SDGsの身近な例とは?国や企業、学校での取り組みをわかりやすく紹介!

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SDGsの身近な例とは?国や企業、学校での取り組みをわかりやすく紹介!

世界の問題をニュースや新聞で見ると、どのような未来が待っているのか気になる方も多いでしょう。「過ごしやすい世界なのか」「平和は持続されていくのか」など、不安に思う方がいるかもしれません。不安に感じているだけではなく、私たちに何かできることはないのでしょうか。 

SDGsはより良い世界を目指すための目標を掲げています。この目標を達成するために行動を起こしたり、取り組みについて発信したりすることが未来を変える一歩です。このコラムでは、SDGsについて詳しく紹介するので、‟あなたにできることは何か”について考えてみましょう。 

1.SDGsとは

SDGsの略称は「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」です。SDGsという言葉は、ニュースや新聞などで見かけることが多いでしょう。2001年に計画された「ミレニアム開発目標(MDGs)」の後継です。SDGsの目標は「2030年までに持続可能なより良い世界を目指す」で、2015年の国連サミットで採用されました。また、SDGsの目的は環境保護やジェンダーレス、多様性などさまざまです。 

1-1.SDGs17の目標

SDGsの掲げる17の目標は以下のとおりです。 
 
1)貧困をなくす 

全世界のさまざまな形態の貧困に終止符を打ちます。 

2)飢餓をなくす 

飢餓をなくすとともに、食料の確保・栄養状態の改善・農業の促進を目指す。 

3)健康と福祉を確保 

幅広い年齢層に健康的な生活を確保し、福祉を促進する。 

4)質の高い教育 

生涯学習の機会を促進する。 

5)ジェンダー平等 

男女平等を目指し、女性や女児に権限を与える。 

6)安全な水とトイレ 

持続可能な衛生管理を目指す。 

7)持続可能なエネルギーの確保 

安心・安全なエネルギーを確保する。 

8)経済成長 

働きがいのある、人間らしい仕事の促進。 

9)産業と技術革新の基礎をつくる 

強固なインフラの整備と産業化を推進させ、技術の拡大を図る。 

10)人・国の平等 

国内・国家間の格差をなくす。 

11)住み続けられるまちづくり 

都市と人間の居住地を安全なものにする。 

12)持続可能な消費・生産パターンを確保 

開発途上国が持続可能な、消費・生産パターンを確保する。 

13)気候変動への対策 

地球温暖化問題には緊急対策が必要。 

14)海の豊かさを守る 

陸上活動に由来する汚染から守る。 

15)陸の豊かさを守る 

陸上生態系の保護・森林の管理・砂漠化の対処などを行う。 

16)平和・公正な世界 

平和な社会と公正な司法を提供する。 

17)グローバルな連帯の強化 

目標を達成するために、グローバルなパートナーシップを組む。 

先進国の目標に対する取り組み方

次に先進国の目標に対する取り組みをご紹介します。 

・1~6の目標 

先進国は発展途上国のサポートをする。 

・7~11の目標 

先進国はすでにある技術・制度・現状の取り組みを、進化させる必要がある。 

・12~15の目標 

先進国は発展途上国と協力して取り組む。 

先進国の場合は、サポート役として頼られています。自国だけではなく周りの発展途上国を支え、世界規模で目標達成を目指します。

発展途上国の目標に対する取り組み方

発展途上国の目標に対する取り組みをご紹介します。 

・1~6の目標 

発展途上国は先進国レベルを目指す。 

・7~11の目標 

発展途上国は先進国を見習って取り組む。

・12~15の目標 

先進国と利害が衝突する可能性があるので、協力して取り組む。 

・16、17の目標 

先進国も発展途上国も協力して取り組む。 

発展途上国の場合は先進国の援助を受けながら、目標達成に向け邁進する必要があります。1日も早く平和に過ごせる国の実現を目指します。 

2.日本のSDGsに対する取り組み

日本のSDGsに対する取り組みは8分野あります。以下のとおりです。 

  • さまざまな人々が活躍する社会、ジェンダーレスの実現 
  • 健康と長寿の達成 
  • 成長市場の創造と地域活性化、科学技術イノベーション 
  • 強靭な国土と、質の高いインフラの整備 
  • 省エネ・リサイクル、防災・気候変動の対策、循環型社会 
  • 生物の多様性、森林・海洋等の環境保全 
  • 安全・安心社会の実現 
  • SDGs実施推進の協力

2-1.日本の達成状況

日本の目標達成状況は、165ヵ国中18位です。「教育」「産業」「平和」については達成しています。しかし、「ジェンダー」「気候変動」「環境」「世界とのパートナーシップ」の問題については、改善が必要です。 

「教育」「産業」「平和」は一定基準をクリアしているため、日本国民は現在問題なく過ごしています。しかし、この状況を持続するには国の政策や、個々の努力が必要です。長く平和に過ごせるよう、維持する努力も必要になるでしょう。

3.個人でできるSDGsの身近な例は?

