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コバエはどこから侵入・発生する?室内で発生する理由や対策方法を解説

コバエはどこから侵入・発生する?室内で発生する理由や対策方法を解説
セゾンのくらし大研究 編集部

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キッチンや浴室でふとしたときに見かけるコバエ。退治したと思ったらまた…。なぜ繰り返し発生するの?とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

コバエが家の中に侵入したり、同じ場所に発生しやすかったりするのには、きちんとした理由があります。このコラムでは、コバエの発生原因とともに、効果的な退治方法や簡単にできる予防について詳しくお伝えしていきます。

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1.コバエってどんな虫?

1.コバエってどんな虫?

しつこく発生するコバエを対策するために、まずはコバエの習性を知ることから始めましょう。ここでは、コバエと呼ばれる害虫の種類や特徴について詳しく解説します。

1-1.実は「コバエ」という名の虫は存在しない

「コバエ」と聞いたとき、どのような虫を頭の中に思い浮かべるでしょうか。家の中に発生し、ブンブンと飛び回る非常に小さな虫をイメージした方が多いと思います。

ほとんどの方が同じような虫を「コバエ」と呼んでいますが、この名前は実は特定の虫の種類ではなく、小さなハエの総称です。

また、コバエはハエの子どもであり、成長に伴ってハエになると認識している方もいますが、実際はそうではありません。コバエとハエは別の種類の虫であり、異なる特徴を持っています。

コバエは体がとても小さいため、エアコンの室外機や換気扇、網戸などにあるわずかな隙間からでも家の中に侵入してしまいます。一生に数百個もの卵を産むほど繁殖力が強いため、放っておくと室内で大量発生する恐れもある害虫です。

1-2.コバエの種類・特徴

日本の一般的な家庭で見かけるコバエは、主に下記の4種類です。それぞれの特徴を見ていきましょう。

ショウジョウバエ

キッチンで見かけるコバエは、ほとんどがショウジョウバエであるといわれています。ショウジョウバエは、赤い目を持った体長2〜3mmくらいのコバエで、果物や野菜を好むのが特徴です。果物に多く発生する生態から、欧米では「fruit fly(フルーツフライ)」と呼ばれています。

チョウバエ

チョウバエは、コバエの中ではやや大きめである5mm程度のサイズの害虫です。体全体が毛で覆われており、蝶や蛾のようにも見えることからチョウバエという名前が付けられました。

チョウバエの主な生息地は、沼地や湿地などの不衛生な水際です。そのため、家の中ではキッチンや浴室の排水口やトイレなど、ぬめりや汚れが付きやすい水場で発生する可能性があります。

綺麗な水では繁殖することができず、汚いイメージの強いチョウバエは「便所バエ」とも呼ばれています。

ノミバエ

ノミバエは、その名のとおりノミのような見た目をした黄褐色のコバエです。ノミバエの発生場所は多岐にわたり、生ゴミや排水口、腐敗した植物、動物の排泄物など、実にさまざまです。

太い脚を活かして跳ねるように素早く動き回り、栄養源を探して成長を続け、繁殖します。食べ物の中に入り込んで産卵するケースもあるため、見かけたときには特に注意が必要です。

クロバネキノコバエ

クロバネキノコバエは、体長1〜2mm程度の非常に小さなコバエで、腐葉土や有機物を含む湿り気のある土に産卵します。

幼虫の間は土の中の腐食物やキノコの菌糸などを餌とするため、キノコをはじめ、にんじんやネギなどの農作物を食害するケースもみられる害虫です。

照明などがある明るい場所に誘引される習性があるので、庭の花壇や畑で発生したクロバネキノコバエが網戸の隙間をとおり抜けて室内に侵入する可能性も考えられます。

1-3.コバエはどんな害をもたらす?

家の中を飛び回るコバエがもたらす影響は、不快感だけではありません。植物や食品、動物の糞や尿にたかって大量に繁殖するコバエが家中を飛び回るのは、衛生的にも良くありません。

コバエ自体が病原菌を媒介することはできませんが、家の中を清潔に保ち、気持ち良く生活していくためにはコバエの発生を防ぐことが必要なのです。

2.気付いたら飛び回っている!?コバエの侵入経路は?

2.気付いたら飛び回っている!?コバエの侵入経路は?

