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クレジットカードの分割払いはどんな支払方法?仕組みやメリット、利用方法について解説

クレジットカードの分割払いはどんな支払方法?仕組みやメリット、利用方法について解説
セゾンのくらし大研究 編集部

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クレジットカード決済を利用しようと考えている方の中には、分割払いの仕組みを詳しく知りたい方も多いと思います。仕組みをよく知らないまま利用すると、後悔する恐れもあるので注意してください。

この記事では、分割払いとは何なのか、分割払い以外の支払方法、分割払いのメリット・デメリットなどを解説します。クレジットカードの分割払いについて詳しく知りたい方は、ぜひご参照ください。

この記事のまとめ

分割払いとは、クレジットカードの利用代金を分割して支払うことです。一括払いとは異なり、支払いを分割できるので、1回当たりの支払金額を抑えられる点がメリットです。しかし、分割払いの場合、手数料がかかる、お金を使い過ぎてしまうというデメリットもあるので注意が必要です。クレジットカードの分割払いを利用する場合は、メリット・デメリットを理解してから使うようにしましょう。

クレジットカードの「分割払い」とは?

クレジットカードの「分割払い」とは?

分割払いとは、カード決済の代金の支払いを複数回に分けて支払う方法です。支払回数を自身で設定できるので、支払いを計画的に行いやすい点が魅力です。

しかし、利用方法を誤ると、後悔する恐れがあるため、分割払いの仕組みについての理解を深めてから利用することをおすすめします。

クレジットカードの分割払いの仕組み

クレジットカードによる決済は、カード会社が支払金額を一時的に立て替え、締め日に立て替えた利用金額を集計し、支払日(引き落とし日)に利用者の口座から引き落とす仕組みになっています。

クレジットカードの分割払いでは、利用金額を複数回に分け、毎月分割した金額と必要に応じて手数料を支払います。分割できる回数は、それぞれクレジットカードの種類やカード会社毎に決まっており、何回まででも自由に設定できるわけではありません。

分割できる回数はクレジットカードごとに違います。1回払いと2回払いを選択できるクレジットカードもあれば、最高36回払いまで選択できるカードもあります。

最初から分割払いを選択予定の方は、クレジットカードを申し込む際に、選択可能な支払回数が何回なのか事前に確認しましょう。

分割払いには手数料が発生する

利用代金が一括で口座から引き落とされるいわゆる一括払いは、標準的な支払方法なので手数料は発生しません。しかし、分割払いの場合は、カード会社が立て替えている期間が長くなるので原則手数料が発生します。

分割払いの手数料は一律ではありません。利用代金をもとに算出されるため、支払回数が多いほど、利用金額が高いほど手数料が高額になるので注意が必要です。

分割回数が2回の場合、一括払いと大きく変わらないため、手数料がかからないクレジットカードもあります。手数料が高額に設定されている場合、支払いの負担が大きくなるので事前に手数料の設定を確認しておきましょう。

分割払い以外のクレジットカードの支払方法

分割払い以外のクレジットカードの支払方法

人によって最適な支払方法は異なります。そのため、自分に合った支払方法を選択するためにも、分割払い以外の支払方法も把握しておくことが大切です。代表的なクレジットカードの支払方法は、以下のとおりです。

  • 一括払い
  • 2回払い
  • ボーナス払い
  • リボ払い

一括払い

一括払いとは、1ヵ月分の利用代金を一括で支払う方法です。クレジットカード決済の標準的な支払方法なので、手数料は発生しません。

例えば、締め日が15日、支払日が翌月5日に設定されているクレジットカードの場合、1月16日~2月15日までの利用額を3月5日に一括で支払います。支払回数が1回なので「1回払い」とも呼ばれています。

2回払い

2回払いとは、利用代金を2回に分けて支払う方法です。2回払いも一括払いと同様、手数料がかからないカードが多いです。3回以上の分割払いについては、手数料が基本的に発生するのでご注意ください。

例えば、締め日が15日、支払日が翌月5日に設定されているクレジットカードの場合、1月16日~2月15日までの利用額を3月5日と4月5日の2回に分割して支払います。

