「バイクの鍵をどこかに落としてしまった」「メットインにバイクの鍵を閉じ込めてしまった」とお困りではありませんか。焦って闇雲に探しても、時間ばかりが過ぎていくでしょう。
このコラムでは、バイクの鍵を紛失した時の対処の仕方を紹介します。探す場所やメットインに閉じ込めた場合の連絡先、鍵を新しく作成する際にかかる費用などをまとめました。バイクの鍵を探している方は、紹介している内容をヒントに発見につなげましょう。
この記事を読んでわかること
- バイクの鍵が見当たらない時は、気持ちを落ち着かせてからバッグや洋服のポケットの中、直前にいた場所をくまなく探す
- バイクの鍵の紛失が確定したら、警察に遺失届を提出する
- メットインに鍵を閉じ込めてしまった場合、任意保険やJAFのロードサービスに連絡する
- バイクの鍵を新しく作成するなら、バイク店か鍵の専門会社に依頼する
バイクの鍵を紛失した?!と思った時に確認すること
バイクの鍵が見当たらないと、どうしても焦ってしまいます。しかし、きちんと状況を把握するために、まずは冷静になりましょう。慌てて鍵開けサービスに依頼したけれど、よく探したら見つかったというケースも少なくありません。気持ちが落ち着いてきたら、次の4点を確認してください。
バッグや洋服のポケットの中を確認
バッグや洋服のポケットなど、バイクの鍵を入れられそうな場所を念入りに探してみましょう。というのも、バイクの鍵をしまう時に、無意識にいつもと違う場所に入れてしまうケースがあるためです。
普段バイクの鍵を入れない場所だとしても、バッグや洋服のポケット、お財布の中など考えつくところをよくチェックしてみてください。
紛失直前までいた場所を確認
紛失する前に立ち寄った場所に、バイクの鍵が落ちている可能性もあります。飲食店に入っていたなら、座ったりスマホを出したりした拍子に、バイクの鍵を落としてしまっているかもしれません。コンビニやスーパーであれば、会計のタイミングでバイクの鍵を手荷物置き場に置き、そのまま忘れてしまうケースもあるでしょう。
身の回りだけでなく、鍵の紛失に気づく直前までいた場所もよく探してみてください。飲食店のイスの下など、パッと見ただけではわからないところまで調べる必要があります。
メットインの中に入っていないか確認
バイクのシートの下には、ヘルメットやバッグなどを収納できる「メットイン」があります。バッグやお財布と一緒に、うっかりバイクの鍵もメットインに入れてしまうトラブルが意外と多いのです。シートを閉めるとロックされるので、バイクの鍵がないと開きません。
メットインの中にバイクの鍵を入れてしまったと気づいたら、後ほど紹介する方法で対処してください。
スペアキーを持っているか確認
バイクの鍵を紛失した場合、スペアキーの有無を確認しましょう。スペアキーがあれば、バイクにエンジンをかけたり、メットインを解錠できたりするので、鍵開けサービスに依頼する必要がありません。スペアキーを自宅に保管しているとなると、出先から戻る手間はかかりますが、無駄な出費をせずに済むでしょう。
ただし、スペアキーを取りに自宅に戻っている間、バイクが盗まれないようU字ロックやワイヤーロックなどでの盗難対策が必須です。
バイクの鍵の紛失が確定した後にすること
「どこを探してもバイクの鍵が見つからない」「メットインにも入れていない」という状況であれば、紛失した可能性が高いです。バイクの鍵の紛失が確定したら、次の2つを行ってください。
遺失届を警察に提出する
バイクの鍵が見つかる可能性を上げるためにも、警察に遺失届を提出しましょう。遺失届を提出しておくと、バイクの鍵が見つかった時に警察から連絡が入ります。
遺失届を提出する際に、バイクの鍵をなくした日付・おおよその場所・色や形状などを詳しく聞かれるため、スムーズに答えられるようにしておきましょう。
書類を準備する
バイクの鍵が見つからずスペアキーもない場合、専門会社に鍵の作成を依頼することになります。会社によっては、鍵作成時に以下の書類の提示を求められます。
- 運転免許証
- 自賠責保険証
- 車検証
- 標識交付証明書 など
書類を提示する理由は、バイクの鍵作成に当たり「自分がバイクの所有者」であると証明するためです。なるべく早急にバイクの鍵を作成してもらうためにも、必要になる書類を鍵の専門会社に確認し、事前に準備しておきましょう。
メットインにバイクの鍵を閉じ込めた場合の対応
メットインにバイクの鍵を閉じ込めた場合、ロードサービスにロックを開けてもらうのが無難です。ここでは、任意保険とJAFのロードサービス利用時にかかる時間と費用を解説します。