個人でできるSDGsの身近な例は以下のとおりです。 

  • マイバッグ・マイボトルの持参 
  • 食材を購入する際は地元のものを選ぶ 
  • 節水・節電 
  • 食品ロスの削減 
  • 使わない衣類や、子ども用のおもちゃなどを寄付する 
  • 車での移動を減らし、公共交通機関や自転車などでの移動を増やす 
  • 買い物の仕方を見直す 
  • 洗濯の仕方を見直す 
  • 周りの方に発信する 
  • ごみ分別を徹底する 

上記の10点について以下で詳しく説明します。 

3-1.マイバッグ・マイボトルの持参

1つ目の身近な例は、「マイバッグ・マイボトルの持参」です。 

マイバッグ・マイボトルの原料はプラスチックです。プラスチックは植物由来の原料と比較すると、環境負荷が大きくなってしまいます。対策としてはレジ袋を断り、マイバッグを持ち歩くようにしたり、マイボトルやマイコーヒーカップを使ったりするようにしましょう。 

3-2.食材を購入する際は地元のものを選ぶ

2つ目の身近な例は、「食材を購入する際は地元のものを選ぶ」です。 

現在、地方の過疎化により、農畜産業が危機的状況です。自治体は経済的に厳しい状況ですが、地元の食材を購入することで地域活性化につながります。同時に、他府県の食材を選ばないことで、輸送の際に排出する二酸化炭素の削減にもつながります。 

3-3.節水・節電

3つ目の身近な例は、「節水・節電」です。 

世界には水不足に悩んでいたり、いまだに電気が使えなかったりする国が存在しています。同時に、水や燃料は無限に存在するものではありません。限りある水や、発電に使われている化石燃料は大切な資源です。一人ひとりが水や電気を無駄に使わないよう、心掛ける必要があります。 

水や電気は日常的に使うので、節水・節電は取り組みやすいでしょう。 

3-4.食品ロスの削減

4つ目の身近な例は「食品ロスの削減」です。 

食品の廃棄物処理は多くのエネルギーを使用するため、二酸化炭素の増加に影響を及ぼします。ほとんどの食品ロスは家庭が出処です。私たちができることは、「食材を買いすぎない」「これまで使い捨てていた部位の活用」などがあります。 

3-5.使わない衣類や子ども用のおもちゃなどを寄付する 

5つ目の身近な例は「使わない衣類や、子ども用のおもちゃなどを寄付する」です。 

不要物でまだ使えるもの・新品などは、「欲しい」「使いたい」という声が多くあります。使える不要物を慈善団体に寄付すると、大切に使っていた衣類やおもちゃなどを、他の方の手に届けてくれます。 

3-6.車での移動を減らして公共交通機関や自転車などの移動を増やそう 

6つ目の身近な例は「車での移動を減らし、公共交通機関や自転車などでの移動を増やす」です。 

自動車が増えると、大気汚染が拡大します。排気ガスに含まれる二酸化炭素は、地球温暖化の原因です。普段は公共交通機関や自転車を利用し、車での移動は「人数が集まったときだけ」とルールを決めておくと良いでしょう。 

3-7.買い物の仕方を見直す(なるべく簡易包装や詰め替え用の商品を選ぶ) 

7つ目の身近な例は「買い物の仕方を見直す」です。 

簡易包装の商品を選んだり、詰め替え用の商品を選んだりと、さまざまな方法で見直せます。他にも‟地球に優しい生産方式”で作られた商品には、認証マークがパッケージに付いています。マークが付いていると分かりやすいので、見つけた際はぜひそちらを選びましょう。 

3-8.洗濯の仕方を見直す 

8つ目の身近な例は「洗濯の仕方を見直す」です。 

洗濯洗剤は海の汚染に関係しています。洗濯洗剤に含まれるマイクロカプセルは、自然分解されません。そのため、洗濯後の排水として、そのまま川・海に流れてしまいます。海の汚染を抑えるため、最近では少量で洗濯できる洗剤や、分解可能な洗剤が販売されています。環境に優しい洗剤を選びましょう。 

