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カードローンはキャッシングとどんな違いがある?それぞれの特徴や使い分け方をわかりやすく解説

カードローンはキャッシングとどんな違いがある?それぞれの特徴や使い分け方をわかりやすく解説
セゾンのくらし大研究 編集部

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聞いたことはあってもイマイチ違いがわかりにくい言葉の組み合わせに、「カードローン」と「キャッシング」を挙げる方はいるかもしれません。どちらもお金を借りることができるサービスですが、細かい点ではかなり異なります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、違いを知ったうえで自分に合ったものを使いましょう。今回の記事では、「カードローン」と「キャッシング」の違いについて、さまざまな観点からわかりやすく解説します。

(本記事は2024年8月14日時点の情報です)

この記事を読んでわかること
  • カードローンはキャッシング、つまり現金を借りられるサービスの一種でである
  • クレジットカードにキャッシング機能が付帯していれば、国内外の提携ATMで現金を借りることができる
  • それぞれ設定される利用限度額、金利が異なるので、多額の借り入れならカードローン、少額の借り入れならキャッシング(クレジットカードのキャッシング枠の利用)と使い分けるのが望ましい
  • いずれにしても事前のシミュレーションは不可欠
MONEY CARD
MONEY CARD

カードローンはキャッシングのひとつ

カードローンはキャッシングのひとつ

キャッシングとは、カードや口座を利用して現金を借りる総称のサービスのことを指します。カードローンは、キャッシングサービスの一種で、現金の借り入れに特化したサービスです。

一方、クレジットカードにキャッシング機能が付帯しているものも、キャッシングサービスに含まれます。この場合、ショッピング代金の支払い以外にも、ATMで現金を借りることができるのが特徴です。

このように、キャッシングにはカードローンと、クレジットカードの付帯機能の2種類がありますが、いずれも使い道自由な現金の借り入れが可能です。また、担保や保証人は原則不要で、利用限度額内であれば複数回に分けて借りることもできます。

カードローンの特徴

カードローンは現金の借り入れに特化したキャッシング専用のサービスであることが大きな特徴です。銀行や消費者金融、信販会社などの提供会社と金銭消費貸借契約を結び、設定された利用限度額の中であれば何度でも繰り返しお金を借りられます。

ただし、利用にあたっては審査が必要になるため、結果として利用できなかったり、当初の希望より利用限度額が低くなったりすることに注意が必要です。

カード付帯サービスのキャッシング機能の特徴

カード付帯サービスのキャッシング機能とは、クレジットカードに、現金の借り入れができるキャッシング機能がついたものです。利用に当たっては、クレジットカード会社と契約して、そこにキャッシング機能をつけることが必要になります。クレジットカードによっては自動付帯しているケースもありますが、使う予定がなければ外してもらうことも可能です。

なお、設定された利用限度額の中であれば何度でもお金を借りられることや、利用に当たっては審査が必要になることは、一般的なカードローンと変わりません。また、国内だけでなく、海外の提携ATMでも、現地通貨で現金を引き出す形で借りることができます。

以降の記事内では、カード付帯サービスのキャッシング機能のことを「キャッシング」と記載するので、その前提で読み進めてください。

カードローン・キャッシングの違いを項目別にチェック!

カードローン・キャッシングの違いを項目別にチェック!

カードローンとキャッシングはどちらもお金を借りることができるサービスですが、細かい部分でさまざまな差があるのでしっかりと理解しましょう。

サービスカードローンキャッシング
融資利率(金利)キャッシングに比べ低めカードローンに比べ高め
利用限度額キャッシングに比べ大きめカードローンに比べ小さめ
融資スピード(カードの新規申し込み時)個々のケースにより異なる(最短即日、1~2週間かかるケースも)個々のケースにより異なる(最短即日、1~2週間かかるケースも)

具体的な違いについて以下の3点から詳しく解説します。

  • 金利の違い
  • 利用限度額の違い
  • 融資スピードの違い

金利の違い

あくまで一般論ですが、カードローンとキャッシングを比べた場合、カードローンのほうが金利は低い傾向にあります。特に、カードローンは利用限度額が高くなるほど低くなる傾向です。

