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カードローンの審査基準は?落ちる理由や通りやすくなるコツも紹介

カードローンの審査基準は?落ちる理由や通りやすくなるコツも紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

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カードローンの審査基準には、他社での借入状況や職業、勤続年数、住宅ローンの有無などがあります。これからカードローンを利用したい方であれば、審査に通るか心配なのではないでしょうか。

そこでこのコラムでは、カードローンの審査内容などについて解説します。審査に落ちる理由や通りやすくするコツもわかり、必要なときにすぐにお金を準備できるでしょう。

この記事でわかること

カードローンとはクレジットカード会社や消費者金融会社などの専用カードを使って、ATMなどでお金を借りられるサービス。職業や年収、住宅ローンの有無、延滞情報といった審査項目から「返済能力があるか」そして「総量規制に該当しないか」をチェックされ、審査に通れば利用可能です。審査に落ちる理由としては、「信用情報に傷がついている」「短期間で複数のカードローンに申し込んでいる」など、さまざまなことが考えられます。審査に落ちないかどうかが心配であれば、信用情報機関に開示請求をしたり、希望借入額を低くしたりしてみましょう。

MONEY CARD
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カードローンってどんなローン?審査が必要な理由は

お金を借りる手段のひとつに「カードローン」があります。ATMなどで手軽に利用できるため、カードローンの作成を考えている方もいるのではないでしょうか。

ただし、お金を借りる以上は審査に通らなければならず、誰でも利用できるわけではありません。はじめにカードローンの特徴やカードローン審査が必要な理由について解説します。

カードローンってどんなローン?

カードローンとは、クレジットカード会社や消費者金融会社などの専用カードを使って、ATMなどでお金を借りることです。借入限度額の範囲内であれば、いつでもお金を借りられます。冠婚葬祭や旅行費用など、急な出費が発生したときに役立つでしょう。

カードローンの担保や保証人は不要です。住宅ローンやマイカーローンと異なり、基本的に利用目的は問われません。

キャッシングとの違いは?

カードローンと似たものにクレジットカードの「キャッシング」があります。クレジットカードの「キャッシング」とは、クレジットカードに付帯しているお金を借りるサービスです。

カードローンとキャッシングの違いは、金利と利用限度額です。カードローンの金利は年3%〜15%程度と低く、条件によっては数百万円まで借りられます。一方でキャッシングの金利は年12%〜18%程度で、利用限度額は数十万円と小さい場合が多いです。

カードローンに審査が必要な理由

カードローンは、返済能力や総量規制などの審査に通過しなければ利用できません。ここでは、カードローンに審査が必要な理由について具体的に解説します。

返済能力の有無のチェック

カードローンの審査時にチェックされるのは、「利用者が継続的に返済を続けられるかどうか」です。具体的な項目には、職業や年収、住宅ローンの有無、延滞情報、独身・既婚などがあります。

本来であれば買い物時にその場で代金を支払わなければならないところを、貸金会社や銀行が代金を立て替えてくれるのがカードローンです。利用者がしっかりと返済してくれないと経営が難しくなるため、返済能力の有無は重要な審査項目となります。

総量規制に該当しないかチェック

総量規制とは「個人が貸金会社から借り入れられる金額は原則として年収の3分の1まで」という貸金業法のルールです。「返済能力を超える貸付か」を判断する基準のひとつとして設けられています。

例えば年収300万円で、すでに800,000円を借り入れている場合の借入可能額は残り200,000円です。なお、銀行は貸金会社に該当しないため、銀行のカードローンは総量規制の対象外です。

ただし、金額が総量規制内であれば必ず借り入れができるわけではないので、あくまで判断基準のひとつとして捉えましょう。

カードローンの審査内容は?

