方法を紹介していきます。埋葬時に気をつけるべき注意点も説明するので、参考にしてください。

そもそも自宅にペットの墓石を建てても大丈夫?

ペットである犬や猫、ウサギなどは法的に「一般廃棄物」とされるため、私有地への埋葬が可能であり、自宅の庭にペットの墓石を建てることもできます。

埋葬方法は、人間のように火葬してから遺骨を埋める、またはそのままの状態で土葬するといった選択肢が一般的。ウサギや鳥、ハムスターなどの小動物は土葬でも良いですが、犬や猫の場合は火葬をしてから埋葬するのがおすすめです。

土葬の場合、埋葬後に腐敗臭が漏れだしたり、野生動物に掘り起こされたりする可能性があります。また、地下水への汚染が発生するトラブルも考えられ、公衆衛生上の問題にもつながることも。埋葬を考えているのであれば、それらのことを踏まえて行動していく必要があります。

また、埋葬する際は、「人が通らない場所にする」「近所の人から見えやすい場所は避ける」「水はけの良い場所にする」ことを意識して場所を選びましょう。

自宅の庭にペットの墓石を建てる方法

自宅の庭に手作りのペット墓石を建てるには、さまざまな材料が必要です。しかし、この材料はインターネットやホームセンターで手軽に集められるので、意外と簡単にできます。手作りのペット墓石を建てる方法を紹介しましょう。

用意するもの

用意するものは、「墓石」「溜桝(ためます)」「ガーデンストーン」「防草シート」。溜桝とは、下水道設備の際に使用される箱型のコンクリート桝のことです。頑丈なコンクリート桝を使用し、埋葬するときれいな状態で骨壺を保管できます。

つくり方

  • 埋葬場所を決める
  • 野生動物に掘り起こされたり、雨でむき出しになったりしないように意識しながら、溜桝が収まるサイズの穴を深め(最低30cm)に掘る
  • 溜桝を穴に収めたら、溜桝の底に防草シートを敷いてガーデンストーンを入れる
  • 溜桝に骨壺を入れてフタを閉める
  • さらに上から防草シートを敷き、ガーデンストーンやレンガなどを隙間なく敷き詰める
  • 墓石を置いて完成

マンションのベランダでペットの墓石を建てる方法

自宅に庭がない方でもプランターを用いてお墓を作ることが可能です。お花を植える際と同じ要領で用意できるので、手軽で簡単なのも魅力の一つといえるでしょう。マンション暮らしの方はぜひ参考にしてみてください。

用意するもの

用意するものは、「墓石」「プランター(深さ30cm以上のもの)」「受け皿」「腐葉土」「網目の細かいネット」「植える花」。犬や猫のペット用墓石をプランターで作る際は、腐敗臭を防ぐため、火葬した遺骨を埋めるようにしましょう。

つくり方

  • 虫の侵入を防ぐため、プランターの底に網目の細かいネットを敷いて塞ぐ
  • プランターの半分ぐらい腐葉土を入れて遺骸を入れる。火葬後の粉骨の場合は、腐葉土と粉骨が均等に混ざり合うようにしていく
  • 残りの腐葉土を厚めに被せていく
  • 墓石を建てて花を植える

自宅の部屋にペットの墓石や室内墓を設置する方法

自宅の庭やベランダに埋葬するやり方以外にも、自宅の部屋にペット用の小型の墓石や室内墓を設置して供養する方法があります。近年の生活環境やペットの供養事情の変化に伴い、部屋の棚に置けるサイズの屋内用墓石や室内墓に注目が集まっています。その種類は、インテリアに馴染むナチュラルなものや、スタイリッシュな仏壇タイプのものなどさまざまです。

くらしのセゾンの「ペットメモリアル」では、上質でトレンド感のある室内用墓石を豊富に取り揃えています。大切なペットと一緒に過ごした部屋で供養してあげたいと考えている方は、ぜひ「くらしのセゾン」にご相談ください。

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おわりに

人間と同様に、ペットのお墓にもさまざまな種類があり、供養方法によって選択肢が異なります。しかし、どの供養方法もメリットやデメリットがあるため、費用面や管理方法などについて慎重に検討することが大切です。ペットのお墓や供養方法で悩んだ際は、霊園やペットメモリアル専門会社に相談してみてください。家族の一員として過ごしたペットが安らかに眠れるよう、それぞれに合った方法で供養していきましょう。

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