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カーテンレールが壊れた・破損した!修理方法と費用・賃貸での対処法

カーテンレールが壊れた・破損した!修理方法と費用・賃貸での対処法
セゾンのくらし大研究 編集部

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カーテンレールが壊れると、外からの視線が気になったり、日光が強く差し込んだりと、なにかと不都合が生じます。そこで本コラムでは、ご自身でできるカーテンレールの修理方法を紹介します。併せて、カーテンレールが壊れる原因やプロに修理を依頼する場合の費用相場などもまとめました。

ご自宅のカーテンレールが壊れてお困りの方は、内容を参考にカーテンレールを修理し、快適な生活を取り戻しませんか。

この記事のまとめ

カーテンレールは、過大な負荷がかかると壊れてしまいます。例えば、カーテンレールに洗濯ものを干したり、カーテンを引っ張ったりといった行為が原因となり、歪みや落下が発生します。中には、壁内の下地にカーテンレールがきちんと固定されておらず、施工不良で壊れるケースもあるでしょう。カーテンレールは、特別な資格がなくてもご自身で修理できます。パーツが劣化して壊れた場合は、部品を購入して入れ替えましょう。カーテンレール自体が歪んだ・落下したのであれば、交換してください。新たなカーテンレールを取り付ける際は、設置する部分の壁内に下地があるかの確認が必要です。ご自身で修理すると費用が抑えられますが、修理会社に依頼すると安心です。

カーテンレールが壊れた・破損した!原因3つ

カーテンレールが壊れた・破損した!原因3つ

カーテンレールとは、カーテンを吊るすために壁に設置する器具です。カーテンレールは、主に次の5つのパーツで構成されています。

【カーテンレールのパーツ】

部品名役割
レールカーテンを吊るし、レール上を滑らせて可動させる
ブラケット壁に固定し、レールを挟んで支える
ランナーカーテンのフックを引っ掛ける輪っか
キャップストップランナーが落下しないようレールの端にかぶせる
(アジャスター)フックカーテンの生地に差し込み、ランナーに引っかける

まずは、カーテンレールが壊れたり破損したりする原因を探っていきましょう。状態毎に考えられる要因をまとめました。

カーテンレールが壊れた原因:過大な負荷

カーテンレール自体が壊れた場合、過大な負荷によるものと考えられます。カーテンレールに負荷がかかる具体例を見てみましょう。

  • カーテンレールに洗濯ものを吊り下げて干した
  • カーテンを引っ張った
  • ペットがカーテンレールの上に登った など

カーテンレールは、カーテンの重量に耐えられるよう設計されていますが、カーテン以上の負荷がかかると壊れてしまいます。

ランナー・フック・キャップストップが壊れた原因:経年劣化

ランナーやフック、キャップストップといった部品が壊れる原因のひとつに、経年劣化があります。毎日カーテンを開け閉めしていればだんだん部品がもろくなり、力が加わった拍子に破損することもあるでしょう。

さらに、紫外線の影響も大きいです。カーテンレールの部品はプラスチックでできているため、紫外線で劣化しやすい性質があります。カーテンレールは窓際に設置されているので、紫外線を浴びやすい環境におかれています。そのため、紫外線によるダメージを受けて劣化し、部品が割れてしまうことも珍しくありません。

カーテンレールの壁が壊れた原因:施工不良

カーテンレールの壁が壊れた原因:施工不良

カーテンレールを設置している壁が壊れてしまう一因は、施工不良です。通常の範囲で使用しているにも関わらず、壁に穴が開いたり、カーテンレールが傾いたりするようであれば、施工不良を疑いましょう。ありがちな施工不良の事例を紹介します。

  • 下地のない石膏ボードにネジを直打ちしている
  • 現場の状況に合っていないネジを使用している
  • 石膏ボードの下にある木材にネジが届いていない など

そもそも、壁は石膏ボードのみの箇所と、石膏ボードと木材の下地がある箇所があります。カーテンレールをきちんと固定するには、木材の下地にネジで固定しなければなりません。

ところが、石膏ボードしかない壁にカーテンレールを取り付けてしまったり、壁の厚さにマッチしていないネジを使用して下地に届いていなかったりすると、壊れやすいのです。

カーテンレールの壁が壊れたら、施工不良でなかったか確認しましょう。

賃貸物件のカーテンレールが壊れたときはどうする?

