【お金に振り回されない人生の創り方】

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【お金に振り回されない人生の創り方】

幸福度の低い日本人がお金に振り回されることなく、その方らしい幸せな人生を創っていくために必要なことは何でしょうか。幸せにはいろんな要素がありますが、お金というのは考えるべきテーマといえるでしょう。

お金の役割やお金の価値について考えることは、お金に対する考え方を変えるきっかけになるのではないでしょうか。

1.お金に振りまわされると不幸になる

1-1.お金に振り回される理由

「お金は人を変える」そんな言葉を聞いたことはありませんか?一番分かりやすい例が、親族間の相続争いです。つい最近までは、世界で一番近い存在だった兄弟姉妹が、遺産をきっかけに仲違いする。そして人が変わったようになり、少しでもお金を取ろうとし始める。そのようなことは世の中ではよくある話です。

なぜ、お金をきっかけに人が変わってしまうのか。それは、お金は人間の我欲の象徴だからかもしれません。お金があれば、様々な欲を満たすことができるでしょう。心が満たされていない人ほど、お金の力で自身を満たそうとするのです。

1-2.幸福度の低い日本人

世界の幸福度ランキングで日本が低迷している話を聞いたことがある方は多いかもしれません。2021年の結果では、1位は4年連続のフィンランド、日本は56位でした。

物質的にも経済的にも恵まれているように思える日本人の幸福度が低い理由は何なのか。一般的にいわれているフィンランド人と日本人の大きな違いは、人間同士の結び付きの強さです。つまり、「人間関係」が人の幸福度に関わっているということです。

この調査のなかでは、「頼れる人の人数別の総合主観満足度」という指標がありますが、日本人でさえも頼れる人が30人以上いる人については、満足度が高いそうです。お金があれば幸せというわけではなく、人との関わりがどれだけ充実しているかが幸せに大きく影響しているのでしょう。

もう一つは、人生における「自由度」という側面です。私は以前、公務員をしていた時代は「幸福度」を感じていませんでした。世間一般的には、収入も生活も安定していると思われている公務員ですが、公務員は職種によってはとても自由が制限されていて、生活が束縛される場合もあります。国のために奉仕するのが国家公務員ですから、当たり前といえば当たり前のことなのでしょう。

「幸せと自由との間には密接な関係があるのではないか」それは、脱サラして自由な働き方をしてから気付いたことです。「経済の自由」もさることながら、「仕事の自由」「発言の自由」「私生活での行動の自由」など、人は制限を受けることなく、より自由を得ることで幸せを感じやすくなるのではないでしょうか。

1-3.お金がなくても幸せな方とは

お金がないと人はいい争ったり、仲違いしたりすることがあると書きましたが、それはお金に振り回されている証拠であり、お金がないことに不安があることが原因の一つだと考えられます。

ただし、なかにはお金がなくてもお金に振り回されずに生きている方もいます。では、お金がなくても幸せに過ごせる人はどのような方なのでしょうか。

それは、未来に不安を感じない人だと思います。どれだけ稼いでもお金が足りなくなる不安は誰しも持つものですが、なかにはそれほどお金がないにもかかわらず、不安と縁遠い生活を送る方もいます。

「なんとかなるさ。」そんな楽観思考を持つ方は、未来の不安よりも今を楽しむことに集中しているのでしょう。

いざとなれば、人から助けてもらうこともできるし、日本には生活保護という法律もあります。日本は他の先進国に比べて寄付の文化が根付かない国だといわれていますが、それでも、ready forやCAMPFIREのようなクラウドファンディングサービスが立ち上がったり、震災による寄付などの慈善活動が盛んになってきたように思います。

つまり、お金がなくて困った時には、誰かに助けてもらえる環境が以前よりは整ってきているといえるでしょう。そういう意味では、お金に振り回されないようにお金を増やしていくことも重要ですが、不安な心をなるべくコントロールして適度な楽観思考を持つことも大切です。

2.人生を左右するお金の正体

2-1.お金は交換ツール

さて、人を変えてしまう恐ろしい「お金」ですが、お金の正体とは一体何でしょうか。一言でいうとお金はただの「交換ツール」です。

学校の授業のような話にはなりますが、大昔、お金がなかった時代、人々は物々交換をしていました。お金というものを中間に挟むことなく、お互いが必要な物を交換していました。

その後、中国から伝わった貝殻などが交換ツールとして使われるようになり、貝殻を介して物の売買が始まりました。令和のこの時代に貝殻をたくさんもらっても嬉しくないですよね。それは、現在では貝殻に「交換ツール」としての機能がないからです。貝殻を持っていたところで、食べ物にも衣類にも変えることができません。

日本でお金が初めて登場したのは、私達が歴史で学んだ「和同開珎」、1300年ほど前のことです。その後、歴史を遡ってみると、その時々でいろんな取り組みがなされ、工夫が凝らされていることが分かります。

時代劇などで見る大判小判が使われていた時代なども経て、明治時代になってやっとお札が作られました。これからもお金の制度は変わっていく可能性がありますが、どの時代になっても交換ツールであることには変わりありません。