ボーナス払い

ボーナス払いとは、夏または冬のボーナス月に一括で支払う方法です。ボーナス払いは一括払いと同様、一般的には手数料が発生しません。

ボーナス払いの利用できる期間と、支払日については、それぞれカード会社毎に異なりますので、カード会社のホームページで確認しましょう。

リボ払い

リボ払いとは、リボルビング払いの略称で、あらかじめ決められているリボ残高テーブルに合わせて、一定の金額を毎月支払う方法です。リボ払いでは、以下の2つの支払方法のいずれかで支払います。リボ払いは手数料が発生します。

  • 残高スライド方式:支払残高によって支払金額が変動する。残高が多いほど毎月の支払額が増加する。
  • 定額方式:支払残高に関係なく、毎月の支払金額が一定である。

例えば、残高スライド方式を選択した場合、締め日の支払残高が100,000円以下だと毎月10,000円、100,000円超200,000円以下だと毎月20,000円というように、設定されているリボ残高テーブルの金額に基づいて支払金額が決まります。

一方、定額方式だと、締め日の支払残高が100,000円であっても200,000円であっても、毎月一定額(例:10,000円)を支払います。

リボ払いと分割払いの違いは?

リボ払いと分割払いは、両者ともに複数回に分けて利用代金を支払うため、間違われることが多いです。分割払いは支払回数をあらかじめ決めて支払う方法、リボ払いは支払金額をあらかじめ決めて支払う方法です。

分割払いにはどんなメリットがある?

支払方法で分割払いを選択するメリットには、以下の2つが挙げられます。

  • 1回の支払金額を抑えられる
  • ご自身に合った支払回数を選択できる

1回の支払金額を抑えられる

分割払いでは、1回の支払金額を抑えられます。例えば、締め日の利用代金が100,000円で、分割払い(10回)を選択した場合、1回の支払額は10,000円です。

一括払いを選択した場合は、翌月の支払日に指定の口座から100,000円が一括で引き落とされることを考えると、分割払いであれば無理なく支払えます。

限定品を購入したいけど手元にお金がない、出費が続いており一括払いに対応できないなどのシーンでは分割払いが有効です。

ご自身に合った支払回数を設定できる

選択できる支払回数は、クレジットカードによって異なります。3~24回の中で選択できるケースが多く、ご自身に状況に応じた支払回数を設定できます。

例えば、500,000円の限定品を購入した場合に20回払いを選択すると、毎月の支払額は25,000円なので1回の支払額を抑えることが可能です。また、お子さんの進学や家の修繕などで支出が重なっているタイミングで、なるべく直近の1回の支払額を抑えたい場合には2回払いや3回払いを選択するなどもできます。

ご自身の状況に応じて分割回数を自由に設定できる点が分割払いの大きな強みといえるでしょう。

分割払いのデメリットは?

支払方法で分割払いを選択するデメリットとして、以下の2つが挙げられます。

  • 手数料がかかる
  • お金を使い過ぎてしまう可能性がある

手数料がかかる

支払回数を多くすることで、1回当たりの支払額を抑えられるのが魅力の分割払いですが、手数料がかかるということを忘れてはなりません。

支払回数が多いほど手数料が多くかかり、支払総額が大きくなるという点に注意が必要です。そのため、分割回数を決定する際は、1回の支払金額の負担と手数料負担の両方から無理のない範囲で決定しましょう。

手数料負担を少しでも抑えたい方には、余裕があるときに繰上返済をすることをおすすめします。繰上返済をすれば、支払完了時期が早まるので手数料の負担を軽減できます。ただし、繰上返済では、残高を全額支払う必要がある、手数料がかかる場合があるという点に注意が必要です。

お金を使い過ぎてしまう可能性がある

分割払いを利用する際は、お金の使い過ぎにも注意が必要です。現金払いや一括払いでは購入しないような金額のものでも、分割払いを選択すればハードルが下がるので購入できてしまいます。

買い物を繰り返すうちに、分割払いでも支払いが困難なくらい毎月の支払額が増えてしまったというケースも多いので、分割払いを選択する場合は計画的な利用を心がけましょう。

