キャンプ初心者は、実際にキャンプに行くときに何を持っていけばいいのか悩むことが多いですよね。テントや寝袋といった基本的なアイテムに加え、現地で快適な時間を過ごすために必要な持ち物はたくさんあります。
この記事では、キャンプの必需品をはじめ、子連れキャンプや女子キャンプであったら便利なものをまとめてご紹介します。
この記事の内容を事前にチェックしておけば、忘れ物も減り、キャンプがさらに楽しめます。必要な持ち物を確認し、快適で素敵なキャンプライフをスタートしましょう。
- キャンプに必要な持ち物は、睡眠、食事に関連するアイテムが中心
- テントや寝袋など、基本的な装備を確認し、忘れ物なく準備することが大切
- 子連れキャンプでは、キャリーワゴンや虫よけグッズ、おもちゃなど、子どもの安全と快適さを考慮した持ち物が必要
- 女子キャンプでは、日焼け止めやメイク落としシート、防犯アイテムなど、美容や安全面に配慮した持ち物が役立つ
初心者必見!キャンプの必需品をチェック
キャンプデビューが増えている昨今ですが、準備を始めると意外と必要な持ち物が多いことに気づかされます。
ここでは、キャンプを楽しむために欠かせない必需品を、以下の4つのカテゴリに分けてまとめました。
- 設営関連アイテム
- 睡眠・宿泊関連アイテム
- 食事関連アイテム
- 撤収・片付け関連アイテム
以降で、カテゴリごとにどんなアイテムが必要なのかを詳しく見ていきましょう。
設営関連アイテム
まずは、キャンプの設営に必要なアイテムを見ていきましょう。テントやグランドシートはもちろん、ペグやハンマー、夜の明かりを確保するランタンも必須です。
テント
テントは、就寝スペースとなる大切なアイテムです。使用人数よりも1〜2人分広めのテントを選ぶと、荷物を置くこともできてゆとりを持って過ごせます。
また、急な雨でもテント内が雨漏りしないよう、耐水圧1,500mm以上のものがおすすめです。シーズンや使用人数に合わせて、自分に合ったテントを選びましょう。
グランドシート
テントの下に敷くグランドシートは、地面からの湿気や冷気を遮断し、テントの底面が汚れたり傷ついたりするのを防ぎます。
サイズはテントの床面より一回り小さめのものを選ぶのがポイント。テントと同じメーカーのものなら、ジャストサイズで選びやすいです。
ペグ・ハンマー
テントを固定するために必要なペグとハンマー。テントに付属のペグも使えますが、曲がったり折れたりしやすいので、頑丈な鍛造ペグを用意しておくと安心です。
ペグを打ち込む際は、ハンマーを使ったほうが手で押し込むよりずっと楽です。ペグ抜き機能付きだとさらに便利です。
ランタン
ランタンは夜のキャンプに欠かせません。周囲が暗くなる夜間は、キャンプ場での作業や移動の安全のためにも明かりが必要不可欠です。
広範囲を照らせるランタンを選ぶなら、1,000ルーメン前後の明るさがおすすめです。ランタンスタンドと組み合わせれば、より広く明るく照らすことができます。
さらに、ヘッドライトなどの携帯用ライトもあると便利です。
睡眠・宿泊関連アイテム
キャンプでは、快適に眠れる環境を整えることが大切です。ここでは、初心者キャンパーでも必ず準備しておきたい、睡眠・宿泊関連のアイテムをご紹介します。
寝袋・寝具
夜の冷え込みを考えると、寝袋(シュラフ)は重要なアイテムです。購入時には、商品に記載されている使用温度目安を確認しましょう。これは、その寝袋で快適に睡眠できる温度の目安を示しています。
また、キャンプを行う場所の最低気温もチェックし、季節や場所によって適切な寝袋を使い分けることが大切です。真夏のキャンプでも、標高が高い場所では夜に気温が下がることがあるので注意しましょう。
マット
テント内の床に敷くマットは、地面の凹凸や冷気、熱気の影響を和らげ、より快適に眠ることができるアイテムです。エアマットやウレタンマットなど、いくつかの種類がありますが、どれを選んでも寝心地が大幅に改善されるでしょう。
環境に合った素材のマットを選ぶことで、キャンプがグッと快適になります。
ライト
夜のキャンプ場は真っ暗闇になります。その中でトイレに行ったり、テント内を照らしたりするためには、ランタンとは別に小型のLEDライトがあると非常に便利です。
手元が見やすいヘッドライトタイプや、コンパクトに収納できる懐中電灯タイプなど、好みのライトを用意しておくと安心です。電池切れには注意しましょう。
着替えや洗面用具
キャンプでは1日中屋外で過ごすことになるため、着替えセットに加えて、変化しやすい気温に対応できる衣類を用意することが大切です。
特に朝晩の冷え込みに備えて、ストールやカーディガンなど、簡単に羽織れるアイテムがあると重宝します。小さなポーチにまとめておけば、サッと取り出せて便利です。
