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網戸の外れ止めや戸車が壊れた・動かない!外し方と不具合の直し方・交換・修理方法

網戸の外れ止めや戸車が壊れた・動かない!外し方と不具合の直し方・交換・修理方法
セゾンのくらし大研究 編集部

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空気の入れ替えや洗濯物を干す際など、毎日頻繁に開け閉めする窓の網戸。「建て付けが悪くてガタついている」「時折外れてしまうときがある」といった網戸に関するお悩みはありませんか。

今回は、網戸が壊れた・動かない時の理由や直し方について解説します。網戸の外れ止め、戸車の不調や破損など、考えられる原因をまとめました。網戸の不具合を解決できない方、修理相談ができずに困っている方は必見です。

この記事のまとめ

網戸が外れる・動かないなど壊れたときには、いくつかの理由が考えられます。例えば、外れ止めと呼ばれる、網戸を固定するためのパーツの位置が正しくセットされていない、レールから網戸が外れている、戸車が破損しているなどです。   窓枠から網戸が外れてしまっても、自分で取り付け作業を行うことができます。外れ止めに不調が見られる場合には、解除されてしまった外れ止めの位置をもとに戻したり、新品に交換したりすることで改善できるでしょう。しかし、やり方に不安がある方は修繕サービスを活用して、網戸の修理をプロにお任せするのもおすすめです。

網戸が壊れた・動かない!外れ止めが原因のケース

網戸が壊れた・動かない!外れ止めが原因のケース

網戸が「壊れた・動かない」という時には、網戸の外れ止めが原因になっているかもしれません。はじめに、そもそも「外れ止め」とは網戸のどの部分を指しているのかを解説します。

外れ止め(はずれどめ)

外れ止めは、網戸が外れないように固定するためのパーツです。「外れ止め」「はずれ止め」などと表記され、別名で「振れ止め」ともいわれています。外れ止めが正しくセットされていないと、強風・地震といった揺れの影響により網戸が外れてしまう恐れがあります。外れ止めの材質は、樹脂製や金属製のものが主流です。

網戸が外れたり動かなかったりする原因として、外れ止めが上手く機能しなくなっているケースが挙げられます。外れ止めが正しく機能しているときには、網戸はそう簡単に外れることはありませんが、何かの衝撃を受けた拍子に外れ止めが解除されてしまうことがあるのです。

また、材質がプラスチックなどの樹脂製の外れ止めである場合には、経年劣化しやすく、割れ・欠けが生じてしまう可能性があります。

外れ止めの位置が悪い

日常的に、網戸の開け閉めを繰り返していると、外れ止めが正しい位置から自然とズレてしまうことがあります。すると、網戸は外れ止めが解除されている状態となり、網戸がレールから外れる恐れがあるのです。また、外れ止めの位置が浮き上がってしまうと、網戸の動きは悪くなり、次第にまったく動かなくなってしまうこともあります。

網戸を開閉する時に、こすれるような「キーキー」と甲高い音がする場合には、外れ止めが網戸の上部レールに当たっている可能性が高いです。外れ止めの位置をチェックしてみましょう。

網戸が壊れた・動かない!外れ止め以外が原因のケース

外れ止めの機能が悪くなる以外にも、網戸が外れてしまったり、動かなかったりする原因がいくつか考えられます。ここでは、網戸が壊れる原因として挙げられる、レール・戸車・窓枠についてご紹介します。

強い衝撃でレールから外れた

強い衝撃でレールから外れた

まず、網戸に強い衝撃が加わることで、網戸がレールから外れてしまうケースです。強風や地震の揺れによる衝撃だけでなく、日常生活の中で網戸に強い力がかかってしまう場合も。

例えば、自宅に小さな子どもやペットがいるご家庭では、誤って網戸にぶつかってしまい、網戸がレールから外れてしまうことがあります。たとえ外れ止めが正しく機能していても、強い衝撃が加われば、網戸が外れたり動かなくなったりする原因となるでしょう。

レールや窓枠の汚れている、経年劣化している

レール・窓枠の汚れ、あるいは経年劣化が原因で網戸が動かなくなることもあります。網戸は、レールや窓枠によって支えられていますが、これらのパーツがひどく汚れていたり、経年劣化しているとガタつきが出てくるのです。

