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よくあるリフォームの失敗例21選!失敗の原因と後悔しないために重要なこととは?

リフォーム失敗例から学ぼう!原因や対策を知って満足のいく改修を
セゾンのくらし大研究 編集部

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セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

より快適な住環境を整えるためにリフォームをしたはずが、上手くいかず、逆に生活しづらくなった場合、そのリフォームは失敗かもしれません。

理想的なリフォームを実現するには、実際の失敗事例を参考に、原因や対策を考えておくことが大切です。この記事では、リフォームの失敗事例をご紹介して、その原因や対策について解説します。

この記事を読んでわかること
  • リフォームのよくある失敗事例を知っておくことが大切です。
  • 場所ごとの重要ポイントを知っておくとリフォームの失敗を防げます。
  • リフォームの目的を明確にして、事前の打ち合わせを丁寧に行いましょう。
  • 家族でじっくり話し合い、全員が納得できる計画を立てることも大切です。
  • 想定外の出費で困らないように、予算をしっかりとシミュレーションしておきましょう。
セゾンのリフォームローン
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場所別のリフォーム失敗例21パターン

場所別のリフォーム失敗例21パターン

リフォームの失敗を防ぐには、事前によくある失敗例を把握しておくことが大切です。ここでは、場所別のよくあるリフォーム失敗例を一覧の表でご紹介します。

場所失敗例
リビング1.フローリング材がリビングに合わない
2.階段を設置したら部屋が暗くなった
3.壁紙がリビングの雰囲気に合わない
キッチン4.作業スペースが狭くなった
5.キッチン内の動線が悪くなった
6.収納の使い勝手が悪かった
トイレ7.便器のサイズが大きすぎた
8.トイレ内に手洗い場を追加したら不便になった
9.間接照明が暗すぎて掃除しにくい
浴室10.浴槽のサイズアップで洗い場が使いにくくなった
11.内装を変えたらカビや結露が発生しやすくなった
12.必要のない機能や設備を設置してしまった
寝室13.壁紙を変更したら落ち着いて眠れない
14.部屋とベッドのサイズが合わず使いづらい
15.コンセントや照明スイッチの位置が不便
子ども部屋16.幼稚な壁紙の柄を選んでしまった
17.収納スペースが足りなかった
18.仕切りで日差しが入らなくなった
部屋以外19.窓の位置が悪くて周囲の視線が気になってしまう
20.間取りを変更したら逆に生活しにくくなった
21.予想以上に仮住まいの費用がかさんだ

【リビング編】リフォームの失敗例

【リビング編】リフォームの失敗例

リビングは、家の中でも、特に過ごす時間が多い場所のひとつです。リビングのリフォームに失敗すると、掃除の手間が増えたり、リラックスできなくなる可能性もあります。ここでは、リビングのリフォームでよくある失敗についてご紹介します。

1.フローリング材がリビングに合わない

リビングの床は面積が広いため、全体の雰囲気に大きく影響します。安いフローリング材を選ぶと、部屋全体がチープな印象になりがちです。また、傷つきやすい素材や変形しやすい素材を選んでしまうと、床の傷が増えて肌触りが悪くなることもあるでしょう。

例えば、木材をそのまま使用した無垢材のフローリングでも、スギやヒノキは傷つきやすく、イエローバーチやホワイトアッシュなどの木材は傷つきにくい特徴があります。リビング全体の統一感を意識しつつ、傷や変形に強いフローリング材を選ぶとよいでしょう。

2.階段を設置したら部屋が暗くなった

よくあるリフォームのひとつが、リビングに階段を設置する工事です。見た目がおしゃれになり、リビングの雰囲気がよくなる一方で、デメリットもあります。

例えば、階段を設置することで、天井からの光を遮ってしまい部屋が暗くなったり、料理のニオイが2階に上がって衣類に付いてしまう可能性もあるでしょう。

リビングに階段を設置する際は、設置場所や家の間取りを慎重に検討し、メリットとデメリットをしっかり把握したうえで判断することが大切です。

3.壁紙がリビングの雰囲気に合わない

壁紙は、リビングの雰囲気を大きく左右する重要な要素です。

清潔感や明るさを演出するために真っ白な壁紙を選ぶ方もいますが、光が反射して眩しく感じる方も多くいます。落ち着かない空間になってしまうおそれがあるため、壁紙の色味は慎重に選ぶ必要があるでしょう。

