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家賃交渉で値下げは可能!成功のコツと相場、タイミングについて解説

セゾンのくらし大研究 編集部

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気に入った物件を見つけても、希望の家賃の金額よりも高く、なかなか決断できないことがあるかもしれません。家賃交渉をすることで、値下げが可能なこともあります。どうすれば値下げできるのか、交渉のコツについて見ていきましょう。また、どの程度下げられるのか、適したタイミングはいつなのかについても解説します。 

1.家賃交渉で値下げできる? 

気に入った住宅が見つかっても家賃が高いなと感じるとき、あるいはすでに入居している賃貸住宅の家賃が高く感じてきた時には、家賃交渉を行える場合があります。 

実際のところ、家賃には相場はあるものの定価と呼べるものはないため、不動産のオーナーや不動産会社などの貸主の判断により、減額することは可能です。家賃が高すぎる、割高だと感じるときは、適切な交渉で値下げを実現しましょう。 

1-1.交渉の相場は5%ほど 

家賃の値下げは可能ですが、必ずしも交渉がうまくいくとは限りません。値下げに応じるのであれば別の借り手を探すほうが良いと貸主が判断する可能性もあるため、最初からあまりにも無茶な値下げ要求をするのは得策とはいえないでしょう。 

状況にもよりますが、交渉して値下げできる相場は5%程度といわれています。10万円の家賃であれば5,000円ほど、20万円であれば1万円ほどを目安に交渉してみましょう。 

1-2.交渉先は不動産会社 

不動産会社を通して物件を借りる場合、借り手の方からすると交渉先は不動産会社となります。不動産会社が前向きに値下げを検討したときは、大家さんなどのオーナーに値下げを依頼し、オーナーの許可を取り付けた後で連絡が来ることが一般的です。 

また、別の不動産会社が保有する物件の場合は、その物件の担当者などに値下げの決定権があります。契約の窓口になっている不動産会社ではなく、実際に物件を管理している不動産会社に値下げを交渉しましょう。 

2.家賃交渉を成功させる5つのコツ 

家賃交渉は必ずしも成功するとは限りません。家賃を下げるくらいなら別の借り手を見つけるほうが良いと判断されてしまうと、値下げの要求に応じてもらえないでしょう。家賃交渉をするときは、次の5つのポイントに留意することで成功する確率を高められる可能性があります。 

  1. 誠実な態度でお願いする 
  2. 空室期間が長い物件か確認する 
  3. 相場を確認する 
  4. 客観的にネガティブな条件をアピールする 
  5. これから長く住む予定であることを伝える 

それぞれのポイントを詳しく解説します。 

2-1.誠実な態度でお願いする 

家賃交渉は、お願いする姿勢を保つことが大切です。不動産を貸す・借りるという行為には、継続的に良好な関係を維持していく必要があります。横柄な態度を見せると、不動産会社の担当者から「この人とは付き合いたくない」と思われ、値下げ交渉にも応じてもらえないでしょう。低姿勢かつ誠実な態度で、家賃の値下げを依頼しましょう。 

また、相場よりも割高だからという理由ではなく、毎月の家賃を支払えるか不安で値下げ交渉をすることもあるかもしれません。収入が安定していない、不定期に多めの支出があるなどの理由で、毎月の家賃の支払いに不安がある方は、住宅を借りる前に不足分を補う方法について考えておくことが必要です。 

例えばセゾンファンデックスの「かんたん安心ローン」では、急な支出に対応するカードローンをご提案しています。コンビニのATMなどで24時間いつでも手数料無料で借りられるので、家賃が不足するときにもスムーズに対応できるでしょう。 

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2-2.空室期間が長い物件か確認する 

空室期間が長い物件であれば、オーナー側も不動産会社側も早く借り手を見つけたいと考えている可能性があります。家賃交渉にも応じてくれる可能性が高いので、一度、相談してみましょう。 

もちろん、空室期間が長い物件であっても、足元を見るような横柄な態度で交渉するのは禁物です。誠実な態度で丁寧に値下げを依頼しましょう。 

2-3.相場を確認する 

家賃交渉の前に相場を確認することが大切です。同じマンション内の相場や周辺物件の相場なども参考になるでしょう。相場を考慮したうえで、今よりも金額が下がることを意識して交渉します。 

なお、相場を確認するときは築年数や階数、広さなどの条件が似たような物件と比較することが大切です。例えば、新築のマンションを、隣の築20年のマンションより2万円安くするように依頼したところで、交渉成立は難しいと考えられるでしょう。 

2-4.客観的にネガティブな条件をアピールする 

客観的にネガティブな条件があると考えられるときは、その条件をアピールすることで値下げ交渉がうまくいくこともあります。例えば周囲に騒音のする施設ができたときは、家賃交渉のタイミングで伝えましょう。 

またテレワークが導入され、日中は家の中で仕事をすることになったが、近くに幼稚園や小学校が建設されたとします。その場合は、「このままでは仕事に集中できないため引っ越しを検討しているが、値下げをしてくれたら助かる」と丁寧に事情を説明しましょう。要求を受け入れてくれる可能性もあるでしょう。 

また、日当たりが悪いという点も客観的にネガティブな条件にあたります。バルコニー側に高層マンションが建ち、家のなかが暗くなった、洗濯物が乾きにくくなったなどのトラブルが起きたときも、家賃交渉をしてみましょう。場合によっては値下げの要求を受け入れてもらえることがあります。 