任意保険のロードサービスを活用
加入している任意保険にロードサービスが付帯していると、メットインの解錠を依頼できます。ロードサービスは、トラブル解決のために現地まで来てくれるので、バイクをその場から動かす必要がありません。
メットイン解錠作業の時間は、おおよそ30分。現地までの到着時間は、交通事情に左右されますが、30分~2時間ほどかかるでしょう。費用は、無料です。
ただし、全ての任意保険にロードサービスが付帯しているとは限りません。補償内容を確認してから依頼してください。
JAFのロードサービスを活用
任意保険に加入していない、あるいはロードサービスが付帯していない場合は、JAFを呼びます。JAFでは24時間365日出動の体制を整えており、連絡すればいつでもメットインの解錠作業に現地まで来てくれます。作業時間は10~30分、現地までは30分~2時間かかるでしょう。JAFに入会していれば、ロードサービス費用が無料です。
また、料金はかかりますが、JAF会員でなくともロードサービスは利用可能です。日中に一般道でメットイン解錠作業を依頼する場合、料金は13,130円となっています。なお、ゴールデンウィークやお盆休み中など交通トラブルが発生しやすい時期は、現地到着までかなり時間がかかることを承知しておきましょう。
注意!メットインを自分で開けるのはやめて依頼するのがベスト
メットインに鍵を閉じ込めてしまった時に、急いでいるからとご自身でこじ開けようとするのはおすすめできません。というのも、メットインは盗難被害を防ぐために力を加えても開かない構造になっているためです。もし開けられたとしても、シートが破損しかねません。そうなると、余計な費用もかかります。
メットインはご自身で開けようとせず、プロに解錠を依頼してください。
参照元:鍵屋の鍵猿|【2022年最新】バイク・原付の鍵を無くした!紛失時のやるべきこと、JAF|バイクもJAFのロードサービス
バイクの鍵を作成する場合の対応
バイクの鍵を完全に紛失したとなると、新しい鍵を作成しなければなりません。では、バイクの鍵作成の依頼先とそれぞれの特徴を見ていきましょう。
バイク店に鍵作成を依頼する
バイク店にバイクを持ち込めば、新しい鍵を作成してくれます。バイク店に依頼するメリットは、新しい鍵が1,500~4,000円で手に入る費用の安さです。鍵の専門会社に依頼するより、低価格で済みます。
一方、デメリットは時間がかかる点です。バイク店では、店頭で鍵を作成しません。キーシリンダーに刻印されている番号を基にメーカーから鍵を取り寄せるため、1~2週間かかるのです。
時間に余裕があり、コストをおさえたい方はバイク店に鍵作成を依頼するのが良いでしょう。
鍵の専門会社に鍵作成を依頼する
鍵の専門会社に新しいスペアキーを作成してもらう方法もあります。出張サービスに対応している会社が多いので、すぐにでもバイクの鍵を作成したい方に向いているでしょう。ただし、鍵の専門会社に依頼するとバイク店への持ち込みより費用が高く、8,000~25,000円かかります。
とはいえ「旅行先でバイクの鍵を紛失して困っている」「毎日バイクに乗るからすぐに新しい鍵がほしい」という場合、最短即日で対応可能な鍵の専門会社に依頼するのがおすすめです。
くらしのセゾンでは、鍵開け・修理・交換を承っています。365日最短即日で対応しており、現地に有資格者が急行します。鍵の作成なら16,500円(+部品代)からで、見積もり料金と出張費用は無料です。鍵のトラブルでお困りの際は、くらしのセゾンにお任せください。
参照元:ミツモア|原付・バイクの鍵を紛失したときの対処法は?解錠や合鍵作成の費用まで解説
バイクの鍵を作成する時の費用相場
バイクの鍵作成にかかる費用の目安を、先ほどお伝えしました。ただし、車種や鍵の形状によって料金が異なります。ここからは、バイクの鍵作成費用をさらに詳しく紹介しましょう。
国産のバイクの場合
ヤマハ、ホンダ、カワサキといった国産バイクの場合、鍵作成費用は約8,000~25,000円が目安です。車種やグレード、年式によっても料金が左右されます。また、メインキーがない状態から鍵を作成するとなると、割高になる可能性もあります。
外国産のバイクの場合
ハーレーダビッドソンやBMWなど外国産バイクの鍵作成費用は、12,000~80,000円かかると承知しておきましょう。国産バイクよりも高いのは、海外からの取り寄せ費用がかかるためです。外国産のバイクの鍵作成は高額になるので、事前に見積もりを出してもらいましょう。
特殊な鍵の場合は費用が高くなることもある!