カードローンの審査内容の項目には、「他社での借入状況」や「個人信用情報」「雇用形態」「年収」「住まいの形態」などがあります。カードローン審査の基準は非公開のため、ここで紹介する条件に当てはまったとしても必ず審査に通るわけではありません。

ただし、これらの項目は、カードローンを作成する際のひとつの指標になるでしょう。ここでは、具体的な内容について解説します。

他社での借入状況

カードローンを作成する際に貸金会社は、総量規制(個人が貸金会社から借り入れられる金額は原則年収の3分の1までというルール)に該当しないかを確認します。他社からの借入金額が多いと、「お金に困っている」「返済が遅れる可能性がある」と判断されることもあるでしょう。

たとえ遅延なく返済していても、複数社から借り入れをしていれば、カードローンの会社は融資を慎重に考える可能性もあります。

個人信用情報

クレジットカード会社や消費者金融会社などは、カードローンの審査時に申込者の信用情報も確認します。信用情報とはローンやクレジットカードの取引に関する内容で、「個人信用情報機関」に登録されており、具体的には、以下のような情報です。

  • 本人情報(氏名・生年月日・住所・電話番号・勤務先など)
  • 契約内容(契約日・貸付日・貸付金額など)
  • 返済状況(入金日・残高金額・延滞など)取引事実(債務整理など)

延滞履歴があると、審査に通るのは難しいといわれています。延滞情報の登録期間は完済からおよそ5年間です。

職業・勤続年数などの雇用形態

職業に関しては正社員のほうがパートやアルバイト、自営業よりも「収入が安定している」として、返済能力が高いと判断されます。また勤続年数が長いことも、収入が安定していると判断される要因です。

無職で安定した収入がない場合、審査に通るのは難しいでしょう。

年収・年収に対する返済比率

年収が高いほど審査に有利に働くこともあります。ただし支出が多く他から借り入れをしていると、審査にマイナスに影響する可能性もあります。

年収が高い方であってもカードローンに申し込む際には、「収支の管理をしっかりできているか」見直すことが大切です。

住まいの形態や住宅ローンの有無

「持ち家か賃貸か」もカードローンの審査において重要な審査項目です。持ち家で住宅ローンが完済していれば、プラスの材料となるでしょう。

賃貸であれば家賃と借入額のバランスが見られ、場合によっては希望する借入額で審査が通らない可能性もあります。また居住年数が長いほど、「生活が安定している」と判断されるでしょう。

カードローン審査の流れ 

カードローンの審査は、一般的に以下のように進みます。

  • ローンの申し込み
  • 提出書類のチェック
  • 申込属性の審査・個人信用情報の照会
  • 意思確認や在籍確認
  • 審査完了・カード発行

利用開始までの時間はカード会社によって異なりますので、スムーズにお金を用意するためにも、必要書類などをあらかじめ把握しておきましょう。

ローンの申し込み

はじめにスマートフォンやパソコンからカードローンを申し込みます。申し込みは店舗や電話などからの申し込みも可能なカードローンもあります。

申し込み時には、名前や性別、生年月日、職業、年収、希望する利用限度額、他社からの借入金額などを入力します。また運転免許証や個人番号カードといった本人確認書類が必要です。希望する借入金額によっては、収入証明書類(源泉徴収票や給与明細書、確定申告書など)の提出を求められます。

入手するのに時間がかかる書類もあるため、余裕を持って準備すると安心です。

提出書類のチェック

次にカード会社が提出書類と申し込み内容を確認します。収入など虚偽の申告をしても虚偽だとわかり、信用を失ってしまう可能性もあるため、正確に申告することが重要です。

手続きのスピードはカード会社によって異なるため、急いでいる方は手続きの早いカード会社を選ぶようにしましょう。

申込属性の審査・個人信用情報の照会

カードローンの審査では申込者の情報の詳細について、審査が行われます。具体的には年収や勤務先の従業員規模数などが個別に確認され、コンピュータにより自動的に各社の規定する基準に達しているか判断されます。

次にカードローンの会社は、加盟する個人信用情報機関に申込者の取引情報を照会します。「延滞がないか」「他から借り入れをしているか」などを確認するためです。万が一延滞がある場合には、審査に通る可能性が低くなるため、他の手段を考えておきましょう。

意思確認や在籍確認

審査基準を通過すれば、勤務先への在籍確認や本人への意思確認が行われます。「申込内容にある勤務先で働き、返済できる状態か」を確認するためです。

在籍確認の電話が入る場合もカード会社はプライバシーに配慮し個人名を名乗り電話をかけるため、会社に知られずに済むでしょう。

審査完了・カード発行

全ての審査が完了したらカードの発行です。カードは郵送または店舗などで受け取ります。カードなしのカードローンの場合には、口座に入金される形で利用開始できます。

MONEY CARD
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カードローンに落ちる理由は? 