また、壁紙に立体的な模様があると凹凸にホコリが溜まりやすく、掃除の手間が増えてしまいます。機能性とデザイン性の両方を考慮し、自分の暮らしに合った壁紙を選びましょう。

【キッチン編】リフォームの失敗例

【キッチン編】リフォームの失敗例

キッチンは、普段料理をする方がいかに動きやすく、使いやすい空間にできるかがポイントです。逆に、料理をする方の意見を無視してリフォームすると失敗する可能性が高くなります。ここでは、キッチンのリフォームでよくある失敗例について紹介します。

4.作業スペースが狭くなった

キッチンのリフォームでよくある失敗のひとつが、作業スペースを十分に考慮しなかった結果、使い勝手が悪くなることです。

例えば、システムキッチンのサイズやタイプ(対面型・アイランド型など)が間取りに合っていないと、作業スペースが狭くなり、料理しにくくなってしまいます。

特に、L型キッチンでは、コーナー部分がデッドスペースになりやすく、収納の使い勝手が悪くなる場合もあります。

新たなシステムキッチンや冷蔵庫を設置する際は、作業スペースがきちんと確保できるか事前に確認しましょう。

5.キッチン内の動線が悪くなった

キッチン内の動線は、リフォーム時によく考えておくべきポイントのひとつです。

例えば、冷蔵庫の位置を変えたことで調理中の動きが変わり、作業効率が下がることもあります。また、リフォーム前の冷蔵庫のサイズを基準にプランを立ててしまい、買い替えた冷蔵庫がスペースに収まらない事例もあります。

キッチン内の動線で失敗しないためには、冷蔵庫などの家電の配置や、調理中の自分の動きをイメージしながらプランを練ることが大切です。

6.収納の使い勝手が悪かった

キッチンの収納を増やす場合、完成後の使い勝手を考えて計画を立てなければ、リフォームに失敗することがあります。キッチン収納でよくある失敗例は、以下のとおりです。

  • 引き出しの奥に入れたものが取り出しにくい
  • 台を使わないと高い収納棚に届かない
  • 収納が少ないため、別の食器棚を購入することになった
  • 収納が多すぎて無駄なスペースを作ってしまった

これらの失敗は、事前にキッチン周辺の荷物や収納の使い方を確認しなかったことが原因です。収納は、入る量だけでなく、使い勝手や必要性を考慮して設計しましょう。

例えば、頻繁に使う道具は手の届く場所に配置しておくなど、具体的な動きをイメージしながら計画を立てると収納スペースの失敗を減らせます。

【トイレ編】リフォームの失敗例

トイレ

トイレのリフォームでは、便器のサイズや手洗い場の設置場所などに注意が必要です。特に、トイレはスペースが狭いため、便器のサイズを大きくする場合や設備を増やす場合には、慎重に検討しなければいけません。

7.便器のサイズが大きすぎた

トイレのリフォームで便器をサイズアップすると、出入りが不便になることがあります。

このような失敗を避けるには、トイレの広さと便器の大きさを正確に計測しておくことが大切です。また、タンクレストイレなど、コンパクトなデザインの便器を検討するのもひとつの方法です。

特に、ショールームでは広々とした空間に便器が配置されていることが多いため、自宅で使用する際の印象と異なる場合もあります。リフォーム前に便器のサイズを確認し、トイレ内でメジャーを使って実際のサイズ感を掴むことで、失敗を防げるでしょう。

8.トイレ内に手洗い場を追加したら不便になった

トイレ内に手洗い場があると便利ですが、スペースが狭くなるデメリットもあります。また、手洗い時に飛び散った水滴が原因でカビや水垢が発生し、掃除の手間が増えることもあるでしょう。

トイレに手洗い場を設置する際は、十分なスペースが確保できるか、掃除の手間が増えないかなどの視点から慎重に検討することが大切です。

9.間接照明が暗すぎて掃除しにくい

トイレを落ち着いた空間にするため、間接照明に変更するリフォームが人気です。しかし、間接照明は照度が低いため、トイレ内が暗くなりすぎる場合もあります。

この暗さが原因で、汚れが見えにくくなり、トイレ掃除が行き届かなくなることもあるでしょう。トイレを清潔に保つためにも、掃除に困らない程度の明るさがある照明がおすすめです。

