高画質な動画やオンラインゲーム、途切れずに使えるネット回線を利用したいと思った場合、自宅にWi-Fiを設置するのがおすすめです。ギガ数無制限で使えるWi-Fiを契約することで、スマホの通信容量を気にせずネットを楽しむことができるほか、スマホを格安SIMに切り替えて通信料を節約できるメリットも得られます。
しかし自宅に引けるWi-Fiには、光回線・ポケット型Wi-Fi・ホームルーターなどいくつかの種類があるほか、サービスを提供する「プロバイダ」と呼ばれる会社も膨大に存在するため、ご自身に合うWi-Fiを選ぶのが難しいと感じる方も多いでしょう。
そこで今回のコラムでは、自宅用におすすめのWi-Fiを全部で16社、それぞれの特徴を踏まえてご紹介します。それぞれのWi-Fiの選び方や各サービスの比較表も掲載しているので、ご自身に合ったWi-Fi選びの参考にしてください。
※なお本記事で紹介する料金・費用はすべて税込表記です。
1.自宅Wi-Fiで契約できるのは3種類|それぞれのメリット・デメリット
自宅にWi-Fiを設置したいと思った場合、導入方法は主に「光回線」「ポケット型Wi-Fi」「ホームルーター」の3つがあります。それぞれの特徴を簡単にまとめると、次の表の通りです。
月額料金 | 通信速度・安定性 | ギガ数(データ容量) | 工事の有無 | |
光回線 | △ | ◎ | 無制限 | あり |
ポケット型Wi-Fi | ◎ | △ | 制限あり | なし |
ホームルーター | ○ | ○ | 一部制限あり | なし |
最もネットが高速で安定しているのは光回線ですが、月額料金がやや高めで開通工事を必要とするため、引っ越しシーズンの2月〜3月には予約が混み合うことも多いです。ポケット型Wi-Fiは月額料金が安く工事も不要ですが、通信速度はやや低下し接続が不安定になることがあるほか、データ容量に上限があるのが特徴です。ホームルーターは、据え置き型のポケット型Wi-Fiのイメージで、光回線とポケット型Wi-Fiの良いとこ取りをしたようなサービスとなっています。
それぞれの特徴とメリット・デメリットについて詳しくご紹介しましょう。
1-1.光回線
光回線は、自宅に引き込んだ光ファイバーケーブルを利用するネット回線です。3種類のWi-Fiの中で最も通信が安定し、高速にデータの送受信ができることが特徴で、毎月の通信量に上限がないというメリットもあります。ただし自宅に光回線の受信設備がない場合、事前に開通工事を行う必要があります。予約が混み合う時期には、Wi-Fiが利用できるまでに数週間〜数ヵ月かかることもあるため、すぐに使いたい方にはあまり向いていないでしょう。
また、自宅用とマンション用で月額料金は異なり、マンション用の方がやや安めの料金となります。マンション用は複数の部屋で光回線を共有するため、物件によっては通信速度が低下することもあるのでご注意ください。
光回線のメリット
- 通信が最も高速かつ安定している
- 月間のデータ通信量の上限がない
- マンション用の場合は月額料金がやや安くなる
光回線のデメリット
- 開通工事が必要
- Wi-Fiの持ち運びができない
- 開通・解約時に細かな手続きが必要
1-2.ポケット型Wi-Fi
ポケット型Wi-Fiは、スマホと同じくらいのサイズのルーターを使用し、スマホの大手キャリアと同様の高速通信を利用できるサービスです。開通工事は不要で、ルーターやSIMカードが届いたらすぐに使い始めることができ、ルーターを持ち運べば外出先でもWi-Fiを利用できます。光回線と比較すると、月額料金も割安となる点が大きなメリットです。