特に、築年数の長い住宅に住んでいる場合には、レール・窓枠・網戸自体が歪んでしまうこともあります。すると、網戸をはめようとしても、上手にはめられなくなるケースも。窓枠や網戸が歪んでいる場合は、新しいものに交換する必要があります。

戸車が割れている、欠けている

戸車の経年劣化による破損・故障によって、網戸の開閉時にキーキーと音が鳴ったり、動かなくなったりすることがあります。戸車に割れや欠けがあった場合には、新しいものと交換しましょう。

戸車の材質は、ウレタン製、ステンレス製、鋳鉄製などの種類がありますが、主にプラスチック製が多くなっています。一般的なプラスチック製の戸車の耐用年数は、約3~4年といわれていますので、定期的な交換を心がけましょう。

網戸の壊れた外れ止めの直し方

網戸の壊れた外れ止めの直し方

壊れてしまった外れ止めの直し方について、2つの方法をご紹介します。

上がった外れ止めを下げる

上に浮いてしまった外れ止めを下げることで、レールとのこすれを解消し、網戸を直すことが可能です。

【外れ止めを下げる方法】

  1. 外れ止めのネジをプラスドライバーで緩め、網戸を下に下げます。
  2. 上のレールから、少し間隔が開くように(目安は1mm程度)網戸を動かして調整してください。
  3. 外れ止めのネジを締め、外れ止めが動かないように固定します。

網戸の外れ止めを交換する

外れ止め自体に、割れ・欠けがある場合には、外れ止めを新しいものと交換しましょう。

【上部にある外れ止めの交換方法】

  1. 外れ止めを解除して、窓から網戸を取り外してください。
  2. 古い外れ止めを取り除き、新しい外れ止めを準備します。
  3. 新しい外れ止めを網戸に差し込み、ネジを締めましょう。(※きつく締めずに、少し余裕を持たせてください。)
  4. 網戸を取り付け、外れ止めを上げてネジを締めて固定します。

外れ止めは、ホームセンターあるいはネットショップなどで購入できます。さまざまな材質と種類があるため、新しい外れ止めを購入する際には、メーカーや品番をよく確認しましょう。

網戸の外れ止めがない!どこにあるの?

網戸の外れ止めがない!どこにあるの?

外れ止めが設置されている位置は、窓・網戸の種類、メーカーによって異なります。下記を参考にして、外れ止めが網戸のどこにあるのかを確認してみましょう。

  • 戸建て

主に、網戸の上部の左右に付いているケースが多くあります。

  • ビル、マンションなど

主に、網戸の上部の左右、もしくは、網戸の上部の室内側正面にあるケースが多くあります。

網戸のタイプ外れ止めの位置
引き違い・片引き窓用スライド網戸網戸の上部、左右に1つずつ
両袖片引き窓用スライド網戸網戸の上端部と室内側上部
上げ下げ窓の網戸網戸の左下・左上
滑り出し窓の網戸網戸の上下部
内倒し窓の網戸網戸の上部

外れ止めの設置位置がわからない場合は、まず網戸の上部の左右に付いていないか確認すると良いでしょう。

外れた網戸の直し方

網戸が外れてしまった場合、どのように対処したら良いのでしょうか。網戸が外れたときの直し方をご紹介します。

経年劣化によりパーツが壊れている場合は、基本的に交換する必要がありますが、場合によっては自分で修理して改善できるケースもあります。網戸が外れて困っていたり、外れそうで気になっていたりする場合には、まず下記の方法を試してみてください。

外れた網戸のレール・窓枠の汚れを取る

網戸のレール・窓枠の掃除を定期的に行い、網戸を清潔に保つことは大切です。網戸が外れてしまう原因として、レールにホコリが溜まっていたり、落ち葉や虫などのゴミが挟まっていたりすることが考えられます。網戸のガタつきが気になる場合には、下記の手順で網戸のレール・窓枠などを掃除してみましょう。

【レール・窓枠の掃除方法】

  1. 小さめの刷毛や歯ブラシ、乾いた布などを用意してください。
  2. レール・窓枠にあるホコリ、溝にあるゴミなどをきれいにこすり、汚れを落とします。
  3. 水気がある場合には、乾いた布で拭き取り、よく乾かしたら完了です。

