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小学校の入学準備品リスト!費用の目安や進めておくべき準備も解説

セゾンのくらし大研究 編集部

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小学校の入学準備品を揃え始めるのは、1~2月頃の学校説明会以降が効率的です。前もって用意していても実際は不要であったり、指定のものと異なっていたりする可能性があるからです。このコラムでは入学準備品のリストや必要な費用の目安、進めておくべき準備について解説します。 

小学校の入学準備をするベストな時期とは? 

小学校の入学準備には、学用品の準備や就学時検診、学童保育の手配などがあります。このうち、地域にもよりますが就学時検診は入学年度の前年の10〜11月頃、学童保育の申込み締切は入学年度の前年の12月頃が目安です。 

学用品の準備は、入学を2〜3ヵ月後に控えた1〜2月頃に実施される学校説明会以降に行うと効率的です。学校説明会で配られる資料に沿って、必要なものを準備しましょう。 

焦って説明会前に用意してしまうと、実は不要だったり学校指定品とは違う物だったりと、揃えたものが無駄になってしまう可能性があります。 

ランドセルは年長さんのときから情報収集を! 

ランドセルについては他の学用品より早く、年長さんに上がったタイミングから情報収集をしておきましょう。入学する1年前の春にはカタログが出回り、人気のモデルはその年の夏前には売り切れてしまうこともあるので気を付けましょう。 

カラーやデザイン、重さ、価格など考慮するポイントがいくつもあるため、早めに子どもや孫の希望を聞いておくと良いでしょう。特に祖父母がランドセルを購入する場合、お孫さんの好みを確認し、買い逃しのないよう発売時期の情報を把握することが重要です。 

一般的な入学準備品 

学用品を中心とした一般的な入学準備品について、事前に内容を確認しておくことでスムーズに準備できるでしょう。前述のとおり、小学校の入学説明会で詳細についての説明があることが一般的です。実際の購入はその説明や資料に沿って行いましょう。 

ここではイメージしやすいように、次のような一般的な入学準備品のリストをご紹介します。 

  • 入学までに準備しておくもの 
  • 入学後に必要なもの 

入学までに準備しておくもの 

入学までに準備しておくものとしては、次のようなものがあります。 

【バッグなど】 

アイテム 備考 
ランドセル 6年間使うことを想定し、耐久性や重量、背負いやすさ、学用品の入れやすさをチェックする 
ランドセルカバー ランドセルに傷がついたり雨に濡れたりするのを防止する 
手提げ袋 お道具箱などの大きなものが入ると使いやすい 
上履き袋 上履きを出し入れしやすいもの 
体操服の袋 体操服、紅白帽などを入れる袋。学校指定のサイズがある場合も 
給食袋 ランチョンマット、配膳時のマスクなどを入れる 

【身にけるもの】 

アイテム 備考 
通学帽 1年生は黄色い通学帽のケースが多い。学校から配布されることも 
通学服 動きやすく、汚れても大丈夫なもの 
名札 入学式で配布されることが多い 
上履き 名前を書く場所を指定されている場合も 
体操着 学校指定のタイプが多い。ゼッケンを付けるように指示されることも 
体操帽 学校指定がほとんど。紅白帽が多い 
体操用の靴 不要な場合もある 
防災頭巾・カバー サイズを指定されていることが多い。平常時はクッションとして使う 
防寒着 軽くて動きやすいものを用意する。感染症対策で年間を通じて窓を開けているため、授業中も必要なケースも 
ウェストポーチ ハンカチ、ティッシュを入れる。不要な場合もある 
ハンカチ 手洗い後に使う 
ティッシュ トイレに流せるよう水に流せるものだと便利 

【学用品】 

アイテム 備考 
筆箱 無地のものを指定される場合もある 
鉛筆 2Bの黒鉛筆と赤鉛筆が基本。赤青鉛筆や書写用の4Bが必要なことも 
ノート 最初は学校から配布され、その後は購入するケースが多い 
色鉛筆 学校から配布されることもある 
ネームペン 持ち物に自分で記名する 
お道具箱 学校指定のものを購入することも多い 
計算カードなど算数グッズ 学校指定のことが多い。計算カードやおはじきなど 

【給食用品】 

アイテム 備考 
ランチョンマット かさばらず、水を弾きやすいものがおすすめ 
水筒 ランドセルに入れられる大きさがベスト 
マスク 配膳時に使うことが多い 
はし・はしケース 不要な場合もある。滑り止めがついていると使いやすい 
歯ブラシ 不要な場合もある 
コップ プラスチック製指定が多い 

