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シャッターが動かない・曲がった!知っておきたい故障原因や費用、修理期間をまとめてご紹介

シャッターが動かない・曲がった!知っておきたい故障原因や費用、修理期間をまとめてご紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

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窓用やガレージ用など、自宅にシャッターを設置している方も多いのではないでしょうか。しかし、急に動かなくなったり、変な音がしたりとシャッターが不調になってしまうことがあります。そこで、このコラムではシャッターの修理について、シャッターをご自身で修理できるケースや、修理会社に依頼した場合の費用と期間などを解説しています。シャッターの不調でお悩みの方は参考にしてみてください。

この記事を読んでわかること

シャッターの部品が摩耗してしまったり、潤滑油が足りなくなってしまったりするような簡単なトラブルであれば、ご自身で潤滑油を差して修理することも可能です。また、送信機やリモコンの電池交換、センサーの掃除などもご自身で行うことができます。   しかし、故障の原因がわからなかったり、修理が難しかったりする際にご自身で修理しようとすると、事態を悪化させてしまうこともあるでしょう。そのようなときは無理をせず、修理会社に依頼するのがおすすめです。

シャッター修理は自分でできる?

シャッター修理は自分でできる?

シャッターの調子が良くないときや、故障してしまったときに、ひとまずご自身で直せないか試みようとする方は少なくないはずです。原因によってはご自身で修理できるケースもいくつかあります。

例えば、シャッターボックスから異音がするケースです。動作時に聞きなれない音がする際は、巻き取り用のシャフトや内部のモーターが摩耗してしまっている可能性があります。一旦シャッターを停止し、摩耗が考えられる部分に潤滑スプレーを差しましょう。

シャッターの開閉時に金属が擦れるような音がする場合もあります。これは、ガイドレールの潤滑油が足りなくなったり、パッキンが劣化してしまったりしたときに起こる音です。原因を見極めて、ガイドレールに潤滑油を差し、パッキンの交換を行いましょう。

また、シャッターを閉めたときに、電子音が聞こえることがあります。シャッターの送信機の電池残量が少なくなっていることが考えられるため、取扱説明書を確認しながら電池を交換しましょう。同様にシャッターのリモコンが反応しないケースも、電池切れの可能性があります。こちらも交換手順や部位を確認してから、電池を交換しましょう。

無理に修理しようとして悪化させてしまうことも

ご自身で修理可能な場合もありますが、修理を自力で行おうとして症状が悪化することも考えられます。例えば、鍵の引っかかりを直すため、思い切り力を入れて動かそうとしたり、シャッターをゆがませたりするとシャッターが変形する恐れもあるのです。

さらに、変形してしまったシャッターを、ペンチやハンマーなどで無理に直そうとして破損すると、取り返しがつかないことになってしまう可能性もあります。事態が悪化すると修理会社に依頼したときに費用が高額になってしまうため、ご自身で修理が難しいと判断したらすぐに修理会社に相談しましょう。

修理会社に依頼すべきケース

前述したようにご自身で修理ができるケースもありますが、モーターや仕組みなどの知識がなければ電動シャッターの修理は難しいでしょう。

自力で直そうと無理をして、事態を悪化させてしまう前に修理会社に依頼することをおすすめします。また、手動シャッターの場合でも、引っかかりやゆがみ、異音などが見られる場合は修理会社に任せるのが無難でしょう。

シャッター故障の症状とよくある原因

シャッター故障の症状とよくある原因

実際にシャッターの故障でよく見られる症状と、よくある原因についてご紹介します。

シャッターが引っかかって動かない

シャッターが引っかかって動かないというのは日常で使用するなかで多く見られる症状です。まず鍵ラッチが引っかかっていないか、ガイドレールがサビてしまっていないか確認しましょう。

シャッターやガイドレールがゆがんでいたり、左右にずれてしまったりしているケースも考えられます。シャッターがいつも同じ場所で引っかかる場合は、障害物が干渉していないか確認してみましょう。

シャッターケースの中に何か異物が詰まっていたり、シャッターレールに汚れが付着していたりすることも考えられます。電動シャッターの場合、障害物感知センサーが正常に機能していないケースもあるでしょう。

障害物がないのにシャッターが止まってしまう場合は、センサーの下限位置の設定がおかしいのかもしれません。障害物感知センサーが誤作動していないか、電池交換の必要はないかを確認してみましょう。

シャッターがゆがんでしまった

シャッター本体がゆがんでしまうと、シャッターの動作がスムーズに行えないだけでなく、レールの劣化や破損にもつながってしまうケースがあります。ゆがみは、シャッターを無理に動かそうとしたり、車をぶつけてしまったりすることが原因となることが多いです。

また、長年メンテナンスを行っていない場合は、経年劣化でゆがみが発生するケースもあるでしょう。シャッター本体のゆがみは、レールやスラットなどさまざまな部位に悪影響を及ぼす可能性もあるため、早急な対応が必要です。

電動シャッターが動かない

電動シャッターが止まったまま動かなくなってしまった場合は、ブレーカーが落ちていないか、電源がショートしていないか電気回路を確認します。正常に通電していたときは、シャッターのセンサーなどに埃や砂が付着していないか、リモコンの電池が切れていないかなどを確認しましょう。

シャッター修理の費用相場と期間

シャッターの修理を修理会社に依頼する場合、どのくらい費用や時間がかかるかについて確認していきます。

シャッター修理の費用相場は20,000円~100,000円

シャッター修理の費用相場は20,000円~100,000円前後ですが、依頼先やシャッターの種類、メーカーなどによって差が大きいです。また、部品の取り寄せが必要な場合は、追加費用がかかることもあります。故障個所によっても変わってくるため、事前に調べておくと良いでしょう。

