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解体屋を選ぶポイントを押さえよう!構造別の費用相場や安く抑えるコツを紹介

解体屋を選ぶポイントを押さえよう!構造別の費用相場や安く抑えるコツを紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

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老朽化が進んだ家を建て直したいときや、建物がある土地を更地にしたい場合などに必要になる家の解体工事。解体する際、どこに依頼すれば良いかわからず悩んでいる方もいるでしょう。また解体工事の見積もりから工事完了までの流れ、ご自身でできることはあるのかなど、不明なことも多いと思います。本記事では、解体屋の仕事内容から解体屋を選ぶ際のポイント、費用相場などを紹介しますので、参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • 解体屋は、木造住宅を専門に行っているところ、鉄筋コンクリートに慣れているところなどさまざま
  • 仕事内容には、見積もりの提示、近隣への挨拶、解体工事、廃材の処理などが含まれる
  • 解体屋を選ぶときは、建設業の許可や解体工事登録の有無、見積もり内容がわかりやすいかどうかなどを確認する
  • 解体費用は100~400万円程度かかるが、費用を抑えたい場合は、自分でできる片づけは自分で行ったり、相見積もりを出してもらったりすると良い
クラッソーネ
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解体屋とは?工事内容や流れを紹介

解体屋とは?工事内容や流れを紹介

解体屋とは、建物や家屋などの取り壊し作業を行う解体工事会社のことです。一般の住宅以外にマンションや大きなビルなどの解体工事も行います。

一言で解体屋といっても、木造住宅を専門で行っているところや鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物の解体経験が豊富なところ、一般住宅に慣れているところなど特徴はさまざまです。

ここでは、具体的な工事内容や工事の流れを見てみましょう。

解体屋が請け負う工事内容とは

解体屋が行う工事は、手作業や重機を使用して行う解体工事を想像しやすいですが、他にもさまざまな作業があります。

80平方メートル以上の解体工事を行う場合は、リサイクル法の届出が必要ですが、解体屋はこの届出の提出や建築物除却届の提出作業も行います。

また養生シートや足場作り、安全確保や近隣への被害対策も大切な仕事です。さらに、解体工事で発生した廃材の処理なども工事内容に含まれます。

解体工事の流れ4ステップ

それでは、解体工事を依頼するところから完了までの流れを見てみましょう。

ステップ①見積もり依頼

初めに解体屋に見積もりを依頼します。費用は、解体作業を行う建物の規模や立地条件により大きく変動するため、実際に現場を見て見積もりを出してもらうことが大切です。また追加費用がかかる可能性があるかどうか、発生するのであればどんな費用が発生するのか事前に確認しておきましょう。

ステップ②近所への挨拶・ライフラインの停止

解体工事を請け負ってくれる解体屋が決定したら、近隣への挨拶や電気、ガス、水道などライフラインの停止作業の準備を進めます。解体工事はホコリや騒音が発生するため、解体工事の担当者とともに必ず近隣への挨拶に伺いましょう。

ガスや電気はご自身で停止の手続きを行います。配管、配線撤去などの依頼も必要です。ケーブルテレビや電話、セキュリティサービスなどの停止手続きも忘れないようにしてください。水道は、解体工事の際に粉塵の飛散防止や掃除に使用する可能性があるので、停止手続きの時期は解体屋と相談して決めましょう。

ステップ③解体工事の着工

解体工事をする際は、近隣の迷惑にならないように養生を設置して行います。養生をするのに邪魔になるカーポートや外壁などの撤去から開始し、続いてドアや内装材などの建具、備え付けの家具、設備機器などを解体していきます。

その後、梁や柱、屋根など建物本体の解体をしていくのが一般的な流れです。解体期間は、建物の大きさ、家屋内の残置物の量などにより左右されますが、大体10日~2週間程度です。

ステップ④廃材の撤去と整地

最後に廃材を分別し運び出した後に、整地します。廃材は、不法投棄や野焼きなど不適切に処理すると、罰則を受けることになってしまいます。

そのため、解体屋に産業廃棄物が正しく処理されていることを示すマニフェスト(産業廃棄物管理票)の提示を求め、処分方法を確認しましょう。その後、地中に余計なコンクリートなどが埋まっていないか確認し、土地を平らにならす整地作業を行ったら工事終了です。