【雨具など】 

アイテム 備考 
傘 置き傘、またはランドセルに入る折り畳み傘を推奨している学校も 
レインコート ランドセルごと体を覆うタイプもある 
長靴 下駄箱に入る高さのものが良い 

【季節のイベントなどに必要なもの】 

アイテム 備考 
入学式用フォーマルウェア スーツやワンピースなど 
プール用品 水着、水泳帽、バスタオル、ゴーグルなど。水着と水泳帽は指定されていることが多い 
リュックサック 軽くて防水性のあるものがベスト。長期休み中の学童通いで使うことも 
レジャーシート 遠足時に使う 
お弁当箱 遠足のほか、長期休み中の学童の際に使う 
お弁当袋 巾着タイプか手提げタイプのものが多い 

入学後に必要なもの 

入学までに揃える必要はなくても、入学後に必要なものもあります。必要なタイミングは学校によって異なるため、お知らせがあったら忘れずに早めに準備しましょう。 

アイテム 備考 
鍵盤ハーモニカ 幼稚園で購入したものが使える場合も 
絵の具セット 学校指定、一括購入が多い 
縄跳びの縄 学校指定、一括購入が多い 
三角定規、30センチ定規、コンパス、分度器、カッターマット 学校での一括購入の場合も 
そろばん 学校から貸し出してくれる場合もある 
彫刻刀 5本入タイプが一般的 
書道セット 筆、すずり、墨、墨汁、文鎮(ぶんちん)、下敷きなど 
縦笛 学校指定、一括購入が多い 

入学準備で見落としがち!入学式当日の持ち物リスト 

入学式当日の持ち物も、学校説明会で伝えられるケースが多いでしょう。しかし当日は、緊張と気忙しさで見落としや忘れ物をしてしまいがちです。一生に一度の小学校の入学式が良い思い出になるよう、前日の夜の持ち物チェックは必ず行いましょう。 

ここでは次の2つについて解説していきます。 

  • 子どもの入学式当日の持ち物 
  • 親の入学式当日の持ち物 

子どもの入学式当日の持ち物

子どもの入学式当日の持ち物については下記の表を参考にしましょう。 

アイテム 備考 
ランドセル 不要とする学校もあるようだが、指定がなければ持っていく 
上履き 入学式当日から必須のことが多い 
筆記用具 使わないかもしれないが、念のため持参させる 
手提げ袋(サブバッグ) 入学式に配布されるものを入れる 
ハンカチ 手を洗った後に使う 
ティッシュ ポケットから出しやすいサイズのものがおすすめ 

親の入学式当日の持ち物リスト 

入学式は親や祖父母にとっても緊張の1日になります。当日の朝慌てることのないよう前日までに準備しておきましょう。 

アイテム 備考 
就学通知書 会場の受付で提示することがある 
スリッパ 体育館などで入学式を行う際に必須 
靴を入れる袋 スリッパに履き替えた後、持ち歩くときに入れる 
大きめのサブバッグ 靴を入れるほか、当日に配布される書類を持ち帰る 
カメラ 本格的なカメラを持参する方も 
筆記用具 入学式での伝達事項などをメモする 

小学校入学で準備するべき費用はどのくらい? 

小学校の入学準備品について確認してきましたが、購入費用として必要な金額の目安は6万円程度です。 

費用の内訳を確認するとともに、小学生の1年間に必要となる費用、小学校6年間で必要な費用についても解説します。また、増えてしまいがちな入学準備費用を抑える方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。 

入学準備にかかる費用の目安 

入学準備にかかる費用の目安は、6万円程度です。内訳を確認していきましょう。 

アイテム 目安となる金額 
ランドセル 約40,000円 
体操服セット、体操帽 約5,000円 
上履き 約2,000円 
防災頭巾・カバー 約4,000円 
文房具類 約5,000円 
手提げバッグ、体操着袋、上履き袋 約3,000円 

上記を合計すると約6万円になります。鍵盤ハーモニカや絵の具セットなどが別途必要になる可能性もあります。また、1年生から学習机を用意する場合にはさらに費用が必要になるでしょう。 

少しでも入学準備費用を抑えるには? 

