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カードローンの借り換えに迷ったときにチェックすべきポイントとは?

カードとお財布
セゾンのくらし大研究 編集部

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利用中のカードローンのままで良いのか借り換えるべきか迷ったときは、毎月の返済額と総返済額に注目してシミュレーションすることをおすすめします。このコラムでは借り換えたときに想定されるメリットや注意点、検討すべきことについても見ていきましょう。

1.カードローンの借り換えとは

カードローンの借り換えとは、現在利用中のカードローンから別の新しいカードローンに借り換えて、新しいカードローンを利用することです。まず別の新しいカードローンに申し込み、お金を借り入れて現在利用中のカードローン、ローンを完済します。そして、新しいカードローンで利用及び返済をしていきます。

なお、複数のカードローン、ローンを利用している場合に、新たに別のローンに申し込み、借り入れたお金で利用していた複数のローンを完済することもあるでしょう。このような使い方を「おまとめ」といいます。このような目的で利用するローンを「おまとめローン」といい、借り換えと区別するケースもあります。

しかし、新しいローンに借り換えて今までの借り入れを完済している点は同じなので、おまとめは借り換えの一種と考えることができるでしょう。

ローン商品によっても異なりますが、おまとめローンと借り換えローンは追加融資が受けられないことがあるので注意しましょう。おまとめローンや借り換えローンを使って借り入えを整理した場合、新たに借りる必要性が生じたときには、再度別のローンに申し込まなくてはいけません。

一方、おまとめ専用や借り換え専用ではない通常のカードローンを利用して借り換えると、借り換えたあとも、利用限度額の上限に達していない場合は、新たに借り入れることが可能です。借り換えをするだけでなく、今後の急な出費にも備えたいときには、おまとめローンや借り換えローンではなくカードローンの方が適しているでしょう。

2.カードローンを借り換える3つのメリット

電卓とチェックポイント

カードローンを利用するには、WEBサイト上の申込フォームから申し込み、本人確認書類、所得証明書類などの必要書類を提出して審査を受ける必要があります。

手間と時間がかかっても借り換えをするのは、それ相応のメリットがあるからに他なりません。カードローンを借り換える3つのメリットを紹介します。

  1. 複数の借入をまとめられる
  2. 適用金利が下がることもある
  3. 毎月の返済額を低くできることがある

2-1.複数の借入をまとめられる

現在、複数のローンを利用しているのであれば、借り換えをしてひとつのカードローンにまとめることで、返済管理を簡単にすることができます。

例えば3つのカードローンからお金を借りているならば、3つの返済日とそれぞれの返済方法と返済額を確認して、少なくとも毎月3回の返済をしなくてはなりません。ひとつのカードローンにまとめれば、覚える返済日と返済方法はひとつだけ、確認する返済額もひとつのみ、返済も1回だけすれば済むようになります。おまとめすることでお金の管理がしやすくなるだけでなく、気持ちのうえでもすっきりとするでしょう。

複数のローンをまとめる専用のおまとめローンについては、「おまとめローンなら借入を一本化できる!仕組みやメリットなどを解説」で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

2-2.適用金利が下がることもある

カードローンによって金利設定も異なります。現在利用しているカードローンよりも金利設定が低いカードローンを選んで借り換えれば、低金利が適用され、毎月の利息が減るかもしれません。

また、高額をまとめて借りると適用金利が下がる傾向にあるため、複数のローンをまとめてひとつに借り換えるときは、適用金利が下がりやすくなります。例えば20万円と30万円、50万円をそれぞれ別のカードローンで借りるよりも、100万円をまとめて借りる方が低金利となりやすいでしょう。返済管理をシンプルにし、なおかつ適用金利を下げることも可能です。

2-3.毎月の返済額を低くできることがある

カードローンごとに返済のルールが異なります。現在利用しているカードローンでは毎月の返済額をこれ以上減らせなくても、別のカードローンであれば減らせるかもしれません。

学資や住宅ローンの返済などで毎月あまり余裕がない場合には、カードローンの返済額を抑えることで、家計全体をとおして返済負担を軽減することも考えてみましょう。

ただし、あまり毎月の返済額を減らしてしまうと、ローンの借入残高の減るスピードが落ちてしまい、返済期間が長引いてしまうことになりかねません。返済期間が長くなるとその分、利息が増え、返済総額も増えることになるので注意しましょう。