キャンプ場の入浴施設を使う際は、シャンプーなどの細かいアメニティグッズをコンパクトにまとめられるスタッフサックがおすすめ。濡れても乾きやすい素材のタオルも持っておくと安心です。
食事関連アイテム
キャンプの醍醐味の一つが、外での食事です。楽しい食事にするためにも、食事に関連するアイテムをしっかりとそろえておく必要があります。
ここでは、キャンプの食事を快適にするための必需品をご紹介します。
テーブル・椅子
キャンプでの食事には、テーブルと椅子があると便利です。テーブルは調理や食事をするための必須アイテム。椅子があれば、リラックスして食事を楽しめます。
ただし、荷物を減らしたい場合はピクニックシートで代用することもできます。シートを広げて地面に座れば、簡易的な食事スペースになります。
テーブルと椅子のサイズは、ソロキャンプなら小さめ、ファミリーキャンプなら大きめを選ぶとよいでしょう。使用人数に合わせたサイズ選びがポイントです。
バーナー・ガスコンロ
キャンプ初心者が料理をする際は、バーナーやガスコンロがおすすめです。それらを使えば、火力調整が簡単で、手軽に調理ができます。
バーナーを使えば、お湯を沸かしたり簡単な料理を作ったりできます。ガスコンロなら、さらに本格的な料理にも挑戦できるでしょう。キャンプの目的に合わせて、適切なアイテムを選びましょう。
着火剤・ライター
着火剤とライターは、焚き火や料理の必須アイテムです。着火剤を使えば、初心者でも簡単に火をおこせます。
ライターは防水タイプや電子ライターなど、アウトドアに適したものを選ぶと安心。マッチを用意する方も多いですが、濡れると使えなくなるので注意が必要です。
火ばさみ・耐熱グローブ
火を扱う際は、火ばさみや耐熱グローブがあると安全です。火ばさみは、燃えている薪をつかんだり、グリルの網を持ち上げたりするのに役立ちます。
耐熱グローブは、ダッチオーブンの蓋を開けたり、鍋つかみ代わりになったりと大活躍。素手ではやけどの危険があるので、専用のアイテムを用意しておきましょう。
調理器具・食器
自宅の調理器具や食器をキャンプで使うこともできますが、キャンプ用のアイテムをそろえるのがおすすめです。
特に、鍋やフライパンなどは、かさばらずにコンパクトに持ち運べるスタッキング(重ねて収納)できるタイプが便利です。キャンプ用品専門店などで、自分の好みに合ったアイテムを探してみてください。
食べ物・飲み物
キャンプに肉や魚、乳製品などを持っていく場合は、食品が傷んでしまわないように注意しましょう。持ち運び時間が長くなる場合は、保冷できるクーラーボックスを用意しましょう。
氷を入れたクーラーボックスに食材を入れておけば、鮮度を保ったままキャンプ場に運べます。飲み物も冷たいまま運べるので、暑い日のキャンプが快適になります。
撤収・片付け関連アイテム
キャンプを楽しんだ後は、撤収と片付けが待っています。ここでは、スムーズに片付けを進めるために欠かせないアイテムをご紹介します。
特に初心者の方は、これらのアイテムを忘れずに用意しておきましょう。
ゴミ袋
キャンプに持っていく荷物を準備する際、ゴミ袋を忘れがちですが、これは撤収時に必ず必要になるアイテムです。キャンプ場のマナーとして、出したゴミは必ず持ち帰ることが大切。
ゴミ袋は、ゴミを入れるだけでなく、汚れた衣類を持ち帰る際にも重宝します。サイズの異なるゴミ袋を複数枚用意しておくと、仕分けもしやすくなります。
洗剤・スポンジ
キャンプで使用した食器類を洗うのに、洗剤とスポンジも用意しておきましょう。ただし、キャンプ場によっては、環境保護の観点から洗剤の使用が禁止されていたり、指定の洗剤しか使えなかったりする場所もあります。
事前にキャンプ場の規約をチェックして、洗剤に関するルールを確認しておきましょう。少量を小分けにして持参するのがおすすめです。
スポンジは、吸水性がよく乾きやすいものを選ぶとよいでしょう。
子連れキャンプであったら便利なもの
子連れでキャンプを楽しむなら、大人とは違う視点で以下のアイテムを用意するとよいでしょう。子どもの安全と快適さを考えた持ち物をそろえておけば、家族みんなが笑顔で過ごせるはずです。
- キャリーワゴン
- 虫よけグッズ
- 救急用品
- おもちゃ
- 迷子防止アイテム
ここでは、子連れキャンプで特に便利なアイテムをご紹介します。
キャリーワゴン
キャンプの荷物は大人の分だけでもかさばるもの。子連れとなれば、さらに荷物が増えてしまいます。そんな時に活躍するのがキャリーワゴンです。
大容量のキャリーワゴンなら、テントやタープなどの大きな荷物から、子どもが使う小物類まで、一度にたくさん運べます。荷物置き場としても重宝するアイテムです。
