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防犯性の高い窓にする手段は?セルフからプロにオーダーする方法まで徹底解説

防犯性の高い窓にする手段は?セルフからプロにオーダーする方法まで徹底解説
セゾンのくらし大研究 編集部

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セゾンのくらし大研究 編集部

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陽の光や気持ちの良い風を家の中に取り込んでくれる窓は、時として空き巣の侵入口になることもあります。今回は窓に焦点をあて、家の中で注意すべき窓や防犯性の高い窓にするための工夫について紹介します。

ご自身で簡単にできる防犯対策から、プロに頼む時にどんなリフォームを依頼すれば良いのかまで、本記事で確認していきましょう。家の窓を防犯性の高い窓にしたいと考えている方はぜひご覧ください。

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泥棒は窓から入ってくるケースが多い! 

空き巣の発生場所別の認知件数で1番多いのが一戸建住宅で、37.0%というデータが出ています。そして空き巣に入られた住宅のうち、約60%が「窓からの侵入」で被害を受けています。中でも多いのが、1階の住居にある窓からの侵入です。

侵入方法は、住居者が鍵をかけ忘れた窓からの侵入の他に、窓ガラスを破って侵入されることもあります。しっかりと戸締りをしていても、窓ガラスの一部を手が差し入れられるくらいの大きさに割り、鍵を開けてしまうのです。通常の窓ガラスであれば、30秒もしないうちに簡単に鍵を開けられます。空き巣に狙われない住居にするためには、窓の防犯性を高くすることが重要なポイントです。

参照元:住まいる防犯110番|侵入窃盗の発生場所別認知件数

注意すべき窓はどこ?

2.注意すべき窓はどこ?

住居には多くの窓がありますが、中でも空き巣が狙いやすい窓があるのです。住居者が注意すべき窓をいくつか紹介します。

ガラス窓付きのドア

玄関にガラス窓付きのドアを使用している住宅は注意が必要です。ドアのガラス窓を割って侵入される危険性があります。空き巣といえば、人目につかないように住宅の裏に回りコソコソと侵入してくるイメージがありますが、玄関などの真正面からあえて堂々と侵入してくるパターンもあります。

浴室や脱衣所の窓

浴室や脱衣所の窓は、プライバシーを考え外から見えにくい場所に設計されているため、空き巣が侵入しやすい場所です。浴室の窓は小窓が多いため、空き巣が侵入する心配はないだろうと思い、換気で開けっ放しにするなどと油断していませんか?人が通れない大きさの窓でも、頭から片方の肩までが入る大きさがあれば侵入できてしまいます。また、ブラインドのように細長いガラス板を並べたルーバー窓を採用している場合は、ガラスを簡単に外せて侵入されやすいため注意しましょう。

浴室の隣にあり湿気がこもりやすい脱衣所には、浴室よりも大きめの窓が設置されている住宅も多いでしょう。換気が終わったらすぐに鍵を閉める習慣を身に付けることをおすすめします。

トイレの窓

トイレもプライバシーのために外から見えにくい場所に配置されがちです。換気や消臭のために窓を開けっ放しにすることも多く、空き巣にとっては侵入しやすい窓だと考えられます。外出で家を空ける時、リビングの窓や玄関の鍵はしっかり締めても、トイレの窓を締めるのを忘れている、もしくは換気で開けたままにしているというご家庭も多いでしょう。小さい窓だからと油断していると、空き巣に入られる可能性があるのです。

勝手口

勝手口のドアは家の裏側に配置されていることが多く人目につきにくいため、空き巣にとっては都合のよい侵入口となってしまいます。玄関に防犯対策をすることはあっても、勝手口にまで防犯対策を施す住宅は少ないかもしれません。勝手口は玄関のドアに比べて造りが簡素で、鍵の締め忘れも多くなりがちな箇所です。また、開口部が窓ガラス付きだと、空き巣が室内の様子を確認できてしまい、侵入口に選ばれやすくなります。

2階の窓

泥棒は1階から侵入することが多いからといって、2階の戸締りに気を抜いてはいけません。2階の窓は、1階に比べ無防備になりやすいため、空き巣の恰好の的になるのです。木や雨樋によじ登り、2階の窓から侵入します。2階にベランダがあれば、真下からは見えづらく周囲からも死角になるため、空き巣にとっては好都合です。2階だから大丈夫だと、鍵を締めずに出かけるのはやめましょう。

自分でできる!手軽に窓の防犯性を高める方法

3.自分でできる!手軽に窓の防犯性を高める方法

外出する時は必ず鍵を閉める、換気窓を開けっ放しにしないなど、防犯に対する意識を持つことも対策になりますが、併せて防犯性の高い窓にするための工夫も行うと良いでしょう。ご自身でできる窓の防犯対策を4点紹介します。