クレジットカードで分割払いする際の利用方法

クレジットカードで分割払いする際の利用方法  

分割払いは自動的に適用されるというわけではありません。自分で支払方法を選択しなくてはならないので、やり方を把握しておく必要があります。

分割払いを利用する際は、以下の2つの方法で支払回数を指定する必要があります。

  • クレジットカードを利用したときにお店で分割払いを選ぶ
  • あとから支払方法を変更する

クレジットカードを利用したときにお店で分割払いを選ぶ

お店でクレジットカード決済を利用する際は、店員さんから支払回数を聞かれます。その際に分割払いを伝えることによって、支払回数を分割払いにできます。また、ネットショッピングの場合は、決済処理の際にご自身で支払回数を指定できるのが一般的です。

しかし、必ずしも分割払いを選択できるとは限りません。お店によっては、分割払いに対応していない場合もあるので注意が必要です。

あとから支払方法を変更する

お店やネットショッピングで一括払いを選択したものの、利用額が大きくなったので分割払いに変更したいと考える方も多いと思います。そのような場合には、クレジットカード会社のアプリやWEBサイト、電話などから、支払方法を変更できます。

お店が分割払いに対応していない場合でも、あとから支払方法を変更するという方法を選択することで、分割払いに切り替えることが可能な場合があります。

しかし、変更可能な期間を過ぎていたり、すでに支払いが始まっていたりする場合には、支払方法を変更できないので注意してください。

クレジットカードの分割払いができないケースは?

クレジットカードの分割払いができないケースは?

分割払いは、必ず選択できるわけではありません。以下のような理由から、分割払いを選択できないケースもあるので注意が必要です。

  • ショッピング枠の上限金額にすでに達している
  • クレジットカードが分割払いに対応していない
  • 加盟店側が分割払いに対応していない

クレジットカードには利用額の上限が設定されています。ショッピング枠とは、クレジットカードを使って買い物ができる上限金額のことです。ショッピング枠の上限金額にすでに達している場合は、分割払いを選択できません。

また、クレジットカードそのものが分割払いに対応していないケースや店舗側が分割払いに対応していないという理由で分割払いを選択できない場合もあります。分割払いに対応しているカードか、分割払いに対応している店舗かどうか確認してから発行・利用しましょう。

まとまったお金が必要な際には、カードローンもおすすめ

分割払いを選択する理由が資金不足の場合は、分割払いを選択するよりもカードローンを利用したほうが支払総額を抑えられる可能性があります。その理由は、カードローンのほうがクレジットカードよりも支払時の手数料が低く設定されているケースが多いためです。

カードローンは、急にお金が必要になった場合でも銀行のATMやコンビニで現金を引き出したり、ネット経由で自身の口座に借り入れたりできるので便利です。

まとまったお金が必要な方は、カードローンの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

クレディセゾンの「MONEY CARD(マネーカード)」は、資金の利用目的が自由であることに加え、年会費・入会費が0円であるため、保有コストがかかりません。全国のコンビニ・ATMで利用できるため、急な支出にも備えられます。

資金面で不安がある方は、いざという時の1枚を所持しておきましょう。

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MONEY CARD
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分割払いを利用する際にはシミュレーションも大事

分割払いを利用する際にはシミュレーションも大事

クレジットカードの利用日や利用予定金額を入力するだけで、誰でも簡単に毎月の支払金額や総支払金額などを計算できるWEBサイトもあります。

分割払いはお金を使い過ぎてしまう危険性もあるため、分割払いを利用する際はシミュレーションを行い、分割払いを上手に使って計画的に利用しましょう。

おわりに

クレジットカードの分割払いは、1回の支払額を抑えられるので便利です。しかし、支払回数が多くなるほど手数料が上乗せされて支払総額が大きくなるという点に注意が必要です。

また、利用しやすさからお金を使い過ぎてしまうケースも多く見られるため、分割払いを利用する際はシミュレーションを行い、計画的に利用しましょう。

【貸付条件】セゾンカードローン/セゾンカードローンゴールド/メンバーズローン(クレディセゾン)