戸車をプラスドライバーで交換する

戸車をプラスドライバーで交換する

網戸が外れてしまった場合には、戸車に破損がないか確認してみましょう。戸車は、網戸側面の上下に2ヵ所ずつ付いています。

戸車が破損していない場合には、潤滑・滑走剤のシリコンスプレーを吹きかけてから再度取り付けてみると、スムーズに動く場合があります。

戸車に割れ・欠けなどの破損がある場合は、新しい戸車に交換する必要があります。下記の方法を参考に、新しい戸車の取り付けをしてみましょう。なお、戸車にもさまざまなメーカーや種類があるため、品番などを確かめてから交換用の戸車を購入してください。

【新しい戸車と交換する方法】

  1. 戸車の車輪の横にあるネジを、プラスドライバーを使って外します。
  2. ネジが外れたら、戸車を側面から外してください。
  3. はじめに設置されていた場所に、新しい戸車を取り付けます。

古い戸車が上手く取り外せない場合や古い戸車を外したくない方は、下記の方法を試してみましょう。

【古い戸車はそのままで、新しいものを別の位置に取り付ける方法】

  1. 最初から付いている戸車よりも、車輪の位置が高いものを購入してください。
  2. 古い戸車はそのまま外さず、新しい戸車を別の位置に取り付けます。
  3. 高さは、プラスドライバーで調節してください。

網戸を取り付ける5ステップ

外れかけてしまっていてガタつきの気になる網戸を、きちんと取り付ける方法を5ステップでご紹介します。

① 網戸を取り外しましょう

まずは、窓から網戸を取り外して、網戸やレール、窓枠の状態を確認してください。

② 外れ止めの解除を行いましょう

外れ止めを解除して、外れ止めや他のパーツに異常がないか確認してください。

<チェックポイント>
・外れ止めの位置に問題はありませんか?
・外れ止めに割れ・欠けはありませんか?

③ 必要に応じて、レール・窓枠の清掃、戸車の交換などを行いましょう

汚れやゴミがある場合には、掃除をしてからメンテナンスしてください。必要に応じて、壊れたパーツを交換しましょう。

<チェックポイント>
・レールや窓枠にゴミなどが溜まっていませんか?
・戸車に割れ・欠けはありませんか?

④ 網戸をレールに差し込み、取り付けましょう

網戸を持つ時には下部を手前にして傾け、レールに差し込んでください。レールの上部から差し込み、その後に下部をはめていきます。

⑤ 動作確認をしましょう

レールに網戸の戸車がしっかりと乗っているかをチェックして、動作確認をしてください。動きが悪い場合には、潤滑・滑走剤のシリコンスプレーを吹きかけると改善するケースもあります。

網戸の修理は「住まいのリペアサービス」がおすすめ

網戸の取り付けや取り外し作業は、「網戸の仕組みがわからない」と難しく感じる方や、「上手に直せる自信がない」と思われる方もいるでしょう。

そんな不安な気持ちがあれば、くらしのセゾンの住まいのリペアサービスのご利用がおすすめです。住まいのリペアサービスに依頼すれば、開け閉めがしづらい、頻繁に外れてしまい困っているなどの網戸の不調を、専門技術を持つ修繕サービススタッフが解決してくれます。365日年中無休で受け付けており、安心のアフターフォロー付きです。

網戸の修理以外にも、扉の建て付け調整、壁の穴やフローリングの傷の修理、コーキング補修など、家の中の「ちょっと困っていること」をプロに相談してみましょう。

おわりに

網戸が外れた、動かないなど壊れた時のさまざまな原因や、外れ止めの修理方法などをご紹介しました。生活の中で、頻繁に開け閉めすることの多い網戸。突然外れてしまったり、動かなくなったりしてしまうと対処法がわからずに焦ってしまうケースが多くなっています。

経年劣化によるパーツ交換など修理が必要になることもありますが、意外にも自分でできる簡単な作業で直ることも。また、自分だけで網戸の修理作業をするのが不安に感じるならば、リペアサービスなどを上手く活用して、プロに頼るのも良いでしょう。ぜひ、お試しください。

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