カードローンの審査に落ちてしまうのには理由があります。審査基準は公開されていませんが、ご自身の行動や他社からの借入状況を振り返ると、原因がわかってくることもあるでしょう。ここではカードローン審査に落ちる理由について解説します。

申込内容に不備や虚偽がある

申込内容に不備や虚偽の申告があると、審査に通らない可能性が高くなります。生年月日や住所などを誤って申告してしまった際には、最終的に審査に通るとしても確認作業で時間がかかることもあります。再申し込みを回避するためにも、申告内容は入念に確認しましょう。

また年収を高くしたり、無職なのに前職の勤務先を申告したりした場合でも、虚偽はすぐに発覚します。

信用情報に傷がついている

カードローン以外にクレジットカードのキャッシングやマイカーローンを利用しているとき、スマートフォンの料金や奨学金などの返済が遅れているときには、審査に落ちる可能性が高くなります。「融資をしても返済が遅れる可能性が高い」と判断されてしまうためです。

任意整理や個人再生、自己破産といった債務整理の履歴も個人信用情報に記録されます。信用情報に傷がつくと新たな借り入れは困難なため、親族などの身内に相談するなど他の方法を検討してみましょう。

短期間で複数の会社に申し込んでいる

短期間で複数のカードローンに申し込むと、「他社では審査に通らない理由があるのかもしれない」「しっかりと返済してくれるかどうかわからない」と判断されてしまうこともあります。

急にお金が必要なときであっても慌てて複数のカードローンに申し込んだりせずに、申し込みはひとつにとどめて、審査に落ちたら別の会社を探すなど行動をとりましょう。

総量規制や返済比率に問題がある

借入希望額が年収の3分の1を超える場合には総量規制に該当するため、審査に通らないでしょう。また住宅ローンやマイカーローンの返済額が多いほど、年収に対する返済額の割合が高くなるため、審査にマイナスに働きます。

カードローンの借入希望額は必要最低限の金額にとどめ、足りない部分は他の方法で補うようにしましょう。

必要な書類を提出しなかった

借入金額が「500,000円を超える」または「他社も含めて100万円を超える」場合などには、収入証明書類(源泉徴収票や給与明細書、確定申告書など)が必要です。状況によって必要な書類は異なるため、申し込み前にしっかりと確認しましょう。

カード審査に通りやすくするコツ 

カードローンを利用する際には、自身の信用情報や返済能力を確認することが大切です。最後に、カードローンの審査に通りやすくするコツを解説します。

信用情報を確認しておく

「過去に延滞や債務整理をした」など、ご自身の信用情報に不安がある場合には、信用情報機関に開示請求を行いましょう。信用情報に傷がついていれば、一定期間が経ってから申し込みを行うのが得策です。すぐにお金が必要であれば別の方法を検討してみましょう。

個人信用情報機関にはJICC(日本信用情報機構)とCIC(シー・アイ・シー)、KSC(全国銀行個人信用情報センター)の3つがあり、インターネットや郵送などで開示請求が可能です。手数料や開示報告書が届くまでの日数は各機関で異なります。

返済できるかどうかを考える

カードローンの利用にあたっては、遅延なく返済できる金額を借り入れることが前提です。収入が低かったり、住宅ローンやマイカーローンなど他の借り入れもある場合には、審査に通りづらくなってしまいます。「借入希望額を低くする」「他のローンの返済を進める」などの工夫が必要です。

審査に通るかどうか心配な方はフリマアプリで物を売ったり、アルバイトをしたりと別でお金を準備する方法を考えておきましょう。

銀行ではなく貸金会社のカードローンを選ぶ

銀行カードローンの審査は貸金会社のカードローンと比べて審査が厳しいといわれています。カードローンを選ぶ際には、銀行だけではなく貸金会社(クレジットカード会社や消費者金融会社)のカードローンも含めて幅広く検討してみましょう。

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おわりに 

カードローンの審査基準には、「他社での借入状況」や「個人信用情報」「雇用形態」「年収」「住まいの形態」などがあります。審査に落ちる理由としては、「信用情報に傷がついている」「短期間で複数のカードローンに申し込んでいる」など、さまざまなことが考えられます。

審査に落ちないかと心配であれば、信用情報機関に開示請求をしたり、希望借入額を低くしたりしてみましょう。また銀行に比べると審査が通りやすいといわれている貸金会社のカードローンを選ぶのもおすすめです。

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