解体屋の上手な選び方!7つのチェックポイントを紹介

解体屋の上手な選び方!7つのチェックポイントを紹介

解体屋にもいろいろな会社があるため、どんな点に気をつけて探せばいいかわからない方もいるでしょう。ここでは解体屋を選ぶ際に押さえておきたい、以下7つのポイントを紹介します。

  • 建設業の許可や解体工事登録がされているか
  • 法律を遵守しているか
  • 解体工事の見積もり内容が明確か
  • 契約時に契約書をきちんと作成してくれるか
  • 解体工事費用の支払い方法と時期を選択できるか
  • 自社で解体工事を行っているか
  • 担当者の対応やマナーは適切か

建設業の許可や解体工事登録がされているか

解体屋を選ぶ際に必ず確認しておきたいのが、「解体工事業者登録」もしくは「建設業許可」を取得しているかどうかという点です。施工にかかる費用が500万円未満の場合は解体工事業者登録、500万円以上になる場合は建設業許可証が必要です。

解体工事業者登録は、リサイクル法に基づいて義務づけられているもので、都道府県知事から認定されます。建設業許可は、建設業法により建設工事を請け負う会社に義務づけられており、解体工事業者登録よりも取得するのが難しいものです。

そのため、より安心できるのは建設業許可を得ている解体屋でしょう。解体屋のなかには登録や許可を得ないで違法に行っているところもあるため、必ず確認してください。解体工事業者登録は各都道府県の公式ホームページから閲覧できます。

また、建設業許可は国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で検索可能です。

法律を遵守しているか

前述したように、廃棄物処理法で、解体工事で出た廃材は適切に処分することが定められています。床面積が80平方メートル以上の解体工事では、建設リサイクル法の届出を出すことが発注者に義務づけられていますが、届出の提出は解体屋が代行して行うことが一般的です。

知らないうちに不法投棄に加担してしまうことがないように、マニフェスト(産業廃棄物管理票)を解体屋に確認しましょう。

解体工事の見積もり内容が明確か

契約後にトラブルに見舞われないためには、わかりやすい見積書であるかどうかも大切です。見積書のなかには、金額が一式で記載されており、詳細がわからないケースもあります。

見積もり内容が不明確なまま契約してしまうと、後から追加料金が発生しても具体的な料金がわからず、トラブルになりかねません。

見積書を確認するときは、カーポートやブロック塀など付帯工事にかかる費用や、地中障害物やアスベストの処理といった別途工事にかかる費用などが、具体的に記載されているかどうか確認しましょう。

契約時に契約書をきちんと作成してくれるか

解体屋と契約する際は、契約書を作成してくれるかどうかも確認しましょう。契約書で確認すべき内容は、具体的な工事内容や期間、費用などの記載の有無です。また、トラブル発生時の責任の所在についても明記されていると、万が一トラブルが発生した場合にもスムーズに対処できます。

解体工事費用の支払い方法と時期を選択できるか

支払方法については、一括払いか分割払いなど種類を選べるか、支払い時期を選択できるかどうかも確認しましょう。

一括払いは工事完了後に、分割払いの場合は工事開始前と工事中、工事完了後の3回の支払いになることが一般的です。工事前の一括払いや進捗状況よりも早めの支払いを求められるケースは注意し、できるだけ最終の支払いを工事完了後に設定してくれる解体屋を選択しましょう。

自社で解体工事を行っているか

解体屋は、工事を自社で行うところもあれば下請けに依頼するところもあります。解体屋を選ぶときは、自社で解体工事を行っているところを選ぶようにしましょう。下請けに任せている解体屋に依頼すると、仲介手数料が発生し工事費用が高くなってしまいます。

また下請けに依頼しているにも関わらず工事費用があまり変わらない場合は、下請け会社が安い値段で工事を請け負っているため、工事のレベルが下がる可能性も考えられます。いずれにしても自社で解体工事を行っている解体屋を選択しておく方が安心でしょう。

担当者の対応やマナーは適切か

担当者の対応やマナーの良さもチェックしましょう。工事担当者は工事開始前に挨拶に行くなど、近隣住民と接する機会があるため、担当者の対応が悪い場合はトラブルになりかねません。

