墓じまいで補助金をもらう方法!費用負担を減らす方法5選も紹介

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墓じまいで補助金をもらう方法!費用負担を減らす方法5選も紹介

「墓じまいを考えているけど、なるべく費用を抑えたい」「それでも故人に失礼のない墓じまいをしたい」と考えていませんか。墓じまいにかかる総額費用の目安は、改葬を含め100~300万円です。この金額は、決して安い金額ではないでしょう。 

このコラムでは、墓じまいで補助金をもらう方法や費用を抑える方法について解説します。墓じまいの費用に関する悩みを解消できる内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。 

1.墓じまいの補助金について 

墓じまいとは、跡継ぎがいないお墓を解体のうえ更地にして、使用権を返還することです。墓じまいの補助金とは地方公共団体や自治体、国から支給されるお金です。墓じまいでは墓石の解体や撤去や改葬を行う必要があり、その際にかかる費用に対して支給されます。また墓じまいの補助金については、地方公共団体や国に返還する必要がありません。 

ただし注意しなければいけないのは、補助金を受け取れるタイミングです。墓じまいの補助金は、まず自身で墓じまいの費用を支払った後で、補助金を受け取るケースが多いです。全額の費用を支払った後に申請を行い、墓じまいにかかった費用の一部が補助金としてもらえます。そのため、いったんは全額分の費用を用意しなければならないことになるので注意しましょう。 

例えば、大阪府泉大津市では、公園墓地の使用者を対象に還付金という形で補助金を支給しています。墓地の使用から30年以内に墓じまいを行うと、これまでに支払ってきた永代使用料の一部が返金されるといった内容です。この場合、墓じまいの費用をいったん自身で支払う必要があります。 

このように補助金が支給されるタイミングは、自身がお墓を建てている自治体によって変わります。墓じまいで補助金の受給を考えている方は、事前に自治体へ確認しておきましょう。 

2.墓じまいで補助金をもらうには自治体への申請が必要 

墓じまいで補助金をもらうためには、自治体への申請が必要です。墓じまいを行ったら、自動的にお金が入ってくる制度ではないからです。申請の際には、自治体から指定された書類を準備する必要があります。申請時の必要書類は、以下のようなものです。 

  • 使用している墓地の使用許可証 
  • 返還届 
  • 補助金の申請書 
  • 住民票 

申請に必要な書類は、自治体によって異なります。どの書類が必要となるかは、自治体のWEBサイトや窓口に問い合わせて確認しましょう。 

また墓じまいで補助金を受け取るための条件が付いているケースが多いです。例えば、北海道苫小牧市の補助金受給資格は、以下になります。 

  • 申請者が苫小牧市民であること(申請・請求時に住民票があること) 
  • 高丘霊園または高丘第二霊園において墓所を使用中であること 
  • 申請者が高丘霊園または高丘第二霊園の使用権者であること 
  • 墓じまいを予定しており、石材店から見積りを取っていること 
  • 苫小牧信用金庫の「お墓のローン想」を利用して墓じまいすること 

参考元:苫小牧市「霊園の手続き」 

受給資格についても自治体によって異なります。申請の際には、自身が受給資格を満たしているか確認をしましょう。 

自治体によっては補助金を支給していないケースがあるため、事前にお墓を建てている自治体に確認しましょう。 

3.墓じまいに補助金が出る理由【無縁墓を増やしたくない】

墓じまいに補助金が出る理由は、無縁墓を増やしたくないからです。無縁墓とは、お墓の継承者が不在で管理ができていない、管理費が支払われていないお墓のことです。管理されなくなった無縁墓は、法律に従いお墓の管理者や自治体が撤去します。 

このときにかかる費用は、ほとんどのケースで管理者や自治体の負担です。そのため自治体としても、無縁墓が増えることは避けたいと考えています。無縁墓が増えることにより、撤去費用にお金がかかるからです。 