なお、客観的にネガティブな状況があるときも、丁寧で誠実な態度で値下げをお願いすることが大切です。「被害を被っているのだから値下げをして当然だ」という態度であれば、不動産会社側も家賃交渉に応じてくれない可能性があります。 

2-5.これから長く住む予定であることを伝える 

値下げ交渉を行うときは、今後も長く住む予定であることを伝えましょう。不動産会社にとって困るのは空き室が出ることです。どんなに人気の高いロケーションの物件でも、すぐに次の借り手が見つかるとは限りません。何ヵ月も空室になり、家賃収入が減ることもあるでしょう。 

また、借主が退去したときは、物件のオーナーは部屋のクリーニングや修繕工事のためにまとまった費用を払うことになります。頻繁に借主が替わるよりは、同じ借主に長く借りて欲しいと考えているオーナーも多いでしょう。 

長期的に住むと真摯に伝えることで、オーナーに「この借主にぜひ借りて欲しい」「より長く借りて欲しい」という思いを持ってもらえるかもしれません。 

3.家賃交渉に適したタイミング 

家賃交渉は頼み方も大切ですが、タイミングも大切です。家賃の値下げ交渉が成功しやすいタイミングを3つ紹介します。 

  • 入居前に交渉する場合は閑散期を狙う 
  • 入居中に交渉する場合は更新時が一般的 
  • 著しく不動産の価値が落ちたときは随時交渉 

それぞれのタイミングをどう見極めるのか、また、どのように頼むのかについても解説するので、ぜひ参考にしてください。 

3-1.入居前に交渉する場合は閑散期を狙う 

物件は気に入っているけれども家賃が少し高いと感じるときは、入居する前に交渉しましょう。敷金や礼金は家賃ベースで決定するので、交渉がうまくいくと入居時の初期費用も低く抑えられるかもしれません。 

入居前の交渉を成功させるためにも、閑散期を狙ってみましょう。引っ越しが多い3月、4月は、不動産会社の担当者も別の借り手を探そうと考え、値下げ交渉を受け入れてくれない可能性が高いです。しかし、5月、6月となると次に候補者が現れるのが数ヵ月先になる可能性があることを考慮して担当者に焦りが生じ、値下げを前向きに考えるケースもあるでしょう。 

また、家賃の値下げが難しいといわれた場合は、敷金や礼金の値下げを交渉してみましょう。家賃は継続的に支払うものなので、不動産会社の立場としても下げづらい傾向があります。しかし、敷金や礼金は一度だけ支払うもののため、受け入れてくれる可能性があるでしょう。 

3-2.入居中に交渉する場合は更新時が一般的 

家賃の値下げは、口約束で完了するものではありません。新しい家賃が決定したら契約書類を作り直す必要があるため、不動産会社は、値下げを受け入れると手間が発生することになります。 

入居中に家賃の値下げを交渉するときは、更新のタイミングを狙いましょう。更新時は契約書類を作り直すタイミングでもあるため、不動産会社に面倒な手間をかけずに済むことがあります。相手の立場に立って行動することで、家賃の値下げ交渉もうまくいく可能性が高まるでしょう。 

3-3.著しく不動産の価値が落ちたときは随時交渉 

なるべく早く値下げを交渉したいという場合は、随時値下げ交渉ができます。例えば、近くに高層マンションが建って日当たりが悪くなったときは、更新時まで待つよりも日当たりに影響が出たタイミングに交渉することで、値下げを受け入れてもらえるかもしれません。 

また、近くに施設が建って騒音が気になる場合、室内に雨漏りがするとき、近隣からスーパーがなくなって生活が著しく不便になったときなども、適時交渉して値下げを要求してみましょう。ただし、更新時期が近づいているときは、値下げは更新後となる可能性があります。 

おわりに 

賃貸物件を決めるうえで、家賃は重要な要素です。納得できる家賃の住まいに暮らすためにも、家賃が割高だと感じる場合は値下げ交渉ができる可能性があります。 

値下げ交渉が成功するかどうかは、借主の態度にもよるところが大きいのが実情です。貸主に家賃を下げてでも貸したいと思ってもらえるように、丁寧かつ誠実な態度で不動産会社の担当者にお願いしましょう。 

家賃交渉をするタイミングも重要です。入居前であれば閑散期、入居後であれば更新時期を狙うと成功しやすくなるでしょう。また、周囲の相場や空室状況を調べておくことで、値下げ交渉に役立つ可能性があります。家賃交渉が難しい場合は敷金や礼金の値下げを依頼してみましょう。

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ご返済方式:毎月元利均等払いまたはボーナス併用払いのいずれか
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ご返済回数・期間:1回~60回・1ヵ月~60ヵ月
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ご融資利率:固定金利 3.65%~9.9%(実質年率15.0%以内)
ご返済回数・期間:36回以内・3年以内
ご返済方式:期日一括返済方式
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担保:原則電子記録債権※ほかに担保として動産もしくは不動産を提供していただく場合があります。
連帯保証人:原則代表者個人の連帯保証
契約時の諸費用:事務手数料 融資額の2.2%以内(税込)収入印紙代相当額、振込手数料(実費)
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ご融資年率:変動金利 2.65%~3.65%※2023年4月1日現在・固定金利4.65%、5.65%、6.65%(実質年率15.0%以内)
ご返済回数・期間:12回~240回/1年~20年(1年単位)
ご返済方式:毎月元利均等払い
遅延損害金:年率 15.00%
担保:不要
連帯保証人:不要
契約時の諸費用:収入印紙代相当額、振込手数料(実費)

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