また連絡や報告が遅いと、工事中に何かあったときにも対応が遅れ、不安になります。工事をスムーズに進めるためには、担当者の対応が良く、連絡が取りやすい解体屋を選びましょう。

参照元:東京都都市整備局|建設リサイクル法:解体工事業者登録について

【構造別】解体工事の費用相場

【構造別】解体工事の費用相場

ここからは解体工事にかかる費用相場について紹介します。解体費用は建物の構造や広さ、廃材の量などにより左右されますが、基本的には構造体が固い素材の方が解体費用の単価は高くなり、面積が広い方がコストは上がる傾向にあります。

また平屋は基礎面積が二階建てよりも広く、撤去しなければいけないコンクリートなどが多くなるため解体費用が高くなるといわれますが、築年数によってもさまざまです。条件によりかかる費用は変動しますが、一般的な坪単価は以下のようになります。

【一軒家の解体費用の坪単価】

  • 木造:31,000~44,000円/坪
  • 鉄骨造:34,000~47,000円/坪
  • RC造・鉄筋コンクリート造:35,000~80,000円/坪

【一軒家の解体工事にかかる費用相場】

構造30坪50坪
木造930,000~1,320,000円1,550,000~2,200,000円
鉄骨造1,020,000~1,410,000円1,700,000~2,350,000円
鉄筋コンクリート1,050,000~2,400,000円1,750,000~4,000,000円

参照元:失敗しない解体工事は、クラッソーネ。|家の解体費用はいくら?費用相場と戸建ての解体事例7選

解体費を安く抑える3つのコツ

解体費を安く抑える3つのコツ

最後に解体費用を安く抑えるコツをご紹介します。

庭木や不用品を事前に処理しておく

解体工事を依頼する際には、庭木や雑草の処理など、ご自身でできることはあらかじめ済ませておくとコストカットにつながります。

解体屋に依頼するとご自身で行うよりも金額が割高になりがちです。家の中の家具や電化製品の処分もお願いすれば解体屋が行ってくれますが、ご自身で処分しておく方が費用を抑えられるでしょう。

複数の解体屋に見積もりを取る

同じ工事を依頼しても、解体屋により利益率や現場までの距離が異なるため、解体費用は異なります。解体屋のサービス内容や費用を見極めるためにも、いくつかの解体屋に見積もりを取り、費用を比較しましょう。

補助金を活用する

家の解体に対しては、自治体により補助金制度を設けている場合もあります。利用できる補助金や制度がある場合は、ぜひ活用してください。例えば杉並区では、著しく老朽化が進み、倒壊の危険性が高いと判断される空家を解体する場合、対象工事費用の一部を補助しています。

【杉並区における老朽危険空家除却費用の助成制度】

  • 対象区域:区内全域
  • 助成対象:老朽危険空家
  • 助成率:除却工事費の80%
  • 助成限度額:150万円

お住まいの自治体で補助金制度があるかどうか、自治体や都道府県のホームページで確認しておきましょう。

参照元:杉並区公式ホームページ|老朽危険空家除却費用制度

解体屋をお探しの方はクラッソーネで一括見積もりがおすすめ

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解体屋を探している方は、まずは一括見積もりを利用して複数の解体屋を比較しましょう。

一括見積もりなら、約1,900社以上が登録されている「クラッソーネ」がおすすめです。クラッソーネに登録されているのは解体工事が主体の会社が大半なので、コストダウンが期待できます。また、建設業許可や解体工事業者登録がある解体屋のみなので安心です。

さらに、対応マナーや追加費用、工事の質、工期の厳守、近隣への配慮の5つの項目で高評価を得ているところから厳選して紹介してくれるので、トラブルがなく、適正価格で解体工事を請け負ってもらえます。

安心して任せられる解体屋を探している方は、まずはクラッソーネで一括見積を出してもらってはいかがでしょうか。

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おわりに 

家の解体は大きな工事なので、費用がかかるだけでなく近隣への配慮などが必要です。いろいろな解体屋がありますが、建物に合わせて依頼先を決めると良いでしょう。解体工事を依頼する際は、複数の解体屋に見積もりを出してもらい、費用面や対応面などで安心できるところを選んでください。

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