複利の効果で資産運用に大きく差がつく!おすすめの投資信託や複利を得るポイント等を解説

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複利の効果で資産運用に大きく差がつく!おすすめの投資信託や複利を得るポイント等を解説

複利という名前は聞いたことはあっても、詳しくは知らない方も多いでしょう。複利は長期的な資産運用で心強い味方になってくれる反面、短期間では効果を実感しにくいという面もあります。

また、複利効果を得るためのポイントの1つに再投資がありますが、ご自身で手動で行うのは少し手間がかかります。そこで活用したいのが、再投資型の投資信託です。ご自身で操作することなく、自動で再投資をしてくれるため非常におすすめです。

  • 「投資でよく聞く複利とは一体何だろう」
  • 「複利の効果を得るにはどうすれば良い?」

このコラムでは、上記の疑問に対して、複利の仕組みや複利の効果について解説します。複利効果を最大化する資産運用に興味のある方には必見の内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

1.投資結果を左右する?複利効果の仕組み

資産運用をする際に、大きな力を発揮する「複利」という概念があります。複利は利息が付く仕組みの1つですが、聞いたことがあるくらいであまり馴染みはないかもしれません。この章では、金利の種類や複利効果について解説します。

1-1.金利の仕組みは2種類ある

金利とは、利息を計算する割合(利率)のことを指します。さらに。金利には単利と複利の2種類があります。なお、利息とは、お金の貸し借りを行った際に、お金を借りた方が貸した方に対して支払う手数料のことです。

単利とは?

単利とは、元本に対してのみ利息が付く仕組みのことです。なお、元本とは預貯金や投資で収益を生み出すために、最初に預けたり投資したりする元になるお金のことです。元手や元金とも呼ばれます。

複利とは?

複利とは、元本と利息の合計額にさらに利息が付く仕組みのことです。例えば、100円を10%の金利で運用したとします。単利の場合は、回数にかかわらず利息は毎回10円です。一方で複利は、1回目は10円、2回目は11円、3回目は12.1円といったように、時が経つにつれ、元本と利息の合計額はどんどん大きくなっていきます。

複利について詳しくはこちらもご覧ください。

関連記事:投資の神様も愛した複利とは?複利の効果を得るためのポイントとおすすめの投資信託を紹介

1-2.複利効果とは?

複利効果とは、複利の力を活用して資産を増やす効果のことです。例えば、投資などで得た運用益を、元本にプラスして再度投資(再投資)するとします。このような運用を続けていくと、複利の力により利益がさらに利益を生んでいきます。その結果、年月とともに雪だるま式に資産が増える効果のことを複利効果と言います。

1-3.資産が倍になる!複利と72の法則

複利効果を表す計算式で、「72の法則」というものがありますこの計算式は複利効果を活用して、想定利回りで運用した場合に何年で資産が倍になるかを表しています。想定利回り2%・3%・5%で運用した際に、資産が倍になるまでの期間は以下の通りです。

  • 想定利回り2%の場合:72÷2=36(年)
  • 想定利回り3%の場合:72÷3=24(年)
  • 想定利回り5%の場合:72÷5=14.4(年)

利回りの差が1%と聞くと大した差がないと思われるかもしれませんが、このように2%と3%ではおよそ12年の差が生じます。このように、わずかな利回りの差が結果的に大きな差となって現れるのです。

参照元: マネー賢者は知っている「72の法則」とは ? | マネー | おすすめコラム | 大和ネクスト銀行 (bank-daiwa.co.jp)

1-4.複利効果のイメージ

では実際に、単利と複利ではどの程度の差が生じるのか計算してみます。100万円の元本を年率5%で資産運用した場合を想定してみましょう。なお、元本100万円のみの運用で、追加入金は行わないものとします。

0年1年5年10年20年30年
単利1,000,0001,050,0001,250,0001,500,0002,000,0002,500,000
複利1,000,0001,050,0001,276,2821,628,8952,653,2984,321,942
差額0026,282128,895653,2981,821,942
※単位は円。手数料や税金等は考慮していません

単利は元本に対してのみ利息が付きますので、元本100万円の年率5%では、年月が経っても毎年等しく5万円が付与される計算になります。一方で、複利は元本と利息の合計額に対して、また利息が計算され、さらに追加されるというのを繰り返し、雪だるま式に利息が増えていきます。そのため、1年目は単利と同じ5万円ですが、その後はどんどん増えていきます。

スタートから最初の1年までは単利と複利の結果は変わりませんが、10年後においては約12万円、20年後では約65万円、30年後では約180万円と年々差が開いていきます。このように、投資期間が長くなればなるほど、複利の効果がより効果を増し、資産を増やすことにつながります。

参照元: 複利計算(元利合計) – 高精度計算サイト (casio.jp)

2.複利効果を得るための3つのポイント

投資による資産運用で複利効果を得るために知っておきたい3つのポイントを解説します。

2-1.継続する

資産運用を継続することは、複利効果を得るための最重要ポイントです。複利の効果を得るためには、長期的目線で時間を味方にするという大前提があります。運用期間が長ければ長いほど資産は雪だるま式に増えていき、複利の効果を実感しやすくなるでしょう

