急な入院や初めての入院では、何を持っていけばいいか困ってしまう方も多いのではないでしょうか。今回は入院の際に必要なものをまとめてご紹介します。実際にカバンに必要なものを詰めながら持ち物のチェックを進めてください。
(本記事は2023年12月21日時点の情報です)
- 健康保険証がないと一時的に全額自己負担となってしまうので忘れないよう注意する
- パジャマや下着などの着替えは1週間当たり3セットが目安
- スマホやタブレットがあると家族との連絡や映画視聴などができ、慣れない入院生活でも快適に過ごせる
入院時に必ず必要な持ち物
まずは、入院時の必需品を確認していきましょう。多くの病院は入院する際に手続きが必要になります。手続きをスムーズに済ませるためにも、入院が決まったら必需品から用意するようにしましょう。
- 健康保険証・診察券・印鑑・筆記用具
- 服用中の薬・お薬手帳
- 現金
健康保険証・診察券・印鑑・筆記用具
入院する本人確認のためにも診察券や健康保険証が必要です。特に健康保険証を忘れてしまうと、公的医療保険が適用されず全額自費で支払わなくてはなりません。
ご自身で医療費を全額負担した場合、保険証を提示することで保険負担分を払い戻してくれる病院もあります。
しかし、病院側で払い戻しできない場合は、加入している健康保険へ療養費支給の申請が必要になります。一時的にでも入院費用を全額負担しなくてはいけないうえに、払い戻しの手続きに手間もかかる場合もあるため、必ず健康保険証は持参しましょう。
また、入院時には誓約書や室料差額徴収同意書などの書類を用意する必要があります。押印が必要なケースもあるため、印鑑や筆記用具も持参しておくと安心です。
服用中の薬・お薬手帳
入院する際、医師や薬剤師が現在や過去の薬の服用状況を確認します。入院中に処方する薬が安全で有効に使用できるか検討するために、お薬手帳は重要な役割を果たします。
かかりつけ医と入院先の病院が異なる場合、薬の情報を共有したり、退院後の医療機関同士の連携をスムーズにしたりするために必要です。
また、服用中の薬がある方は必ず持参するようにしましょう。基本的に入院中は他の医療機関を気軽に受診することはできません。受診する場合には主治医の許可が必要になるため、服用している薬はできるだけ持参しておきましょう。
現金
病院内の売店や自動販売機を利用するときには現金があると便利です。キャッシュレス決済が普及し、現金は多く持ち歩かないという方も少なくありませんが、キャッシュレス決済やクレジットカードでは支払えない場合があるため、現金を持っておくと良いでしょう。
お札が使えない自動販売機もあるため、小銭も用意しておくことがおすすめです。
入院生活で必要な持ち物
次に、入院中に病院で生活するために必要な持ち物を確認していきましょう。
着替え
病院によっては洗濯ができる設備や着替えのレンタルが利用できる場合もあります。あらかじめシステムや設備を確認して、必要な枚数を確認しておくと荷物を最小限に抑えられるでしょう。
パジャマ・下着・上着
パジャマは病院で用意されている場合もありますが、慣れない入院生活を快適に過ごすためにも使い慣れた着心地の良いパジャマを用意するのがおすすめです。
前開きタイプであれば、診察や着替えもしやすくなります。下着もゆったりとしたサイズを選ぶと着脱しやすくなるのでおすすめです。入院が1週間の場合は、目安としてパジャマと下着を3セットずつ用意しておくと良いでしょう。
身体が冷えやすいという方は、靴下やカーディガンのような羽織るものも忘れてはいけません。ご自宅のように気軽に室温調整できないため、体温調整できるような衣類があると安心です。
室内履き
スリッパのような脱げやすく滑りやすいものは転倒につながるのでおすすめできません。かかとやつま先を覆った室内履きが適しています。特に、病院によっては、スリッパやサンダルは不可というところもあるので、事前に確認してください。
日用品
日用品は忘れてしまっても、売店で購入できる場合があります。しかし、販売していない場合や普段使っているものが購入できない場合もあるため、持参するのが良いでしょう。
