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消費者金融の意味とは?銀行との違いも含めて特徴をわかりやすく解説

消費者金融の意味とは?銀行との違いも含めて特徴をわかりやすく解説
セゾンのくらし大研究 編集部

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消費者金融とは主に個人向けの小口融資を行う金融機関のことです。法人向けの融資を実施するケースもありますが、銀行と比べると上限額が低い傾向にあります。消費者金融を利用するメリットや注意するべきポイントについて見ていきましょう。

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1.消費者金融とは主に個人向けの融資業者

消費者金融とは消費者のための金融機関、つまり、主に個人向けの融資を行う業者のことです。銀行と同じく金融機関ですが、消費者金融は貸金業者として融資業務に特化しているため、預金をすることはできません。

消費者金融は、貸金業法(かしきんぎょうほう)という法律に基づいて融資業務を行います。貸金業法では融資の際の上限金利が規定されているため、どの消費者金融を利用しても、下記を超える金利が適用されることはありません。

融資額適用上限金利
10万円未満年20%
10万円以上100万円未満年18%
100万円以上年15%
参考:日本貸金業協会「上限金利について

1-1.銀行と比べて融資上限額が低め

消費者金融では、基本的に個人向けの小口融資を行っています。そのため、法人向けの大口融資なども行う銀行と比べると融資上限額が低めです。

銀行では、不動産などを担保にすると数千万円程度の融資を受けられることもあります。一方、消費者金融でも不動産担保ローンを取り扱っていることはありますが、銀行よりは融資上限額が低いことが一般的です。

1-2.消費者金融とサラ金は同じ

消費者金融とサラ金(サラリーマン金融)は同じです。これらは呼び方の違いで、消費者金融は現在の呼び名であり、以前はサラ金と呼ばれていました。

サラ金に対して「金利が高すぎる」「取り立てが厳しい」イメージを持っている方も少なくありません。消費者金融がサラ金と呼ばれていた頃はまだ貸金業法がなかったことが関係しています。貸金業法が成立したのは2006年であり、法律のもと、上限金利、督促や運営体制について整備されました。

1-3.ヤミ金は違法業者なので消費者金融とは異なる

ヤミ金(闇金)とは、貸金業の登録を受けておらず、違法に融資業務を行う業者です。消費者金融は、貸金業の登録を受け貸金業法に則って融資業務を行う合法業者であるため、ヤミ金とは異なります。ヤミ金は貸金業法に基づいた貸付を行わないので、年20%を超える金利で貸し付けたり、借りた本人だけでなく親や親戚、知人などにも取り立てたりすることがあります。

なお、金融庁ではヤミ金に関する情報を随時公表しています。不安なときは、ヤミ金情報を確認する、あるいは金融庁で登録されている金融業者か確認しましょう。正しく金融庁に登録している貸金業者であれば、貸金業者の登録番号があるはずです。

Webサイトなどで登録番号を探し、金融庁の登録貸金業者情報検索入力ページでチェックしましょう。被害に合わないためにも、利用する前に安心できる先なのかどうか確認してから、借り入れを申し込みましょう。

参考:金融庁「登録貸金業者情報検索入力ページ
   金融庁「違法な金融業者にご注意!」    

2.消費者金融のカードローンの特徴

2.消費者金融のカードローンの特徴

専用のカードを使ってATMからお金を借り入れる「カードローン」を提供している金融機関は少なくありません。銀行や信用金庫だけでなく、消費者金融でもカードローンを扱っていることがあります。消費者金融のカードローンに見られる特徴としては、次の5つが挙げられるでしょう。

  • 融資までのスピードが速い
  • 手続きが簡単
  • 秘匿性が高い
  • 借入・返済の方法が多い
  • クレジットカードのキャッシングより上限額が高め

それぞれの特徴について、詳しく解説します。

2-1.融資までのスピードが速い

消費者金融のカードローンは、申し込みから融資までのスピードが速い傾向にあります。消費者金融によっては、最短で即日融資も可能です。一方、銀行のカードローンは、最短で翌営業日以降の融資となります。早く借りる必要があるときなどは、消費者金融のカードローンを検討できるでしょう。

ただし、即日融資が可能な消費者金融のカードローンであっても、申し込む時間が遅いときや審査に手間取るときなどは、融資が翌日以降になる可能性があります。

2-2.手続きが簡単

消費者金融のカードローンは、原則として無担保かつ無保証人で申し込むことが可能です。運転免許証などの本人を確認できる書類だけで申し込めることがあります。そのほか、保証人を立てずにお金を借りたい方にも、消費者金融のカードローンは適していると言えるでしょう。

ただし、融資希望額や他社借入額によっては、収入を証明する書類が必要になることもあります。事前に必要な書類について把握し、審査がスムーズに進むようにしましょう。

2-3.秘匿性が高い

プライバシーに配慮した取引を心掛けている点も、消費者金融の特徴です。例えば、審査の過程で申込者の勤務先に電話をかけることがありますが、申込者以外が電話を受けたときには、要件や社名(消費者金融会社の名前)を伝えないようにしています。