比較的が多額の融資を予定した商品であるうえに、関連する法律の1つである貸金業法により、借入金額に応じて上限金利が決まっていることも背景として挙げられます。

借入金額上限金利
10万円未満年20%
10万円~100万円未満 年18%
100万円以上 年15%

銀行が提供するカードローンは、銀行法に基づいているため貸金業法の適用はありません。しかし、利用者保護の観点から、利用限度額が高くなるほど金利は低くなるのが一般的です。

利用限度額の違い

利用限度額という点でも、カードローンとキャッシングは大きく異なります。カードローンの利用限度枠は金融機関によっても差がありますが、最大で数百万円など、キャッシングより高く設定されていることが多いです。

これに対して、キャッシングの利用限度額は一般的に数十万円~100万円程度が多いです。

融資スピードの違い

融資スピードは新規でカードを申し込んでから利用できるようになるまでと、すでにカードを持っている状態からの融資スピードでは大きな違いがあります。

新規で申し込みを行う際には、審査の状況に左右されるため一概にはいえませんが、どちらも早ければ即日借りられる可能性があります。特に消費者金融のカードローンの場合、最短20分未満で審査結果が連絡されることもあるなど、スピーディーなのが大きな特徴です。その一方で、審査状況によっては数日~数週間、時間がかかかるケースもあるため、早めに利用したい場合は早めに審査を受けるに越したことはありません。

また、クレジットカードにキャッシング機能を新たに追加したい場合も、審査完了までの時間は個々のケースにより異なります。翌営業日に回答がなされることもあれば、1~2週間ほどかかることもあるため、使いたい場合は早めに手配を進めましょう。

カードローンとキャッシングのメリット・デメリットは?

カードローンとキャッシングのメリット・デメリットは?

カードローンとキャッシングはお金を借りられるという共通点はあるものの、細かい部分では異なります。それぞれにメリットとデメリットがあるので、違いを知ったうえで自分に合ったほうを選びましょう。

カードローン

まず、カードローンのメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット

  • まとまった額を借り入れできる
  • 低金利で借り入れできる
  • 使い道が自由
  • 担保・保証人は不要であることが多い
  • リボ払いにより毎月少しずつ返済ができる

金融機関や審査の結果によっても異なりますが、カードローンでは数百万円などある程度まとまった金額を借りることが可能です。ただし、総量規制といって、年収の3分の1を超える融資は受けられないというルールがあります。消費者金融や信販会社のカードローンなど、貸金業法による規制がおよぶ商品の場合、このルールが適用されるため、必ずしも数百万円借りられるとは限りません。

また、銀行のカードローンには貸金業法は適用されませんが、消費者保護の見地から過度な貸付は行われないため、やはり数百万円借りられるとは限らない点に注意が必要です。

デメリット

  • 保有するカードやインストールすべきアプリが増える
  • 返済期間が長くなり、支払総額が増えがちになる
  • 住宅ローン等他のローン審査において影響が出る

カードローンはキャッシングに比べると金利は安いものの、住宅ローンやマイカーローン、教育ローンなど資金の利用目的が決まっている商品と比べると、やはり金利は高めです。借りたお金を何に使うか、目的が決まっているならあえてカードローンではなく、目的別ローンを選択したほうが総返済額は抑えられます。

キャッシング

次に、キャッシングのメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット

  • クレジットカードで即日借り入れ可能
  • 海外で利用可能
  • 新たにカードを作ったり、アプリを入れたりしなくても良い

キャッシングの大きな強みは、クレジットカードさえあればいつでもどこでもお金が借りられることです。スーパーやコンビニ、銀行の店舗などに設置されているATMでも対応していれば、簡単な操作を済ませるだけでお金を借りられます。海外でも空港やスーパー、ショッピングセンターなどに設置されているATMから現地通貨でお金を引き出せるので、両替が間に合わなかった場合でも非常に便利です。

デメリット

  • 金利が高い傾向にある
  • ショッピング枠が減る可能性がある

あくまでもキャッシングは少額の借り入れを想定しているため、金利も高い傾向にあります。金利の負担を避けるという意味では、本当に必要な金額だけを借りて、早い段階で完済するのが望ましいです。