【浴室編】リフォームの失敗例

【浴室編】リフォームの失敗例

浴室のリフォームに失敗すると、掃除が行き届かなくなったり、カビが発生する原因になる可能性があります。また、打たせ湯や浴室テレビなど、さまざまなオプションを設置しすぎて後悔する方も多いです。ここでは、浴室のリフォームでよくある失敗例を紹介します。

10.浴槽のサイズアップで洗い場が使いにくくなった

浴室のリフォームでよくあるのが、浴槽のサイズアップです。「足を伸ばしてゆっくりお湯につかりたい」という希望で浴槽を大きくしすぎると、洗い場のスペースが狭くなります。その結果、身体や髪を洗うときに不便を感じる可能性もあるでしょう。

浴室は、お湯につかるだけではなく身体を洗う場所でもあります。浴槽のサイズアップを検討している方は、浴室全体の広さを確認して、十分な洗い場スペースを確保できるか確認しておきましょう。

11.内装を変えたらカビや結露が発生しやすくなった

浴室の内装を選ぶ際には、素材や色に注意しましょう。デザインを重視して壁材を選ぶことで、カビが発生しやすくなったり、水垢や汚れが目立ちやすくなったりする可能性があります。

暗い色は水垢が目につきやすい反面、カビは目立ちにくい特徴があります。一方、明るい色の内装は清潔感がある一方で、水垢や汚れが目立ちやすいため、頻繁に掃除をしなければいけません。水垢や汚れが目立ちにくいブラウン系の色を採用するなど、メンテナンス性も考慮して壁紙を選ぶとよいでしょう。

浴室の壁材は、日々のお手入れがしやすいパネルやシートがおすすめです。掃除しやすい素材を選ぶことで、カビの発生を防げます。

12.必要のない機能や設備を設置してしまった

快適なバスタイムを過ごすため、打たせ湯や光の演出など、さまざまな浴室の機能や設備を設置する方もいます。

しかし、そうした機能を次第に使わなくなるご家庭も多く、お金をかけて設置したことを後悔する方が多いのも事実です。また、浴室に不要な設備を設置したことによって、その後のメンテナンスに余計な時間や費用が発生してしまうこともあるでしょう。

浴室に追加の機能や設備を設置する際には、「長期的に使うものなのか」「継続的にメンテナンスをしていけるのか」などの視点から慎重に検討することが大切です。

【寝室編】リフォームの失敗例

【寝室編】リフォームの失敗例

寝室は、1日の疲れを癒やすために重要な空間です。寝室のリフォームに失敗すると、その後の生活で疲れやストレスが溜まってしまう場合もあるでしょう。ここでは、寝室のリフォームでよくある失敗について紹介します。

13.壁紙を変更したら落ち着いて眠れない

寝室のリフォームでは、壁紙の色やデザインに注意しましょう。壁紙の色は、睡眠の質に影響する可能性があります。特に、赤やオレンジなどは脳への刺激が強いため、寝室の壁紙に採用しないほうがよいでしょう。

一方、ブラウンやグレーなどの壁紙は、緊張を和らげる効果があるとされているため、寝室の壁紙におすすめです。1日の疲れを癒やすための部屋だからこそ、リラックスできる色を優先して選ぶとよいでしょう。

14.部屋とベッドのサイズが合わず使いづらい

寝室の広さに対してベッドが大きすぎると、部屋の動線がわるくなる場合があります。

例えば、部屋に対してベッドが大きい場合、部屋にスペースを作るためベッドを壁に付けて置くことになるでしょう。しかしこの置き方は、壁側に寝る方が寝たり起きたりする際にとても不便です。同じベッドで就寝しているパートナーがいる場合は、より気を使わなければいけません。また、ベッドメイクが難しくなるデメリットもあります。

寝室を快適に使うためには、ベッドのサイズと部屋の間取りのバランスをしっかり考えることが重要です。特に夫婦で使用する場合、ベッドの両脇にスペースを確保できると良いでしょう。