入学時に必要なアイテムをすべて新品で揃えようとすると、ある程度まとまったお金を準備しなければなりません。体操着は近所の方にお下がりをもらう、入学式のフォーマルウェアはバザーやフリマサイトを活用するといったことを検討してみても良いでしょう。 

手提げ袋や上履き袋、体操着袋については、小学校で開催されるバザーで手作り品を探すこともおすすめです。 

1年間にかかる費用の目安 

1年間にかかる学習費の総額は、文部科学省が実施した平成30年度の「子供の学習費調査」の結果によると、公立小学校では321,281円です。 保護者が子どもの学校教育および学校外活動のために支払った学習費総額の内訳は、下記のとおりです。 

【公立小学校に通う小学生の1年間の学習費総額の内訳】 

項目 金額 
学校教育費 63,102円 
学校給食費 43,728円 
学校外活動費 214,451円 
合計 321,281円 

学校教育費とは、授業料や教材費、学校納付金のことで、学校外活動費は塾や習い事にかかる費用のことです。 

小学校6年間にかかる費用の目安 

文部科学省の平成30年度の「子供の学習費調査」の結果から、小学校生活6年間にかかる費用の総額と、学年ごとの内訳も確認しましょう。 

学年 金額 
1年生 350,860円 
2年生 263,310円 
3年生 292,950円 
4年生 309,617円 
5年生 339,132円 
6年生 370,940円 
合計 1,926,809円 

6年生がもっとも高くなるのは、修学旅行があるためでしょう。次に費用がかかるのは、学用品など揃えるものが多い1年生で、2年生と3年生は比較的安いことが分かります。 

子どもや孫が小学生になると、学校教育費や給食費、塾や習い事にお金がかかることが多いでしょう。入学準備だけでも、6万円程度必要です。 

子どもや孫の入学までに必要な金額を用意することができない場合には、カードローンやフリーローンによるお借入れを選択肢として考えてみましょう。特におすすめなのがセゾンファンデックスの「かんたん安心ローン」です。 

カードローンは500万円、フリーローンは300万円までお借入れが可能で、目的を問わずに柔軟に利用できます。 

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入学までの準備としてやっておくべきこと4選 

学用品などのアイテムを準備する以外にも、小学校入学にむけて用意、確認しておくべきこと、習慣化しておいた方が良いことがあります。ここでは次の4点について解説します。 

  • 通学路の確認をして実際に子どもと歩く 
  • 名前シールを用意しておく 
  • 持ち物の準備をする習慣をつけておく 
  • 勉強する習慣をつけておく 

1つずつ確認していきましょう。 

通学路の確認をして実際に子どもと歩く 

子ども、もしくは孫と一緒に数回ほど通学路を歩く練習をしておきましょう。登下校時間の交通量や人通りの有無、学校までの所要時間を確認します。 

一緒に歩きながら「ここを渡るときは車に気を付けようね」というように、注意点を伝えます。「止まれ」と書いてあるところでは止まるなど、子どもと基本的な交通安全ルールも確認しておくことが大切です。入学前から繰り返し練習をすることで、自信をもって通学できるようになるでしょう。 

名前シールを用意しておく 

細かいものを含め持ち物に記名する必要があるため、名前シールを用意しておくと便利です。鉛筆やクレヨン、絵の具などに1本ずつ名前を書く必要がある場合、すべて手書きするとかなり大変です。名前シールを貼ることで負担を軽減できるでしょう。 

上履き袋や体操着袋などには、アイロンで上から押さえるタイプの布に対応したシールを貼ります。水筒やお弁当箱には耐水性のシールがおすすめです。 

持ち物の準備をする習慣をつけておく 

入学前から翌日の持ち物を準備する習慣をつけておくようにしましょう。教科書やノート、宿題、筆箱、体操着袋、水筒など小学生の持ち物はかなり多くなりがちです。そのため、最初は大人が毎日一緒に、持ち物の確認をする必要があります。 

その後、徐々に1人で準備ができるようにするため、幼稚園や保育園のうちから子ども自身で鞄やコップなどを準備する習慣づけをしておくことをおすすめします。 

勉強する習慣をつけておく 

入学前に毎日10分でも机に向かい勉強する習慣をつけておくと、小学校に上がってからスムーズに宿題に取りかかれるようになるでしょう。 

先取り学習をさせるかどうかは、各家庭で考え方が分かれるところです。しかし学習習慣は入学後に自然に身につくものではないため、小さい頃から身につけさせておいた方が良いでしょう。 

おわりに 

小学校の入学準備品については、入学前の学校説明会で説明されることが一般的です。必要なアイテム、サイズ、記名する場所などの詳細を確認したうえで準備すると効率的です。 

ただし、全てを新品で用意しようとするとそれなりの費用がかかります。フリーマーケットやバザーで購入したり、お下がりをもらったりするといった選択肢もあるでしょう。そのような場合は少し時間に余裕をもって準備をスタートさせる必要があります。 

また入学準備品を揃える以外にも、入学式当日の持ち物の確認や学習の習慣化など、入学準備として進めておくと良いことがあります。ぜひこのコラムを参考にして、晴れやかな気持ちで入学式当日を迎えましょう。 

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