また、キャッシング枠を使うとその分ショッピング枠が減る仕様のクレジットカードもある点には注意しなくてはいけません。

カードローンとキャッシングの使い分けは?借り入れしたい額を考慮しよう

カードローンとキャッシングの使い分けは?借り入れしたい額を考慮しよう

カードローンとキャッシングはそれぞれに特徴、メリット・デメリットがあるので、上手に使い分けることが重要です。ここでは、上手な使い分け方について解説します。

低い金利でまとまったお金を借りたいならカードローン

まず、低い金利でまとまったお金を借りたい場合は、利用限度額が高いカードローンのほうが向いているでしょう。借入金額・返済期間が同じでも、金利が低いサービスなら最終的に払う金額が少なくなり、負担も減らせるからです。

セゾンのカードローン「MONEY CARD GOLD」は、300万円コースでのご融資利率は年6.47%(実質年率)、200万円コースでは年8.47%(実質年率)です。お借り入れコースごとに設定されている金利は1種類のみで、わかりやすいのも特徴です。土日祝日、夜間のATM入出金手数料は何度でも0円なので、手数料を気にせずお使いいただけます。

「わかりやすくて、使いやすい」カードローンをご希望でしたら、ぜひご検討ください。

MONEY CARD GOLDの詳細はこちら

MONEY CARD
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少額だけ借りたいならキャッシング

海外旅行など本当に必要な時に少額だけ借り、早めに返済することを予定しているなら、キャッシングのほうが便利です。すでにキャッシング機能が付帯されている場合は、審査なく借り入れが可能となります。ただし、金利は高めであるため、できるだけ早めに繰上返済したほうが負担も軽減できる点に注意してください。

借り入れ前にチェック!利用の際に注意すべきこと

借り入れ前にチェック!利用の際に注意すべきこと

ここまで説明してきたこと以外にも、お金を借りる際に確認してほしいことがいくつかあります。特に、以下の2点の確認をおろそかにするとトラブルのもとになるため注意してください。

  • 審査なしの融資は避ける
  • 返済シミュレーションをしておく

審査なしの融資は避ける

法律では、カードローンやキャッシングなどお金の貸し借りを前提とする商品を利用する際は、消費者保護の見地から支払能力の審査を行うよう定められています(貸金業法第13条第1項)。

そのため、審査まったくなしの融資サービスは存在しないので、「審査なしで借りられます」と謳っているところは違法業者ですので、絶対に関わらないでください。

また、個人間融資は犯罪に巻き込まれたり、個人情報を悪用されたりする可能性があるため、絶対に使ってはいけません。知らずに使ってしまった場合は、警察や国民生活センター、金融庁「金融サービス利用者相談室」などに相談しましょう。

返済シミュレーションをしておく

カードローンでもキャッシングでも、お金を借りる際は、どれくらいの期間、いくらずつ返済していくのかをシミュレーションしておきましょう。

利用しようとするカードローン、キャッシングの公式WEBサイトにシミュレーターが掲載されている場合は、それを使えば簡単に結果が分かります。また、シミュレーターが掲載されていない場合でも、コールセンターに電話で連絡し、オペレーターに相談すればシミュレーションをしてくれることがあるので、一度確かめてみましょう。

できれば、返済額や借入条件を変えて、数パターン試したうえで無理のない計画を選ぶのが重要です。万が一、途中で返済できなくなってしまうと信用が下がるため要注意です。残額の一括返済を求められたり、他のクレジットカードやカードローンの利用を打ち切られることもあります。

おわりに

カードローン、キャッシングともにお金を借りるためのサービスであることには変わりありません。しかし、カードローンは比較的大きい金額、キャッシングは比較的少額など細かい部分ではかなり差があるので、自分に合ったものを使うことが重要です。そして、いずれの方法を使うにしても、事前にシミュレーションを行い、自分にとって無理のない返済計画を立てましょう。また、これらのサービスを使うためには審査を必ず受けなくてはいけません。「審査なしで借りられます」という言葉には騙されないようお気をつけください。