15.コンセントや照明スイッチの位置が不便

寝室のリフォームでは、コンセントや照明のスイッチの位置は重要です。せっかく身体を横にしても起き上がらないと消灯できなかったり、スマートフォンの充電ができなかったりすると、わずらわしさを感じてしまうでしょう。

こうした失敗を防ぐには、リモコンやスマート機能で操作できるタイプの照明を採用する方法があります。

寝室のレイアウトを変更する際には、家具の配置や使用する家電の位置を考慮して、快適に使える場所にコンセントやスイッチを配置しましょう。

【子ども部屋編】リフォームの失敗例

【子ども部屋編】リフォームの失敗例

子ども部屋のリフォームでは、成長に合わせて柔軟に使い分けられるようにすることが大切です。特に、好みの壁紙や必要な収納スペースは、子どもの成長とともにニーズが変わっていきます。シンプルな壁紙にしたり、余裕を持った収納スペースを確保するなどの配慮が必要です。

ここでは、子ども部屋のリフォームでよくある失敗例について詳しく紹介します。

16.幼稚な壁紙の柄を選んでしまった

子どもが小さいころに部屋のリフォームをすると、つい可愛らしい壁紙や好きなキャラクター柄を選びがちです。しかし、子どもが成長すると、壁紙に不満を感じる場合もあります。

例えば、子どもが5歳のときにリフォームを行い、好きなキャラクターの壁紙にしたとします。しかし、思春期や高校生になれば幼いデザインの壁紙を変えたくなるでしょう。壁紙を張り替えるためには、余計な費用や手間が発生します。

子ども部屋のリフォームをする際には、シンプルで飽きのこない壁紙や、汚れが目立ちにくい素材を選ぶと良いでしょう。

子どもが好きなキャラクターや可愛らしい柄を取り入れたい場合は、カーテンや小物などでも充分喜んでくれるはずです。また、すぐに剥がせるウォールステッカーなどを貼って、子どもの好みに合わせるのもひとつの手段です。

17.収納スペースが足りなかった

子ども部屋のリフォームをする際には、収納スペースを十分に確保しましょう。収納スペースが少ないと、部屋を片付けられなくなる可能性があるからです。

例えば、子ども部屋を広くしたいという理由で、収納を削ることもあります。特に、子どもが小さいときは、洋服を入れるスペースが少なくても問題ありません。また、本棚や小物入れなども小さいもので十分でしょう。

しかし、中高生になれば洋服のサイズも量も多くなり、本や部活動で使う道具など、収納しなければいけないものが増えます。収納スペースがないと、ベッドの上や床の上に置くことが習慣化してしまい、片付けられない子どもに成長してしまう可能性もあります。

リフォームする時点で必要な収納スペースを判断するのではなく、将来的な必要性まで考えて収納スペースを確保することが大切です。

部屋の広さと充実した収納を両立させるには、クローゼットや棚を効率的に配置する工夫が重要です。しかし、リフォーム初心者がそういった工夫をするのは難しいでしょう。収納の工夫に困った場合は、リフォーム会社にアイデアをもらいながら計画を立てるのがおすすめです。

18.仕切りで日差しが入らなくなった

2人以上の子どもがいるご家庭では、子どもの成長に合わせて、部屋の中に仕切りを設けることもあります。しかし、仕切りが太陽光を遮り、部屋全体が暗くなってしまう場合もあります。

例えば、仕切りで部屋を分割した結果、片方に日光がほとんど入らなくなったとします。この場合、暗くなった部屋は常に電気をつけなければならず、電気代が高くなる可能性があるでしょう。