2-2.お金の本当の価値とは

お金は、物に変える交換のツールですが、そのお金の使い方は人によって大きく異なります。お金持ちのイメージが悪いのは、お金持ちの人は贅沢品を買ったり、見栄やプライドのためにお金を使うイメージがあるからかもしれません。

お金を何に使うか。その使い方で価値が大きく変わるのは確かです。「寄付」などに使うお金と自身の見栄のために使うお金とでは、お金の価値が全く異なるように感じるのでしょう。ただ、贅沢な物に使うのはダメで、世の中のために使うのは良いという考え方もちょっと短絡的な気がします。

人それぞれ人生の価値が違うので、何に使ってもお金そのものは汚いものではありません。その人が持つイメージ次第で、どんな風にも見え方が変わるだけです。もし、お金のイメージが悪い場合は、一度、なぜお金についてネガティブな考え方を持っているのかを考えてみてください。

他人がどんな使い方をしたとしても、自分自身が価値ある使い方をすれば、お金はとても良いエネルギーを発するのではないかと思います。

2-3.お金を正しく扱うコツ

お金は、ただの交換ツールなので、良いも悪いもありません。ただ、交換ツールであるお金の扱い方には注意が必要です。それは、お金の貸し借りによって人間関係が壊われたり、借金が膨らむと大きなストレスを抱えてしまうこともあるからです。

お金の使い方を真剣に考え、今現状でどんな使い方をしているかを把握すること。支出を管理したら、今後、どのように増やしていくか計画を立てること。そのような基本的な取り組みをすることで、お金の扱い方が上手くなってくることでしょう。

お金の使い方にはその人らしさが反映されるので、お金について考えることは自分を知るきっかけにもなると思います。

3.お金と共に幸せになるコツ

3-1.お金に働いてもらう方法

これからお金に振り回されない生き方をしていきたいと思ったら、「お金に働いてもらう」という発想を身に付けなくてはいけません。いわゆる不労所得というものです。

もしくはビジネスを立ち上げたり、店長や役員に任せて時間を自由に使える状態を作っておくこともできるでしょう。時間の対価としてお金をもらうサラリーマンでも、労働の対価としてお金をもらう自営業でも、「不労所得」を意識する必要があります。なぜ不労所得かというと、やはり、人の幸せは「自由」に寄与しているという事実があるからです。そして、何もしなくても収入が入る仕組みがあれば、人は心の余裕を手に入れることができるでしょう。

私も公務員時代に融資を引いてアパート経営を始めましたが、その経験があったからこそ、「脱サラ」の一歩を踏み出せたという経験があります。

不労所得を作らなくても、お金も自由もある恵まれた環境で生きている方もいますが、それはほんの僅かです。ほとんどの人達は、定年の延長と共に一生で働く時間が長くなりますが、65歳以上でも働き続けるケースも珍しくはないでしょう。働き方改革といわれるこの時代においては、働かなくても収入につながる方法を真剣に考えてみる必要があるのかもしれません。

3-2.積極的にお金を学ぶ

不労所得という言葉は浸透してきたものの、まだ、その作り方を知っている人は少数です。不労所得と聞いて思い付くのは不動産投資ですが、株が好きな人は株の配当を貰い続けている方もいると思います。

不動産投資にしても株にしても、知識なしに始めるのは危険です。まずは、お金の全体像から学び、そのなかの運用方法を学んでいくことで、ご自身に合った資産運用のスタイルが見つかるでしょう。

好きな運用ばかりに集中している方が多いですが、いろんなリスクを考慮すると分散することが安心だと思います。

3-3.お金よりも大切なものを知る

お金に振り回されない人生を送るために必要なことは、主体性を取り戻すことです。なんとなく進学し、なんとなく就職して、なんとなく日々を送る。そんな人生を送っていると、お金の増やし方を考え、工夫する力が育ちません。

年金という国の制度を頼るだけだとギリギリの生活を強いられることになるので、これからは自力で学び、自力で不労所得を増やしていく必要があるのではないでしょうか。お金を通じて主体性を取り戻すと、生き方も変わるでしょう。いくら不労所得を作れても、そのお金で日々を楽しむ友人や仲間がいなければ人生は寂しいものになるかもしれません。良い人間関係は幸せの大きな要素の一つですから、人のためにお金を使うことも大切なことだと思います。

まずは、お金を使って誰とどこでどんな生活をしたいのかを明確にしてください。海外を転々として暮らしたいならそれ相応の資金が必要ですし、田舎で自給自足をしながら家族とのんびり暮らしたいなら、それほどのお金は必要ないかもしれません。人に振り回されることなく、自分の生き方を貫くことで必要なお金が貯まっていくと思います。

自身だけの幸せなライフスタイルが見つかると人を羨むこともなくなるし、悶々とした毎日を送ることもなくなります。

お金の総量だけではなく、充実した時間の総量を増やしつつ、お金に振り回されない幸せなあなた自身を作っていきましょう。