一方で、ポケット型Wi-Fiは電波の受信状況によって、通信速度や安定性が大きく左右されます。自宅が電波の届きにくいエリアにある場合、通信が途切れたり速度が低下したりする可能性も出てくるでしょう。また、毎月のデータ通信量に制限があるサービスも多く、スマホと同様に上限に達すると通信が低速化してしまうデメリットもあります。
ポケット型Wi-Fiのメリット
- 持ち運び可能で自宅以外でも使える
- 開通工事が不要で届いてすぐにWi-Fi通信ができる
- 月額料金が安い
ポケット型Wi-Fiのデメリット
- 電波の受信状況によって通信速度・安定性が下がる
- 月間のデータ通信量に上限があるプランも
- ルーターの充電が必要
1-3.ホームルーター
ホームルーターとは、持ち運びが不可となる代わりに通信速度・安定性を高めたポケット型Wi-Fiに近いイメージのサービスです。ポケット型Wi-Fiと同様に工事不要で、コンセントに挿せばすぐに使い始められるメリットがあり、データ通信量を無制限としているサービスも多いです。
ポケット型Wi-Fiよりも通信速度や安定性は向上しますが、光回線ほどのレベルではないため、シビアな操作が必要になるオンラインゲームなどには向いていません。また、持ち運びができないため、外出先でもWi-Fiを利用したい場合には不向きです。
ホームルーターのメリット
- ポケット型Wi-Fiよりも通信が高速・安定している
- 工事不要ですぐ使い始められる
- 月間のデータ通信量がほぼ無制限
ホームルーターのデメリット
- 光回線ほどの通信速度・安定性ではない
- 使用状況・時間帯によって通信制限が起こる場合も
- Wi-Fiの持ち運びができない
2.用途・目的ごとにおすすめなWi-Fiの選び方
以上でご紹介してきた3種類のWi-Fiの特徴を踏まえて、ご自身にどのWi-Fiが向いているのかを考える時のポイントをご紹介します。それぞれのWi-Fiの選び方のコツは、次の通りです。
- 家族・ゲーム用におすすめなのは光回線
- 料金を安く抑えたい方におすすめなのはポケット型Wi-Fi
- 一人暮らしにおすすめなのはホームルーター
それぞれ詳しく解説していきましょう。
2-1.家族・ゲーム用におすすめなのは光回線
Wi-Fiを利用する家族が多く、同時に接続する機器も多い場合には、より安定したネット回線を利用できる光回線がおすすめです。光ファイバーケーブルを使った高速かつ安定したWi-Fiを利用できるため、データの送受信を頻繁に行うオンラインゲームや、高画質な動画視聴もストレスなく楽しむことができます。自宅で過ごす時間が多く、外出先ではあまりWi-Fiを利用しない方にもおすすめです。
2-2.料金を安く抑えたい方におすすめなのはポケット型Wi-Fi
毎月の通信料を安く抑えて節約したい方には、ご自身の使い方に合わせて最適なプランを選べるポケット型Wi-Fiがおすすめです。光回線と比べて月額料金が安いサービスが多く、キャンペーンやスマホとのセット割を利用するとさらに安く契約できることもあります。スマホを格安SIMに切り替えて、自宅でも外出先でもポケット型Wi-Fiを利用することで、スマホを含めた通信料を安く抑えている方も少なくありません。
2-3.一人暮らしにおすすめなのはホームルーター
一人暮らしでWi-Fiを使う機会が少なく、開通工事や解約手続きの手間が気になる場合には、ホームルーターをおすすめします。ホームルーターであれば比較的高速・安定したWi-Fiを利用できるため、ちょっとしたゲームや動画視聴を楽しむのにも不便は感じないでしょう。引っ越し手続きはルーターを持ち運んで住所変更するだけで完了するので、引っ越しが多い方にもおすすめです。
3.自宅Wi-Fiにおすすめな光回線8選を比較!
