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うさぎの飼い方を初心者にもわかりやすく解説!必要な物やかかる費用もチェック

うさぎの飼い方を初心者にもわかりやすく解説!必要なものやかかる費用もチェック
セゾンのくらし大研究 編集部

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セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

ふわふわとした愛らしい姿が魅力のうさぎは、初心者でも飼いやすいペットとして人気があります。しかし、犬や猫とは異なる特有の生態や飼育方法を理解しておくことが大切です。うさぎはデリケートな動物で、適切な環境や食事管理が必要になるため、事前にしっかりと準備を整えましょう。

本記事では、うさぎの基本的な生態や飼育に必要なアイテム、お世話のポイントを詳しく解説します。また、飼育にかかる費用や病気・ケガに備える方法ついても紹介。初めてうさぎを飼う方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • 身体能力、性格、活動時間、食事など、うさぎの基本的な知識
  • うさぎの飼育を始める前に必要な用品や設備、あらかじめ準備しておく物などうさぎの飼育にかかる初期費用や月々の維持費など、具体的な費用相場
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うさぎの飼い方|どんな生き物?

うさぎの飼い方|どんな生き物?

うさぎには、見た目の可愛らしさだけでなく、驚くべき身体能力や個性的な性格、独特の生活リズムなど、さまざまな特徴があります。

まずは、うさぎという動物を理解するところから始めましょう。

身体能力

うさぎは、野生では「敵から逃げることで身を守る」進化をしてきた動物です。特に耳と後ろ足が発達し、驚くほどのジャンプ力とダッシュ力を持ち、初めて見る人を驚かせるでしょう。

さらに学習能力も高く、自分にとって都合の良いことや悪いことはすぐに覚えます。一方で、耳が非常に敏感で、大きな音には強い警戒心を示します。音に驚いて思わぬケガをする可能性もあるため、飼育環境では大きな物音や急な音に配慮することが必要です。

性格

うさぎの性格は個体によって大きな差があります。臆病な子もいれば、人懐っこい子もいて、品種による傾向はあっても絶対ではありません。一般的には自己主張が強く、抱っこは苦手だけれど撫でられるのは好きという性格が多く見られます。

飼い主との生活を通じて徐々に懐いていくため、日々のコミュニケーションが重要です。家族をしっかりと認識して、知らない人には警戒心を示すこともあります。

活動時間

うさぎは薄暮性の動物で、朝と夕方が最も活発に活動します。夜も活動的ですが、常に動いているわけではありません。昼間は主に睡眠をとりますが、時々食事をしたり遊んだりします。

時間感覚が非常に正確で、特に食事の時間は時計を見ているかのように覚えています。飼育下では飼い主の生活リズムに合わせるようになっていくので、できるだけ規則正しく世話をするよう心がけましょう。

食べ物

うさぎの食事は主食と補助食、おやつの3種類に大きく分けられます。主食となるのは総合栄養食であるペレットと牧草(チモシー)で、特に牧草は歯の伸びすぎを防ぎ、消化を助けるため、1日中自由に食べられる状態にしておきます。

補助食には乳酸菌サプリや毛球症予防のためのサプリメントがあり、健康維持に欠かせません。また、水分はとても大切なので、新鮮な水を常に飲めるようにしておきましょう。野菜や果物はおやつとして扱い、与えすぎに注意が必要です。

適切な気温・湿度

うさぎは寒さには比較的強い反面、暑さに弱い特徴があります。快適に過ごせる適正気温は16℃~22℃、適正湿度は40%~60%ほど。ただし、若くて健康なうさぎの場合、多少温度が前後してもすぐに体調を崩すわけではなく、10℃~24℃の範囲内なら問題なく元気に過ごすことができます。

とはいえ、子うさぎや高齢のうさぎは抵抗力が弱いため、より厳密な温度管理が求められます。暑さ・寒さ対策として、夏場はクールプレート、冬場はヒーターなどを活用し、快適な環境を整えましょう。

病気・寿命

うさぎは特に歯や消化器系の病気にかかりやすく、体調が悪くても症状がわかりにくい場合があります。毎日の健康チェックでは、食欲の有無やフンの状態、行動の変化などをよく観察することが大切です。

寿命は、平均で7~8年といわれていますが、10年以上生きることも珍しくありません。長生きの秘訣は、定期的な健康診断や適切な食事管理、十分な運動が欠かせません。

うさぎの飼い方|はじめに用意すべきアイテム

うさぎの飼い方|はじめに用意すべきアイテム

うさぎを飼う前に、以下の基本的なアイテムを準備しておきましょう。

  • ケージ:引き出しトレイ式で掃除しやすく、スノコがワイヤー製のものがおすすめ
  • キャリーケース(キャリーバッグ):病院などへの移動時などに必要
  • 食器:固定式だとひっくり返しにくく便利
  • 給水器:ボトルタイプが衛生的
  • 牧草入れ:こちらも固定式がおすすめ
  • トイレ:固定式で省スペースの三角タイプが使いやすい
  • トイレ砂:木くずを固めたウッドチップが主流
  • ペットシーツ:トイレ下やスノコの下に敷く
  • かじり木:常に1つはケージに設置が必要
  • ブラシ:通常のブラッシング用と換毛期用があり、まずは通常用を用意

うさぎの飼育は、基本的に室内のケージ内で行うのが望ましいです。庭やベランダでの飼育も可能ですが、温度管理や外敵対策が必要なため、室内の方が安心です。

うさぎの主食は、栄養がバランス良く配合された総合栄養食のペレットと、歯の伸びすぎを防ぎ消化を助けるチモシーと呼ばれる牧草です。ペレットは決まった時間に与え、チモシーは常に食べられるようにしておきましょう。