知らない間に発生し家の中を飛び回るコバエは、いったいどこから入ってきているのでしょうか。ここでは、室内で見かけるコバエの侵入経路として考えられる場所をお伝えします。

2-1.開いている窓や網戸

体の小さいコバエは、開放された窓の網戸の隙間をくぐり抜けて侵入します。虫が入らないように網戸をしているのに、コバエがすんなり通れてしまうという事実に驚かれる方も少なくないでしょう。

意外にも、家庭で使用されている網戸の目のサイズは1.03~1.15mm角の18~20メッシュと呼ばれる種類がほとんどで、コバエの侵入を防ぐことは困難です。また、窓を中途半端に開けたときにできる窓枠とガラスの間の隙間などもコバエの侵入経路になります。

2-2.玄関ドア

コバエに限ったことではありませんが、人間が室内に出入りする際に、玄関ドアから一緒にコバエが侵入する可能性も考えられるでしょう。家の構造によっては、玄関ドアの下部に数mm程度の空気抜きの隙間が作られているケースもあり、その部分が侵入経路になっている場合もあります。

2-3.エアコンのドレンホース

エアコンの室外機から出ているドレンホースは、ゴキブリなどの侵入経路としても知られています。すでに防虫キャップなどを施して害虫対策を行なっているという方もいるのではないでしょうか。

外から直接室内のエアコンにつながっているドレンホースは、コバエにとっても格好の侵入口です。

2-4.エアコンの配管穴

壁付タイプのエアコンの配管は、外壁に穴を開けて外から室内まで伸びています。そのため、壁と配管の間にコバエが通れるくらいの隙間が少しでもできていれば、穴を通って入って来る可能性があります。

2-5.観葉植物の土の中

コバエの侵入については、成虫にのみ気を付ければ良いわけではありません。コバエの中には、土の中に卵を産んで孵化する習性を持つ種類もいるため、部屋に置く観葉植物の土にも注意が必要です。

植えるときに使用した土の中にコバエの卵や幼虫が紛れている場合、気付かない間にコバエを室内に招いてしまっていることになります。

3.コバエの発生源となりやすい場所

コバエは、ゴミが捨ててある場所や水回りなどを好みます。キッチンや浴室、トイレ、洗濯機付近など、湿気が多く汚れが溜まりやすい場所に発生しやすいのが特徴です。

特にキッチンの生ゴミや食べ残しは、放置しておくとにおいでコバエを誘引する可能性があります。コバエの中には有機質の土やアルコールを好む種類もいるため、お酒が入っていた缶やビンなどの容器、観葉植物の鉢植えなどにも注意しましょう。

4.覚えてほしい!効果的なコバエの退治方法

4.覚えてほしい!効果的なコバエの退治方法

コバエは非常に繁殖力が強いため、たとえ一匹でも見かけた際は早急に駆除することが大切です。ここでは、家の中を飛び回るコバエを効果的に退治する方法をお伝えしましょう。

4-1.スプレータイプの殺虫剤

家の中でコバエを見かけてしまったときは、即効性のあるスプレータイプの殺虫剤を持っていると安心です。コバエ目がけて噴射するだけで、すぐに死滅させることができます。

スプレータイプの殺虫剤には予防効果が期待できる商品もあるため、キッチンのゴミ箱周辺や水回りなど、コバエが好む場所にあらかじめ使用しておくのも良いでしょう。

4-2.捕獲タイプの殺虫剤

いくら駆除しても次々コバエが湧いてきて困っているという場合は、捕獲タイプの殺虫剤がおすすめです。スプレータイプの殺虫剤とは違い、見かけるたびにコバエを追いかけて駆除する手間がなく、置いておくだけで退治できます。

設置場所は、キッチンや植物の周辺など、コバエが発生しやすいエリアが良いでしょう。子どもやペットがいて、なるべくスプレーを使いたくないというご家庭に向いている駆除方法です。

4-3.電撃殺虫器

電撃殺虫器は、捕獲タイプの殺虫剤と同じくコバエをおびき寄せて駆除するアイテムです。ブラックライトなどの光に集まったコバエを電気ショックによって死滅させます。

薬剤を使っていないため無臭で、人間が触っても問題ない仕様になっている点も安心です。ただし、光に集まる習性がない種類のコバエには効かないので注意しましょう。

4-4.めんつゆ・酢を活用したトラップ

市販の駆除グッズを使わず、自宅にあるアイテムでコバエを退治する方法もあります。ある程度の深さがある口の広い容器に、めんつゆと数適の食器洗い用洗剤を入れて混ぜ、コバエが発生しそうな場所に置くだけです。