現在の返済が厳しいときは一時的に返済額を減らすのは仕方のないことですが、家計が改善されたらすぐに毎月の返済額を元に戻す、あるいは現在よりも増やすことをおすすめします。

3.カードローンを借り換える3つの注意点

カードローンを借り換えることには注意点もあります。借り換えを申し込む前に知っておきたい3つの注意点と、それぞれの対策について見ていきましょう。

  1. 審査を受ける必要がある
  2. 返済総額が増えることもある
  3. 借入・返済の方法が不便になることもある

3-1.審査を受ける必要がある

適用金利が低く、使い勝手が良さそうな理想的なカードローンが見つかったとしても、審査を受けて通過しなければ利用することはできません。審査に通過するためには、少なくとも申込資格を満たしている必要があります。カードローンごとに申込者の年齢や収入、完済時の年齢など申込資格が決められているものもありますので、まずはご自身が条件を満たしているのか確認しておきましょう。

また、貸金業法が適用されるカードローンを利用するときは、収入と借入額のバランスにも注意が必要です。貸金業法では年収の1/3を超える貸付を行わない「総量規制」が適用されるため、すでに年収の1/3を超えてカードローンを利用している場合や、新たな借により借入総額が年収の1/3を超える場合は、審査に通過しない可能性があります。

なお、おまとめローンや借り換えローンは総量規制の適用外なので、年収の1/3を超える場合でも申し込むことが可能です。また、銀行のカードローンも総量規制の適用外なので、年収の1/3を超える場合でも利用できることがあります。

3-2.返済総額が増えることもある

借り換えは、基本的には利用するローンを変更することを意味するので、借入残高自体は変わりません。しかし、借り換え後の返済方法によっては、返済総額が増えてしまうことがあるでしょう。

例えば毎月の返済額を減らして返済期間が延びた場合、また、適用金利が高いローンに借り換えた場合、返済中に新たに借り入れた場合などは、借り換える前よりも返済総額が増えることがあります。

借り換えにより返済総額が増えないためにも、次の3つのポイントに注意して返済していきましょう。

  • 毎月の返済額を減らさない
  • 余裕があるときは繰上返済(毎月の返済額とは別に追加で返済する)を行う
  • 新たに借を増やさないようにする

3-3.借入・返済の方法が不便になることがある

カードローンによって、借入方法や返済方法が異なります。現在のカードローンで慣れ親しんだ方法が利用できないこともあるので注意しましょう。

例えば、現在利用中のカードローンでは、ATMを使った借り入れと口座への振込融資の2つの方法を利用できるとします。しかし、借り換えたカードローンでは、振込融資が利用できないかもしれません。普段便利に利用している方法で借りられるように、金利や借入上限額だけでなく、借入方法と返済方法についても確認しておきましょう。

また、手数料についても確認が必要です。現在利用中のカードローンではATMでも借入・返済において手数料がかからなかったのに、借り換え後のカードローンでは手数料がかかるかもしれません。

手数料は1回あたりは数百円程度ですが、借り入れるたび、返済するたびにかかると大きな支出になります。カードローンを選ぶときには、ATMを利用する際の手数料があまりかからないことも確認しておくようにしましょう。

4.カードローンを借り換えるか迷ったときは?

祖父母と孫

カードローンの借り換えにはメリットだけでなく注意点もあるため、申し込む前に本当に借り換えるべきなのか吟味する必要があります。借り換えるほうが良いのか迷ったときは、次の7つのポイントに注意してみましょう。

  • 複数社から借り入れているときは借り換えがおすすめ
  • 毎月の返済額が多いときも借り換えを検討
  • 適用金利が高いときも借り換えを検討
  • 借り換え後の借入方法が便利かチェック
  • 借り換え後の借入・返済手数料もチェック
  • 借り換え後は繰上返済も検討しよう
  • 借り換え後はこまめに返済計画を見直そう

4-1.複数社から借り入れているときは借り換えがおすすめ

複数のカードローンを利用している場合は、借り換えすることがおすすめです。複数社から借り入れると、それぞれの返済額や返済日、返済方法を把握するだけでも大変になるでしょう。また、返済日が終わってもすぐに別のローンの返済日が来るので、いつも返済し続けているかのような感覚を味わうかもしれません。