うさぎは賢く、トイレの場所を覚えることができます。ただし、覚えるのはおしっこだけで、フンはあちこちですることも多く、個体差があります。トイレ自体を嫌がったり、なかなか覚えられない場合もあるため、気長にトレーニングすることが大切です。

うさぎの飼い方|お世話方法

うさぎの飼い方|お世話方法

うさぎのお世話は、毎日のルーティン、定期的なケア、年間を通じたケアの3つに大きく分けられます。それぞれを組み合わせることで、健康で快適な生活を送ることができます。

頻度必要なお世話
毎日やること・食事(1日2回が目安)
・お水の交換(毎日新鮮なものに取り換える)
・トイレ掃除
・ケージ内の汚れ確認と簡易掃除
・運動(ケージから出す)
・健康チェック(食欲やフンの状態、行動など)
・ブラッシング(換毛期は特に念入りに)
1~2ヵ月に1度やること・爪切り
・耳のお手入れ
・食器や給水器の丸洗い
・トイレの丸洗い
1年に1回やること・動物病院での健康診断

毎日のお世話

毎日のお世話で最も重要なのは、食事と水の管理です。食事は朝と夜の1日2回、決まった時間に与えます。牧草は常に食べ放題にしつつ、ペレットは与えすぎに注意が必要です。水は残っていても必ず毎日新しいものに交換し、いつでも飲めるようにしておく必要があります。

また、ケージとトイレの掃除も毎日の大切な作業です。トイレ掃除のついでに、フンの大きさや形、おしっこの色や状態を確認することで、うさぎの体調の変化にいち早く気づけます。

さらに、最低1時間はケージの外に出して運動させることが必要です。この時間は、うさぎとのコミュニケーションを深める貴重な機会にもなります。

定期的なお世話

爪切りは1~2ヶ月に1度を目安に行いましょう。うさぎによって爪の伸びる速さは異なり、早ければ1ヶ月、遅くても3ヶ月ごとに切る必要があります。爪切りに慣れていない場合は、ペットショップや動物病院に依頼すると安心です。

年間のお世話

年に1回は動物病院での健康診断を受けることをおすすめします。外見や行動に変化がなくても、病気の早期発見・早期治療につながるため、定期検診は欠かせません。専門家に診てもらうことで、より安心してうさぎの健康管理ができます。

うさぎの飼育にかかるお金はどのくらい?

うさぎの飼育にかかるお金はどのくらい?

うさぎを家族の一員として迎えるにあたり、さまざまな費用が必要になります。初期費用から継続的にかかる費用まで、計画的な準備が大切です。

以下の表で具体的な費用をご紹介します。

費用項目費用相場
うさぎの生体費5,000円~10万円前後(ミックス種は5,000円~1万円、純血種は3万円~10万円)
用品購入など初期費用2万円~3万円前後(ケージ、食器、トイレなど)
食べ物・消耗品月額3,000円~5,000円(ペレット、牧草、補助食、トイレ砂など)
ペット保険月額2,000円~4,000円(補償内容による)
検診・治療費・初診料:1,000円~2,000円前後
・治療費:1回の診察で約5,000円前後、手術や入院となると数万円

うさぎの生体価格は、品種や血統によって大きく異なります。一般的なミックス種(雑種)であれば5,000円から1万円程度ですが、珍しい純血種になると10万円を超えることもあります。初めてうさぎを飼う場合は、生体価格だけでなく、飼育用品やペット保険などの初期費用・維持費もしっかりと考慮しましょう。

初期費用としては、ケージや食器、トイレなどの必需品を揃えるだけでも2万円から3万円ほどかかります。これらの用品は長期間使用できるため、初期投資として考えましょう。

医療費については、基本的な診察は数千円程度ですが、詳しい検査や治療が必要になると予想以上の費用がかかる可能性があります。特に手術が必要な場合、数万円単位の医療費がかかることも。

また、人間の病院と違い、動物病院では同じ治療内容でも費用に大きな差があることにも注意が必要です。万が一の際に備えて、医療費の確保やペット保険へ加入しておくと安心です。

うさぎを飼うときは病気やケガに備えよう!

うさぎを飼うときは病気やケガに備えよう!

健康で長生きしてほしいうさぎだからこそ、事前の備えが重要です。動物病院を探しておくことや、保険加入を早めに検討することで、万が一の際にも落ち着いて対応ができます。

動物病院を探しておく

動物病院ならどこでもうさぎを診てもらえるわけではなく、犬や猫を主に診察している病院が多いのが現状です。うさぎに必要な知識や設備を備えた病院は限られるため、あらかじめ小動物専門の病院などを調べておくと安心です。

保険加入を検討する

うさぎも人間と同じように、突然の病気やケガで高額な治療費がかかることがあります。多くのペット保険は、健康なうちにしか加入できないため、元気なうちに検討することがおすすめです。

セゾン保険サービスの「おすすめペット保険かんたん比較」では、うさぎの年齢や希望する補償内容などに合わせて最適なプランを比較できます。通院や入院、手術の補償範囲や年間の補償限度額などを確認し、自身のうさぎに合った保険を見つけてみてください。大切な家族の一員であるうさぎのためにも、早めの備えを検討しましょう。

「おすすめペット保険かんたん比較」の詳細はこちら

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おわりに

うさぎとの生活を始めるにあたり、その特徴や飼育に必要なアイテム、日々のお世話方法などについて正しく理解することが最初のステップです。飼育環境の整備から日々のお世話、緊急時に備えた医療費や保険への加入など、計画的な準備ができていれば、うさぎとの暮らしはより充実したものになります。

事前に正しい知識をしっかりと身につけ、大切な家族として迎えるうさぎと深い絆を育みながら、健康的で楽しい生活を送っていきましょう。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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