ここからは自宅Wi-Fiにおすすめな「光回線」のおすすめプランについてご紹介します。本記事で紹介するのは、次の8つの光回線です。
月額料金 ※戸建て | 月額料金 ※マンション | 最大通信速度 | 工事費用 | スマホセット割 | |
auひかり25 | 5,610円〜 | 4,180円〜 | 1Gbps | 実質無料 | au UQモバイル |
SoftBank光 | 5,720円〜 | 4,180円〜 | 1Gbps | 実質無料 | SoftBank ワイモバイル |
ドコモ光 | 5,720円〜 | 4,400円〜 | 1Gbps | 実質無料 | ドコモ |
@nifty光 | 5,720円〜 | 4,378円〜 | 1Gbps | 実質無料 | au |
ビッグローブ光 | 5,478円〜 | 4,378円〜 | 1Gbps | 実質無料 | au UQモバイル BIGLOBEモバイル |
楽天ひかり | 5,280円〜 | 4,180円〜 | 1Gbps | 2,200円~19,800円 | 楽天モバイル |
NURO 光 | 5,200円〜 | 2,090円〜 | 2Gbps | 実質無料 | SoftBank ワイモバイル |
GMOとくとくBB光 | 5,390円〜 | 4,290円〜 | 1Gbps | 実質無料 | なし |
どの光回線を選んだ場合にも、マンション向けは4,000円台〜戸建て向けは5,000円台〜となるのは変わらず、工事費用についてもほとんどの会社が実質無料キャンペーンを実施しています。最大通信速度も日常的な使用では問題になることがないため、決め手となるのは「スマホとのセット割があるか」になるでしょう。
現在大手キャリアのスマホプランを契約している場合には、そのキャリアに対応した光回線でセット割を受けるのが最もおすすめです。格安SIMを利用している場合には、どの光回線を選んでも大きな差はありませんが、それぞれのホームページで実施しているキャッシュバックキャンペーンの金額などを参考に選ぶと良いでしょう。
なお通信速度や安定性を追求したい場合には、NTTが提供するフレッツ光(光コラボ)ではなく、独自の光ファイバーを提供しているauひかり・NURO光を選ぶと、より良いWi-Fiを使える可能性があります。
それでは自宅Wi-Fiのおすすめ8社について、それぞれの特徴を詳しくご紹介しましょう。
3-1.auひかり
auひかりは、NTTのフレッツ光ではなく、独自の光ファイバー網で提供する光回線です。フレッツ光を利用した光回線と比べて高速かつ安定した通信を実現しやすく、Wi-Fiの品質にこだわる方におすすめです。また、au・UQモバイルのスマホを利用している場合には、「auスマートバリュー」により最大1,100円の割引を毎月受けられます。au系のスマホを利用している方にとっては、最適なサービスとなるでしょう。
提供会社 | KDDI株式会社 |
月額料金(戸建て) | 5,610円〜 |
月額料金(マンション) | 4,180円〜 |
最大通信速度 | 1Gbps |
工事費用 | 2,200円~19,800円 (実質無料キャンペーンあり) |
スマホセット割 | au UQモバイル |
3-2.SoftBank光
SoftBank光はSoftBankまたはワイモバイルのスマホを利用している方におすすめの光回線で、「おうち割」によって最大1,100円の割引を毎月受けることができます。SoftBank光の場合、離れて住む家族を含めて家族全員のスマホ料金で割引が適用されます。たとえば家族3人が全員SoftBankでスマホを契約していると、合計3,300円の割引を受けられる計算です。そのため家族でSoftBankを使っている方が多いほどお得にWi-Fiが使えるでしょう。
提供会社 | ソフトバンク株式会社 |
月額料金(戸建て) | 5,720円〜 |
月額料金(マンション) | 4,180円〜 |
最大通信速度 | 1Gbps |
工事費用 | 2,200円~19,800円 (実質無料キャンペーンあり) |
スマホセット割 | SoftBank ワイモバイル |
3-3.ドコモ光
ドコモ光でもスマホとのセット割を提供しており、ドコモのスマホ料金から毎月最大1,100円の割引を受けられます。こちらも家族一人ひとりが割引の対象で、ドコモを使っている家族の人数が多いほどお得になります。また、ドコモ光は提携するプロバイダの数が非常に多く、plala・GMO・@nifty・BIGLOBEなど、慣れ親しんだプロバイダをそのまま継続できるメリットがあります。
提供会社 | 株式会社NTTドコモ |