借り入れをひとつにまとめると、返済管理がシンプルになります。また、返済計画も見直しやすくなり、気持ちにも余裕が生まれるでしょう。現在、複数のローンを利用している場合は、借り入れをまとめるための借り換えをおすすめします。

4-2.毎月の返済額が多いときも借り換えを検討

毎月の返済額が多く、家計に大きな影響を与えているときも、何らかの見直しが必要です。まずは現在借りているローン会社に問い合わせ、毎月の返済額を減らせないか相談してみましょう。返済額の減額が難しいときは、別のローンへの借り換えを検討することができます。

ただし、毎月の返済額を減らすと返済負担は減りますが、返済期間が長引き、返済総額が増えてしまう可能性があるでしょう。無理のない程度に返済額を減らしつつも、減らしすぎないように注意してください。

4-3.適用金利が高いときも借り換えを検討

現在利用しているローンの適用金利が高いときは、金利が低いローンへの借り換えを検討してみましょう。金利が低くなれば毎月発生する利息も減るため、返済総額が減るかもしれません。ただし、適用金利が低くなって、毎月の返済額が減ったのに、さらに減らそうとして、返済期間を延ばすと、かえって返済総額が高くなることもあるので注意しましょう。

また、適用金利は審査完了まで分からないという点にも注意が必要です。予想よりも高い金利、例えば現在のローンよりも高金利が適用される場合には、借り換えをしない方が良いかもしれません。まずは審査を受けてみて、金利を見てから借り換えるかどうか判断しましょう。

4-4.借り換え後の借入方法が便利かチェック

借り換えをして別のカードローンを利用することになると、借入方法も変わることがあります。対応しているATMが変わったり、ATMの種類が限定されて不便になったりするかもしれません。

そのほかにも、口座への振込融資が利用できなくなるという可能性もあります。別のカードローンに借り換えるときは、借入方法が便利かについてもチェックしてみましょう。

なお、クレジットカードにキャッシング機能がついていると、ショッピングの際だけでなく、急な出費があるときにも1枚で対応できるようになります。キャッシングについては「キャッシングは金利の理解が重要!返済額の計算方法や注意点も解説」で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

4-5.借り換え後の借入・返済手数料もチェック

カードローンによって、借り入れや返済時にかかる手数料が異なります。ATM手数料が無料のカードローンもありますが、金額に応じて手数料が発生するカードローンもあるので注意が必要です。

手数料がかかると繰上返済しづらくなるかもしれません。本来、繰上返済をすると借入残高が早く減るので利息が減ります。しかし、繰上返済のたびに手数料がかかると、繰上返済による利息の減額分よりも発生する手数料の方が高くなり、結局は支出が増えてしまうということもあります。

4-6.借り換え後は繰上返済も検討しよう

借り換えをしたあとは、余裕があるときに繰上返済することも検討しましょう。繰上返済をすると予定よりも速いスピードで借入残高が減るため、返済期間が短縮され、返済総額が減る可能性があります。

なお、繰上返済をこまめに行うためにも、ATMの手数料がかからないカードローンを選ぶようにしましょう。利用できるATMの数が多いと、さらに便利に繰上返済できます。

4-7.借り換え後はこまめに返済計画を見直そう

借り換えをしたあとは、こまめに返済計画を見直してください。繰上返済を月に一度程度できるのであれば、毎月の返済額を増やして繰上返済の手間を減らすこともできます。

5.生活費から事業資金まで幅広く使えるマネーカード

カードローンで借り換えをする場合は、便利に利用できるかという点にも注目しましょう。クレディセゾンのカードローン「マネーカード」は借り換えに適したローンです。生活費から入院費、旅行資金、事業資金など幅広い使途に利用できるので、急な支出が生じたときにもスマートに対応できるでしょう。

また、全国のコンビニなどのATMに対応しているため、場所を選ばず借り入れ・返済が行える点も便利です。ATM手数料は無料なので、コストをかけずに繰上返済できます。計画的にローンをご利用になりたい方にもおすすめのカードローンといえるでしょう。

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【貸付条件】セゾンカードローン/セゾンカードローンゴールド/メンバーズローン(クレディセゾン)

