日本人のポートフォリオ

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日本人のポートフォリオ

みなさん、「ポートフォリオ」という言葉をご存知でしょうか?資産運用のことを考え始めた時に一番最初に整えるべきことはポートフォリオです。ポートフォリオ次第で資産の増え方が変わってきます。今回は、ポートフォリオの正しい活用法をお伝えしていきます。

1.ポートフォリオとは

ポートフォリオという言葉を聞いたことはありますか?ポートフォリオというのは、自身の財産の割合を表したものです。円グラフ等に線で分割し、銀行預金が60%、株が10%というような表記をします。円グラフ等で割合を表すことで自身の財産の分配が一目瞭然です。

日本人の平均的なポートフォリオというのは、資産のほとんどを銀行に預け、2〜3割は保険で積立をする。もしくは、今人気が高まっているiDeCoやNISAで積立をしている方もいるでしょう。このポートフォリオは一般的ではありますが、なかなか資産を増やすことは難しいですし、場合によっては元本割れする場合もあるかもしれません。金融の仕組みが大きく変わろうとしている今、保険証書も自身で理解する力が問われています。ご自身の資産はポートフォリオを作ることで把握できます。

1-1.なぜポートフォリオが大切なのか

なぜポートフォリオが必要なのかみていく前に、あなたは日頃、家計簿をつけているでしょうか?毎年、1月や4月の始まりの時期には書店に家計簿が並びますね。一家の大黒柱や主婦として、一家の家計を把握しお金を貯めていくには家計簿は大切だといえるでしょう。

ただ、家計簿を書くだけでは上手な活用はできません。家計簿をつけている方の中でも、ご自身の財産の全体像を把握する機会は少ないでしょう。家計簿そのものよりも、家計を見直して、月々どれくらいの予算を削れるか、その上で毎月どれくらい資産運用に回せるかを計算することが大切です。

毎月、資産運用に回せる額を把握すれば、将来どれくらいのお金を増やすことが可能かも導き出せます。その為にもポートフォリオをしっかりと理解して欲しいと思います。

2.理想的なポートフォリオの作り方

2-1.理想的なポートフォリオはどう作るか

【ステップ1】

ここでは、理想的なポートフォリオの作り方3ステップを説明します。まず最初のステップは、これからの未来年表を作ります。未来年表というのは、未来のスケジュール、夢や目標などを書き込んだものです。現実的なスケジュールについては、何年後にどんな家族のイベントがあって、そこでいくら必要なのかを割り出します。

夢や目標については、あくまでも願望なので、○年後にはこうなっていたらいいな、、という程度で書いてみたら良いでしょう。まずは、スケジュールとして分かっている項目について、何年後にいくらの資金が必要かを考えてみましょう。

一番大きな項目は、住宅購入と子どもの進学だと思います。大学4年間は多くの家庭で赤字家計になるといわれています。私立大学で一人暮らしだと間違いなく家計は圧迫されるでしょう。

例えば現在8歳の子どもが18歳になった時を見据えたら、10年後に200万くらい必要だと想定できます。ということは、これから貯蓄をスタートするとなると毎年20万は最低貯めていかなくてはいけません。夢や目標については、10年後に家族で海外旅行をしたいという夢があれば、そのためのお金も作っていく必要があります。将来に貯めたい資産を考える時、学費や住宅費のような必要経費だけでなく、こういった夢や願望も入れておくことでお金を貯めるモチベーションも上がると思います。

【ステップ2】

未来年表を作ったら2番目のステップでは、今ある資産で10年後はどれくらい増えているのかを考えてみましょう。上手に運用すれば、年利4%以上を見込めます。100万円を10年間4%で運用すると40万円は増えますね。140万円になるので200万の入学資金までにはあと60万円必要だという計算ができます。あとは10年かけて60万円を貯めていけば良いのです。海外旅行のお金についても、具体的な旅行プランを練って、いくら必要かを計算しておくと良いでしょう。家族4人でハワイ4泊5日の旅に行く費用が100万円だとしたら、10年かけて100万円を貯める目標ができますね。