また、電動シャッターは制御装置やセンサーなどの部品があるため、手動シャッターより修理費用が高額になります。今回は手動シャッターを例に修理費用の目安をご紹介します。

シャッターレールの交換を行う場合

シャッターレールの交換を行う場合

シャッターレールの交換は工事費と新しいシャッターレール費で、20,000円〜30,000円程度でしょう。シャッターレールがゆがんだり破損したりした場合は、交換修理が必要です。

修理内容は故障しているシャッターレールをグラインダーで取り外し、新しいものを設置します。シャッターレールの費用は、寸法や本数によって異なりますが、1本当たり15,000円が目安です。

スプリングシャフトの交換を行う場合

シャッターが動かなくなり、原因がスプリングの劣化や破損だった場合は交換する必要があります。スプリングシャフトを交換する際は、シャッターケースやスラットも外さなければなりません。シャッターを動かす土台部分ともいえるスプリングシャフトの交換修理にかかる費用は、70,000円~100,000円が目安です。

鍵交換を行う場合

シャッターの鍵は完全に壊れてしまうと、シャッターの開け閉めができなくなってしまうため、調子が悪いと思ったら早めに交換すると良いでしょう。鍵や鍵スラットなど交換する部位や、鍵の種類によっても費用は異なりますが、5,000円~20,000円が目安となっています。

スラットやグリルの交換を行う場合

スラットやグリルは車をぶつけてしまったり、台風などの災害で故障してしまったりすることも少なくありません。他の部品に比べて劣化や破損の状況が見つけやすいため、故障していると判断したら交換しましょう。スラットは幅によって価格が変動しますが、1枚当たりおよそ5,000円が一般的です。全て交換する場合は、150,000円〜250,000円が目安となります。

シャッターをまるごと交換する場合

事故などの衝撃によって故障してしまったり、長年使用していて劣化が激しかったりする場合には、全交換する必要もあるでしょう。手動シャッターを取り除き、新しく設置する場合の費用目安は150,000円以上を想定しておくと無難です。

また、全交換のタイミングで開け閉めが楽に行える電動シャッターに変えるのもおすすめの方法。手動シャッターから電動シャッターに交換する場合の費用相場は、200,000円程度が目安です。

なお、電動シャッターを取り付ける際には、近くに電源があるかどうかを確認し、なければモールなどを延長しなければなりません。

修理期間は数時間から長くて3週間ほど

簡単なメンテナンスや調整程度の作業であれば、1~4時間で完了する場合がほとんどです。不調の原因がわからない場合は、調査時間を含め1時間30分程度かかると考えておきましょう。

シャッターを新たに取り付けたり、部品を交換したりする場合は、シャッターの大きさによって作業時間が異なります。シャッターのサイズが乗用車1台分程度であれば、取り付けは4時間程度で完了するでしょう。

シリンダー錠や障害物感知センサーなど、規格品を使用する場合は、部品の取り寄せ期間を含めて1週間ほどかかる可能性もあります。

ただし、シャッターのスラットがゆがんでしまったり、シャフトやモーターなどが破損してしまったりした場合は、部品の交換が必要です。その場合、部品をオーダーして取り寄せる必要も考えられるため、2~3週間かかってしまうこともあります。急いでいる場合はなるべく早く、修理会社に依頼するのがおすすめです。

シャッターの修理会社を選ぶ4つの方法

シャッターの修理会社を選ぶ4つの方法

シャッター修理の主な依頼先には、シャッターメーカー、ハウスメーカー(工務店)、シャッター修理会社、修理会社マッチングサービスの4つが挙げられます。依頼先を決める際には、以下の4つのポイントに気をつけましょう。

見積もりの内容を確認する

まず、修理の見積もりを取って、各項目にいくらかかるのか確認する必要があります。費用相場より安過ぎたり高過ぎたりしないか、予算に見合った内容に収まっているかをチェックしましょう。費用や項目について不明瞭な部分がある場合は問い合わせ、納得のいく返答かどうかも冷静に判断することが大切です。

また、見積もり自体が無料であれば、なにかトラブルが発生したときや、今後のメンテナンスの際にも安心して依頼できます。修理会社の対応や見積もり自体にかかる料金なども、しっかり確認しましょう。

修理期間が短い

シャッターが壊れたままだと不便なだけでなく、防犯面も心配です。できるだけ早く修理ができるところに依頼するのが良いでしょう。修理開始日や修理期間がどのくらいかかるのか、いくつかの修理会社に問い合わせて比較して検討するのがおすすめです。

担当者とスムーズなやり取りができる

担当者とスムーズなやり取りができる

見積もりやこちらの問い合わせに丁寧に対応してくれるかどうかも重要です。どんなに優れた技術力を持っていて、適正価格で修理を行ってくれるとしても、担当者の対応力が低いとトラブルの原因になることがあります。

スムーズなやり取りができる担当者かどうか見極めましょう。見積もりを依頼した際に、押し売りをしてくる場合はきっぱりと断ることが大切です。

良い口コミや評判が多い

ホームページなどで口コミでの評判が高いかどうかも、修理会社選びの参考になるでしょう。シャッター修理の実績が豊富であれば、技術力もあり信頼できるという証拠になります。あまりに悪い口コミや感想がある修理会社は、低価格であっても欠陥工事になる可能性もあるため、避けるのがベターです。

おわりに

シャッターの異音や電池交換など、簡単な内容であればご自身で修理や調整を行うこともできますが、専門知識や技術が必要な場合は迷わず修理会社に依頼しましょう。部位や部品によって費用目安は異なりますが、自力で修理しようとして事態が悪化すると、シャッターを全交換することになってしまう恐れもあります。より長くシャッターを使えるように、日頃から定期的にメンテナンスをするのがおすすめです。

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