実際のところ、消費者金融でお金を借りようとしていることを知られたくない方や、借りていることを知られたくない方も少なくありません。消費者金融ではそのような方に配慮し、できるだけ周囲に分からないように審査を行います。

2-4.借入・返済の方法が多い

消費者金融のカードローンは、借り入れの方法が多い傾向があります。カードを自社ATMに挿入して現金を借り入れる以外にも、コンビニなどの提携ATMで借りたり、振込融資を利用できたりするカードローンも少なくありません。振込融資を利用すれば、カードが手元にないときでもお金を借りられます。

また、返済の方法も多彩です。口座振替で自動的に返済できるカードローンや、ATMやインターネットバンキングを使って随時返済できるカードローンもあります。

2-5.クレジットカードのキャッシングより上限額が高め

カードローンは、クレジットカードのキャッシング枠より上限額が高めに設定されていることが多いため、まとまった金額を借りたいときは、カードローンの利用がおすすめです。元々の借入上限額が少ないため、大きな額を借りたい場合は、クレジットカードのキャッシングは適していないこともあるでしょう。

3.消費者金融を利用する際の注意点

消費者金融は貸金業法に則って運営されている金融業者であるため、安心して利用することが可能です。しかし、利用する際にはいくつか注意すべきポイントもあります。特に次の3つのポイントには注意が必要です。

  • 金利が高め
  • 総量規制が適用される
  • 正規の業者か確認する

それぞれ具体的にどんなことに注意すれば良いのか、詳しく解説します。

3-1.金利が高め

消費者金融では、貸金業法で定められた金利を超える金利で融資を行うことはありません。とはいえ、銀行のカードローンに比べると、金利が高めの傾向にあります。長期間借りると利息が高額になるため、短期的な利用に向いているといえるでしょう。

消費者金融のカードローンは申し込みから融資までの時間が短いため、急いでいるときには適した借り入れの方法です。しかし、すぐに完済できないときは、消費者金融のカードローンよりも低金利の方法を選びましょう。

3-2.総量規制が適用される

貸金業法では、総量規制が定められています。総量規制とは、利用者の年収の1/3を超える貸付を制限する決まりです。貸金業法に則った運営を行う消費者金融のカードローンにも適用されるため、申し込むときには借入可能額に注意しましょう。

なお、総量規制は借り入れごとに適用されるのではなく、総量規制の対象となる借入額全体に適用されます。例えば、年収が300万円の方であれば、消費者金融のカードローンの融資上限額は100万円以下になります。この場合、すでに別の消費者金融のカードローンで50万円の借入がある状態で申し込むとなると、新たなカードローンでは50万円を超える借り入れは難しいと考えられます。

3-3.正規の業者か確認する

借り入れを検討している先が貸金業法に基づく登録を受けた貸金業者なのか、確認しましょう。正規の貸金業者でないと、違法に高い金利が適用されたり、違法な取り立てが行われたりする可能性があるため注意が必要です。

事前に、金融庁の登録貸金業者情報検索入力ページで確認してから申し込みましょう。

4.自身に合う金融機関を利用しよう

自身に合う金融機関を利用しよう

消費者金融はかつてのサラ金と同じく、主に個人向けの小口融資を行う融資業者です。しかし、サラ金と呼ばれていた時代とは異なり、現在では貸金業法に則って融資業務を行っているため、年20%を超える違法に高い金利が適用されることや、脅迫まがいの取り立てが実施されることはありません。

消費者金融のカードローンは融資スピードが速く、申し込みの手続きが簡単で秘匿性が高いなどの特徴があります。銀行やその他の金融機関のカードローンとも比較し、自身に合う方法で借りましょう