また、日差しが入らない部屋は湿気が溜まりやすく、カビの原因になったり、日光不足が健康に悪影響を及ぼすおそれもあります。

子ども部屋に仕切りを設置する際には、窓の位置や部屋の向きを確認し、日光が両方の部屋に適切に届くか確認しましょう。

部屋以外編】リフォームの失敗例

【部屋以外編】リフォームの失敗例

リフォームでは、窓の位置や間取りの変更なども失敗しやすいポイントです。ここでは、特定の場所に限らず、リフォームを行う際によくある失敗例をご紹介します。

19.窓の位置が悪くて周囲の視線が気になってしまう

窓のサイズや設置する位置は、快適な住環境を作る際に重要なポイントです。窓の配置を誤ると、外からの視線が気になったり、室内環境に影響を及ぼすことがあります。

例えば、リビングの窓が道路に面していると、人目を避けるために常にカーテンを閉めている必要があり、開放感も無く窓がある意味もなくなってしまいます。また、大きな窓は、光を取り入れやすい一方で、夏は熱を入れるため暑く、冬は熱を逃がすため寒くなるなど室温への影響が大きくなります。

これらの失敗を防ぐためには、窓の位置や方角、周囲からの見え方、加えて窓ガラスの断熱性なども事前に確認することが大切です。人目が気になる場合は、外に目隠しフェンスなどを設置する方法や、窓をすりガラスに変更する方法などもあります。断熱性や防犯性の高い窓ガラスを検討してみるのも良いでしょう。

20.間取りを変更したら逆に住みにくくなった

間取りの変更を伴うリフォームは、普段の生活スタイルや動線を意識しておきましょう。生活スタイルや動線に合わない設計をすると、日常生活で不便に感じる場面が増えてしまいます。

特に、寝室の位置は重要です。寝室の近くにリビングを配置すると、リビングのテレビや話し声が気になり、睡眠の妨げになることもあります。

間取りを変更するリフォームは、大きな工事と高額な費用を要するため、普段の生活パターンと将来のライフスタイルを十分に考慮することが大切です。

21.予想以上に仮住まいの費用がかさんだ

大がかりなリフォームをする場合、リフォームが終わるまで仮住まいへ引っ越すことがあります。しばらく仮住まいで生活するためには、リフォーム費用とは別に、仮住まいへの引っ越し費用や家賃などの費用が必要です。仮住まいの費用が思った以上にかかると、資金が不足するかもしれません。

思いがけない出費で予算をオーバーしないように、施工期間を事前に確認し、必要に応じて仮住まいの費用も見積もりに入れておきましょう。

セゾンのリフォームローン
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リフォームに失敗する5つの原因

リフォームに失敗する5つの原因

リフォームの内容は、各家庭の状況によって異なります。そのため、各事例で失敗の原因が異なることも多いでしょう。一方で、よくある失敗の原因に共通している内容もあります。特に、以下の5つのケースには注意が必要です。

  • リフォーム会社に任せきりだった
  • 予算を抑えることを優先しすぎてしまった
  • 不必要なオプションを付けてしまった
  • 家族間の話し合いが足りなかった
  • 間取りの確認や採寸が不十分だった

ここでは、リフォームでよくある失敗の原因について、詳しく解説します。

リフォーム会社に任せきりだった

リフォームでは、自分の要望を正確にリフォーム会社に伝えることが大切です。「専門的なことはわからない」「自分で計画を立てるのは面倒」といった理由で、リフォーム会社に任せきりにすると、失敗する可能性があります。

特に注意が必要なのは、リフォーム会社とのやりとりが不足している場合です。それにより自分の思い描いた仕上がりにならないケースや、把握していない工事や追加料金が発生するトラブルが生じます。。

これからリフォームをする方は、仕上がりや金銭面でのトラブルを防ぐためにも、事前の打ち合わせで明確にこちらの要望を伝えておきましょう。

予算を抑えることを優先しすぎてしまった

リフォームをする際に予算を立てるのは大切ですが、出費を抑えることだけを考えると失敗する可能性があります。

例えば、古い住宅のお風呂をリフォームした際に、予算を気にして配管の交換を行わなかったとします。数年後、配管が壊れてしまい、追加で大きな改修費用が発生する可能性もあるでしょう。

リフォームをする際には、予算だけを優先するのではなく、将来発生するかもしれないリスクまで見越して必要なお金をかけることも大切です。

不必要なオプションを付けてしまった

リフォームの際に、不必要なオプションを付けて後悔することもあります。

例えば、趣味に合わせて浴室にミストサウナを設置したものの、1年後には誰も使わなくなりメンテナンスの手間だけが増えてしまい、後悔したというご家庭もあります。

リフォームをする機会は滅多にないため、気が大きくなり業者からすすめられるままにオプションを付けてしまいがちです。しかし、本当に利用価値のあるオプションなのかをじっくり考えて、冷静に判断することが大切です。