自治体が墓じまいの費用を補助することで、無縁墓の増加を防いでいます。結果として、無縁墓の撤去費用を抑えられるという自治体の施策です。 

4.墓じまいの費用負担を減らす方法5選 

ここでは、墓じまいの費用負担を減らす方法を5つ紹介します。「自身の建てているお墓がある自治体では補助金を受け取れなかった」「費用をさらに抑えたい」という方は参考にしてください。順番に解説していきます。 

4-1.複数の石材店に見積りを依頼する 

墓じまいをする際には、墓石を撤去する必要があります。墓石の撤去は石材店に依頼しますが、費用は店によって異なります。そのため依頼する石材店を1社に絞るのではなく、2~3社に見積りをとりましょう。そのなかで費用が安く、信頼できると思った石材店を選択します。 

墓石の撤去費用は1㎡あたり約10万円が相場なので、この金額を目安として見積額の判断をしましょう。ただし複数の石材店に見積りを依頼できないケースもあります。お墓の管理者によっては、石材店が決められている場合があるからです。その場合は石材店を変えられないので、事前にお墓の管理者へ確認しておきましょう。 

4-2.お寺に相談する 

墓じまいをする際には、檀家を辞めることになります。檀家を辞める際に、今までお世話になった気持ちを込めて支払う費用を離檀料といいます。お寺に相談して、この離檀料を抑える方法です。 

離檀料は、お寺によって異なります。檀家になる前に離檀料を契約しているケースや設定金額を決めておらず、檀家に任せる形をとっているケースがあるからです。檀家に任せる形をとっている場合は、費用を支払わなくても離檀できます。 

しかし離檀料を支払わない場合でも、事前にお寺と相談しておきましょう。双方が快く墓じまいを実施するためです。自身がお墓を建てているお寺が、離檀料についてどのように決めているか分からない場合は、管理者へ事前に確認しましょう。 

4-3.親族に援助を依頼する 

墓じまいの費用は、原則としてお墓の継承者が支払うことになっています。お墓の継承者が墓じまいの費用を支払うのが難しい場合に、親族に相談して金銭的支援をしてもらう方法です。 

そもそも墓じまいは、継承者だけの問題ではありません。お墓に眠る故人の親族全体に関わる問題です。お墓の管理ができずに無縁墓にしてしまうことは、親族にとっても望ましいことではないでしょう。あなたが墓じまいの費用を支払うのが難しい場合は、親族に事情を説明して費用の援助を相談することをおすすめします。 

4-4.施設変更制度を使用する 

施設変更制度とは、都立霊園にお墓を建てている方が墓じまいをする際に利用できる制度です。具体的には墓じまい後の改葬先を合葬埋蔵施設にすることで、管理費や使用料などの費用をかけずに改葬できます。 

改装後は東京都がお墓を管理してくれるため、手間もかかりません。制度を利用するためには、霊園が指定する書類を作成する必要があるので、問い合わせてみましょう。 

ただしお墓の撤去費用は、全額を自身で負担しなければいけないので、注意が必要です。また募集時期や利用条件があるので、検討したい方は霊園へ事前に確認しましょう。 

4-5.個別墓以外を選ぶ 

個別墓は墓石の購入代や年間管理費に加えてお布施代などが必要になるため、改葬先のなかでも費用が高くなる傾向があります。費用の目安としては、100~300万円です。費用を抑えたい方は親族の同意のもと、改葬先を下記の4つから選びましょう。 

  • 合祀墓 
  • 樹木葬 
  • 手元供養 
  • 散骨 

どの改葬先もお墓を購入する必要がないので、費用を抑えられます。費用を抑えつつ、自身に合った改葬先を知りたい方は参考にしてください。 

・合祀墓 

合祀墓とは、他人の遺骨と一緒に埋葬する方法です。合祀墓は永代供養料と納骨料の初期費用で済むケースが多いため、費用を抑えられます。ただし管理者によっては、年間の管理費用が必要なケースがあるため事前に確認しましょう。 