タオル・洗面・入浴用具
バスタオルとフェイスタオルを必要に応じて用意します。入浴後の水分を拭いたり、汗を拭いたりなど、幅広く使えるため少し多めに持参すると安心です。
歯ブラシや歯磨き粉、洗顔やシャンプー・トリートメントなどの洗面・入浴用具も、ご自身に合ったものを持参すると良いでしょう。普段の入浴後にスキンケアをしている方は、基礎化粧品やボディクリーム・ハンドクリームなども必要です。
また、入院中にはお見舞いの来客もあるでしょう。身だしなみを整えるために、ヘアブラシやひげそり、メイク用品なども準備しておくと安心です。
眼鏡やコンタクトレンズ
入院中は書類の記入が必要になるシーンもあります。普段から眼鏡・コンタクトレンズを使っている方は、忘れないように持参しましょう。特にコンタクトレンズを使用している方は洗浄液やケースなども必要になります。小物類は忘れやすいので気をつけてください。
飲み物用のコップ・ビニール袋・ティッシュペーパー
飲みもの用のコップが必要な場合は、割れにくいプラスチックのものが安全です。さらにフタが付いているタイプだとこぼれにくくなります。また、病状により身体を起こすことが難しい場合は、横になった状態でも飲むことができる、ストロータイプのものが良いでしょう。
また、ビニール袋は着用した服を入れたりゴミ袋に使ったりと使う場面が多くあります。紙袋は破れてしまう可能性もあるため、ビニール袋を複数枚用意しておくのが無難です。ティッシュペーパーも頻繁に使うため、ボックスで多めに持っていくと安心です。ウェットティッシュも手や机などを拭くのに重宝します。
充電器
家族や職場へ連絡を取るためにスマートフォンは必要不可欠です。入院中にスマートフォンを使えるようにしておくためには充電器が必要になります。
しかし、病院によっては充電のコンセントが使用できない場合もあります。事前に確認して、コンセントが使用できない場合は電池式やモバイルバッテリーの用意も検討しましょう。
マスク
入院中は免疫が落ちている可能性があります。感染症対策のためにもマスクを持参するのがおすすめです。特に、近年は新型コロナウィルスの感染予防のためにも、病院側からマスクの準備・着用を呼びかけていることが多くあります。毎日同じマスクを使うのではなく、使い捨てのサージカルマスクを多めに用意して頻繁に交換して使うようにしましょう。
参照元:生活クラブ共済連|入院に必要なもの22つ&あると役立つもの8つを徹底紹介! |
入院中あると便利な持ち物
日常と異なる環境で不便なことを感じやすい入院生活ですが、少しでも快適に過ごすためにはどうしたら良いのでしょうか。ここからはあると便利な持ち物をご紹介していきます。
- スマートフォン・パソコン・タブレット・イヤホン
- モバイルWi-Fi
- 耳栓・からだ拭きシート・爪切り
- 延長コード・S字フック・クリアファイル
- ミニサイズのバッグ
スマートフォン・パソコン・タブレット・イヤホン
心細い入院中に家族や友人と連絡を取るためにも、スマートフォンやパソコン、タブレットなどがあると便利です。頻繁にお見舞いに来てもらうことができなくてもビデオ通話で気軽に会話したり、SNSで近況を知らせたりすることができます。
また、動画や映画を見て気分転換したり、アプリのゲームを楽しんだりできるので、暇つぶしをするには持ってこいです。
ただし、他の方と同室になっている場合、静かに過ごしたい方や眠りたい方もいるでしょう。スマホやタブレットから音が出ると迷惑がかかるため、イヤホンを持参して音に配慮しておくのがマナーです。
モバイルWi-Fi
病院内は無料のWi-Fiなど、インターネット環境が整っていないことが多くあります。そのため、スマホやタブレットなどネットを頻繁に利用する方はモバイルWi-Fiを準備しておくのがおすすめです。
普段利用していなくてもレンタルで安く借りることもできるので、検討してみると良いでしょう。ただし、病室内で携帯電話の利用自体が禁止されている場合もあるため、事前に確認が必要です。
耳栓・からだ拭きシート・爪切り