【ステップ3】

3番目のステップでは、やっとポートフォリオが出てきます。ここでは現在のポートフォリオではなく、未来の理想のポートフォリオになります。140万円を投資信託とか、ゴールド積立100万円という目標が決まると、未来のポートフォリオの中には、140万円の投資信託と100万円のゴールドが組み込まれているわけです。そして、トータルの資産のうちの何%にあたるかも計算しておきましょう。

2-2.ポートフォリオを作る前に

理想的なポートフォリオの作り方を簡単に説明しましたが、ふと、こう思った方がいるかもしれません。「そもそも投資信託とかゴールド積立なんて知らないよ」こういう金融商品というのは世の中にはたくさん存在しますが、多くの方がその内容を理解していません。

なので、そもそもポートフォリオを新しく作ろうと思っても、運用先が分からないので、困難に感じるでしょう。理想的なポートフォリオを作るにはまず、金融商品の種類とそれぞれの特徴を学ぶ必要があります。例えば、銀行に行くと海外のインデックスファンドなどをすすめられるケースがありますが、実は、行員の人も商品の内容をよく理解していないケースも多いです。なので、ご自身でしっかりと金融知識をつけておく方が安心です。最近ではお金系のYouTubeも増えたので、人気と実績のある方の動画で学ぶ方法もおすすめです。

「S&P500」等の商品をすすめるYouTubeもよく見かけますが、これは、ニューヨーク証券取引所、NASDAQ等に上場している企業から代表的な500銘柄を時価総額で加重平均され、指数化された株式指数のことです。S&P500に連動するファンドに投資するのも一つのポートフォリオの中の選択だといえます。世の中の情勢に左右はされますが、長期保有をすることでリスクを分散して、利益の安定を図ることができると思います。

3.ポートフォリオから始まるお金の勉強

ポートフォリオから始まるお金の勉強

3-1.金融知識を増やそう

金融知識はとても大切ですが、やはり世界経済の動向で大きく変化してしまうものなので、常に情報をアップデートすることが重要です。金融の世界では、完全な答えがなく、今は良くても10年後は変わっている可能性があります。常に金融商品の情報を手に入れつつ、現在の状況に一番マッチしたものを選ぶことが大切です。

ではどんな風に学び、知識を増やしていけば良いのかを3ステップで紹介します。

ステップ1:本やYouTubeで学ぶ

まずは、興味がある本やYouTubeを見てみましょう。いくつか見ていくうちに共通点が見つかります。金融には商品だけでなく、考え方なども大切なので、それも併せて身に付けておくと良いでしょう。金持ち父さん貧乏父さんなどは、考え方(マインド)から大きく変えてくれる名著なので一度は読んでみると違う世界を垣間見れるのではないでしょうか。

ステップ2:セミナーに参加したり、コンサルを受ける

セミナーやコンサルを受けると、もう少し生の声を聞くことができます。講師の方の実績次第ではいろんな種類の金融商品を知ることができます。そしてフラットな立場で意見をしてもらうことができると新しいチャンスも見込めるでしょう。私の場合、公務員の方に不動産投資をお伝えして、銀行周りや不動産周りに同行した経験があります。失敗も踏まえた上でのアドバイスや各金融機関の情報などもシェアしました。

ステップ3:コミュニティに参加する

講師、コンサル業をしている人の中にはコミュニティを運営している方も多いです。そこでの出会いから、資産運用の経験談を聞けることもあるでしょう。なんといっても、目標達成には同じ未来を目指す人達がいる環境が大きな影響を与えてくれると思います。

おわりに

ポートフォリオの3ステップと学びの3ステップを紹介しましたが、このコラムを読んだ方は、今の資産を書き出したポートフォリオと未来の理想のポートフォリオは必ず作って欲しいと思います。日本人はあまりにもポートフォリオがいい加減なので、現状把握と学びをセットでやっていかないことには、未来の資産構築は難しいと思います。このコラムを通じて、1人でも多くの方に「ポートフォリオ」について考える機会を作ってもらえたら嬉しいです。