この先、ご自身の環境の変化や暴落などの荒れ相場により、資産運用の継続が難しい場面が訪れるかもしれません。しかし、そのような苦しい状況でも、解約したり途中で辞めたりせず、それまでと同じように投資を続けることが重要になります。

2-2.再投資する

複利効果を得るためには、元本を増やすのも重要です。元本を増やすためには、追加資金の投入だけでなく、資産運用で生じた分配金や運用益などの利益を再投資するのも良い方法です。元本が増えることで運用資産が増加し得られる利益も比例するため、結果として複利効果を得やすくなるでしょう。

しかし、実は再投資を続けるのはそう簡単なことではありません。忙しさのあまり再投資を忘れてしまったり、相場環境により再投資をためらったりしてしまう可能性があるからです。

そこで、おすすめしたいのが再投資型の投資信託です。再投資型の投資信託は、運用益から支払われる分配金がありません。その代わり、分配金に相当する金額の投資信託を自動で購入するという仕組みになっています。

ご自身での操作や手続きは必要なく、自動で再投資を行うため手間がかかりません。さらに、自動的に再投資が行われるため、荒れ相場でも買いそびれる心配がありません。なお、分配金の再投資は基本的に決算日に行われます。再投資する際の購入価格は、再投資の日の「基準価額」=決算日の価格が適応されます。なお、決算日は投資信託によって異なります。

再投資型の投資信託 について詳しくはこちらもご覧ください。

関連記事:投資信託で再投資を行うメリットが分かる!複利効果や再投資型の投資信託について解説

2-3.コストを削減する

コスト削減も、複利効果を得るための重要なポイントの1つです。コスト削減をすることで、結果的に投資に運用できる元本を増やせるためです。コストは以下のとおりです。このうち、購入手数料と利益にかかる税金については、削減の余地があります。

  • 購入手数料
  • 売却手数料
  • 保有中の手数料(信託報酬)
  • 利益にかかる税金

まず購入手数料は、投資信託を購入する際にかかる手数料です。しかし、再投資型の投資信託の場合、原則として自動再投資で追加購入する分については購入手数料がかかりません。また、再投資以外に追加で購入していくことを考えると購入手数料がかからないノーロード型のファンドで再投資型のものを選ぶのが良いでしょう。わずかな手数料の差でも長い年月で運用される複利においては大きな金額差を生みます。

次に、利益にかかる税金については、つみたてNISAやiDeCoを活用することで運用益や分配金を非課税にできます。つみたてNISAの場合、非課税投資の限度額は年間最大40万円です。また、非課税で保有できる期間は投資を開始してから20年間です。

iDeCoは原則、60歳になるまで資産を引き出せないという制限がありますが、つみたてNISAと同じように投資によって得られる分配金や運用益が非課税になります。どちらを活用しても、本来支払うべき20.315%の税率が非課税になるため、節税効果は抜群です。まだ活用されていない方は、ぜひ利用を検討してみましょう。

つみたてNISAについて詳しくはこちらもご覧ください。

関連記事:つみたてNISA(積立NISA)の仕組みとは?運用のメリットや失敗しないための対策も解説

iDeCoについて詳しくはこちらもご覧ください。

関連記事:iDeCoの上手な始め方|メリットとデメリットについても解説!

3.銀行預金と投資信託の30年後の比較

銀行と投資信託の利回りで長期運用した場合、どの程度の差が生じるのかを計算してみましょう。今回は元本100万円、月々3万円を積み立てていく場合を想定しました。

1年5年10年15年20年30年
銀行預金(年利0.002%)1,360,0182,800,1624,600,5046,401,0268,201,72811,803,672
投資信託(年利3%)1,395,9313,101,7375,538,1548,362,62411,636,95519,833,223
投資信託(年利5%)1,419,9673,319,7586,280,20810,058,57614,880,83628,890,334
※単位は円。手数料や税金等は考慮していません。

例えば、20年後の運用別の成績は、銀行預金で820万円、年利3%の運用で1,163万円、年利5%の運用で1,488万円です。30年後の運用別の成績は、銀行預金で1,180万円、年利3%の運用で1,983万円、年利5%の運用で2,889万円です。

利回りの差によりこれだけの大きな差がつき、さらにその差は期間が長いほど大きくなります。加えて、つみたてNISAやiDeCoなどの節税対策をすることで、その差はより拡大するでしょう。

おわりに

複利の効果を得るためのポイントは、「継続」「再投資」「コスト削減」の3つです。荒れ相場の難しい投資環境でも途中で断念することなく継続し、運用で得た利益を再投資することで、複利の効果をより得やすくなります。さらに、つみたてNISAやiDeCoと組み合わせてコストを削減することにより、複利の力はより高まるでしょう。

複利の効果はすぐには現れませんが、時間と共にあなたの強い味方になってくれます。時間を味方にした複利の力を活用できるよう、1日でも早く投資を始めてみましょう。