家族間の話し合いが足りなかった

家は、家族みんなで生活する場所です。そのため、リフォームを成功させるには、家族間での話し合いをしっかりと行うことが大切です。家族全員で話し合いを行わずにリフォームをすると、誰かが不満を抱く結果になりかねません。

例えば、キッチンをリフォームする際に、日常的に料理をする方の意見が取り入れられていなければ、逆に使い勝手が悪くなる可能性があります。また、リビングのデザインについて家族の意見をすり合わせていないと、誰かが不満を口にすることになり、リビングの居心地が悪くなるかもしれません。

リフォーム前には、時間をかけて家族それぞれの希望を共有し、プランに反映させることが大切です。

間取りの確認や採寸が不十分だった

間取りの確認や採寸を正確に行わないと、リフォーム後に思わぬ不便が生じる可能性があります。例えば、以下のようなトラブルです。

  • トイレの便座を交換したらサイズが大きすぎて使いにくくなった
  • システムキッチンの採寸を誤り、冷蔵庫が収まらなかった
  • クローゼットの広さや配置を考えておらず、収納スペースが不足した

リフォームを成功させるためには、サイズをしっかり測り、家具や家電がスペースに合うか確認することが大切です。

また、新調する壁紙やトイレなどの確認をカタログや写真のみで済ませずに、できるだけ実物に触れて具体的なイメージを掴んでおきましょう。

リフォームの失敗を防ぐ5つの対策

リフォームの失敗を防ぐ5つの対策

リフォームの失敗を防ぐためには、目的を明確にすることやリフォーム会社とのコミュニケーションを大切にすることが重要です。また、リフォーム費用については、事前にシュミレーションをして準備しておきましょう。ここでは、リフォームの失敗を防ぐ5つの対策について詳しく解説します。

リフォームの目的を明確にする

リフォームの失敗を避けるためには、目的を明確にしておくことが大切です。リフォームの目的がはっきりしていれば、不要なオプションを付けてしまう失敗を避けられるからです。例えば、以下の方法を取り入れると、リフォームの目的を明確にしやすくなります。

  • 家族でリフォームの目的や方向性を話し合う
  • リフォーム後の生活を具体的にイメージする
  • 専門家に相談する

家族の人数が多ければ、それぞれ意見が割れてリフォームの方向性がなかなか決まらないかもしれません。しかし、家族全員の目的がひとつに定まらないままリフォームを始めることがないように、時間をかけて話し合っておきましょう。

まずは、現在の使いづらい点・譲れない点などをピックアップして、その上でどんなリフォームをしたいかを整理してみましょう。

ショールームで実物を確認する

リフォームで交換や新調するものは、ご自身の目で実物を確かめておきましょう。カタログや写真だけで決めてしまうと、イメージと違う仕上がりになる可能性があります。できる限りショールームなどへ足を運び、実物の住宅設備を見ておくと安心です。

リフォーム会社や職人とコミュニケーションをとる

リフォームを成功させるためには、リフォーム会社や職人とのコミュニケーションは大切です。積極的にコミュニケーションをとることで、不安や疑問を相談しやすくなり、トラブルを未然に防げます。例えば、以下のような方法は有効な手段です。

  • 定期的なミーティングをする
  • 要望をリスト化して共有する
  • 図面やサンプルを使ってイメージを伝える

理想のイメージを言葉だけで伝えるには、限界があります。リスト化したり、サンプルを見せたり、目に見える形で伝えることも大切です。また、些細なことでも事前に疑問を解消しておくことで、大きな問題に発展せずに済むでしょう。追加の費用や工事に関して疑問点があれば、都度確認することをおすすめします。

打ち合わせの内容を書面に残す

リフォーム会社や職人との打ち合わせ内容は、必ず記録に残しておきましょう。話し合った内容を書面で確認できるため、認識の違いによるトラブルを防げます。

活用できる書類と確認すべきポイントの例は、以下のとおりです。

書類確認すべきポイント
契約書工事内容、工事費用、工期など
見積書契約書との整合性、費用の内訳など
変更契約書リフォーム内容、材料、金額に変更が生じた場合、最終的なものと合っているか
打ち合わせ記録簿打ち合わせで話した内容、選んだ型番が合っているか