月額料金(戸建て) | 5,720円〜 |
月額料金(マンション) | 4,400円〜 |
最大通信速度 | 1Gbps |
工事費用 | 2,200円~19,800円 (実質無料キャンペーンあり) |
スマホセット割 | ドコモ |
3-4.@nifty光
@nifty光の光回線では、3年プランの月額料金が最大1年分、ポイント還元により実質無料になるキャンペーンを実施しています。開通前に利用できるモバイルWi-Fiを無料レンタルできることも特徴で、開通工事を待つことなく快適なWi-Fiを使い始めることができます。また、auまたはUQモバイルのスマホを利用している場合には最大1,100円の割引を受けられますが、「@nifty光 電話」で固定電話を申し込む必要があるためご注意ください。
提供会社 | ニフティ株式会社 |
月額料金(戸建て) | 5,720円〜 |
月額料金(マンション) | 4,378円〜 |
最大通信速度 | 1Gbps |
工事費用 | 2,200円~19,800円 (実質無料キャンペーンあり) |
スマホセット割 | au UQモバイル |
3-5.ビッグローブ光
ビッグローブ光はセット割の対応キャリアが多く、au・UQモバイル・BIGLOBEモバイルの3社が対象となっています。特にBIGLOBEモバイルは格安SIMのひとつなので、ビッグローブ光と一緒に利用することで、通信料を大幅に節約できるでしょう。BIGLOBEモバイルの契約者限定で、ビッグローブ光の月額料金が1年間1,078円(マンションタイプ)に割引されるのも大きなメリットです。
提供会社 | ビッグローブ株式会社 |
月額料金(戸建て) | 5,180円〜 |
月額料金(マンション) | 4,080円〜 |
最大通信速度 | 1Gbps |
工事費用 | 2,200円~19,800円 (実質無料キャンペーンあり) |
スマホセット割 | au UQモバイル BIGLOBEモバイル |
3-6.楽天ひかり
楽天ひかりは今回紹介する中で唯一、工事費用の実質無料キャンペーンを提供していない光回線です。しかし楽天モバイルと同時に利用することで大きな節約効果を発揮し、1年目の月額料金が無料になる独自のキャンペーンを展開しています。楽天モバイルのユーザーであれば他社を圧倒する格安料金でWi-Fiを利用できるため、スマホとセットで楽天系に乗り換えるのもおすすめです。
提供会社 | 楽天モバイル株式会社 |
月額料金(戸建て) | 5,280円〜 |
月額料金(マンション) | 4,180円〜 |
最大通信速度 | 1Gbps |
工事費用 | 2,200円~19,800円 |
スマホセット割 | 楽天モバイル |
3-7.NURO光
NURO 光はau光と同様に、フレッツ光ではない独自の光ファイバー網を提供している光回線です。最大通信速度は最低でも2Gbpsと、他社の2倍の速度を誇ります。NURO光の設備導入済みのマンションであれば、2,090円~と相場の半額ほどの料金でWi-Fiを利用できるのも魅力です。また、戸建て向け3年契約であれば初年度の月額料金が980円に割引されるキャンペーンや、最大3ヶ月間の月額料金が無料となるお試し特典も用意されています。
提供会社 | ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 |
月額料金(戸建て) | 5,200円〜 |
月額料金(マンション) | 2,090円~ |
最大通信速度 | 2Gbps |
工事費用 | 2,200円~19,800円 (実質無料キャンペーンあり) |
スマホセット割 | SoftBank |
3-8.GMOとくとくBB光
GMOとくとくBB光はスマホとのセット割を提供しておらず、月額料金も相場並みですが、解約違約金が発生せずいつでも無料で解約できる点がメリットです。また、混雑時に低速となることがある「GMOとくとくBB光 mini」の場合には、戸建て向け4,400円、マンション向け3,300円という低価格で利用することも可能です。miniプランから通常プランへの切り替えは、会員ページから簡単に行えるため、ご自身の使い方に合わせて変更できるのも魅力です。
提供会社 | GMOインターネットグループ株式会社 |
月額料金(戸建て) | 5,390円〜 |
月額料金(マンション) | 4,290円〜 |
最大通信速度 | 1Gbps |
工事費用 | 2,200円~19,800円 (実質無料キャンペーンあり) |
スマホセット割 | なし |
4.自宅Wi-Fiにおすすめなポケット型Wi-Fi5選を比較!