入院中は普段と違う環境で寝つきにくいということもあります。特に、同室の方の物音やいびき、ナースコールなどの音があるとより眠りにくくなるでしょう。睡眠不足やストレスを軽減するためにも、耳栓を持参するのがおすすめです。
また、入院中は病状によって毎日お風呂に入ることができない場合もあります。身体がべたついていると不快感があるため、リフレッシュするためにもからだ拭きシートを持っておくと便利です。また、長期にわたる入院では、爪も伸びてくるため爪切りがあると便利でしょう。
延長コード・S字フック・クリアファイル
病室には使用できるコンセントが1つしかない場合や、ベッドから離れている場合も多くあります。スマホやパソコンの充電をする場合は延長コードがあると使いやすくなります。
S字フックはビニール袋をかけてごみ箱にしたり、荷物をかけたりとさまざまな用途に使えます。よく使うものを手が届くところに吊るしたり、ベッド周りを整理したりするのに便利です。
また、病院では書類をもらうことが多くあります。そのため、大切な書類をきちんと保管するためにも、A4サイズのクリアファイルを持っておくと安心です。
ミニサイズのバッグ
売店や入浴などに行く際に、必要なものだけ入れられるような小さめのバッグがあると移動がしやすくなります。A4サイズが入る程度の大きさを選ぶようにすると、病院からもらう書類も入れておけるのでおすすめです。
関連記事:入院時に必ず必要なものとは?入院後になくて後悔する前に確認しよう
入院時にもセゾンカードがあると安心
ご紹介してきたとおり、入院にはさまざまなものが必要だとおわかりいただけたでしょう。そのため、急に入院しなくてはならなくなってしまうと、入院費だけではなく入院に必要なものをそろえるお金も必要になります。
このような急な出費に困ってしまうときでも、カードローンやクレジットカードが利用できると安心です。入院用品の購入はもちろん、病院によっては窓口でクレジットカードを利用して支払いができる可能性もあります。また、時間が取れず入院用品を買いに行く暇がなくても、クレジットカードがあればオンラインショッピングで入院用品をそろえられるので便利です。そんな急な入院にも役に立つおすすめのカードをご紹介します。
クレディセゾンのMONEY CARD
クレディセゾンが提供しているMONEY CARDは、急な入院といった突然の出費に活躍するカードローンです。全国の郵便局や銀行・信用金庫をはじめとしてコンビニのATMでも、曜日時間を問わず手数料0円でご利用いただけるのも魅力のひとつです。また、指定の口座への振り込みもパソコンやスマホからの申し込みができ、最短数十秒でご利用いただけます。
月々4,000円から一定額返済するリボ払での支払いのため、急に大きな金額のお金が用意できなくても安心です。一方で、利用する方の都合に合わせて早期返済もできます。入院で急にまとまったお金が必要になってお困りの方は、ぜひクレディセゾンのMONEY CARDをご検討ください。
SAISON CARD Digital
SAISON CARD Digitalは、カード番号や有効期限などがプラスチックカードに書かれていないナンバーレスのカードです。カード番号を盗み見される心配もないため、多くの方が利用している病院でも安心して使うことができるでしょう。
また、最短5分で手続きが完了するスピーディーさも魅力です。セゾンカード会員であれば、スマホからの申し込み・アプリの登録後に最短5分でカード情報をアプリ上に表示できます。
そのため、オンラインショッピングの決済やQUICPayの利用など、すぐにカードを使いたい方、入院用品をオンラインでそろえるための支払いでお悩みの方は、SAISON CARD Digitalを検討してみてください。
おわりに
慣れない入院は不安な気持ちのなか持ち物を準備しなくてはなりません。病院によっては病室の状況や必要な持ち物も異なるため、入院が決まった際に持ち物の案内がある場合もあります。しかし、ご自身だけでは何を持っていけばいいのかわからない場合や、より快適に入院生活を過ごしたいといった場合は、この記事を参考にひとつずつ持ち物をチェックしてみてください。