サッシ用の補助錠を設置する

1つ目は、サッシ用の補助錠を設置することです。窓にもともと付いている鍵は、締めておいてもガラスを破られれば簡単に開錠されてしまうため、防犯効果が期待できません。鍵の戸締りだけではなく、補助錠をサッシ上部に付けておくのは防犯対策の基本ともいえるのです。

補助錠を取り付けるのは大変なのではと思う方もいるかもしれませんが、粘着力の強いテープで貼り付けるだけで設置が完了するので、ご自身で簡単にできます。

防犯アラームを設置する

2つ目は、窓に防犯アラームを設置することです。窓に防犯アラームを設置しておけば、振動や窓が開いたのを感知した時に警報を鳴らし侵入者を驚かせることができます。また、住居者や近隣の住民に異常を知らせる役割もあるのです。外から見える位置に設置すると空き巣の目に留まり、犯行意欲を抑える効果も期待できます。

防犯アラームは、ホームセンターやインターネットで購入できますが、できれば直接音のボリュームを確認してから購入すると良いでしょう。 インターネットからの購入で実際に確認するのが難しいようであれば、口コミを確認しましょう。

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防犯フィルムを貼る

3つ目は、窓に防犯フィルムを貼ることです。防犯フィルムを貼っておけば、強い衝撃から窓ガラスを守ってくれます。フィルムは、窓全体に貼り付けるタイプと鍵周りのみに貼り付けるタイプの2種類があり、購入する時は「CPマーク」が付いている商品がおすすめです。

CPマークは、侵入するのに5分以上必要と認められた商品にのみ付けられます。商品によってフィルムの厚さが異なり、薄いフィルムは防犯効果が弱いため、350μ(ミクロン。1mの100万分の1)以上のフィルムを選ぶと良いでしょう。また、侵入に慣れている空き巣は、防犯フィルムを避けてガラスを割る技術を持っている可能性もあります。鍵周りのみのタイプを使用する時は、補助錠や防犯アラームを併用して設置するようにしましょう。

砂利を敷く 

4つ目は、敷地内に砂利を敷くことです。防犯対策で購入するなら、通常の砂利よりも大きな音がなる「防犯砂利」を選びましょう。砂利の上を歩くと音が鳴り、敷地内に誰かが侵入してきたことに気がつきやすくなります。また、「防犯対策をしている家」だと空き巣にアピールでき、犯行の防止にもつながります。

石の種類によっても、音の大きさが異なります。家の裏や勝手口付近など、死角になる場所には音が大きい砂利を設置しましょう。玄関周りや庭など、頻繁に歩く場所は騒音にならないよう音が小さい砂利を設置するのがおすすめです。

プロの専門会社にオーダー!しっかり窓の防犯性を高める方法

4.プロの専門会社にオーダー!しっかり窓の防犯性を高める方法

ご自身でできるような簡単な防犯対策では少し心配だという方は、プロに依頼してリフォームする方法をおすすめします。窓の防犯対策となるリフォームを5点紹介しましょう。

格子を設置する 

窓に格子を設置することも検討してみましょう。格子とは、窓ガラスの外側に格子状に設置する部材のことです。浴室やトイレ、キッチンといった水回りや死角になる場所の窓、北側の窓に設置されているのを多く見かけます。

格子は取り外しに手間がかかるため、取り付けておくだけで犯行を防ぐ効果が期待できます。デザインはいくつか種類があり、中でもひし形に交差しているヒシクロス格子は防犯性が高いとされています。素材は、サビにくいものを選ぶのであればステンレス、お手頃な価格のものを選ぶならばアルミがおすすめです。

雨戸やシャッターを設置する 

雨戸やシャッターは、空き巣の侵入を手間取らせる以外にも、見た目からの防犯性も高いといわれています。雨戸やシャッターが閉まっていると室内の状況も伺いにくいため、空き巣が犯行を実行するかの判断をつけにくいのもメリットのひとつです。

スペースがあれば後付けリフォームもできます。小窓に設置できるものやサッシ一体型になっているもの、手動式の他、スイッチやリモコン操作で開け閉めできる電動式もありますので、リフォーム会社と相談しながら選びましょう。

強化ガラスや合わせガラスを使用する

窓ガラス自体の防犯性を高めたい場合は、強化ガラスや合わせガラスなどの防犯ガラスへリフォームしましょう。防犯ガラスとは、ガラスの間に中間膜を挟んだガラスのことです。間に中間膜を設けることでガラスを破るのに時間がかかるため、空き巣の侵入を手間取らせ犯行を諦めさせる効果が期待できます。また、中間膜はガラスを固定しているため、もしガラスを破られてもガラス片が飛散しにくく、安全性にも優れています。