続いて、自宅Wi-Fiにおすすめなポケット型Wi-Fiをご紹介します。本記事で取り上げる5つのサービスの特徴は、次の表の通りです。
月額料金 | データ通信量 | 最大通信速度 | 対応エリア | |
BroadWiMAX | 3,883円〜 | 無制限 | 2.7Gbps | WiMAX 2+ WiMAX +5G au 4G LTE au 5G |
ぷらすWiFi | 2,080円~ (端末代別途) | 30GB〜 | 150Mbps | クラウドSIM (ドコモ・SoftBank・au) |
AiR-WiFi | 3,278円〜 | 100GB | 150Mbps | クラウドSIM (ドコモ・SoftBank・au) |
どこよりもWiFi | 3,058円 | 100GB | 150Mbps | ドコモ 4G |
THE WiFi | 3,828円〜 | 100GB | 150Mbps | クラウドSIM (ドコモ・SoftBank・au) |
ポケット型Wi-Fiの中には、月間のデータ通信量を無制限で使えるものと、100GBなどの上限が決まっているものの2種類があります。また、大手キャリアの4G回線を自動で切り替えて通信できる「クラウドSIM」が使われたプランもありますが、比較的新しい技術のため安定した高速回線を求める方には不向きなので注意しましょう。
それぞれのポケット型Wi-Fiの特徴を詳しくご紹介していきます。
4-1.Broad WiMAX
BroadWiMAXは、UQコミュニケーションズが提供するWiMAX +5Gを格安料金で利用できるプロバイダです。WiMAX +5Gは、ポケット型Wi-Fiの中でもほぼ唯一通信制限がないサービスであり、理論上の最大通信速度は光回線を超える2.7Gbpsを誇ります。初月は1,397円と手頃な料金で使い始めることができるほか、WEB申し込みとクレジットカード払いにて初期費用が無料となるキャンペーンも実施しており、安価にWiMAX +5Gを使いたい方に向いています。
提供会社 | 株式会社リンクライフ |
月額料金 | 3,883円〜 |
データ通信量 | 無制限 |
最大通信速度 | 2.7Gbps |
対応エリア | WiMAX 2+ WiMAX +5G au 4G LTE au 5G |
4-2.ぷらすWiFi
ぷらすWiFiは専用ルーターを購入し、月単位で使用する容量を決めて事前決済を行うプリペイド型のWi-Fiです。クラウドSIM技術に対応しているため大手キャリアの広い通信エリアを最大限活用できるほか、30GB、60GB、100GBの3種類からご自身に合った容量を選ぶことができます。解約手数料は設定されていませんが、初期費用として19,800円の端末代が発生する点にご注意ください。初期費用を抑えたい方は、端末代が実質無料となる3年プランの「しんぷるぷらす」も検討してみると良いでしょう。
提供会社 | PreciousLog株式会社 |
月額料金 | 2,080円~ (端末代別途) |
データ通信量 | 30GB〜 |
最大通信速度 | 150Mbps |
対応エリア | クラウドSIM (ドコモ・SoftBank・au) |
4-3.AiR-WiFi
AiR-WiFiは月間のデータ通信料100GBと大容量のギガ数に加え、月額3,278円と割安なプランを打ち出しているポケット型Wi-Fiです。初めて契約する際には、月額料金や事務手数料が無料の「1ヵ月間お試しモニター」を利用できるので、自宅で電波の受信状況をチェックするのに役立ちます。契約期間は1年間のため解約金無料で解約できるタイミングが毎年あることも特徴で、追加料金を支払えば契約期間の縛りなしで利用することも可能です。ある程度の通信速度が出れば問題ないという方や、とにかく安くWi-Fiを使いたい方に向いています。
