夏はいろいろとお金がかかる季節です。特に家族で過ごす時間が多い場合、夏休みの外出やレジャー費用、食費、そして熱中症対策に欠かせない光熱費が家計を圧迫します。
そのような夏をできるだけ出費を抑えながら、楽しく過ごす方法はあるのでしょうか。
今回は、夏のレジャー費用の目安や節約術、緊急時に困らない費用を確保するための方法を紹介します。
新型コロナウイルスの規制も緩和され、今年の夏こそ家族で旅行をと考えている家庭もあるのではないでしょうか。お金のかかる夏を無事に乗り切るためにも、ぜひ取り入れてみましょう。
1.夏休みにかかる費用はどれぐらい?

総務省の家計調査報告(2022年7月~8月、二人以上世帯)によると、支出の内訳は以下のとおりです。
項目 | 2022年7月 | 2022年8月 | 2022年平均 |
食費 | 82,750円 | 85,949円 | 81,888円 |
光熱・水道 | 19,207円 | 21,341円 | 24,524円 |
家具・家事用品 | 14,153円 | 13,010円 | 12,390円 |
被服費 | 9,137円 | 7,218円 | 9,493円 |
保健医療 | 15,162円 | 15,696円 | 14,797円 |
交通・通信 | 42,133円 | 42,384円 | 41,535円 |
教育費 | 8,757円 | 7,997円 | 11,439円 |
教育娯楽 | 27,705円 | 30,826円 | 27,619円 |
その他の消費支出 | 45,687円 | 47,495円 | 48,529円 |
参考:総務省の家計調査報告2022年7月、総務省の家計調査報告2022年8月、総務省の家計調査報告2022年平均
表をみると、8月は食費がほかの月よりも多くかかっており、交通・通信費も平均よりも多くかかる傾向にあります。また、光熱費は7月よりも8月が多くなっています。あわせて教育娯楽費やそのほかの消費支出も7月より8月のほうが多くなっている点も見逃せません。
総支出も7月より8月のほうが多くなっており、全体的に8月に支出が集中していることがわかります。
2.【安近短】お金をかけずに遊ぶ夏休みの過ごし方
夏の出費で多いものは、レジャー費用でしょう。せっかくの夏休み、帰省する方もいれば家族で旅行に出掛ける方もいます。帰省の場合は宿泊料などがかからないため、そこまで費用を気にすることはありませんが、旅行となると人数によってはかなりの金額が必要です。
夏休みは子どもたちがずっと家にいるため食費がかかることからも、レジャー費用はなるべく抑えたいものです。
ここでは、お金をかけずに遊ぶ夏休みの過ごし方について紹介します。
2-1.公共施設を利用する
公共施設は原則として無料もしくは低額で利用できます。住んでいる街には図書館や公民館、児童館、博物館などがあるでしょう。特に、博物館などは夏休みに子ども向けの特別展示を行っているところもありますので、積極的に連れて行ってあげると喜ぶかもしれません。
図書館や公民館などは子ども1人で利用しにくいと感じるかもしれませんが、一緒に行って利用方法を教えることで、あとは自身の好きな時間に行けるようになります。子どもの自立を促す機会にもなるでしょう。
2-2.旅行は「安・近・短」を意識する
旅行というと、県外のリゾート地や海外旅行を思い浮かべる方も多いですが、「安・近・短」を意識した近場の日帰り旅行でも、子どもたちは満足してくれるでしょう。お弁当を持って出掛けてみるのも良いかもしれません。
また、1泊から2泊の小旅行もおすすめです。お盆前後など比較的安い時期を狙うことで、旅行費用を抑えられます。
通常、国内のリゾート地を3泊4日、家族4人で旅行するとなると300,000円~400,000円の費用がかかりますが、閑散期を狙うことで半額とはいかないまでも、安く旅行ができるでしょう。
3.家電の消費電力を見直す節約術

毎年、夏は最高気温が35度を超える日もあり、一日中エアコンを付けることも当たり前になってきています。ただ、エアコンもちょっとした工夫で消費電力を抑えられます。
まず1つは設定温度28度に設定し、その設定を変えないことです。さらにエアコンの設定を自動運転にすることで消費電力を下げることができます。
やってはいけないのは、頻繁に設定温度を変えることや、エアコン自体の電源を付けたり消したりすることです。エアコンはできるだけ同じ条件下の状況を保っておき、それでも暑いと思ったときは扇風機やサーキュレーターを併用して風を循環させるようにしましょう。
また、シーズンが変わるごとにエアコンのフィルターを掃除することも消費電力の節約につながります。できれば2週間に1度は掃除機でホコリを取るなど掃除をしましょう。
冷蔵庫も、使い方によっては消費電力を抑えることができます。まず、冷蔵庫は放熱スペースを確保するためにも壁から5cm以上離して設置するようにしましょう。壁と密着していると、放熱スペースがなく冷蔵庫自体を冷やすために電力を使うことになってしまいます。
冷蔵庫の扉の開閉の頻度を減らすこともポイントです。冷蔵庫の扉を開けるたびに暖かい空気が入ってしまい、それを冷やす電力が必要になりますので、開閉の頻度および開閉時間の短縮を心がけましょう。ほかにも、食品の詰め込み過ぎは消費電力が上がる原因になりますので、定期的に冷蔵庫の中を整理するようにしましょう。
テレビを見ていないときは主電源を落とすことや、適切な音量や明るさに設定することでも、消費電力を抑えられます。
4.夏の思い出作りにかかる資金を調達する方法

どうしてもお金が足りないときには、資金を調達する必要があります。
不要品を売却して収入を得るフリーマーケットの利用は、フリマアプリを活用することで簡単に売却でき、収入を得られます。また不要なものを売却することで、家の中の整理整頓にも貢献できるでしょう。
事前準備として、貯蓄を行う方法もあります。旅行積立やボーナス積立などの積立貯蓄制度を利用し、コツコツとお金を貯めておけば、必要なときに利用できます。
すぐに費用が必要という場合は、カードローンの利用がおすすめです。カードローン会社によっては即日融資が可能ですので、すぐに必要な資金を調達できるでしょう。
カードローンには「銀行カードローン」と「消費者金融のカードローン」があります。クレジットカードを持っており、キャッシング枠が設定されているならクレジットカードのキャッシング枠を利用するほうが早くお金を準備できます。
銀行のカードローンは即日融資ができませんので、その日のうちにお金が必要なら、消費者金融のカードローン、もしくはクレジットカードのキャッシング枠を申し込みましょう。
5.まとめ

夏休みのお金のかけ方については、コロナの前と比較すると消極的な考え方になった世帯は少なくありません。
家族みんなで安心して過ごすために、お金をかけない過ごし方や、すぐに取り組める節約術、さらには資金調達方法について紹介しましたが、その中でも一番のおすすめは急な出費に対応できるカードローンです。
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