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海外移住におすすめの国を3つ紹介。移住する際に確認すべきポイントを解説

海外移住におすすめの国を3つ紹介。移住する際に確認すべきポイントを解説
セゾンのくらし大研究 編集部

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生活拠点を海外へ移したいと考える方は珍しくありません。特に近年はグローバル化が進んだことで、海外に視野を広げる方が増加しています。このコラムでは、海外移住におすすめの国を3つ紹介します。海外移住をする際に確認しておきたいポイントも併せてチェックしましょう。

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海外移住におすすめの国3選

グローバル化が進んだことにより、海外で生活をしたいと考える方は増えています。しかし海外移住の際は、国ごとの違いを理解して、どの国で生活をしていきたいか見極めることが大切です。

ここでは、海外移住におすすめの国を3つご紹介します。どのような点が海外移住におすすめなのかをチェックして、移住先を検討する際の参考にしてください。

カナダ

1つ目の海外移住におすすめの国はカナダです。カナダは、自然が豊富でのんびりとした時間を過ごしたい方におすすめです。

ビザがなくても最大6ヵ月は現地に滞在できるため、まずはカナダの雰囲気を味わいたい方でも行きやすいでしょう。

またほかの英語圏である、アメリカやイギリスよりも永住権の窓口が広く、移住しやすいのもポイントです。例えば、英語力がなくても、カナダで就労経験を積めば、永住権の申請を行えます。

英語力のない方や年齢を重ねた方でも、永住権の取得を目指しやすいといえるでしょう。

気候に関しても、カナダは寒いイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、実際は大阪や東京より少し寒いぐらいの気温です。例えば、バンクーバーの年間の最高気温は29度で、冬でも氷点下になることはあまりありません。

さまざまな国からカナダに移住しているため、人種差別も起きにくいとされています。また、アジア系の方も多く、日本食を食べられる店も多数あります。そのため、日本人が移住しやすい国といえるでしょう。

カナダに移住するためには、ビザを取得しなければいけません。ビザを取得するためには、カナダで就労経験を積むのがおすすめです。

例えば、看護師や保育士といったスキルを必要とする職業に就いておくと、永住権を獲得しやすくなります。反対に、ベッドメイキングや清掃などの仕事は、評価されにくい傾向です。

ほかにも、1〜2年ほど高等教育機関を利用した後に、就職活動するのもひとつの方法です。カナダに移住したい方は、事前に準備を行いましょう。

オランダ

海外移住におすすめの国、2つ目はオランダです。オランダは英語を話せる方も多く、オランダ語を話せなくても日常生活に影響が出ることは少ないでしょう。

ただし、役所や銀行の種類などはオランダ語で記載されているため、自身で翻訳しながら手続きを進める必要があります。

オランダはフリーランスにもビザを発行しており、個人事業主の方が海外移住先に選ぶことも増えています。起業ビザや永住権の取得へのハードルも高くないため、海外で過ごしたい方におすすめです。

また、オランダはほかのヨーロッパ諸国へもスムーズに移動できるため、他国と行き来しながらビジネスをしたり、プライベートを楽しんだりしたい方にも魅力的な国といえるでしょう。

例えば、オランダのロッテルダムから、ベルギーのブリュッセルまではバスで約1時間半の距離です。

オランダに移住するためには、就労ビザを取得しなければいけません。主なビザの種類である以下の中から、条件を満たせそうなものを選びましょう。

【個人事業主向けのビザ】

個人事業主が申請できるビザのことで、事業計画書と銀行に保証金を預けることなどが条件です。有効期間は2年ですが、延長も可能です。

【起業者向けのビザ】

オランダで法人を設立する方に向けたビザで、日本人は比較的簡単に取得できます。ただし、移住する際は、保証金が必要です。

オーストラリア

海外移住におすすめの国、3つ目はオーストラリアです。オーストラリアは、過ごしやすい気候で日本との時差もあまり感じられないため、旅行で訪れる方も多いでしょう。

オーストラリアは日本より約2倍物価が高いものの、給料も2倍ほど高いのが特徴です。また有給休暇を取得しやすく、残業が少ないため働きやすい環境といえるでしょう。

オーストラリアの永住ビザを取得するには、英語力が必要です。過去の仕事で具体的な成績を残していれば、評価が高まる可能性があります。

海外移住するメリット2つ

海外移住するメリットは、新しい環境で人生を楽しめることと日本にいる家族が旅行でリフレッシュできる候補先のひとつになれることの2つです。

海外へ移住すれば、今まで暮らしてきた環境や人間関係とはまったく別の世界で生活でき、第二の人生を楽しめます。ほかにも、海外へ移住することで、日本にいる家族が海外旅行を楽しみながら帰省できるでしょう。