提供会社 | 株式会社FREEDiVE |
月額料金 | 3,278円〜 |
データ通信量 | 100GB |
最大通信速度 | 150Mbps |
対応エリア | クラウドSIM (ドコモ・SoftBank・au) |
4-4.どこよりもWiFi
初月550円、2ヵ月目以降は3,058円とお得な料金で利用できるのが、どこよりもWiFiです。クラウドSIMには非対応で、通信可能となるのはドコモの通信エリア内に限られるため、電波の受信状況によっては通信速度が低下することも考えられます。また、2年契約のプランとなっているため、解約金が無料となるタイミング選びにも注意が必要です。月間のデータ通信量は100GBと充分な容量なので、通信制限を気にせずWi-Fiを利用できるでしょう。
提供会社 | 株式会社Wiz |
月額料金 | 3,058円〜 |
データ通信量 | 100GB |
最大通信速度 | 150Mbps |
対応エリア | ドコモ |
4-5.THE WiFi
THE WiFiの基本料金は月額3,828円ですが、特典により3ヵ月の利用料金が無料、5,000円分のポイントが付与されるなどのキャンペーンが充実しています。これらを適用すると、クラウドSIMを使った高品質のWi-Fiを実質月額3,070円で利用可能となります。(2023年3月3日現在)また、利用状況に応じて月額料金が変動するFITプランのほか、100GBを使い切ってしまった場合のギガ補給サポートも利用できるので、ご自身の使い方に合わせて柔軟にプランを選びたい方に向いています。
提供会社 | スマートモバイルコミュニケーションズ株式会社 |
月額料金 | 3,828円〜 |
データ通信量 | 100GB |
最大通信速度 | 150Mbps |
対応エリア | クラウドSIM (ドコモ・SoftBank・au) |
5.自宅Wi-Fiにおすすめなホームルーター3選を比較!
最後に、自宅Wi-Fiにおすすめなホームルーターを3種類ご紹介します。それぞれの特徴を表でまとめると、下記の通りです。
月額料金 | データ通信量 | 最大通信速度 | 対応エリア | |
WiMAX +5G | 4,268円 (26ヶ月以降4,950円) | 無制限 | 2.7Gbps | WiMAX 2+ WiMAX +5G au 4G LTE au 5G |
【SoftBankAir】 | 分割払い:3,080円 (13ヶ月以降5,368円) レンタル:5,907円 | 無制限 | 2.1Gbps | SoftBank 4G LTE SoftBank 5G |
ドコモhome5G | 4,950円 (端末代別途) | 無制限 | 4.2Gbps | ドコモ 4G ドコモ 5G |
ポケット型Wi-Fiとは異なり、どのサービスでもデータ通信量は無制限となっており、自宅であれば通信制限を気にすることなくWi-Fiを利用できます。最大通信速度も光回線に匹敵する水準となっていますが、光回線と比べると通信が不安定になりやすい点にご注意ください。
また、ホームルーターの契約でスマホ料金が割引となるセット割を利用できるので、現在使用しているスマホキャリアに合わせて選ぶのもおすすめです。それぞれのホームルーターの特徴について、詳しく解説していきましょう。
5-1.WiMAX+5G
WiMAX +5Gには、ポケット型Wi-Fiだけではなくホームルーターを利用できるプランも存在します。利用できる回線はポケット型Wi-Fiと同じですが、ホームルーターの方が高性能のため、より高速で安定したWi-Fiを利用できるメリットがあります。基本料金は月額4,268円ですが、別途端末代が必要となるためご注意ください。
提供会社 | UQコミュニケーションズ株式会社 |
月額料金 | 4,268円〜 (端末代別途) |
データ通信量 | 無制限 |