3-9.周りの方に発信する 

9つ目の身近な例は「周りの方に発信する」です。 

SDGsを知らない方々に口頭やSNSなどで伝える活動は、立派なSDGsの取り組みです。SDGsの認知度は、近年高まってきています。芸能人や著名人からの発信がきっかけとなっているようです。まずは「SDGs」という名前だけでも構いません。家族や友人など、身近な方へ発信してみましょう。 

3-10.ごみ分別を徹底する 

10個目の身近な例は「ごみ分別を徹底する」です。 

ごみを分別すると、環境負荷軽減につながります。ごみ問題は「環境汚染」「焼却や埋め立てが追いつかない」などで、現在深刻な問題です。一人ひとりが心掛けなければ、解決が難しい問題です。ごみを分別してリサイクルを進め、問題解決の足掛かりにしましょう。 

4.企業のSDGsに対する取り組み

身近にできることだけでなく、企業でもSDGsに取り組むことは可能です。多くの方が集まり電力や資源を使用するため、企業で取り組むと大きな成果が見込めるでしょう。 

企業のSDGsに対する取り組みは、以下のとおりです。 

  • 環境に配慮したものを使う 
  • ペーパーレス化 
  • 節電 
  • ボランティアに参加 
  • 働き方改革 

これから、上記の5点について詳しく説明します。 

4-1.環境に配慮したものを使う

1つ目の取り組みは「環境に配慮したものを使う」です。 

最近では、環境に配慮した素材のコピー用紙や名刺などがあります。これらを使用することによって資源使用量の削減や、リサイクル率の向上につながります。さまざまな業務で紙類を使用するので、普段仕事場で使っているものが環境に配慮されているか、一度見直しましょう。 

4-2.ペーパーレス化

2つ目の取り組みは「ペーパーレス化」です。 

環境に配慮された用紙を使用するのも良いのですが、そもそも紙を使用しないという方法もあります。コピーして資料を準備しても、すぐに不要になる場合があります。1回の会議のためだけに準備する資料は、環境に優しくありません。データで資料を配布したり、クラウドで情報を共有したりすると、環境に優しく作業効率も上がります。 

4-3.節電

3つ目の取り組みは「節電」です。 

オフィスには照明・空調・事務用機器など、多くの電気機器があります。これらを節電すれば、大きな効果が見込めるでしょう。これは、すぐに取り組める行動です。「こまめに電源を切る」「省エネモードにする」など、日頃から心掛けましょう。 

4-4.ボランティアに参加

4つ目の取り組みは「ボランティアに参加」です。 

地域に貢献することも、企業の重要な役割です。ごみ拾い・植林・地域の学校での環境教育など、さまざまなボランティアがあります。ボランティアを通して環境保護や、生物多様性の保全などSDGsに直結する取り組みができます。 

4-5.働き方改革

5つ目の取り組みは「働き方改革」です。 

現代は多様な働き方が求められるため、従業員の働き方を定期的に見直す必要があります。従業員の満足度がSDGsの目標達成につながるだけではなく、同時に優秀な人材の確保にもつながるでしょう。従業員の意見を取り入れるため、アンケートや面談で調査をします。 

5.小学校でのSDGsの取り組み

小学校でのSDGsの取り組みは、「持続可能な開発のための教育(ESD)」です。 

ESDは社会づくりの担い手をつくることで、SDGsのすべての目標達成に貢献します。目標達成に関する必要な知識や技能を、2030年までにすべて習得できるような取り組みです。各教科・道徳科・総合的な活動時間を通して、教育活動の充実を図ります。 

5-1.教科学習の中から位置づける

小学校でのSDGsの取り組み1つ目は、「教科学習の中から位置付ける」です。 

取り組む内容は、社会や理科などで教わる内容に近いといえるでしょう。校内を活用した環境学習、地域の文化・習慣を学び伝える学習、地域と連携した防災教育などです。 

5-2.世界に目を向けられる 

小学校でのSDGsの取り組み2つ目は、「世界に目を向けられる」です。 

世界遺産に関するボランティア活動や、取り組んだ内容を世界に発信するなど、子どもたちにとって視野を広げるチャンスにつながります。同時にSDGsの取り組みは、他者との協力やコミュニケーションも必要です。SDGsの取り組みを通して世界で起きていることや、世界の人々との交流に興味を持てるでしょう。 

おわりに

さまざまなSDGsの身近な例を見てきました。家事・交通・買い物など、さまざまな場面でSDGsの取り組みができます。身近な例は10個ありましたが、気軽にできるものが多数ありました。また、日常生活以外にも職場や学校など、あらゆる場所で取り組めます。 

個々の心掛けが、より良い世界に一歩近付きます。まずはご自身のできることから、実践してみましょう。