ここでは、海外移住するメリットを2つご紹介します。

新しい環境で人生を楽しめる

海外移住すれば、日本とは異なる新しい環境で人生を楽しめます。特に、現代は超高齢社会に突入しており、定年後も自分の人生を謳歌できる時間も長くなっています。

新型コロナウイルスの感染が落ち着けば、より一層海外への移住を考える方が増えるでしょう。

ほかにもグローバル化が進んだことやリモートワークが広まったことなどを理由に、どこでも生活しやすい環境が整ったことも影響しています。

例えばIT系のフリーランスであればパソコンひとつで仕事ができるため、日本に留まる理由はないかもしれません。

インターネットを活用すれば日本の企業とも会議を行えるため、働く場所を選ばず仕事もできるでしょう。海外へ移住すれば、今までとは異なる環境や人間関係の中で、新しい人生をスタートできます。

日本にいる家族がリフレッシュできる候補先のひとつにもなる

海外移住すれば、日本にいる家族がリフレッシュできる候補先のひとつになります。例えば正月やお盆に会いに行く場合は、帰省が海外旅行になるでしょう。

祖父、祖母の観点から考えると、子どもや孫にとっても、魅力的な国であれば今まで以上に帰省してくれるかもしれません。ほかにも移住先で住宅を購入できれば、相続財産として残せるだけではなく、リフレッシュ先として提供できます。

海外移住する前に行っておくべきこと4つ

海外に移住する前に、以下の4つを行っておきましょう。

  • まずは旅行に行ってみる
  • 現地の言葉を学ぶ
  • 今後の仕事について考える
  • ビザの取得方法を確認する

いきなり海外へ移住するのではなく、まずは旅行から始めましょう。実際に現地を訪れることで、発見できることもあるかもしれません。

また海外への移住は旅行と異なり、現地で生活しなければならないため、現地の言葉を学んだり仕事について考えたり準備をしておく必要があります。

移住先によってビザの取得方法は異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。ここでは、海外へ移住する前に行っておきたいことを解説します。

まずは旅行に行ってみる

海外移住する前に、まずは旅行に行ってみましょう。例えば「この国に住んでみたい」「こんな場所で生活できれば、楽しいだろうな」「小さいころから憧れていた国で過ごしてみたい」と感じていたとしても、実際に訪れてみたら印象が変わるかもしれません。

そのため海外移住の前に現地を訪問して物価や気温、風土などを実際に感じてみましょう。できれば短期ではなくロングステイがおすすめです。

またその際は、1人で海外を訪問するのではなく、一緒に海外移住しようと考えている方と行くことが大切です。移住者全員が納得して暮らせる国を見つけましょう。

現地の言葉を学ぶ

移住先の国が見つかったら、現地の言葉を学んでおきましょう。旅行のように短期の滞在であれば、現地の言葉をあまり理解していなくても、ジェスチャーや片言の英語で乗り切れるかもしれません。

しかし海外移住となれば最低限の言語力は必要となります。言語力がないと日常生活の中で困ったことがあっても助けを求められなかったり、近所付き合いがうまくできなかったりと、さまざまな弊害が生じるでしょう。現地の言葉を理解することで、現地の方々とも交流を深められます。

ただし事前に言語を学習したとしても実際に現地へ行けば、うまく聞き取れなかったり、方言や発音の癖に苦戦してコミュニケーションが取れなかったりと、言語に関する悩みが生まれる可能性は少なくありません。学習したことをベースに、現地の方々との交流を深めながら学んでいくことが大切です。

今後の仕事について考える

海外移住する際は、今後の仕事についても考えておきましょう。海外で不安なく生活するためには、収入を確保しておくことが大切です。そのため海外移住を考えている方は、早い段階で将来的なビジネスプランを考えておきます。

例えば現地の企業に就職したり、海外勤務のある日本の企業に転職したりするのもひとつの方法でしょう。今までの社会経験を活かせば、海外で勤務できる可能性もあります。

ただし海外勤務のある会社に就職したからといって、いきなり海外へ赴任できるわけではありません。数年間日本で勤務経験を積んだあとに、海外へ転勤するのが一般的です。また自分の行きたい国に赴任できる保証がない点も覚えておきましょう。

ほかにもすでに専門のスキルを持っているのであれば、うまく活用してフリーランスで生計を立てることもできます。自分の得意分野を仕事にしながら海外移住もできるため、生活も充実するかもしれません。

ビザの取得方法を確認する

海外移住する前に、ビザの取得方法を確認しましょう。ビザの取得方法や有効期限などは、移住する国によって異なります。

国によっては、オンラインでの申請にも対応してくれるため、手続き方法についてあらかじめ確認しておくと安心です。また、一般的にビザの申請は以下の書類が必要となるため、準備しておきましょう。

  • 申請書
  • 手数料
  • パスポート
  • パスポートの写真

なお、移住する国によっては追加で書類を準備する場合もあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

海外移住する先を選ぶ際の3つのポイント

海外移住先を選ぶ際は、以下の3つのポイントに注目しましょう。

  • 治安の良い地域を選ぶ
  • 気候や物価など暮らしやすい国を選ぶ
  • 日本との時差を確認する

海外での生活は、日本とまったく同じではありません。治安や気候、物価など、地域によって異なるため、自分が暮らしやすい国を見つけることが大切です。

また、地域によっては日本との時差が生じるため、確認しておくと安心でしょう。ここでは、海外移住先を選ぶ際のポイントをご紹介します。

治安の良い地域を選ぶ

海外移住先は、治安の良い地域を選びましょう。治安の良い場所に移住したからといって、必ずしも安全とは限りません。しかし少しでも治安の良い地域を選んでいれば、危険な目に合う可能性を抑えられます。