最大通信速度 | 2.7Gbps |
対応エリア | WiMAX 2+ WiMAX +5G au 4G LTE au 5G |
5-2.SoftBank Air
SoftBankAirはSoftBankのキャリア回線をホームルーターで利用できるサービスで、5G回線にも対応した高品質なWi-Fiをデータ通信量無制限で使えるのが特徴です。SoftBank光と同じく「おうち割」に対応しているので、SoftBankまたはワイモバイルでスマホを使っている方は月額最大1,100円の割引を受けられます。ホームルーターを分割払いで購入するプランとレンタルで借りるプランの2種類があり、料金を抑えたい方には分割払いのプランが適しています。
提供会社 | ソフトバンク株式会社 |
月額料金 | 分割払い:3,080円(13ヶ月以降5,368円) レンタル:5,907円 |
データ通信量 | 無制限 |
最大通信速度 | 2.1Gbps |
対応エリア | SoftBank 4G LTE SoftBank 5G |
5-3.ドコモhome5G
ドコモhome5Gは、2021年8月から始まった比較的新しいサービスで、5G回線を含めたドコモの通信回線を、データ通信量無制限で利用できるホームルーターとなっています。月額料金は4,950円で、ドコモのスマホを使っている場合には、家族それぞれのスマホ料金から1,100円の割引となる「home 5G セット割」を受けられます。端末代が別途必要となりますが、「月々サポート」によって実質無料となるため、初期費用を抑えて契約できるのもメリットです。
提供会社 | 株式会社NTTドコモ |
月額料金 | 4,950円 (端末代別途) |
データ通信量 | 無制限 |
最大通信速度 | 4.2Gbps |
対応エリア | ドコモ 4G ドコモ 5G |
6.おすすめの自宅Wi-Fi選びでよくある質問
自宅でWi-Fiを使いたいと思った時、回線の種類やプロバイダなどたくさんの選択肢があるため、どれを選べば良いのかわからなくなる方も多いでしょう。一人暮らしの方など、Wi-Fiを初めて契約する時には、使い始めるまでの手続きについてよくわからない方も少なくありません。
ここからは自宅Wi-Fiの選び方について、よくある質問に対する回答をまとめてご紹介します。
Q.自宅Wi-Fiで迷ったらどれを選べば良い?
自宅Wi-Fiを選ぶ際には、まずはご自身がWi-Fiにどんな機能を求めるのかを明確にしましょう。たとえば、在宅勤務やオンラインゲームなどで高速・安定したWi-Fiが欲しいのであれば、光回線が最適な選択肢となります。とにかく費用を抑えたいのであればポケット型Wi-Fiがおすすめですが、自宅にいる時間が長い方はホームルーターを利用した方が快適なWi-Fiを楽しめるでしょう。
Q.安くWi-Fiを使うにはどの会社が良い?
Wi-Fiの月額料金を抑えるだけであれば、ポケット型Wi-Fiの中からキャンペーン・特典が充実した会社を選ぶのがおすすめです。ただし大手キャリアや楽天モバイル、ワイモバイル、UQモバイルなどでスマホを契約している場合、セット割でスマホ代を含めた通信料全体が安くなることもあります。セット割が使える光回線・ホームルーターは通信品質も高いため、開通後のトラブルや解約金を避けるためにも、セット割を中心に検討するのがおすすめです。
Q.工事不要で使えるWi-Fiには何がある?
工事不要で使えるのは、光回線を除く「ポケット型Wi-Fi」「ホームルーター」の2種類です。ポケット型Wi-Fiは通信品質がやや低下する代わりに、外出先でも使えるメリットがあります。ホームルーターは通信品質が向上する一方で、持ち運びができないのが特徴です。なお、光回線の中には工事期間中に無料のレンタルWi-Fiを貸し出してくれるケースもあります。
Q.ギガ無制限で利用できるWi-Fiは?