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ご融資年率:6.8%~9.9%(実質年率15.0%以内)
ご返済回数・期間:60回~180回/5年~15年
ご返済方式:毎月元利均等払いまたはボーナス併用払いのいずれか
遅延損害金:年率 20.00%
担保:不動産
保証:原則不要
契約時の諸費用:事務手数料 融資額の1.65%以内(税込)、調査料 融資額の0.55%以内(税込)、収入印紙代相当額、登記費用(実費)、振込手数料(実費)
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【住宅ローン】【親族間売買ローン】【遺産分割ローン】
ご融資額:100万円~5億円
ご融資年率:変動金利 3.75%~5.15%※2023年7月時点(実質年率15.0%以内)
ご返済回数・期間:60回~360回/5年~30年
ご返済方式:毎月元利均等払いまたはボーナス併用払いのいずれか
遅延損害金:年率 20.00%
担保:不動産
保証:原則不要
契約時の諸費用:事務手数料 融資額の1.65%以内(税込)、調査料 融資額の0.55%以内(税込)、収入印紙代相当額、登記費用(実費)、振込手数料(実費)
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【不動産投資ローン】
ご融資額:100万円~5億円
ご融資年率:変動金利 3.75%~5.15%※2023年7月時点(実質年率15.0%以内)
ご返済回数・期間:60回~360回/5年~30年
ご返済方式:毎月元利均等払いまたはボーナス併用払いのいずれか
遅延損害金:年率 20.00%
担保:不動産
保証:原則不要
契約時の諸費用:事務手数料 融資額の1.65%以内(税込)、調査料 融資額の0.55%以内(税込)、収入印紙代相当額、登記費用(実費)、振込手数料(実費)
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【不動産担保ローン(リフォームコース)】
ご融資額:100万~1億円
ご融資年率:変動金利 3.75%~4.55%※2023年4月時点(実質年率15.0%以内)
ご返済回数・期間:60回~360回/5年~30年
ご返済方式:毎月元利均等払い(個人の場合ボーナス併用払い可)
遅延損害金:年率 20.00%
担保:不動産
保証:法人の場合原則代表者の保証要
契約時の諸費用:事務手数料 融資額の1.65%以内(税込)、調査料 融資額の0.55%以内(税込)、収入印紙代相当額、登記費用(実費)、振込手数料(実費)
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【事業者用不動産担保ローン】
ご融資額:100万円~5億円
ご融資年率:変動金利 2.75%~4.55%※2023年4月時点・固定金利4.5%~9.9%(実質年率15.0%以内)
ご返済回数・期間:60回~300回/5年~25年
ご返済方式:毎月元利均等払い
遅延損害金:年率 20.00%
担保:不動産
保証:原則不要
契約時の諸費用:事務手数料 融資額の1.65%以内(税込)、調査料 融資額の0.55%以内(税込)、収入印紙代相当額、登記費用(実費)、振込手数料(実費)
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【不動産売却前提ローン】
ご融資額:100万円~5億円
ご融資年率:固定金利 3.65%~9.9%(実質年率15.0%以内)
ご返済回数・期間:1回~24回/最長2年
ご返済方式:期日一括返済方式(最終返済期日までは毎月利息払い)
遅延損害金:年率 20.00%
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契約時の諸費用:事務手数料 融資額の1.65%以内(税込)、調査料 融資額の0.55%以内(税込)、収入印紙代相当額、登記費用(実費)、振込手数料(実費)
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ご融資額:1~500万円
ご融資利率:実質年率6.5%~17.8%
ご返済回数・期間:1~60回/1~60ヵ月
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遅延損害金:年率 9.49%~20.00%
担保・保証人:不要
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【かんたん安心フリーローン】
ご融資額:10~300万円
ご融資利率:実質年率8.8%~17.4%
ご返済回数・期間:6~96回/6~96ヵ月
ご返済方式:元利均等返済方式
1) 毎月1回返済(ボーナス併用あり)
2) 2ヶ月に1回返済(60歳以上の方限定)
遅延損害金:年率 12.84%~20.00%
担保・保証人:不要
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【個人事業主専用カードローン】
ご融資額:1~500万円
ご融資利率:実質年率6.5%~17.8%
ご返済回数・期間:1回~60回・1ヵ月~60ヵ月
ご返済方式:定額リボルビング方式、 1回払い
遅延損害金:年率9.49%~20.00%
担保・保証人:不要
***************************************************************
【リフォームローン】
ご融資額:30~500万円
ご融資利率:実質年率3.8%~10.9%
ご返済回数・期間:6回~96回・6ヵ月~96ヵ月
ご返済方式:毎月元利均等払いまたはボーナス併用払いのいずれか
遅延損害金:年率5.54%~15.91%
担保・保証人:不要
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【POファイナンス】
ご融資額:原則300万円~5億円・電子記録債権金額の範囲内(受注金額が上限)
ご融資利率:固定金利 3.65%~9.9%(実質年率15.0%以内)
ご返済回数・期間:36回以内・3年以内
ご返済方式:期日一括返済方式
遅延損害金:年率 20.00%
担保:原則電子記録債権※ほかに担保として動産もしくは不動産を提供していただく場合があります。
連帯保証人:原則代表者個人の連帯保証
契約時の諸費用:事務手数料 融資額の2.2%以内(税込)収入印紙代相当額、振込手数料(実費)
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【POファイナンス(補助金対応)】
ご融資額:原則300万円~5億円・電子記録債権金額の範囲内(補助金交付金額が上限)
ご融資利率:固定金利 3.65%~9.9%(実質年率15.0%以内)
ご返済回数・期間:36回以内・3年以内
ご返済方式:期日一括返済方式
遅延損害金:年率 20.00%
担保:原則電子記録債権※ほかに担保として動産もしくは不動産を提供していただく場合があります。
連帯保証人:原則代表者個人の連帯保証
契約時の諸費用:事務手数料 融資額の2.2%以内(税込)収入印紙代相当額、振込手数料(実費)
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ご融資額:100万円~2億円
ご融資年率:変動金利 2.65%~3.65%※2023年4月1日現在・固定金利4.65%、5.65%、6.65%(実質年率15.0%以内)
ご返済回数・期間:12回~240回/1年~20年(1年単位)
ご返済方式:毎月元利均等払い
遅延損害金:年率 15.00%
担保:不要
連帯保証人:不要
契約時の諸費用:収入印紙代相当額、振込手数料(実費)

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