容器は、ペットボトルの底やプリンのカップなどを使うのも良いでしょう。めんつゆをお酢に置き換えると、めんつゆ版とは違う種類のコバエに効くトラップが作れます。

めんつゆはノミバエ、お酢はショウジョウバエの退治に効果的といわれているため、ご家庭で見かけるコバエの種類に合わせたトラップを作るのがおすすめです。

4-5.熱湯

排水口の内部に発生するチョウバエは、給湯器から出る60度くらいのお湯をしばらく流すことで駆除できます。

幼虫や卵とともに排水口の中に溜まった皮脂汚れなども流れ出るので、チョウバエの食糧もなくなります。熱湯は、水回りに出現するチョウバエを安全かつ効果的に駆除する方法のひとつです。

4-6.アロマオイル

アロマオイルには、コバエの忌避効果が期待できます。侵入経路である網戸にスプレーをしたり、発生しがちな生ゴミ周辺で焚いたりするのがおすすめです。

アロマオイルは、コバエが寄り付かないようにする方法であり、発生したコバエを死滅させる方法ではありません。

すでに室内で見かけたコバエを確実に退治するためには、その他の駆除方法を試しましょう。

5.コバエの発生を予防するためには?

5.コバエの発生を予防するためには?

コバエの発生による不快感をなくすには、そもそも見かけないようにする環境作りが必要です。ここでは、コバエを発生させないための予防方法についてご紹介しましょう。

5-1.水回りを掃除する

コバエは、基本的にキッチンや浴室などの水回りが大好きです。特に、垢や汚れが溜まりやすい排水口などは格好の発生場所といえます。コバエの発生を防ぐには、水回りをこまめに掃除して清潔に保つことが重要です。

5-2.適切に生ゴミを処理する

生ゴミが発するにおいは、コバエを敏感に誘引します。料理などで出た食材の切れ端はその都度袋に入れて密封し、においが漏れないようにしましょう。生ゴミ用に、においが漏れにくい袋を使用するのもおすすめです。

5-3.食料品の放置は避ける

食卓に放置された食材や、食べ残し、飲み残しなどもコバエを発生させる原因になります。食べ終わった食器は素早く片付け、飲み物などの缶もしっかりすすぐようにしましょう。

アルコールが好きなコバエもいるため、お酒の缶などには特に注意が必要です。ペットを飼っている方は、ペットの餌や食器も放置しないように心掛けましょう。

5-4.侵入経路となる隙間を減らす

コバエが外から入って来られないよう、侵入経路を塞いでしまうのも効果的です。網戸の種類を細かい目に張り替えたり、窓やドアに隙間テープを施したりすると、コバエが侵入しにくくなります。エアコンの配管穴をパテ埋めする方法や、換気扇や換気口に網を付けて侵入を防ぐ方法もあります。

5-5.ペットのフンをこまめに片付ける

コバエの発生を防ぐには、ペットのフンをこまめに片付けることも大切です。コバエはペットのフンにたかるだけでなく、フンに産卵してさらに繁殖するケースもあるためです。

発生や繁殖をさせないためにも、ペットのフンはできるだけ早く処分するように徹底しましょう。

5-6.観葉植物の状態をこまめに管理する

コバエの中には有機質の土を好む種類もいますが、室内に置く観葉植物などの管理次第で予防することができます。鉢皿に溜まりがちな水をこまめに捨てたり、鉢皿を洗ったりして観葉植物を清潔に保ち、コバエの発生源を断つようにしましょう。

コバエは日が当たらない場所や湿気が好きなので、日当たりや風通しが良い窓際などを置き場所に選ぶことも有効です。可能であれば、鉢の上部の土だけ赤玉土やバーミキュライトなどの無機質の土に変えるのも効果的です。

5-7.ハウスクリーニングを活用する

5-7.ハウスクリーニングを活用する

コバエは、一度発生してしまうと知らない間に繁殖を繰り返すため、状況によってはご自身で駆除するのが大変な場合もあります。

コバエが発生し続ける状況を一度すっきりリセットしたい!という方は、掃除のプロに駆除をお願いするのもおすすめです。

くらしのセゾンのハウスクリーニングでは、キッチンや浴室など汚れやすい場所の掃除を徹底的に行い、害虫が発生しやすい環境を根絶します。

また、日頃のお手入れも楽になると好評です。コバエの発生に困っている方は、ぜひチェックしてみてください。

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おわりに

一匹、また一匹と家の中に現れて飛び回るコバエは、適切に処置をしないと知らない間に大量発生してしまう可能性があります。市販されている殺虫剤や手作りのトラップで効果的に退治できるので、ご家庭に合った方法で駆除してみてください。

基本的にどのコバエも、食べ物や水回り、不衛生な場所などを好む傾向にあるため、普段から家の中を清潔に保つことで発生を防げます。不快な思いをしなくて済むように、まずは簡単にできる予防方法から取り組んでみてはいかがでしょうか。

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