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セゾンカードローン/MONEY CARD(クレディセゾン)
セゾンカードローン ゴールド/MONEY CARD GOLD(クレディセゾン)
ご融資額:1~300万円
ご融資利率:実質年率 8.0%~17.7%
ご返済回数・期間:1~140回/1~140ヵ月
ご返済方式:定額リボルビング方式
遅延損害金:年率 7.3%~20.00%
担保・保証人:不要
ーーーーーーーーー
メンバーズローン(クレディセゾン)
ご融資額:10~300万円
ご融資利率:実質年率8.0%~15.0%
ご返済回数・期間:6回~96回・6ヵ月~96ヵ月
ご返済方式:元利均等返済方式
遅延損害金:年率11.68%~20.00%
担保・保証人:不要
ーーーーーーーーー
セゾンカード/ゴールドカードセゾン(クレディセゾン)
ご融資額:1~950万円
ご融資利率:実質年率 2.8%~18.0%
ご返済回数・期間:1~110回/1~110ヵ月
ご返済方式:一括返済方式、定額リボルビング方式
遅延損害金:年率 4.08%~20.00%
担保・保証人:不要
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UCカード/UCゴールドカード(クレディセゾン)
ご融資額:1~300万円
ご融資利率:実質年率 15.0%~18.0%
ご返済回数・期間:1回~160回/1ヵ月~160ヵ月
ご返済方式:一括返済方式、元金定額返済方式・ボーナス月元金増額返済方式・ボーナス月のみ元金定額返済方式
遅延損害金:年率 20.0%
担保・保証人:不要
ーーーーーーーーー
ローソンPontaカード・キャッシング(クレディセゾン)
ご融資額:1~100万円
ご融資利率:実質年率 15.0%~18.0%
ご返済回数・期間:1回~45回/1ヵ月~45ヵ月
ご返済方式:一括返済方式、定額リボルビング方式
遅延損害金:年率 20.0%
担保・保証人:不要
ーーーーーーーーー
リフォームローン
ご融資額:30~500万円(1万円単位)
ご融資利率:長期プライムレート(みずほ銀行)+2.50%(実質年率 15.0%以内)
ご返済回数・期間:12回~420回/12ヵ月~420ヵ月
ご返済方式:元利均等返済
遅延損害金:年率 14.5%(365日の日割り計算)
融資事務手数料:33,000円(税込) ※消費税は融資日の税率を適用
担保・保証人:不要
ーーーーーーーーー
長期固定金利住宅ローン「フラット35」 住宅金融支援機構買取型
ご融資額:100万円~8,000万円
ご融資利率:実質年率0.911%~2.109% 固定金利
借入期間、手数料タイプ、融資率、団体信用生命保険の加入の有無及びその種類に応じて融資利率は異なります。
融資利率は毎月見直されます。
ご返済回数・期間:180回~420回、180ヵ月~420ヵ月
ご返済方式:元利均等返済方式、元金均等返済方式
遅延損害金:年率 14.5%(365日の日割り計算)
融資事務手数料:
<定率タイプ>融資額の3.3%以内(税込)、但し最低事務手数料額は220,000円(税込)
<定額タイプ>55,000円以内
担保:融資対象となる土地・建物に、住宅金融支援機構を第1順位とする抵当権を設定させていただきます。
保証:原則不要
ーーーーーーーーー
長期固定金利住宅ローン「フラット35」 住宅金融支援機構保証型
ご融資額:100万円~8,000万円
ご融資利率:実質年率0.850%~15.000% 固定金利
借入期間、手数料タイプ、融資率、団体信用生命保険の加入の有無及びその種類に応じて融資利率は異なります。
融資利率は毎月見直されます。
ご返済回数・期間:119回~419回、119ヵ月~419ヵ月
ご返済方式:元利均等返済方式、元金均等返済方式
遅延損害金:年率14.5%
融資事務手数料:<定率タイプ>融資額の3.3%以内(税込)、但し最低事務手数料額は220,000円(税込)
担保:融資対象となる土地・建物に、当社を第1順位とする抵当権を設定させていただきます。
保証:原則不要
ーーーーーーーーー
株式会社クレディセゾン
貸金業者登録番号
関東財務局長(14)第00085号
日本貸金業協会会員 第002346号

当社が契約する貸金業務にかかる指定紛争解決機関の名称
日本貸金業協会 貸金業務相談・紛争解決センター

TEL:0570-051-051
(受付時間9:00〜17:00 休:土、日、祝日、年末年始)

※貸付条件をよくご確認のうえ、計画的にご利用ください。
※当社所定の審査がございます。審査によりご希望の意に添えない場合もございますのであらかじめご了承ください。

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