アパートやマンションなど、賃貸物件に取り付けてあるカーテンレールが壊れたら、管理会社や大家さんに連絡しましょう。自己判断で勝手に修理・交換してはいけません。

連絡する前に、どうして壊れたのか原因を探ってください。というのも、原因によっては修理代を誰が負担するのか変わってくるためです。施工不良や経年劣化による破損であれば、修理代は管理会社や大家さんの負担となるでしょう。「洗濯物をかけていた」「カーテンを引っ張ってしまった」といった過失による破損なら、ご自身で修理代を支払うことになります。状況を管理会社や大家さんに詳しく伝え、どちらが修理代を負担するか判断を仰いでください。

ご自身でカーテンレールを修理する場合、退去までに原状回復しておけば問題ありません。

壊れたカーテンレールを自分で修理する方法5つ

カーテンレールの修理は、特別な資格がなくてもご自身で修理できます。ここからは、ご自身でカーテンレールを修理する方法を紹介します。

ランナー・フック・キャップストップの劣化:部品の交換

ランナー・フック・キャップストップの劣化:部品の交換

各部品が劣化してきたら、交換してください。それぞれの交換方法をまとめました。なお、ランナーやフック、キャップストップはネットショップやホームセンターなどで手に入ります。フックなら、100均でも購入できるでしょう。設置しているカーテンレールのメーカーや品番を確認し、マッチするパーツを準備してください。

【キャップストップ】

  1. ドライバーでキャップストップを固定しているネジを緩めて外す
  2. 新しいキャップストップをかぶせる
  3. ネジをしめて固定する
  4. キャップストップが外れない場合はキャップストップとレールのすき間にマイナスドライバーを差し込んで、押し出すように外す

【ランナー】

  1. レールの端にあるキャップストップを外す
  2. レールの端(キャップストップを外した方)までランナーを移動させ、取り出す
  3. 新しいランナーをレールに入れる
  4. キャップストップを取り付ける

【フック】

  1. ランナーに引っかかっているフックを外してカーテンをおろす
  2. カーテン裏に付いているフックを取り外す
  3. 新しいフックをカーテンに差し込む
  4. ランナーにフックを引っかけてカーテンを取り付ける

部品は比較的簡単に交換できるので、劣化してきたらご自身で対応してみましょう。

カーテンレールが揺れる:ドライバーでネジをしめる

カーテンレールが揺れて不安定な場合、ブラケットのネジをしめてください。ネジをしめ直してもしっかり固定できないようであれば、新しく壁にネジ穴を開けて設置し直します。穴を開ける場所に下地があるか必ず確認しましょう。

また、ブラケットは壁だけでなく窓の木枠への取り付けも可能です。木枠に設置する場合は、キリなどで下穴を開けてからネジをしめましょう。下穴を開けずにいきなり電動ドライバーでしめ込むと、木枠がひび割れる可能性あるのでご注意ください。

カーテンレールの歪み:買い換えて交換する

カーテンレールが歪んでしまったら、新しいものに買い替えて交換しましょう。歪んだカーテンレールを真っ直ぐな状態に戻すのは、容易ではありません。だからといって、歪んだままにしておくと見た目が悪いだけでなく、カーテンの開け閉めがしにくく不便を感じてしまいます。カーテンレールの交換方法は、以下のとおりです。

【準備するもの】

  • 新しいカーテンレール
  • ドライバー(グリップつき)

【交換手順】

  1. ランナーに引っかかっているフックを外してカーテンをおろす
  2. ブラケットのツメがある箇所を確認し、指でツメを押しながらカーテンレールを外す
  3. ブラケットを壁から外す
  4. 新しいブラケットを壁に固定し、カーテンレールを取り付ける

新たに購入するカーテンレールは、歪んだものと同じ長さのものを購入してください。また、カーテンレールをブラケットから外す際は、2人以上で作業しましょう。

カーテンレールは長さがあるので、1人で作業するとバランスを崩したり、片手で支えきれず落下させてしまったりと危険が伴います。ドライバーは力を入れやすいグリップ付きのものを使用するのがおすすめです。

新たなブラケットを壁に取り付けるときは、前述のとおり下地がある部分にネジ穴を開け、しっかり固定させましょう。

カーテンレールの落下:カーテンレールを取り外す

カーテンレールの落下:カーテンレールを取り外す

カーテンレールのブラケットが外れ落下してしまったら、取り外して交換してください。片方だけ落下し、もう片方がまだ壁に付いている状態であれば、壁に残っている側をすぐに外しましょう。早急に対応しないと、片側だけに負荷がかかり、カーテンレール全体が脱落する危険性が高くなってしまいます。

カーテンレールの具体的な取り外し・交換のやり方は、カーテンレールが歪んで交換するときと同様です。落下に伴い、壁が壊れてしまったら補修用のパテやリペアプレートで補修しましょう。