なかには、子どもを乗せて移動できるタイプのキャリーワゴンもあります。キャンプ場内の移動が楽になるだけでなく、子どもも喜ぶこと間違いなしです。
虫よけグッズ
自然豊かなキャンプ場は、虫が多いのも悩みの種。特に子どもは虫刺されが原因で泣いてしまったりすることもあります。
虫よけ対策として、虫よけスプレーは必需品ですが、他にも虫よけキャンドルや蚊取り線香などを活用してみましょう。テントの周りに置いておくだけで、ある程度は虫を寄せ付けません。
子ども用の虫よけスプレーは、肌への優しさを重視して選ぶのがおすすめです。
救急用品
子どもは転んだりぶつけたりと、大人よりもケガをしやすいものです。キャンプ中の急なケガに備えて、救急用品は必ず持参しましょう。
消毒薬や絆創膏、ガーゼなどの他、常備薬も忘れずに。子どもが普段から服用している薬があれば、それも持っていきましょう。
また、キャンプ場から病院までの距離や場所も事前にチェックしておくと、いざというときに慌てずに済みます。
おもちゃ
大人はもちろん、子どもにとってもキャンプは非日常の体験。初めての環境に戸惑うこともあるかもしれません。そんな時は、普段から使い慣れているおもちゃで遊ぶのが一番です。
キャンプ場で安全に遊べるアイテムを用意しておくと、子どもも大喜びするでしょう。シャボン玉、虫取りセットなど、アクティブに遊べるおもちゃがおすすめです。
親子で一緒に遊べば、子どもの緊張もほぐれ、キャンプを一層楽しめるはずです。
迷子防止アイテム
キャンプ場は敷地が広く、人も多いため、子どもが迷子になるリスクが高くなります。ちょっと目を離した隙に、子どもの姿が見えなくなってしまうこともあるでしょう。
万が一に備えて、GPSを利用した迷子防止アイテムを用意しておくと安心です。子どもに持たせておけば、スマホアプリで現在位置を確認できるタイプもあります。
他にも、笛やブザーなど、音の出るアイテムを持たせておくのもよいでしょう。子どもにしっかりルールを伝えて、安全に過ごせるよう心がけましょう。
女子キャンプであったら便利なもの
女性だけでキャンプを楽しむ女子キャンプでは、男性だけのキャンプとは異なるアイテムが必要になることがあります。
美容や衛生面、安全面にも気を配った持ち物を用意しておけば、ストレスなくアウトドアを満喫できるはずです。
ここでは、女子キャンプに便利なアイテムをご紹介します。
日焼け止め
キャンプでは長時間にわたって日差しを浴びることになるため、紫外線対策は必須です。特に女性は、日焼けによるシミやそばかすを気にする方も多いはず。
日焼け止めは、SPF値が高く、汗や水に強いタイプがおすすめです。顔だけでなく、首や手の甲など、露出している部分はしっかり塗るようにしましょう。
また、UVカット効果の高い帽子を被るのも効果的です。サンバイザーやつば広ハットなど、自分に合ったアイテムを選ぶとよいでしょう。
メイク落としシート
キャンプ中もメイクを楽しみたい方は、就寝前のメイク落としが必要です。
そこで便利なのが、水を使わずにメイクを落とせるメイク落としシートです。ふんわりとした素材のシートに化粧水成分が含まれているので、肌をこすらずにメイクを落とすことができます。
1枚ずつ個包装されているタイプなら、衛生的で持ち運びも便利です。コンパクトなものを選べば、常にバッグに入れておけるのもうれしいポイントです。
防犯アイテム
男性がいない女子キャンプでは、安全面にも気をつけたいところです。キャンプ場は人目につきにくい場所も多いため、窃盗などのリスクが高くなります。
防犯対策として、テントに鍵をつけるのも一つの方法です。簡易的な南京錠でもテントの出入り口の開閉を防ぐことができます。もちろん貴重品は肌身離さず持ち歩くようにしましょう。
防犯ブザーやホイッスルを携帯しておくのもよいでしょう。大きな音を出せる笛は、緊急時に自分の居場所を知らせるのにも役立ちます。
できれば複数人でキャンプに行くのが望ましいですが、一人の時は予定を家族や友人に伝えておくなどして、連絡を密にすることを心がけましょう。
キャンプの持ち物をそろえるならカードローンがおすすめ
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おわりに
キャンプを始めるなら、必要な持ち物をしっかりとそろえることが大切です。テントや寝袋などの基本的な装備はもちろん、子連れキャンプや女子キャンプで重宝するアイテムなど、シーンに合わせた持ち物を用意しましょう。
キャンプ初心者の方は特に、本記事を活用して忘れ物のないよう準備することをおすすめします。
キャンプ用品をしっかりと整えることで、快適で安全なキャンプを楽しむことができます。本記事を参考に、とことんキャンプを満喫しましょう。