ギガ無制限で利用できるのは、光回線またはホームルーターです。光回線であれば通信制限は一切存在しないため、家族や友人が一度に使ったり、大容量のファイルを送受信しても快適にWi-Fiを使うことができます。ホームルーターも基本的にギガ無制限ですが、時間帯や使い方によっては低速になるタイミングがあるのでご注意ください。
Q.Wi-Fiを使い始めるには何日くらいかかる?
光回線の場合は開通工事が必要になるため、申し込みから数週間〜数ヶ月かかることがあります。ポケット型Wi-Fiやホームルーターは、ルーターが届いたらすぐに利用開始できるため、申し込みから早ければ即日、2〜3日程度で使い始めることが可能です。
7.自宅Wi-Fiを申し込み〜利用開始するまでの手順
最後に、自宅Wi-Fiを契約した場合の、申し込みから利用開始までの流れをご紹介します。
7-1.光回線の契約までの流れ
光回線のおおまかな契約手順は、下記の通りです。
- WEB・電話でご自身で申し込み、または家電量販店で申し込み
- 開通工事の連絡が届いたら、工事日程を決める
- ONU・ルーターなどの通信機器や契約書類が届く
- 工事会社が開通工事を実施
- ONU・ルーターを接続・初期設定を行う
- Wi-Fi利用開始
光回線の申し込み自体は、WEBサイトからであれば数分〜数十分で完了します。開通工事が必要となる場合には、引っ越しシーズンで数ヵ月、それ以外の時期でも数週間の間はWi-Fiが使えない時期が発生するので注意しましょう。開通工事が完了するまでの期間に無料のレンタルWi-Fiが使える特典があれば、そのWi-Fiを有効活用するのがおすすめです。
7-2.ポケット型Wi-Fiの契約までの流れ
ポケット型Wi-Fiの契約手順は非常にシンプルで、次の3ステップで完了します。
- WEB・電話などで申し込み
- 契約完了後、ルーターが自宅に届く
- 初期設定を済ませてWi-Fi利用開始
ポケット型Wi-Fiでは開通工事は必要なく、自宅に届いたルーターを充電して初期設定を済ませれば、すぐにWi-Fiを使うことができます。なお、キャンペーン・特典を受ける条件として、キャッシュバックの受け取り口座の設定などが必要になることも多いので、契約書類やプロバイダからのメールはしっかりと保存しておきましょう。
7-3.ホームルーターの契約までの流れ
ホームルーターの契約手順もポケット型Wi-Fiとほぼ同一で、次の流れとなります。
- WEB・電話などで申し込み
- 契約完了後、ホームルーターが自宅に届く
- コンセントに接続してWi-Fi利用開始
ホームルーターの場合は、届いたルーターをコンセントに繋いで、Wi-FiのID・パスワードをスマホなどで入力するだけでネットを使い始めることが可能です。初期設定はほぼ必要なく、直感的にWi-Fiを利用開始できるので、Wi-Fiの設定が苦手な方でも安心です。
おわりに
自宅用におすすめなWi-Fiには、光回線・ポケット型Wi-Fi・ホームルーターの3種類があります。それぞれ多種多様なプランが各社から提供されており、月額料金もさまざまなのでどれを選べば良いか迷う方も多いでしょう。
本記事でも解説してきた通り、Wi-Fiの品質を求めるなら光回線、価格を抑えるならポケット型Wi-Fi、良いとこ取りをしたいならホームルーターを選ぶのがおすすめです。特に光回線やホームルーターであれば、スマホとのセット割を提供しているところも多いので、トータルの通信料を節約できることも多いです。
ぜひ今回紹介してきたWi-Fiを参考に、ご自身に合ったものを選んでみてください。