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ブライダルフェアとは?参加するメリットや流れをご紹介

ブライダルフェアとは?参加するメリットや流れをご紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

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結婚式を考えた際によく耳にする「ブライダルフェア」。聞いたことはあっても実際にどんなものか知らないという方も多いのではないでしょうか。今回はブライダルフェアの内容やブライダルフェアにまつわる疑問点についてまとめました。実際に結婚式を予定している方はもちろん、将来のためにブライダルフェアについて知っておきたいという方もぜひ参考にしてみてください。

1.ブライダルフェアは何をするの?当日の流れとは

ブライダルフェアは、結婚式を挙げる予定のカップルを対象として行われる、参加型のイベントです。内容はそのブライダルフェアによって異なりますが、一般的に、結婚式場内の施設見学や料理の試食、ウエディングドレスの試着などが行われます。

ブライダルフェアに参加するにあたって、参加前にしておきたいのが、結婚式場を絞ることです。結婚式場は大きく分けると「ホテル」「専門式場」「レストラン」「ゲストハウス」と4つのタイプがあります。その違いを確認していきましょう。

まず、ホテルは複合施設のため、宿泊やレストランといった施設設備が充実しています。日帰りでの参加が難しい遠方からのゲストがいても安心です。「専門式場」は結婚式を行うためだけに作られた施設なので、挙式会場はもちろん披露宴会場も複数併設されているのが特徴です。

結婚式を行うために造られた専門の場ですので、スムーズな動線が確保されているといったメリットがあります。平時に美味しい食事を提供しているレストランは、料理を重視するカップルにおすすめの式場です。

最後にゲストハウスは貸し切り型のため、お二人とゲストだけの空間を作ることができます。それぞれの違いをカップルお二人共が理解したうえでブライダルフェアに参加すると、よりご自身が希望する結婚式のイメージに近くなるでしょう。

ここからはブライダルフェアの中身と流れを確認していきます。

1-1.受付

受付では、まずブライダルアンケートを記入します。ご自身が考えている結婚式のイメージやゲストの人数などを記入する一般的なアンケート内容となっています。ブライダルフェア担当者はこのアンケートをもとに、進めていくのでお二人の思いや考えをできる限り具体的に記入すると良いでしょう。

1-2.挙式・披露宴会場の見学

受付が終了すると、挙式会場・披露宴会場の見学にうつります。実際の会場を見ることで雰囲気をつかむことができるでしょう。またホテルや専門式場であれば複数の会場があるため、見学でご自身好みの会場を見つけてみましょう。

1-3.模擬挙式

ブライダルフェアによっては、会場の見学だけでなく模擬挙式に参加できる場合もあります。模擬挙式の時間はおおよそ20〜30分がほとんどで、挙式の中でどう動かなければならないのかを客観的に見ておくことができます。

挙式の流れを参列者として見ることができるので、チャペルの雰囲気や照明の見え方などもよく分かります。また結婚式場によって、バージンロードの長さや広さも異なるのでチェックしておくと、ウエディングドレス選びでも役に立つはずです。模擬挙式に参加すると、より挙式のイメージがつかみやすくなるでしょう。

他にもバルーンリリースやフラワーシャワーなどの演出体験ができる場合もあります。

1-4.模擬披露宴・試食会

模擬披露宴では、会場の広さや装飾以外にも音響・照明など、実際の雰囲気を感じることができます。実際に披露宴を行うときには、ウエディングムービーを流したりキャンドルサービスで披露宴会場を回ったり高砂周辺(新郎新婦のおふたりが座るメインテーブルの辺り)でゲストと写真撮影をしたりといった演出を行うことがあるでしょう。ご自身が希望する演出をイメージどおり行うことができるかどうかを確認しながら参加してみてください。

また、模擬披露宴だけではなく試食会を開催している結婚式場も多くあります。中にはウエディングケーキが試食できる場合もあります。試食会に参加することで、料理の出されるタイミングやスタッフの雰囲気・対応の確認ができます。試食会は金額が発生する場合もあるので事前に確認しておくと安心です。

1-5.ウエディングドレス試着

ドレスショップを併設している会場の多くでは、ウエディングドレスの試着を行っています。結婚式を行ううえで一番の楽しみがウエディングドレスという方も多いはずです。実際にドレスのブランドや色味・種類を確認することで、結婚式へのモチベーションがより高まるでしょう。

1-6.プランナーとの相談会

ブライダルフェアの最後は、ウエディングプランナーとの相談会になります。受付で行ったアンケートや見学・体験をもとに、結婚式の中身についてじっくり話し合うのが目的です。また見積もりや日程の相談など具体的な内容に入っていきます。結婚式に向けて質問があれば、この相談会で聞きましょう。

2.ブライダルフェア参加の意味やメリットは?