特に、リフォーム計画の変更点や追加工事については、費用や完成時期に大きく影響を与えるため、記録に残しておくことが大切です。

支払方法をシミュレーションしておく

支払方法をシミュレーションしておく

リフォームでの失敗を防ぐには、事前に支払方法をシミュレーションしておくことも重要です。特に、費用の相場を把握しておくと、事前に資金を用意しやすくなり、リフォーム会社との打ち合わせもスムーズに進められます。リフォーム費用の相場は、以下のとおりです。

リフォーム箇所費用相場
リビング15万円~200万円
キッチン100万円~300万円
トイレ交換15万円~30万円
寝室50万円~100万円
浴室50万円~150万円
子ども部屋20万円〜50万円

リフォーム費用に幅がある理由は、各ケースで必要な資材や設備が異なるからです。例えば、以下の要因によってリフォーム費用が変わります。

費用に影響を与える要因高額になる要因
リフォームの規模リフォームする範囲の広さに応じる
工事の内容複雑な工事(配管工事など)が増える
使用する素材高品質な資材(床材に天然木を使用するなど)を利用する
設備のグレード高価な設備(サウナなど)を導入する

上記の要因によって、リフォーム費用は変動します。とはいえ、費用の相場を確認すると、どの部屋も15万円以上の資金が必要です。同時に複数の部屋をリフォームするのであれば、さらに高額な費用が必要になるでしょう。まとまった資金の用意をしなければいけない場合、支払方法について事前に計画を立てておくことが大切です。

リフォーム費用を支払う方法として、リフォームローンという選択肢もあります。リフォームローンとは、リフォームを目的とした資金を借りるためのローンです。リフォーム費用が足りない場合には検討してみましょう。

セゾンのリフォームローンは、最長25年、最高500万円まで借り入れが可能です。申し込み時に担保や保証人の設定も必要ありません。リフォーム費用の準備に悩んでいる方は、一度セゾンのリフォームローンをご検討ください。

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セゾンのリフォームローンについて詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

おわりに

リフォームに失敗しないためには、よくある失敗例などを確認して、事前に対策を立てておくことが大切です。特に、部屋ごとの失敗例を事前に知っておくと、計画を立てる際に役立つでしょう。

理想的なリフォームを実現するには、目的を明確にして、リフォーム会社との打ち合わせを丁寧に行うことが大切です。また、費用の相場を把握して、事前に資金を準備しておくと、打ち合わせや計画作りをスムーズに進められます。

リフォームを検討している方は、ぜひこれらのポイントを押さえて計画を進めてください。

もし、リフォーム費用の準備に悩んでいる方は、セゾンのリフォームローンを検討するのもよいでしょう。より詳しく知りたい方は、以下のページもご確認ください。

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※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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ご返済方式:元利均等返済方式、元金均等返済方式
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担保:融資対象となる土地・建物に、住宅金融支援機構を第1順位とする抵当権を設定させていただきます。
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長期固定金利住宅ローン「フラット35」 住宅金融支援機構保証型
ご融資額:100万円~8,000万円
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借入期間、手数料タイプ、融資率、団体信用生命保険の加入の有無及びその種類に応じて融資利率は異なります。
融資利率は毎月見直されます。
ご返済回数・期間:119回~419回、119ヵ月~419ヵ月
ご返済方式:元利均等返済方式、元金均等返済方式
遅延損害金:年率14.5%
融資事務手数料:<定率タイプ>融資額の3.3%以内(税込)、但し最低事務手数料額は220,000円(税込)
担保:融資対象となる土地・建物に、当社を第1順位とする抵当権を設定させていただきます。
保証:原則不要

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株式会社クレディセゾン
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日本貸金業協会会員 第002346号

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(受付時間9:00〜17:00 休:土、日、祝日、年末年始)

※貸付条件をよくご確認のうえ、計画的にご利用ください。
※当社所定の審査がございます。審査によりご希望の意に添えない場合もございますのであらかじめご了承ください。

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