【貸付条件一覧】クレディセゾン

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セゾンカードローン/MONEY CARD(クレディセゾン)
セゾンカードローン ゴールド/MONEY CARD GOLD(クレディセゾン)
ご融資額:1~300万円
ご融資利率:実質年率 8.0%~17.7%
ご返済回数・期間:1~140回/1~140ヵ月
ご返済方式:定額リボルビング方式
遅延損害金:年率 7.3%~20.00%
担保・保証人:不要
ーーーーーーーーー
メンバーズローン(クレディセゾン)
ご融資額:10~300万円
ご融資利率:実質年率8.0%~15.0%
ご返済回数・期間:6回~96回・6ヵ月~96ヵ月
ご返済方式:元利均等返済方式
遅延損害金:年率11.68%~20.00%
担保・保証人:不要
ーーーーーーーーー
セゾンカード/ゴールドカードセゾン(クレディセゾン)
ご融資額:1~950万円
ご融資利率:実質年率 2.8%~18.0%
ご返済回数・期間:1~110回/1~110ヵ月
ご返済方式:一括返済方式、定額リボルビング方式
遅延損害金:年率 4.08%~20.00%
担保・保証人:不要
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UCカード/UCゴールドカード(クレディセゾン)
ご融資額:1~300万円
ご融資利率:実質年率 15.0%~18.0%
ご返済回数・期間:1回~160回/1ヵ月~160ヵ月
ご返済方式:一括返済方式、元金定額返済方式・ボーナス月元金増額返済方式・ボーナス月のみ元金定額返済方式
遅延損害金:年率 20.0%
担保・保証人:不要
ーーーーーーーーー
ローソンPontaカード・キャッシング(クレディセゾン)
ご融資額:1~100万円
ご融資利率:実質年率 15.0%~18.0%
ご返済回数・期間:1回~45回/1ヵ月~45ヵ月
ご返済方式:一括返済方式、定額リボルビング方式
遅延損害金:年率 20.0%
担保・保証人:不要
ーーーーーーーーー
リフォームローン
ご融資額:30~500万円(1万円単位)
ご融資利率:長期プライムレート(みずほ銀行)+2.50%(実質年率 15.0%以内)
ご返済回数・期間:12回~420回/12ヵ月~420ヵ月
ご返済方式:元利均等返済
遅延損害金:年率 14.5%(365日の日割り計算)
融資事務手数料:33,000円(税込) ※消費税は融資日の税率を適用
担保・保証人:不要
ーーーーーーーーー
長期固定金利住宅ローン「フラット35」 住宅金融支援機構買取型
ご融資額:100万円~8,000万円
ご融資利率:実質年率0.911%~2.109% 固定金利
借入期間、手数料タイプ、融資率、団体信用生命保険の加入の有無及びその種類に応じて融資利率は異なります。
融資利率は毎月見直されます。
ご返済回数・期間:180回~420回、180ヵ月~420ヵ月
ご返済方式:元利均等返済方式、元金均等返済方式
遅延損害金:年率 14.5%(365日の日割り計算)
融資事務手数料:
<定率タイプ>融資額の3.3%以内(税込)、但し最低事務手数料額は220,000円(税込)
<定額タイプ>55,000円以内
担保:融資対象となる土地・建物に、住宅金融支援機構を第1順位とする抵当権を設定させていただきます。
保証:原則不要
ーーーーーーーーー
長期固定金利住宅ローン「フラット35」 住宅金融支援機構保証型
ご融資額:100万円~8,000万円
ご融資利率:実質年率0.850%~15.000% 固定金利
借入期間、手数料タイプ、融資率、団体信用生命保険の加入の有無及びその種類に応じて融資利率は異なります。
融資利率は毎月見直されます。
ご返済回数・期間:119回~419回、119ヵ月~419ヵ月
ご返済方式:元利均等返済方式、元金均等返済方式
遅延損害金:年率14.5%
融資事務手数料:<定率タイプ>融資額の3.3%以内(税込)、但し最低事務手数料額は220,000円(税込)
担保:融資対象となる土地・建物に、当社を第1順位とする抵当権を設定させていただきます。
保証:原則不要

ーーーーーーーーー
株式会社クレディセゾン
貸金業者登録番号
関東財務局長(14)第00085号
日本貸金業協会会員 第002346号

当社が契約する貸金業務にかかる指定紛争解決機関の名称
日本貸金業協会 貸金業務相談・紛争解決センター

TEL:0570-051-051
(受付時間9:00〜17:00 休:土、日、祝日、年末年始)

※貸付条件をよくご確認のうえ、計画的にご利用ください。
※当社所定の審査がございます。審査によりご希望の意に添えない場合もございますのであらかじめご了承ください。

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