ここからはブライダルフェアに参加することでのメリットを確認していきます。

2-1.結婚式のイメージが明確になる

結婚式の漠然としたイメージが、見学や模擬挙式・模擬披露宴での体験によって明確化していくはずです。理想の結婚式の形がお二人の中でより具体的になるでしょう。

2-2.結婚式の準備を効率良く進められる

結婚式は事前に決めておく事柄や準備物が想像以上にあります。ブライダルフェアに参加することで、料理やドリンク・お花など結婚式を行ううえで準備しなければならないものを実際に確認できるのです。結婚式の準備を効率良く進めることができるでしょう。

2-3.スタッフの対応や人柄を確認できる

スタッフとの相性は結婚式を成功させるために重要なポイントです。事前にブライダルフェアに参加すると、ウエディングプランナーだけでなく、衣装スタッフやシェフなどと触れ合う機会もあるので、安心できます。

2-4.テーブルコーディネートを確認できる

普段は式場のテーブルコーディネートはされていないことが多いのですが、ブライダルフェアではテーブルクロスやお花などもセッティングされているので、デザインセンスを確認できます。

2-5.ブライダルフェア限定の特典が受けられる

結婚式場によってはブライダルフェアに参加すると、来館特典や成約特典がもらえます。来館特典では商品券やギフト券などが、成約特典では結婚式の割引や料理グレードアップといった特典が用意されていることが多いです。大規模なブライダルフェアであれば特典がより充実している場合もあるため、参加前に特典内容を調べておくのも良いかもしれません。

3.ブライダルフェアに参加する際の注意点

ブライダルフェアに参加する前に注意点を確認していきましょう。

3-1.どのような式を挙げたいか事前に考えておく

ここからは結婚式を行うにあたって重要なポイントをお伝えします。ブライダルフェアに行く前に以下の点をお二人で考えておくと、結婚式場選びもスムーズに行えるでしょう。

結婚式の規模感

結婚式のゲストの人数は式場の規模や費用に関わります。結婚式場といっても、収容人数が小規模のレストランから、200名以上でも入れる広い会場とさまざまです。また、チャペルと披露宴会場によって収容人数が異なることも多いので、おおまかでもブライダルフェアに参加する前に、ゲスト人数を決めておくと良いでしょう。

会場以外にも、料理や引出物・ペーパーアイテムなどもゲストの人数によって大きく変わる部分なので、人数を想定しておくと、より現実的な見積もりを知ることができます。

いつ結婚式を挙げるか

ブライダルフェアでは、希望の日程で結婚式の予約が取れるかどうかの確認も取ってもらえます。ざっくりでも良いので、季節やお日柄などは絞っておきましょう。ただし春や秋、都合が付きやすい土曜日などは早い時期から予約が埋まっていることが多いです。人気のシーズンでの結婚式を考えている場合には、ブライダルフェアの参加も早めにすると良いでしょう。また、結婚式にはお二人以外にご両親も深く関わります。念のためご両親のご都合も確認しておくと安心です。

結婚式の予算

結婚式はゲストからご祝儀を頂けますが、二人のしたいことを盛りだくさんにしてしまうと持ち出し金が多くなってしまいます。二人の貯金やご両親からの援助なども確認しつつ、おおまかな予算を決めておくと安心です。

関連記事:資金準備は計画的に。結婚式の費用項目は?結婚式の収支ってどんな感じ?

こだわりたいポイントは何か

理想の結婚式とは?と二人で話し合っておくのもポイントです。結婚式では料理や衣装だけではなく、演出なども打ち合わせで決めていきます。こだわりたいポイントを決めておくと、今後の打ち合わせで予算がオーバーになった際も、どこを削るべきか判断しやすくなります。

3-2.会場の動線を確認する

控室や挙式会場・披露宴会場までに距離がありすぎると移動が大変です。その動線も見ておくと安心です。また、別の挙式とバッティングしないような造りなっているかも確認しておきましょう。また、お二人だけではなくゲストが気持ち良く過ごせるような会場であることも大切です。