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セゾンカードローン/MONEY CARD(クレディセゾン)
セゾンカードローン ゴールド/MONEY CARD GOLD(クレディセゾン)
ご融資額:1~300万円
ご融資利率:実質年率 8.0%~17.7%
ご返済回数・期間:1~140回/1~140ヵ月
ご返済方式:定額リボルビング方式
遅延損害金:年率 7.3%~20.00%
担保・保証人:不要
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メンバーズローン(クレディセゾン)
ご融資額:10~300万円
ご融資利率:実質年率8.0%~15.0%
ご返済回数・期間:6回~96回・6ヵ月~96ヵ月
ご返済方式:元利均等返済方式
遅延損害金:年率11.68%~20.00%
担保・保証人:不要
ーーーーーーーーー
セゾンカード/ゴールドカードセゾン(クレディセゾン)
ご融資額:1~950万円
ご融資利率:実質年率 2.8%~18.0%
ご返済回数・期間:1~110回/1~110ヵ月
ご返済方式:一括返済方式、定額リボルビング方式
遅延損害金:年率 4.08%~20.00%
担保・保証人:不要
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UCカード/UCゴールドカード(クレディセゾン)
ご融資額:1~300万円
ご融資利率:実質年率 15.0%~18.0%
ご返済回数・期間:1回~160回/1ヵ月~160ヵ月
ご返済方式:一括返済方式、元金定額返済方式・ボーナス月元金増額返済方式・ボーナス月のみ元金定額返済方式
遅延損害金:年率 20.0%
担保・保証人:不要
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ローソンPontaカード・キャッシング(クレディセゾン)
ご融資額:1~100万円
ご融資利率:実質年率 15.0%~18.0%
ご返済回数・期間:1回~45回/1ヵ月~45ヵ月
ご返済方式:一括返済方式、定額リボルビング方式
遅延損害金:年率 20.0%
担保・保証人:不要
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リフォームローン
ご融資額:30~500万円(1万円単位)
ご融資利率:長期プライムレート(みずほ銀行)+2.50%(実質年率 15.0%以内)
ご返済回数・期間:12回~420回/12ヵ月~420ヵ月
ご返済方式:元利均等返済
遅延損害金:年率 14.5%(365日の日割り計算)
融資事務手数料:33,000円(税込) ※消費税は融資日の税率を適用
担保・保証人:不要
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長期固定金利住宅ローン「フラット35」 住宅金融支援機構買取型
ご融資額:100万円~8,000万円
ご融資利率:実質年率0.911%~2.109% 固定金利
借入期間、手数料タイプ、融資率、団体信用生命保険の加入の有無及びその種類に応じて融資利率は異なります。
融資利率は毎月見直されます。
ご返済回数・期間:180回~420回、180ヵ月~420ヵ月
ご返済方式:元利均等返済方式、元金均等返済方式
遅延損害金:年率 14.5%(365日の日割り計算)
融資事務手数料:
<定率タイプ>融資額の3.3%以内(税込)、但し最低事務手数料額は220,000円(税込)
<定額タイプ>55,000円以内
担保:融資対象となる土地・建物に、住宅金融支援機構を第1順位とする抵当権を設定させていただきます。
保証:原則不要
ーーーーーーーーー
長期固定金利住宅ローン「フラット35」 住宅金融支援機構保証型
ご融資額:100万円~8,000万円
ご融資利率:実質年率0.850%~15.000% 固定金利
借入期間、手数料タイプ、融資率、団体信用生命保険の加入の有無及びその種類に応じて融資利率は異なります。
融資利率は毎月見直されます。
ご返済回数・期間:119回~419回、119ヵ月~419ヵ月
ご返済方式:元利均等返済方式、元金均等返済方式
遅延損害金:年率14.5%
融資事務手数料:<定率タイプ>融資額の3.3%以内(税込)、但し最低事務手数料額は220,000円(税込)
担保:融資対象となる土地・建物に、当社を第1順位とする抵当権を設定させていただきます。
保証:原則不要
ーーーーーーーーー
株式会社クレディセゾン
貸金業者登録番号
関東財務局長(14)第00085号
日本貸金業協会会員 第002346号

当社が契約する貸金業務にかかる指定紛争解決機関の名称
日本貸金業協会 貸金業務相談・紛争解決センター

TEL:0570-051-051
(受付時間9:00〜17:00 休:土、日、祝日、年末年始)

※貸付条件をよくご確認のうえ、計画的にご利用ください。
※当社所定の審査がございます。審査によりご希望の意に添えない場合もございますのであらかじめご了承ください。

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