カーテンレールの応急処置方法

ブラケットのネジ穴がゆるくなり、グラグラしてしっかり固定できない場合に有効な応急処置を紹介します。割り箸で大きすぎるネジ穴を埋め、安定感の向上を目指す方法です。

【準備するもの】

  • 割り箸
  • カッターナイフ
  • 木工用ボンド
  • かなづち
  • 新しいネジ

【応急処置の手順】

  1. カーテンレール、ブラケットを外す
  2. 割り箸の先(2cm程度)をカッターナイフで削る
  3. 削った割り箸をネジ穴に入れ、穴の深さより少し長めにカットする
  4. 割り箸をかなづちで叩き、割り箸を穴の中に押し込む
  5. 穴の隙間から木工用ボンドを詰める
  6. 木工用ボンドが完全に固まったら、ブラケットを設置してカーテンレールを取り付ける

このように穴を埋めることで、再びネジをしめられるようになります。使用する割り箸は、硬さがあるものがおすすめです。

カーテンレールは修理会社に対応してもらうと安心

カーテンレールはご自身でも修理できますが、修理会社に依頼すると安心です。「自分で直せる自信がない」という方は、プロの手を借りましょう。修理会社に依頼する際は、複数社から見積もりを取り、比較検討してみてください。

カーテンレールの修理をプロに依頼する場合の費用相場と、ご自身でDIYした場合の費用をまとめました。

修理費用はプロなら5,000~20,000円

修理費用はプロなら5,000~20,000円

カーテンレールの修理をプロに依頼した場合の費用相場は、5,000~20,000円です。ただし、この金額はカーテンレールを再利用する場合です。カーテンレール自体が破損して交換が必要であれば、作業代で10,000~50,000円かかり、さらにカーテンレールの商品代が上乗せされます。

カーテンレール本体の価格相場は、1m当たり1,000円程度です。ただし、カーテンレールにはデザイン性が高い「装飾性レール」と、カーテンの開け閉めしやすい「機能性レール」があり、選ぶ種類によって価格が変動します。価格は、機能性レールより装飾性レールのほうが高額になる傾向があります。

修理会社に依頼すると商品代だけでなく作業代がかかるため、どうしても費用がかさんでしまいます。その分、確実な修理が期待できるでしょう。

参照元:

家工房マガジン|カーテンレールが落ちたときの対処法!業者依頼した時の費用相場https://iekobo.net/magazine/fell_curtain_rail/

くらしのマーケットマガジン|カーテンレールの取り付け方法|費用相場と安く取り付けるコツhttps://curama.jp/blind-install/magazine/2287/

DIYなら2,000~5,000円

ご自身でDIYして修理する場合、破損部分によって金額が異なりますが、部品自体は500~1,000円程度に収まるでしょう。主な部品の価格相場を表にまとめました。

部品の種類価格相場
ランナー400~800円
レール取り付けネジ50~500円
キャップストップ200~500円
壁の穴を補修するリペアプレート800~1,000円

ランナーやネジなどは、複数個セットになって販売されているケースが多くなっています。いくつ購入するかで、価格が左右されることを把握しておいてください。

参照元:

ニトリネット|カーテンレールランナー 10個入り(SCランナー)通販

楽天市場|カーテンレール ランナーの通販

モノタロウ|【カーテンレールビス】のおすすめ人気ランキング

YAHOO!ショッピング|取り付け用ビス 25mm 10本入り カーテンレールなどに

CAINZ|「キャップストップ」の検索結果

Amazon|リペアプレート

カーテンレールの修理は「住まいのリペアサービス」へ

くらしのセゾンが提供する住まいのリペアサービスでは、カーテンレールの修理や付け直しを承っています。壁や建具の修理に精通したスタッフが対応するため、確実な修繕が可能です。修理には1年間の無償工事保証が付いているので、アフターフォローも万全になっています。見積もりだけの依頼にも対応していますので、カーテンレールが壊れてお困りの方は住まいのリペアサービスにご相談ください。

【主な特徴】

  • 専門技術を持ったスタッフが修理を行う
  • 1年間の無償工事保証付き
  • 365日年中無休で受付対応している
サービス提供エリア宮城県・群馬県・栃木県・茨城県・東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・岐阜県・愛知県・京都府・大阪府・兵庫県 ※対応エリア拡大中
対応可能な修繕室内の修繕工事は全般的に対応可能
料金例カーテンレールの付け直し:14,300円(税込)~
公式ホームページ住まいのリペアサービス

おわりに

カーテンレールが壊れたら、ご自身で修理や交換が可能です。ネットショップやホームセンターなどで部品を購入できるので、修理にチャレンジしやすいでしょう。

ただし、カーテンレール自体を交換して新たに設置するとなると、大がかりな修理が必要です。確実な修理を求めるのであれば、プロに依頼するほうが安心でしょう。今回紹介した内容を参考に、カーテンレールの破損状況や修理の難易度を見極めて対応してみてください。

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