費用の目安は、3~10万円です。また合祀墓は他人の遺骨と一緒に埋葬されるため、遺骨の取り出しができません。そのため合祀墓を検討する場合は、親族の同意を得ておくことが重要です。 

・樹木葬 

樹木葬とは、墓石の代わりに花や樹木をシンボルにしたお墓です。埋葬方法は3つに分けられ、費用の目安が変わります。3つの埋葬方法と費用の目安は、以下のとおりです。 

埋葬方法  費用の目安 
合祀墓(骨壷なし)  5~20万円 
合祀墓(骨壷あり)  20~60万円 
個別墓(骨壷あり)  50~150万円 

なかでも合祀墓で骨壷がないタイプが、最も費用を抑えられる方法です。しかし骨壷がないので、後から遺骨を取り出せないことには注意が必要です。骨壷があるタイプでも遺骨の取り出しができないケースがあるので、事前に確認しましょう。 

個別墓は他人の遺骨と混ざらないので、後から遺骨を取り出せるケースがほとんどです。ただし、個別に埋葬できる期間が決まっています。そのため、遺骨を取り出す予定のある方は注意しましょう。 

・手元供養 

手元供養とは、遺骨を身近で管理する方法です。遺骨を管理する方法は大きく3つに分けられ、費用の目安が変わります。3つの管理方法と費用の目安は、以下のとおりです。 

管理方法  費用の目安 
骨壷に遺骨を納め安置する  0.5~10万円 
遺骨を加工してインテリアにする  1~3万円 
遺骨を加工してアクセサリーにする  1~40万円 

遺骨の保管方法や加工方法で、費用の目安が変わってきます。費用を抑えたいのであれば、骨壷に遺骨を納めて安置する方法を選びましょう。また手元供養に関しても合祀墓と同様、親族の理解が必要です。手元供養を行う際は、事前に親族へ相談しましょう。 

・散骨 

散骨とは、遺骨を粉砕して海や山などに撒き、故人を自然に還す埋葬方法です。散骨にはさまざまな種類があり、散骨方法によって費用の目安が変わります。下記がその一例です。 

散骨方法  費用の目安 
自身で粉骨後に散骨  0円 
海洋散骨(委託)  8~60万円 
山岳散骨(委託)  10~90万円 
バルーン散骨(委託)  25万円前後 

散骨では自身で遺骨を粉砕して撒くのが、最も費用を抑えられる方法です。しかし散骨できる場所は所有権がない場所に限るので、事前の確認が必要です。心配な方は、散骨専門会社への委託を検討しましょう。 

海洋散骨の場合は、船を出してもらって散骨するケースが多いです。バルーン散骨は、遺骨を入れたバルーンを宇宙に向けて放ち散骨する方法です。散骨に関しても親族の理解が必要なので、事前に話し合っておきましょう。 

5.墓じまいの見積り費用が安すぎる時はトラブルに注意 

墓じまいの見積り費用が安すぎる専門会社には、注意が必要です。墓じまいの費用が安すぎるケースでは、お墓の撤去を専門としていない解体専門会社が対応している可能性があるからです。そのような解体専門会社に依頼した場合、トラブルを招く可能性があります。 

例えば、解体作業中に他人のお墓を傷つけたり倒したりすることがあります。他人のお墓を傷つければ、のちに修繕費用の支払いを求められたりトラブルになったりする可能性があります。 

墓じまいの見積りが安いと思っても、安易に依頼するのは危険です。事前に口コミや自身の周りの評判、WEBサイトを確認し、信頼できる専門会社か判断しましょう。それでも心配な方は、石材店に依頼するのが無難です。費用が多少かかっても、トラブルを起こさないように対応することをおすすめします。 

おわりに

墓じまいには、多くの費用がかかります。なるべく費用を抑えたい方は、自身がお墓を建てている自治体で補助金制度があるかを確認しましょう。また補助金を活用しても費用が足りない方は、ローンを組むことも有効な方法です。 

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