歳を重ねるだけではお金が増えない現代のワーキング事情

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歳を重ねるだけではお金が増えない現代のワーキング事情

終身雇用や年功序列が当たり前だった時代は、何も考えずに定年まで同じ会社で働いておけば安泰でした。

現在の日本はどうでしょうか。

まだ終身雇用が崩壊したわけではありませんが、令和3年4月1日に施行された「高年齢者雇用安定改正」により65歳までの雇用確保(義務)に加え、65歳から70歳までの就業機会の努力義務が追加されるなど、定年の延長によるワーキング事情は徐々に変わってきています。

私は以前、国家公務員でしたので、年々退職金が減らされていく状態を目の当たりにしました。何も考えずに歳を重ねていくと将来にそのツケが回ってくるでしょう。人生における自身の働き方について、じっくり考える時期がきているのではないでしょうか。

1. 終身雇用と年功序列を考える

1-1.終身雇用と年功序列のメリットデメリット

 日本では終身雇用と年功序列のシステムがあるため、一流企業に就職すれば将来は保障されるという認識があり、多くの日本人が同様に考えていることでしょう。

終身雇用と年功序列のある企業などに勤め、社員として歳を重ねるだけで給料が増え、地位も確立されていたのは果たしてメリットだけだったのでしょうか。

確かに安心や安定を得られるという意味ではメリットだったのかもしれません。

ではデメリットは何かというと、若い間に仕事の評価がされづらいということや努力をしてもしなくても評価が変わらないという部分ではないかと思います。それゆえに優秀な若い人達が早い時期に会社に見切りをつけ、起業するというパターンも増えてきました。会社員でも歩合制や成果報酬が取り入れられると、給与に差が出てきます。歳を重ねても若い人よりも給与が低いケースが増えてくるでしょう。そうなると年配者にとっても働きづらい職場になるのかもしれません。終身雇用や年功序列のデメリットが今になって顕在化され、働く環境が変わってきているのではないでしょうか。

1-2.転職を繰り返す若者達

終身雇用と年功序列が崩れ始めたことも理由の一つなのか、最近、20代の転職が増えてきたといわれています。有名大学を卒業しても、就職先に留まる年数が減ってきたようです。つまり、同じ会社に長く留まることの価値やメリットを感じなくなっていることが考えられます。

より良い職場環境を求めて転職を繰り返すことは、もはや収入アップには欠かせなくなってきたのかもしれません。会社に長く在籍することよりも自身のスキルや人脈などを豊かにする方が価値があると認識されているのでしょう。もしかしたら、働くことそのものに意味を感じなかったり、お金に魅力を感じない人もいるのかもしれません。価値観の多様化が働き方の多様化にもつながっているといえるでしょう。

2. ワークスタイルを考える

2. ワークスタイルを考える

2-1.ワークスタイルに不満がある人、満足な人

最近は「働き方改革」という言葉が広がり始めたことにより、「このままで良いのか」と自身の働き方を見直し始めた人が増えたような気がします。

年功序列で歳を重ねたら収入が増えるような時代ではなくなった今、夫婦共働き世帯が年々増えてきました。 とはいえ、男性の家事負担は専業主婦家庭と変わらず、女性の働く環境はとても厳しいといえます。女性の家事負担により家族の時間が減ると家族間で楽しい時間を一緒に過ごすことが難しくもなるでしょう。

生きていくためのお金も必要ですが、本来最も大切にすべき家族をないがしろにしてしまっては本末転倒かもしれません。 収入を増やすだけでなく、仕事の時間を減らすことにより、より充実した人生を送りたいと考える人は今後も増えていくのではないでしょうか。女性の働く環境は厳しくはなっていますが、起業という選択をすることで場所や時間に囚われない働き方を実現している人もいます。自身の工夫次第で収入の上限なく働ける環境があることも事実です。

参照元:厚生労働省 共働き等世帯数の年次推移仕事と生活の配分と夫婦の家事時間

2-2.多様化するワークスタイルを考える

アフターコロナ時代、働き方の多様化は急速に広がりましたが、特にシェアオフィスやサテライトオフィスの利用、テレワークや在宅勤務の導入などで、働く場所の選択肢が増えました。仕事は会社でやるものだという常識は完全に崩されています。また、副業の規定が変わったために、副収入を得たり、副業で本業の税金対策をしたりする人も増えています。工夫次第で働く場所を選べたり、収入を増やしたりできる時代では、新しい挑戦をする人と従来の働き方を選ぶ人とに二分化されていくのではないでしょうか。中高年に差し掛かった時、働き方の選択肢を多く持っていたり、収入の柱を複数持つことで、年金や体力の不安を感じることなく、より自分らしい豊かな人生が送れるのではないかと思います。

参照元:厚生労働省 副業・兼業

3. ワークスタイルを見直して収入を増やす

3. ワークスタイルを見直して収入を増やす

3-1.FIREという生き方

働き方が多様化すると共に投資への興味が高まったこともあり、資産運用や投資などで収入を得る人も増えました。私も不動産投資をしていますが、家賃収入は労働収入と違い、高齢になって体力が低下したところでなんの支障もありません。80歳や90歳でも、不動産物件を増やし続ける投資家はたくさんいます。不動産投資を仕事とみなすかどうかという議論はともかく、家賃で生活できる人は、会社員として働かなくても経営者として経営をしなくても良いのです。そういう意味では、今流行りのFIREという生き方をしている不動産投資家はたくさんいるでしょう。実際には完全にリタイアして遊んで暮らしているというよりは、好きな仕事で日々を楽しむ1人経営スタイルをしている人が多いような気がします。

仕事のために生きるのでも、お金のために生きるのでもなく、自分の大切な人と興味のあることをして過ごしたいですよね。自身の人生に向き合えば向き合うほど、今の働き方を考えるし、収入を得る方法を考えるのではないでしょうか。

3-2.資産構築をして人生の選択肢を増やそう

自身の働き方を変えようとか、今の会社を退職しようと思った時、自身の背中を押してくれるのは、あなたの「資産」だと思います。充分な資産がある人と全くない人とでは、選択肢が違うものになるでしょう。資産以外に稼ぐスキルも必要です。会社員時代からSNS発信などでフォロワーを増やしたり、副業で収入を得たりしておくと、今の働き方を変えやすくなるはずです。資産も経験もスキルもない状態では、働き方を変えたり収入アップすることも難しくなります。資産構築というのは、ただ単にお金を運用して利益を得るというものではありません。

自身の生き方を見つめ、何を実現したいかを考え、今の働き方に対する価値を見つける。その先にはあなたの幸せの定義があり、その幸せの実現のためにお金が大きな役割を担うことになるのだと思います。単純に資産を増やすことに幸せは見出せません。まずは、今の働き方で良いのかを考え、実現したい働き方をするためのお金を増やす工夫をしていくことをおすすめしたいと思います。

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