特に日本は、世界の中でも治安の良い国といわれているため、日本で暮らしているときと同様の感覚で行動すれば危険を伴う場合もあるでしょう。

そのため、現地の方々に周辺の治安状況を確認しておくことも大切です。また、治安の良い地域に移住したとしても、必要以上の金品を持ち歩かない、夜道を歩かないといった対策も必要かもしれません。

気候や物価など暮らしやすい国を選ぶ

海外移住先を選ぶ際は、気候や物価などの暮らしやすさを確認しましょう。例えば、寒暖差の激しい地域や災害の多い地域、日本の梅雨のようなジメジメした季節のない地域など、移住先によって環境は異なります。

気温や災害など、事前に調べられる情報はすべて確認しておき、自分にとって住みやすい環境であるかどうかを確認しておくことが重要です。

気候以外にも、生活環境や物価、医療体制なども生活していくうえでは重要です。生活しやすい環境が整っていたとしても、物価が高いが故に生活が苦しいと感じる可能性も否定できません。

そのため、生活費や物価、収入などを考慮することが大切です。ほかには、慣れない生活で病気になる可能性があることも増えるかもしれません。病気にかかる機会が増える可能性も見越して、事前に暮らしやすい地域を選びましょう。

日本との時差を確認する

海外移住先を選ぶ際は、日本との時差を確認しましょう。特に日本に家族や友人がいる方や、頻繁に日本へ帰国しようと考えている方は、時差を確認しておくことが重要です。

例えば時差のあまりない地域に移住すれば、日本にいる家族や友人と連絡が取りやすくなります。ほかにも、時差による体調不良の心配が減るといったメリットもあるでしょう。日本との時差を考慮しながら移住先を検討すれば、移住後の生活をより楽しめます。

海外移住する際の注意点2つ

海外移住の際には年金の受給についての確認をしたり、医療保険の加入を検討したりしましょう。日本での暮らしとは異なり、海外での生活は年金制度や医療保険に違いが生じます。

また移住先の国によっても対応が異なるため、あらかじめ確認しておくことが重要です。特に医療保険がなければ実費で治療を受けることになり、経済的な負担は大きくなるでしょう。

ここでは、海外移住の注意点を解説します。

年金の受給について確認しておく

海外に移住する際は、年金の受給について確認しておきましょう。海外に移住しても国籍が日本であれば、年金を任意で加入できます。年金を受給できる年齢になったら、受給の申請手続きを行えば、海外に住んでいても年金を受け取れます。

ただし海外の移住先によっては、現地の年金に加入しなければいけないケースがあるため注意しましょう。例えばアメリカと日本は社会保障に関する協定を結んでいるため、年金への加入が義務付けられています。

そのため海外へ移住する際は、年金制度について確認しておくことが大切です。主要各国の年金制度の概要は、以下を参照ください。

主要各国の年金制度の概要|日本年金機構

医療保険の加入を検討する

海外へ移住する際は、医療保険への加入を検討しましょう。日本を離れて海外に移住すれば、日本の医療保険は使用できません。保険がなければすべて実費で医療を受けることとなるため、医療費が高額となります。そのため、自身に合った医療保険に加入することが大切です。

医療保険はクレジットカードに付帯している保険を利用することも可能ですが、海外移住となる場合は現地の医療保険への加入を検討するのがおすすめです。現地の医療保険は、地域によって条件が異なるため、移住先が決まったら早めに確認しておきましょう。

また海外での医療保険への加入は、所得や年齢によって条件が異なります。保険への加入を検討する際は、併せてチェックしておくと安心です。主な諸外国の医療保険についての概要は、以下をご覧ください。

日本と諸外国の医療水準と医療費|世界に誇れる日本の医療保険制度|日本医師会

現在住んでいる自宅の売却には「リースバック」がおすすめ

海外移住を検討している方には、リースバックの活用がおすすめです。リースバックとは、現在住んでいる自宅を売却した後も住み続けられるサービスのことです。自宅を売却するため、まとまった現金を確保できます。

まとまった資金を準備できれば、海外移住をする際の渡航費や新生活の費用などに充てられるでしょう。引越しすることなく住み続けられるので、ビザ取得に時間がかかってしまった場合にも、住まいを心配する必要もないのもメリットです。

また、売却後の住まいを探す必要もなく、住み慣れた場所で移住までの時間を過ごすことも可能です。ほかにも、リースバックを活用すれば、固定資産税の支払いがなくなる点もメリットといえるでしょう。一度売却した自宅を再度購入できます。

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おわりに

海外に移住すれば、今までと異なった環境の中で新しい生活を楽しめます。また家族が海外旅行を楽しみながら帰省できるため、リフレッシュの場としても提供できるでしょう。

ただしいきなり海外へ移住するのではなく、まずは気になる国に旅行として訪れたり、言葉を学んだり、準備が必要です。ほかにも年金や医療保険など、日本と異なる制度の中で生活できるように、あらかじめ対策を立てておきましょう。

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