電子的な認証システムを搭載している「イモビライザーキー」や、リモコンのボタンでロックを解除できる「スマートキー」といった特殊な鍵は、費用が高額になります。一例ですが、イモビライザーキーの場合、通常の鍵作成費用に追加料金が発生します。
また、特殊な鍵の作成は対象外になっているケースも少なくありません。鍵の専門会社に依頼する前に、所有するバイクの鍵の作成に対応しているか確認しておきましょう。
参照元:最安修理.com|バイク・原付の鍵を紛失した!開け方や合鍵の作成方法・値段を解説
レスキューラボ|バイクの鍵作成の費用・料金相場
宇都宮 鍵屋|【料金】車・バイクの鍵トラブル サービス価格表
バイクの鍵を紛失した時に困らないための対策
バイクの鍵を紛失しても、新しく作ることは可能です。とはいえ、バイクの鍵を紛失した時に困らないよう、できるだけの対策をしておきましょう。
スペアキーを作成しておく
バイクの鍵を紛失したりメットインに閉じ込めてしまったりした時のために、スペアキーを作成しておくと安心です。スペアキーは自宅で保管しておく方が多いかもしれませんが、すぐトラブルに対処できるよう、持ち歩くのもおすすめです。
とはいえ、メインキーとスペアキーを同じ場所に入れておくと同時に紛失するリスクがあります。スペアキーを持ち歩く際は、メインキーとは別の場所にしまっておいてください。
キーナンバーを確認しておく
鍵のシリンダー番号(キーナンバー)を記録したメモを、お財布の中などに保管しておきましょう。バイクの鍵を紛失してもキーナンバーがわかれば、鍵の専門会社に伝えるだけでスムーズにスペアキーを作ってもらえます。
キーチェーンをつけておく
バイクの鍵を落としてもすぐ見つかるよう、鍵にキーチェーンやキーホルダーをつけておくのも有効です。鍵だけでは目立たなくても、キーチェーンなどをつけていると探している最中にパッと目について見つけやすいでしょう。鍵につけるだけなので、手軽に対策できます。
キーファインダーをつけておく
バイクの鍵にキーファインダーを取りつけておけば、紛失しても発見しやすくなります。キーファインダーとは、紛失防止用のタグのことです。スマホのアプリから検索すると、タグから音が鳴ったり位置情報が確認できたりする機能が搭載されています。バイクの鍵につけておくことで、捜索の手間を大幅に省いてくれるでしょう。
おわりに
バイクの鍵が見当たらなくても、まずは落ち着いて状況を把握するところから始めましょう。バイクの鍵をしまった可能性のあるところや、立ち寄った場所をよく探してみてください。「メットインに閉じ込めてしまった」「完全に紛失した」ということであれば、プロの力を借りましょう。また、万が一バイクの鍵を紛失した時に困らないよう、事前の対策も大切です。
バイクの鍵が見つからずに困っている方は、今回紹介した内容を参考に対処してみてください。