婚約指輪の相場は20〜40万円で、指輪を受け取る女性の年齢が上がるにつれて金額も上がる傾向にあります。しかし、約半数の女性が高額なものを望んでいません。金額よりも気持ちを大事に考えているといえるでしょう。婚約指輪の相場と女性の本音、購入のタイミングについてご紹介します。
1.婚約指輪の相場は20~40万円
婚約指輪の相場は20~40万円です。婚約指輪にはダイヤモンドなどの宝石が使われていることが多いため、結婚指輪よりも高額になる傾向があります。婚約指輪の相場は、かつては給料の3ヵ月分ともいわれていましたが、現在はおよそ給料の1ヵ月分のものを購入している方が多いようです。以下の表は、婚約指輪に使った金額とその構成比率をまとめたものです。
婚約指輪に使った金額 | 構成比率 |
20万円未満 | 16.4% |
20~40万円未満 | 49.4% |
40~60万円未満 | 23.4% |
60~80万円未満 | 6.6% |
80~100万円未満 | 1.7% |
100万円以上 | 2.5% |
なお、ゼクシィの「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」によると、全体の約25%の方が婚約に際して指輪などの婚約記念品を贈っていないことが分かっています。婚約指輪に使った金額にばらつきがあることや、4人に1人は婚約指輪を贈っていないことから、婚約指輪に対する考え方は人それぞれだといえるかもしれません。
1-1.年齢別に見た婚約指輪の相場
男性が実際に購入した婚約指輪の金額相場について、指輪を受け取る女性の年齢別にまとめました。
女性の年齢 | 婚約指輪の金額相場 |
24歳以下 | 27.6万円 |
25~29歳 | 38.2万円 |
30~34歳 | 41.1万円 |
35歳以上 | 41.9万円 |
他にも24歳以下の女性に60万円以上の婚約指輪を贈った方は1人もいないこと、35歳以上の女性のうち約1割の方は100万円以上の婚約指輪をもらっていることがゼクシィの調査で明らかになっています。女性の年齢が上がるにつれて、婚約指輪の金額相場も上がるといえるでしょう。
1-2.女性はいくらの婚約指輪を望む?
現在は給料1ヵ月分の価格帯の婚約指輪を贈る男性が多い傾向です。しかし、女性の半数以上は「婚約指輪はいくらでも良い」または「10万円以下のもので良い」と考えていることが調査で判明しています。金額の高さよりも贈り手の気持ちを大事に考える女性も多くいるため、婚約指輪を購入する際はパートナーを思いやる気持ちを第一に選びましょう。
2.金額で大きく変わる婚約指輪の質
使用されるダイヤモンドの大きさや質などによって、婚約指輪の金額は大きく変わります。20~40万円のものには、質の良いダイヤモンドが使われているケースが多いでしょう。一方、10万円未満となると宝石の質を問えないうえに、購入先はネットショップなどに限定されます。
指輪の金額が50万円以上となると質が高いことはもちろん、大きなダイヤモンドが使用されている場合が多くあります。50万円以上のものは、名が知れた海外ブランドのものに多い傾向です。
2-1.婚約指輪の金額を決める3つの要素
婚約指輪は安価なものから高価なものまで数多くの種類があり、金額は主に以下3つの要素によって決まります。
- ダイヤモンドの4C
- 指輪のデザイン
- 指輪に使用する素材や幅
また、名が知れたブランドのものは、そうでないものと比べて高額になりやすいでしょう。婚約指輪の金額を決める3つの要素と金額の特徴を詳しく解説します。
・ダイヤモンドの4C
指輪に使用されるダイヤモンドの大きさや質は、婚約指輪の金額を決める1つの要素です。一般的にダイヤモンドの質は4Cという基準で判定されます。4Cとは、以下4つの頭文字を取った言葉です。ダイヤモンドの質を示す4つのレベルが高いほど、当然、価格も高くなります。
- カラット(重さ)
- カラー(色)
- クラリティ(透明度)
- カット(輝き)
・指輪のデザイン
婚約指輪の金額は、指輪のデザインによっても変わります。以下は、婚約指輪に用いられる一般的なデザインとその特徴をまとめたものです。特にダイヤモンドを多く使用するメレやパヴェは高額になる傾向があります。他にもデザインが複雑なものは高額になりやすいでしょう。
指輪のデザイン | デザインの特徴 |
ソリテール | センターにダイヤモンドがついている |
エタニティ | リングに沿って一列にダイヤモンドが埋め込まれている |
メレ | センターのダイヤモンドの周りに小さなダイヤモンドがちりばめられている |
パヴェ | 幅広のリングにたくさんのダイヤモンドが敷き詰められている |
・指輪に使用する素材や幅
婚約指輪の金額は、指輪に使用される素材や幅によっても変わります。婚約指輪に使われる主な素材は以下の2つです。
- プラチナ
- ゴールド
かつてはゴールドよりもプラチナが高価でした。しかし、近年は金の需要が高まっており、高騰が続いています。2022年4月現在、プラチナとゴールドの価格に大差はありません。いずれの場合もリングの幅が広いほど、婚約指輪の価格も上がります。
3.婚約指輪の選び方
婚約指輪は一生大切に持つもののため、パートナーの好みに合わせて選ぶことをおすすめします。一人で選べない場合は、パートナーと一緒に選ぶと良いでしょう。ゼクシィの「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」によると、38.0%のカップルが婚約指輪のデザインを一緒に決めています。必ずしもサプライズで贈る必要はないため、婚約指輪選びに迷う場合はパートナーに相談してみましょう。
3-1.予算どおりにいかないケースも多い
婚約指輪をパートナーの好みに合わせるとなると、予算どおりにいかないケースが多いかもしれません。ゼクシィの調査によると婚約指輪の平均金額は35万円です。一方で、男性の約6割の方が婚約指輪の予算を30万円以下と想定しているため、予算を超えてしまうケースが多いことがうかがえます。
婚約指輪を購入するための資金が足りない場合は、SAISON CARD DigitalやONLINEキャッシングの利用がおすすめです。SAISON CARD Digitalは申し込みから最短5分で作成できるクレジットカードです。SAISON CARD Digitalの発行後であればONLINEキャッシングを利用でき、かんたんな手続きで最短数十分でキャッシングすることも可能です。
4.婚約指輪を購入するタイミング
婚約指輪は指輪を渡す1〜5ヵ月前に購入すると良いでしょう。指輪を購入するタイミングに大きな幅がある理由は、指輪の注文方法によって納期が大きく異なるためです。婚約指輪の3つの注文方法とそれぞれの納期は以下のとおりです。婚約指輪は結納や両家の顔合わせ時にお披露目するのが一般的です。必要なタイミングまでに間に合うよう、前もって準備しましょう。
婚約指輪の種類 | 目安納期 |
既製品 | 2週間~1ヵ月 |
セミオーダー | 1~2ヵ月 |
フルオーダー | 5ヵ月 |
5.婚約指輪はパートナーの気持ちを考えて選ぼう
婚約指輪の相場は20〜40万円です。およそ給料の1ヵ月分で購入している方が大半を占めます。
高額な指輪を望む女性は少数派であることから、婚約指輪を選ぶ際は金額よりもパートナーの気持ちを大事にすると良いでしょう。
なお、婚約指輪を購入してから受け取るまでには短くても2週間〜1ヵ月程度かかります。プロポーズや結納、両家顔合わせまでに間に合うよう前もって準備しましょう。