3-3.打ち合わせのスケジュールや担当プランナーを確認する

結婚式を挙げるためには、プランナーと時間をかけた打ち合わせを複数回行う必要があります。事前におおまかなスケジュールを知っておくことで、パートナーとの予定を合わせたり打ち合わせまでに決めておくことについて準備をしたりといった流れもスムーズになるでしょう。

また、ブライダルフェアで対応したウエディングプランナーが当日も担当するとは限りません。一緒に結婚式をつくりあげていくウエディングプランナー選びはとても重要です。ウエディングプランナーに魅力を感じて決めた場合は、その方が結婚式当日まで担当可能であるかどうかも確認しましょう。

3-4.気になることがあれば確認する

希望通りの結婚式を挙げる場合はどれくらい金額がかかるのかなど、気になることがあれば確認をしておくと良いでしょう。打ち合わせが始まってからでは変更が難しい場合もあるので、持ち込みしたい物がある場合も確認が必要です。

4.ブライダルフェアにまつわるQ&A

ブライダルフェアに行くときに多い疑問を確認していきましょう。

4-1.ブライダルフェアは何件ぐらい参加する?持ち物は?

ブライダルフェアは設備や相場を比較するためにも2ヵ所以上を回るのが良いでしょう。その際、本命の会場は後に回るのがおすすめです。他の式場を見てからのほうが、ブライダルフェアの空気にのまれることなく冷静に本命の式場の雰囲気をつかむことができるはずです。

ブライダルフェアに参加する際には、会場のコーディネートを撮影するためにカメラやスマートフォンがあると便利です。疑問点や別のフェアとの違いをまとめるために、ペンやメモを持っていくこともおすすめします。

4-2.ブライダルフェアは誰と行く?

ブライダルフェアはカップルで行く場合が多いですが、中にはひとりの方や親や家族と一緒に行く方もいらっしゃいます。また、カップル以外で多い組み合わせは、新婦と母親です。母親ならではの視点でアドバイスがもらえるといったメリットや、早い段階から親の意向を確認することができるためです。

4-3.大規模と小規模、どちらのブライダルフェアがおすすめ?

大規模なブライダルフェアであれば、模擬挙式や模擬披露宴なども結婚式場によっては見ることができます。しかし、お正月やお盆などの長期休みに行われることが多く、開催日が限られている場合があります。

参加者が集中することが多いため、予約は早めに取ると良いでしょう。小規模なものは大規模なものと比べて模擬挙式などの見学が難しい可能性はありますが、週末だけではなく平日の夜でも開催している場合があります。

参加者が多くない日にちであれば、他の方を気にせず落ち着いて会場の見学やウエディングプランナーとの話ができるかもしれません。お二人の希望や都合に合わせて予約をしましょう。

4-4.ブライダルフェアはお金がかかる?予約は必要?

ブライダルフェアに行く際にはWEBや電話で予約をするのがおすすめです。予約なしでも見学できることもありますが、予約してあれば、じっくりと相談ができたり試着や試食ができたりするので安心です。予約の確認が取れたら、結婚式場担当者から確認のメールもしくは電話があると思います。

基本的にはブライダルフェアでお金はかかりませんが、試食会で費用が発生する場合もあるので、確認しましょう。

4-5.式を挙げる予定がなくても参加できる?

結婚式を挙げる予定がないのに、ブライダルフェアに参加するとそれとなく「帰ってほしい」という態度を取られることもあります。ほんの軽い気持ちでの参加目的であれば、会場に迷惑をかけることになるため控えたほうが良いかもしれません。

4-6.ブライダルフェアに参加するときの服装は? 

ブライダルフェアに行く服装に決まりはありません。しかし、サンダルやスニーカーといったカジュアルすぎるスタイルはあまりおすすめしません。女性ならきれいめのワンピース、男性ならジャケットとチノパンなど清潔感のある服装が良いでしょう。

式場やブライダルフェアによってはドレスコードを設けている場合もあるので、事前に確認しておくと安心できます。

おわりに

ブライダルフェアで体験できることは、会場によってさまざまです。結婚が決まって分からないことが多い結婚式ですが、ブライダルフェアに参加することで具体化してくるでしょう。予定が合えば模擬挙式や模擬披露宴があるブライダルフェアにも参加すると、理想の結婚式のイメージに近づくかもしれません。

また、ブライダルフェアに行く前はお二人で結婚式のイメージを話し合っておくと安心です。結婚式を行う会場を決めてからもさまざまな準備があり大変ですが、お二人で気に入った会場や挙式スタイル・演出であれば準備もより一層楽しい時間となるでしょう。

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