内窓を設置する

断熱効果を求めて取り付ける住宅も多い内窓は、実は防犯対策にも適しているといわれています。内窓を設置することで空き巣は2枚の窓を破らなければいけなくなります。内窓の鍵まで手を伸ばすために外側の窓ガラスを大きく割らなければいけないので、その分侵入までに時間がかかり見つかるリスクも高くなるのです。

内窓の設置は、防犯性の高い家だとアピールできるため、見た目だけで空き巣の侵入を防ぐ効果も期待できます。既存のサッシはそのままでリフォームでき、内窓を防犯ガラスにすることもできるので、気軽にリフォーム会社に相談してみましょう。

窓の位置や大きさを工夫する

防犯性の高い窓にするためには、窓を設置する位置や大きさを工夫する方法もあります。家の裏側に配置されやすいトイレや浴室の窓には、小さい窓を採用するのがおすすめです。窓を設置する位置は、窓から外の地面の高さを確認し、手が届かない高い位置に設置するのが良いでしょう。

家の中にしっかりと陽の光を入れたい場合は、掃き出し窓ではなく、人が通れないほどの細長い窓をいくつか並べて設置すれば、採光も配慮しつつ防犯対策を講じることができます。

セキュリティサービスを利用するのもアリ!

5.セキュリティサービスを利用するのもアリ!

窓自体に工夫すれば空き巣に侵入されなくなる、とは100%いい切れません。窓への工夫に合わせて、セキュリティサービスを利用するのもおすすめです。セキュリティサービスで受けられるサービスの内容や選び方を紹介しましょう。

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セキュリティサービスとは?

セキュリティサービスとは、屋外に防犯カメラや防犯センサー、室内にホームコントローラーを設置して、何か反応があった時に緊急ボタンを押すことで即通報できるシステムです。通報後は、最寄りに駐在しているガードマンが駆けつけてくれます。

セキュリティサービスの上手な選び方

セキュリティサービスは警備会社やプランによって内容や料金が異なります。どんなことに注目して選べば良いのか、上手な選び方のポイントを3つ紹介します。

契約数や評判をチェック

セキュリティサービスの評判をチェックするのは重要なポイントです。ただ、セキュリティサービスは普及率も高くないため、判断が難しいかもしれません。WEBサイトの口コミを覗いてみたり、セキュリティサービスを利用している友人に聞いてみたりして総合的に判断しましょう。

また、WEBサイトで各セキュリティサービスの契約数が多い企業を調べてみる方法もおすすめです。命や安全を守る企業は、信頼があれば人気や知名度もあがります。契約数が多いということは、評判を判断するうえでも参考にしやすいバロメーターになるでしょう。

使いやすさをチェック

セキュリティサービスで利用できる機器の使いやすさも、選ぶポイントのひとつです。導入してみたけれど使い方が分かりづらかったり、使い勝手が悪かったりといった場合もあるでしょう。

機器の種類も、壁に設置するタイプのものや持ち運びが可能なもの、コンパクトなサイズのものなどさまざまです。状況によって使いやすいタイプが異なりますので、導入前に実際に使用感を確認しておくと良いでしょう。

コストもチェック

誰しも、コストはできるだけ抑えておきたいというのが本音ですよね。セキュリティサービスを導入する時は、初期費用や月額利用料、保証金(レンタルの場合)など多くの費用がかかります。企業や提示しているプランによって料金が異なるので、まずはいくつかの企業から見積もりをもらい、比較してみるのがおすすめです。各企業の見積もりを確認し、家庭に合うプラン内容かも考慮したうえで選ぶようにしましょう。

おすすめのセキュリティサービスSecual

外出した時、窓の戸締りをうっかり忘れてしまった…など、日頃から気をつけていてもミスをすることはあります。うっかりミスをカバーし、確実な防犯対策を施すためにもセキュリティサービスの利用がおすすめです。

ホームセキュリティサービスの「Secual」(セキュアル)では、初めてセキュリティサービスを利用する方でも簡単に始められるセットをリーズナブルな価格で提供しています。窓にセンサーを設置し、万が一侵入された時には大音量のブザーが異常を知らせるため、Secualのシステムは空き巣を追い払うのに効果的です。

セキュリティ機器はシンプルなデザインでどんな家でも馴染みます。スマートフォンにアプリを入れれば、外出先でも家の安全を確認することが可能です。被害が起こる前に、Secualで万全の防犯対策をしましょう。

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おわりに 

空き巣は窓から侵入することが多いため、防犯性の高い窓にすることが安全な家を作るポイントです。戸締りなど日頃から基本的な防犯意識を持つのはもちろん、今回紹介したご自身で簡単にできる窓への防犯アイテムを取り入れ、できることから防犯対策を強化していきましょう。

より効果を高めたい場合は、リフォーム会社に依頼したり、セキュリティサービスを導入したりするのがおすすめです。安心して暮らせる生活を、ご自身で作っていきましょう。

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